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.遠征なんて無理っ!絶対無理っ! 16
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「いいのか? 加減は出来んぞ?」
「加減なんか、いらねぇ……。言っておくけど、別にお前のモノになったわけじゃねぇからな? ヤりたくなったってだけで」
「それでもいい。マナが望むモノならなんでも与えてやろう」
頭を空っぽにすると同時に、金玉も空っぽにして寝落ちする。これが俺の眠れないときにやる睡眠法だ。
ポルノのおかずがない今、使えるものは何でも使ってやる。
それが覇王だろうが丸太だろうがかまわない。確実に俺を気絶させてくれるだろう。
いまさら、貞操なんてどうでもいい。
「さあ! 一思いにずぷりとやってくれ!」
丸太に尻を押し付ける。
……なぜいまゴリゴリに勃ってんのかは、置いておこう。
しかし、しばし待っても衝撃はやってこない。なんで? と思って振り向こうとしたら、ぎゅんって身体を反転させられた。
「うぉっ! いきなりなにすんだよ」
「好き合っている者同士は、こうするのだろう?」
へ? と声を上げる暇もなく、俺のくちびるにぬるりとしたものが触れた。長くて厚くて、熱い。ハオの舌だ。
その舌は俺のくちびるを舐めると、そのまま中に侵入してきた。なんだか、酒に似てる。
とろりとして、気持ちを高ぶらせて、俺を熱くさせる。
「ん、っ……な、んれ、……きす、っん、ふ、ァッ……、は、お……?」
キスなんて、はじめてじゃないか?
しかも、ハオの手は相変わらず俺を抱いたまま、乳首に触れることもなければ尻を撫でるわけでもない。ただ、背に回した掌は俺を壊れ物のように優しく、けれど、しっかりと俺を離さない。
本当の意味で彼女のいなかった俺にとって、こんなディープなキスははじめてだ。きっと、ハオもそうなんだろう。
ときおり歯がぶつかって、舌はたどたどしい。押されたから押し返して、そうしたら今度は頬の内側を舐められた。ちょっとくすぐったいけど、その舌が上あごを通過すると、ほんの少しぞくっとした。
一瞬、怯みかけたけど、ハオの舌は逃がしてくれない。
俺の舌を引っ張り出すようにして絡みつき、また押しつ押されつの繰り返し。
ただ、繰り返していくうちに、ハオはコツをつかみだしていた。
俺がビクつく個所を、正確にとらえ、そこが気持ちがいいところだと、教えてくる。
「ふ、ん……っ、は、お……、くる、し……」
「もう、すこし……」
いったん離れたくちびるが今度は俺のくちびるを食む。その間、少しでも酸素が欲しくて、浅い呼吸をする。
「は、っ、は……、ん、っは……あっ、んっ……」
なんだか、喘いでいるみたいな声が出ていやがおうにも気持ちが昂る。もちろん、チンコも……。
なのにハオは全然触ってくる気配がない。むしろキスに夢中になっている。
これじゃ、俺が、欲しがってるみたいじゃないか……ってそれでいいのか……。
いつものワンピースを捲るつもりで手を下ろしたら、そういえばズボンを履いてることを思い出した。このまましたら、汚れてしまう。
ごそごそとベルトを外して、足で脱ぐ。寒さは、感じなかった。
「加減なんか、いらねぇ……。言っておくけど、別にお前のモノになったわけじゃねぇからな? ヤりたくなったってだけで」
「それでもいい。マナが望むモノならなんでも与えてやろう」
頭を空っぽにすると同時に、金玉も空っぽにして寝落ちする。これが俺の眠れないときにやる睡眠法だ。
ポルノのおかずがない今、使えるものは何でも使ってやる。
それが覇王だろうが丸太だろうがかまわない。確実に俺を気絶させてくれるだろう。
いまさら、貞操なんてどうでもいい。
「さあ! 一思いにずぷりとやってくれ!」
丸太に尻を押し付ける。
……なぜいまゴリゴリに勃ってんのかは、置いておこう。
しかし、しばし待っても衝撃はやってこない。なんで? と思って振り向こうとしたら、ぎゅんって身体を反転させられた。
「うぉっ! いきなりなにすんだよ」
「好き合っている者同士は、こうするのだろう?」
へ? と声を上げる暇もなく、俺のくちびるにぬるりとしたものが触れた。長くて厚くて、熱い。ハオの舌だ。
その舌は俺のくちびるを舐めると、そのまま中に侵入してきた。なんだか、酒に似てる。
とろりとして、気持ちを高ぶらせて、俺を熱くさせる。
「ん、っ……な、んれ、……きす、っん、ふ、ァッ……、は、お……?」
キスなんて、はじめてじゃないか?
しかも、ハオの手は相変わらず俺を抱いたまま、乳首に触れることもなければ尻を撫でるわけでもない。ただ、背に回した掌は俺を壊れ物のように優しく、けれど、しっかりと俺を離さない。
本当の意味で彼女のいなかった俺にとって、こんなディープなキスははじめてだ。きっと、ハオもそうなんだろう。
ときおり歯がぶつかって、舌はたどたどしい。押されたから押し返して、そうしたら今度は頬の内側を舐められた。ちょっとくすぐったいけど、その舌が上あごを通過すると、ほんの少しぞくっとした。
一瞬、怯みかけたけど、ハオの舌は逃がしてくれない。
俺の舌を引っ張り出すようにして絡みつき、また押しつ押されつの繰り返し。
ただ、繰り返していくうちに、ハオはコツをつかみだしていた。
俺がビクつく個所を、正確にとらえ、そこが気持ちがいいところだと、教えてくる。
「ふ、ん……っ、は、お……、くる、し……」
「もう、すこし……」
いったん離れたくちびるが今度は俺のくちびるを食む。その間、少しでも酸素が欲しくて、浅い呼吸をする。
「は、っ、は……、ん、っは……あっ、んっ……」
なんだか、喘いでいるみたいな声が出ていやがおうにも気持ちが昂る。もちろん、チンコも……。
なのにハオは全然触ってくる気配がない。むしろキスに夢中になっている。
これじゃ、俺が、欲しがってるみたいじゃないか……ってそれでいいのか……。
いつものワンピースを捲るつもりで手を下ろしたら、そういえばズボンを履いてることを思い出した。このまましたら、汚れてしまう。
ごそごそとベルトを外して、足で脱ぐ。寒さは、感じなかった。
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