7 / 7
ゲームは開始…しないようです
しおりを挟む
「まだか? まだなのか? 俺の金のたまごはっ!」
「ペニ゠スゥ、うるさい。お前が産むわけじゃないんだから、静かにしてて」
あれからひと月。とうとうシリ・アーナが城勤めを始めるという日なのだが、俺は臨月を迎えていた。たまごでも臨月って言うのかよくわからないけど、とにかく産まれそう。
陣痛ってほどではないけど、胎の中にたまごがいる感覚がして、外に出たがってるのが分かる。人体(?)の不思議。
公爵家の俺の部屋には、産卵用のソファが用意されている。まるで産婦人科の椅子みたいなアレ。自然と足が開くようになっていて、産まれたたまごが割れないように椅子の尻部分には穴があり、その下にはたくさんの柔らかい布が敷かれたかごが置いてある。
さすがに、下半身丸出しというわけではなく、産卵用の尻の部分が開いた手術着のような服を着せられている。ただそこはさすが公爵家。レースにフリルたっぷりの、かわいい俺にぴったりのワンピース仕様だ。
「外に放り出すか?」
「そこまではしなくていいよ、ありがとう。マーラ」
俺の背後にいる過保護な護衛騎士マーラ・デッカは、いまにもペニ゠スゥを摘まみだそうとしているが、それには及ばない。俺が鎖を引っ張ると苦悶の表情を浮かべつつも、蕩けた目でこちらを見ているので、どうやら叱られたかったようだ。産卵準備に入ったら相手をしてやらなかったせいで、寂しかったんだな。
でも、せっかく俺がこうして似合いの贅を凝らした首輪とリードをプレゼントしてあげたっていうのに、これでも足りないってどんだけ?
「この国は、おもしろいネ! たまごを産むのは奴隷だと思ってたカラ、新鮮ダヨ。まさか王太子が奴隷になるなんて」
「帰ったらちゃんと後宮の子たち守ってあげなよ?」
「帰りたくないナァ……」
そう言って、俺の右手を摩るのは我が家に滞在中の東の国の留学生、チン・コウだ。他国の産卵を見たいと言うので、入室を許可した。チン・コウの国では妃の地位は低いらしい。拉致られたら最後、後宮という鳥かごのなかでたまごを産み続けることになる。まさに養鶏場の雌鶏のようだ。
続編では改善されてたから、チン・コウが王になって改革するのかもしれない。そうだといいなぁ。
そんなことを考えていたら、左肩にある重みが震えた。
「心配しなくてもだいじょうぶだよ、ニック」
「この国の行く末を担う子だ。心配は当然だろう?」
いつもは冴え冴えとした怜悧な顔を青くして俺の肩に掛けた手を震わせているのは、宰相の息子ニック・ケインだ。わが従兄弟殿がここまで顔色を変えるのは珍しいので、俺は安心させようと笑って見せた。その笑みに応えるように、ニックも微笑む。スチルでも見たことのない、肩の力の抜けた優しい笑顔はレア中のレアって感じ。
「あ……っ」
それは突然やってきた。四人に見守られて力が抜けたからなのか、はたまたこれ以上胎の中には居られないとたまごが急いたのか。たまごが下りる気配がしたかと思うと、俺のアナルが最大限に開いた。いまならチンコ四本入れられるんじゃないかな、ってくらい、それはもうくぱぁっと。
コダクサーヌの血なのか、産卵には苦痛を伴うと言われているのに、俺の孔からはつるりとたまごが顔を出し、あっという間にかごに落ちた。
「思ったより、楽だったな」
俺が安堵の声をあげると、四人はほっとしたのもつかの間、すぐさま籠の中を見て、そして固まった。
「どうした?」
「金……じゃないっ!」
「赤でもないな」
「コレ、青じゃナイ? 青でよくナイ?」
「青ならこんなに輝いているわけがありません。とはいえ、銀でもないですね」
口々に落胆をにじませた声が聞こえてきて、俺は、やっぱりか……と頭を抱えた。
「俺にも、見せて」
答えは分かっているけど、確認しないとな。四人のうち比較的冷静だったのは、ニックだったようだ。彼はそっとかごを持ち上げると俺に見えるように傾けた。
「何色と言えばよいのか……。ですが、アナ゠ルゥが産んだたまごに間違いはありません。おめでとう、アナ゠ルゥ」
「ありがと、ニック」
俺はまだ温かいたまごをそっと持ち上げて、腕に抱えた。
「これは、たまむしいろっていうんだよ。この子は強くなるな」
「なんで、金じゃないんだっ! アナ゠ルゥ! 俺には浮気するなと言っておきながら、まさか自分は浮気していたのか……っ!」
「はぁ? 俺、お前を満足させてやれば浮気はしないのか? とは聞いたけど、浮気したらダメなんて言ってないじゃん」
