世紀末な転移先で覇王に捕まりました〜この世界で生き抜くなんて無理っ!絶対無理っ!〜

三谷玲

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.風呂に入れないなんて無理っ!絶対無理っ! 11

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 やっぱり最低。力さえあればいいって世界だからだろうけど、こんなヤツがモテモテだなんて。これまでの俺の苦労はなんだったんだ? って話じゃねぇか。
 サイがひとりに絞れって教えたってことは、この世界にだって愛はあるんだろ?
 なのに、この男は突っ込むだけの孔だと思ってやがる。

「マナの顔は忘れていないぞ」
「は?」
「あれだけ面倒をかけられたのははじめてだからな。それに、具合もよかった。四度もおなじオンナに出したのははじめてだ」
「褒められた気がしねぇ……。だからってヤらねぇからな。自分でなんとかしろよ」
「ほっとけばいずれおさまる」
「もしかして、したことないの? オナニー」
「なんだ? それは」

 知らねぇんだ。そりゃそうか。ヤりたきゃいつでも相手がいるんだもんな。はぁムカつく。

「自分で自分のを握るんだよ、そんでシコって出すの」

 エアでやってみせると、ハオは真面目な顔して自分のチンコに手を伸ばした。

「待て待て。そんなの見せるな」
「間違いがあったらどうする。教えたのならちゃんと教えろ」

 ってなんで俺が。

「そんなの、好きな相手のこととか、エロいこと思いだして擦ってりゃいいだろ」
「……目の前にマナがいれば十分だ」
「俺をおかずにするなっ! ってまだデカくなんのかよっ!」

 お湯の中にあったチンコが水面から飛び出していた。怖っ!
 え?
 ほんとにアレがはいったの? うそだろ?
 あ、半分って言ってたな。
 アレの半分……それでもでけぇ!

「ふっ……うっ……」

 ハオの手の中でチンコはさらにデカくなっていった。いやあれもう、別の生き物だよね。おもしろくなってきた。
 ふっとい雁首のところが気持ちいいのか、そこに輪にした指がかかると、ハオがうめくように声をあげた。
 くぱくぱしだした尿道口にはぷくっと先走りが出てきた。
 おぉ、洋モノAVみてるみたいだ。
 すげぇ……。

「マナもしないのか?」
「なんで俺が」
「勃ってるぞ」
「へ? うそ、なんでっ!?」

 AV見てるときの条件反射か? たしかに俺のチンコがぴこっと勃っていた。

「好きな相手のことか、エロいことだったな? 俺のモノを見て擦ればいい」
「いやいや、いやいやいや!」
「面倒だな。一緒に擦ってやる」

 そんなに広い浴槽じゃない。ハオが手を伸ばせば俺なんかすぐに捕まってしまう。
 腕を引っ張られてハオの膝に乗せられてしまった。
 運悪くお互いのチンコがぶつかった。

 くっ……デカい。しかも熱い。
 逃げる間もなくハオのといっしょに握られると、バキバキの血管が裏筋に触れた。

「ひぁっ、……っ! やば、やめっ」
「悪くないな」

 風呂に浸かったときとおなじように、気持ち良さげな声が聞こえてきた。
 うぅ……。正直、悪くない。
 だいじょうぶ。ケツにいれなきゃセーフ。セーフだ!
 
 ハオは手加減してるのか、やたらゆっくり擦ってきた。むしろおかげでハオのチンコの感触がはっきりと伝わってくる。
 ときおりビクッと脈打つと、不意打ちされて俺まで一緒にビクッてなる。
 やべぇ。気持ちいい……。
 無意識に腰を動かして、押し付けてしまう。
 イきたいっ……!
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