世紀末な転移先で覇王に捕まりました〜この世界で生き抜くなんて無理っ!絶対無理っ!〜

三谷玲

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.女に襲われるなんて無理っ!絶対無理っ! 10

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 寝室につくと抱えられたまま、ベッドに寝転がらされた。もちろんハオも一緒に。
 俺も当たり前のようにハオの腕の中で、眠りにつこうとしていた。
 慣れって怖い。

「女の園はどうだった?」
「うーん。思っていたのとは違ったけど、いいとこだなとは思ったよ。あそこに住みたいくらい」
「オンナになるか?」

 それはチンコ切るってこと、だよな?
 無理無理っ! 絶対無理っ!
 全身で身震いして、拒絶するとハオに笑われた。

「出来るかぎり、マナが過ごしやすいように整える。それまでガマンしてくれ」
「そんなことしてもらっても、俺なんも返せないよ?」

 ユウみたいなチートもないし。もちろん子どもが産めるわけでもない。
 卑下するつもりはないけど、ここでの俺なんてただ色の白い異邦人だ。なんの価値もない。
 素直な気持ちで伝えたら、ハオの腕がぎゅっと俺を抱きしめた。

「俺が、したいんだ」

 耳元で囁かれて、どきりとした。
 どきりとした自分に、驚いた。

 べ、別にこれはときめいたとか、そんなんじゃなくて、単に耳がくすぐったいだけだ。そうだ、そうに決まってる。

「それなら、勝手にすればいい。俺、もう寝るっ」

 まともに返事したら、いけない気がして俺は目を閉じて眠ったふりをした。実際、酒のせいで眠い。
 俺のために過ごしやすいように? それってアンダーウォーカーだから、だよな?
 だとしたらこいつが勝手にするだけだ。俺には関係ない。
 でもまた風呂のときみたいに、みんなに迷惑かけるようなことはして欲しくない。
 俺は……。

 なんて悩んでいたら、ハオがモゾモゾと動き出した。
 寝るって言った手前、じっとガマンしてたら、なんかケツに当たっている。
 いや、ナニかは知ってるけど!

「ハオ、なにして――」

 振り返って見ると、ハオは目を閉じて寝息を立てていた。
 え? まさか、寝てる?
 なに? 寝ぼけてんの?
 驚いてる間にも、ハオのチンコが俺のケツの割れ目にぐりぐりと押し付けられる。

「はな、せっ! ハオっ!」

 くそ! 寝ててもバカ力で、腕から抜けられない。
 むしろ、その手も俺の身体を堪能するように動き出した。

「あっ、バカ……そこは……っふぇん」

 太い指が、乳首をぐりっと押しつぶした。俺が反応したからか、指はそのまま円を描くようにして、ぐりぐり、くるくる、とんとんって……。
 無理っ! こんな執拗に弄られたら、俺の堪え性のないチンコ、勃起しちゃうっ!
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