俺と融合する前のアナ゠ルゥなら言ったかもしれないけど、ひとつになった俺が浮気をするなとは一度も言っていない。むしろ、浮気しても邪魔しないとまで言った。少子化が進むサンラーン王国でたくさん種をまけるペニ゠スゥにはむしろ浮気してもらってもいいとさえ思ってる。
浮気って言うけど、王太子ルートに入るためには、攻略対象三人とセックスする必要があったんだから仕方ない、仕方ない。
拉致監禁を回避できるランダムアクシデントの悪役令息は俺自身。どうしたものかと思ったが、案外簡単だった。
従兄弟のニック・ケインはどうやら俺に惚れていたらしく、婚約者になったペニ゠スゥをひどくライバル視していた。俺を拉致監禁するよりも、このままふたりが内緒で関係しているほうが、ペニ゠スゥへの嫌がらせにならないか? と提案すると、次期宰相として国王の手綱を握るのにちょうどいいと、ニックは満面の笑みで応えてくれた。
親友だったマーラ・デッカとは体力では負けるけど、柔道の寝技を使った新たな体位を教えることを条件に、護衛騎士になってもらった。おかげで従軍する必要もなく、マーラが戦闘で高揚してオナホ扱いされるのも回避できた。おさななじみの気安さからか、新たな「寝技」開発は順調である。ペアヨガみたいで楽しいし少子化問題解消の一助になるかもしれないので、そのうち国中に広めようかと思っている。
チン・コウの国はいまだにたまごを産める男を奴隷扱いするような国だ。妃だなんだと持ち上げられても嬉しくない。そもそも、チン・コウはそんな国の現状を憂いて留学してきたはずなので、そこを突いた。この国にいる間は俺を好きにしていいけど、チン・コウの国の改革が終らない限り、俺はサンラーンを離れないって。あれ? ってことは続編スタート時に拉致られる可能性あんの? 東国に興味はあるけどかなり遠くて面倒だから、チン・コウにはいっそこのままサンラーンに留まってもらおうかな?
そういうわけで、俺はペニ゠スゥを拉致る前にはすでに三人との会合を済ませていたんだ。準備万端だって言ったろ?
あの後、代わる代わる抱かれるたびに、これ、トゥルーエンドじゃね? って思ってたけど案の定。
俺は『たまむしいろのたまご』を産んでしまった。まだゲーム開始したばかりなのに……。
母性なんて芽生えないかと思ったけど、こうして複雑な色に輝くたまごを見てると、この子の将来が不安になる。
勇者になるこの子は、いずれ赤髪の戦士と、青い目をした格闘家、銀の賢者とそれから、金髪の騎士と共に旅に出る。
「安心しろ、ペニ゠スゥ。ちゃんと金のたまごも産んでやるから」
あと銀と赤と青のたまごも俺が産めば、勇者一行は全員種違いの兄弟ってことになるけど、そのほうが裏切りもないからいいよね?
ほんと、このゲームの攻略対象が四人でよかった!
腹ボテ廃人エンドもいやだけど、腹上死も避けたいからね!
いつまで経っても城に現れないシリ・アーナが男爵から逃げて、黒髪の男と駆け落ちしたって話を聞いたのはそれからしばらく後。その黒髪の男が魔王その人で、シリ・アーナがその尻で改心させたらしいと分かるのは、俺が産んだ勇者が赤青銀金の男たちからケツを狙われ始め、旅立つどころか俺と同じく逆ハーを築くことになるころだった。
おしまい
「ペニ゠スゥ、うるさい。お前が産むわけじゃないんだから、静かにしてて」
あれからひと月。とうとうシリ・アーナが城勤めを始めるという日なのだが、俺は臨月を迎えていた。たまごでも臨月って言うのかよくわからないけど、とにかく産まれそう。
陣痛ってほどではないけど、胎の中にたまごがいる感覚がして、外に出たがってるのが分かる。人体(?)の不思議。
公爵家の俺の部屋には、産卵用のソファが用意されている。まるで産婦人科の椅子みたいなアレ。自然と足が開くようになっていて、産まれたたまごが割れないように椅子の尻部分には穴があり、その下にはたくさんの柔らかい布が敷かれたかごが置いてある。
さすがに、下半身丸出しというわけではなく、産卵用の尻の部分が開いた手術着のような服を着せられている。ただそこはさすが公爵家。レースにフリルたっぷりの、かわいい俺にぴったりのワンピース仕様だ。
「外に放り出すか?」
「そこまではしなくていいよ、ありがとう。マーラ」
俺の背後にいる過保護な護衛騎士マーラ・デッカは、いまにもペニ゠スゥを摘まみだそうとしているが、それには及ばない。俺が鎖を引っ張ると苦悶の表情を浮かべつつも、蕩けた目でこちらを見ているので、どうやら叱られたかったようだ。産卵準備に入ったら相手をしてやらなかったせいで、寂しかったんだな。
でも、せっかく俺がこうして似合いの贅を凝らした首輪とリードをプレゼントしてあげたっていうのに、これでも足りないってどんだけ?
「この国は、おもしろいネ! たまごを産むのは奴隷だと思ってたカラ、新鮮ダヨ。まさか王太子が奴隷になるなんて」
「帰ったらちゃんと後宮の子たち守ってあげなよ?」
「帰りたくないナァ……」
そう言って、俺の右手を摩るのは我が家に滞在中の東の国の留学生、チン・コウだ。他国の産卵を見たいと言うので、入室を許可した。チン・コウの国では妃の地位は低いらしい。拉致られたら最後、後宮という鳥かごのなかでたまごを産み続けることになる。まさに養鶏場の雌鶏のようだ。
続編では改善されてたから、チン・コウが王になって改革するのかもしれない。そうだといいなぁ。
そんなことを考えていたら、左肩にある重みが震えた。
「心配しなくてもだいじょうぶだよ、ニック」
「この国の行く末を担う子だ。心配は当然だろう?」
いつもは冴え冴えとした怜悧な顔を青くして俺の肩に掛けた手を震わせているのは、宰相の息子ニック・ケインだ。わが従兄弟殿がここまで顔色を変えるのは珍しいので、俺は安心させようと笑って見せた。その笑みに応えるように、ニックも微笑む。スチルでも見たことのない、肩の力の抜けた優しい笑顔はレア中のレアって感じ。
「あ……っ」
それは突然やってきた。四人に見守られて力が抜けたからなのか、はたまたこれ以上胎の中には居られないとたまごが急いたのか。たまごが下りる気配がしたかと思うと、俺のアナルが最大限に開いた。いまならチンコ四本入れられるんじゃないかな、ってくらい、それはもうくぱぁっと。
コダクサーヌの血なのか、産卵には苦痛を伴うと言われているのに、俺の孔からはつるりとたまごが顔を出し、あっという間にかごに落ちた。
「思ったより、楽だったな」
俺が安堵の声をあげると、四人はほっとしたのもつかの間、すぐさま籠の中を見て、そして固まった。
「どうした?」
「金……じゃないっ!」
「赤でもないな」
「コレ、青じゃナイ? 青でよくナイ?」
「青ならこんなに輝いているわけがありません。とはいえ、銀でもないですね」
口々に落胆をにじませた声が聞こえてきて、俺は、やっぱりか……と頭を抱えた。
「俺にも、見せて」
答えは分かっているけど、確認しないとな。四人のうち比較的冷静だったのは、ニックだったようだ。彼はそっとかごを持ち上げると俺に見えるように傾けた。
「何色と言えばよいのか……。ですが、アナ゠ルゥが産んだたまごに間違いはありません。おめでとう、アナ゠ルゥ」
「ありがと、ニック」
俺はまだ温かいたまごをそっと持ち上げて、腕に抱えた。
「これは、たまむしいろっていうんだよ。この子は強くなるな」
「なんで、金じゃないんだっ! アナ゠ルゥ! 俺には浮気するなと言っておきながら、まさか自分は浮気していたのか……っ!」
「はぁ? 俺、お前を満足させてやれば浮気はしないのか? とは聞いたけど、浮気したらダメなんて言ってないじゃん」
俺と融合する前のアナ゠ルゥなら言ったかもしれないけど、ひとつになった俺が浮気をするなとは一度も言っていない。むしろ、浮気しても邪魔しないとまで言った。少子化が進むサンラーン王国でたくさん種をまけるペニ゠スゥにはむしろ浮気してもらってもいいとさえ思ってる。
浮気って言うけど、王太子ルートに入るためには、攻略対象三人とセックスする必要があったんだから仕方ない、仕方ない。
拉致監禁を回避できるランダムアクシデントの悪役令息は俺自身。どうしたものかと思ったが、案外簡単だった。
従兄弟のニック・ケインはどうやら俺に惚れていたらしく、婚約者になったペニ゠スゥをひどくライバル視していた。俺を拉致監禁するよりも、このままふたりが内緒で関係しているほうが、ペニ゠スゥへの嫌がらせにならないか? と提案すると、次期宰相として国王の手綱を握るのにちょうどいいと、ニックは満面の笑みで応えてくれた。
親友だったマーラ・デッカとは体力では負けるけど、柔道の寝技を使った新たな体位を教えることを条件に、護衛騎士になってもらった。おかげで従軍する必要もなく、マーラが戦闘で高揚してオナホ扱いされるのも回避できた。おさななじみの気安さからか、新たな「寝技」開発は順調である。ペアヨガみたいで楽しいし少子化問題解消の一助になるかもしれないので、そのうち国中に広めようかと思っている。
チン・コウの国はいまだにたまごを産める男を奴隷扱いするような国だ。妃だなんだと持ち上げられても嬉しくない。そもそも、チン・コウはそんな国の現状を憂いて留学してきたはずなので、そこを突いた。この国にいる間は俺を好きにしていいけど、チン・コウの国の改革が終らない限り、俺はサンラーンを離れないって。あれ? ってことは続編スタート時に拉致られる可能性あんの? 東国に興味はあるけどかなり遠くて面倒だから、チン・コウにはいっそこのままサンラーンに留まってもらおうかな?
そういうわけで、俺はペニ゠スゥを拉致る前にはすでに三人との会合を済ませていたんだ。準備万端だって言ったろ?
あの後、代わる代わる抱かれるたびに、これ、トゥルーエンドじゃね? って思ってたけど案の定。
俺は『たまむしいろのたまご』を産んでしまった。まだゲーム開始したばかりなのに……。
母性なんて芽生えないかと思ったけど、こうして複雑な色に輝くたまごを見てると、この子の将来が不安になる。
勇者になるこの子は、いずれ赤髪の戦士と、青い目をした格闘家、銀の賢者とそれから、金髪の騎士と共に旅に出る。
「安心しろ、ペニ゠スゥ。ちゃんと金のたまごも産んでやるから」
あと銀と赤と青のたまごも俺が産めば、勇者一行は全員種違いの兄弟ってことになるけど、そのほうが裏切りもないからいいよね?
ほんと、このゲームの攻略対象が四人でよかった!
腹ボテ廃人エンドもいやだけど、腹上死も避けたいからね!
いつまで経っても城に現れないシリ・アーナが男爵から逃げて、黒髪の男と駆け落ちしたって話を聞いたのはそれからしばらく後。その黒髪の男が魔王その人で、シリ・アーナがその尻で改心させたらしいと分かるのは、俺が産んだ勇者が赤青銀金の男たちからケツを狙われ始め、旅立つどころか俺と同じく逆ハーを築くことになるころだった。
おしまい
20
お気に入りに追加
116
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
悪役令息の七日間
リラックス@ピロー
BL
唐突に前世を思い出した俺、ユリシーズ=アディンソンは自分がスマホ配信アプリ"王宮の花〜神子は7色のバラに抱かれる〜"に登場する悪役だと気付く。しかし思い出すのが遅過ぎて、断罪イベントまで7日間しか残っていない。
気づいた時にはもう遅い、それでも足掻く悪役令息の話。【お知らせ:2024年1月18日書籍発売!】
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞

悪役令息シャルル様はドSな家から脱出したい
椿
BL
ドSな両親から生まれ、使用人がほぼ全員ドMなせいで、本人に特殊な嗜好はないにも関わらずSの振る舞いが発作のように出てしまう(不本意)シャルル。
その悪癖を正しく自覚し、学園でも息を潜めるように過ごしていた彼だが、ひょんなことからみんなのアイドルことミシェル(ドM)に懐かれてしまい、ついつい出てしまう暴言に周囲からの勘違いは加速。婚約者である王子の二コラにも「甘えるな」と冷たく突き放され、「このままなら婚約を破棄する」と言われてしまって……。
婚約破棄は…それだけは困る!!王子との、ニコラとの結婚だけが、俺があのドSな実家から安全に抜け出すことができる唯一の希望なのに!!
婚約破棄、もとい安全な家出計画の破綻を回避するために、SとかMとかに囲まれてる悪役令息(勘違い)受けが頑張る話。
攻めズ
ノーマルなクール王子
ドMぶりっ子
ドS従者
×
Sムーブに悩むツッコミぼっち受け
作者はSMについて無知です。温かい目で見てください。

乙女ゲームのサポートメガネキャラに転生しました
西楓
BL
乙女ゲームのサポートキャラとして転生した俺は、ヒロインと攻略対象を無事くっつけることが出来るだろうか。どうやらヒロインの様子が違うような。距離の近いヒロインに徐々に不信感を抱く攻略対象。何故か攻略対象が接近してきて…
ほのほのです。
※有難いことに別サイトでその後の話をご希望されました(嬉しい😆)ので追加いたしました。

婚約破棄された悪役令息は従者に溺愛される
田中
BL
BLゲームの悪役令息であるリアン・ヒスコックに転生してしまった俺は、婚約者である第二王子から断罪されるのを待っていた!
なぜなら断罪が領地で療養という軽い処置だから。
婚約破棄をされたリアンは従者のテオと共に領地の屋敷で暮らすことになるが何気ないリアンの一言で、テオがリアンにぐいぐい迫ってきてーー?!
従者×悪役令息

シナリオ回避失敗して投獄された悪役令息は隊長様に抱かれました
無味無臭(不定期更新)
BL
悪役令嬢の道連れで従兄弟だった僕まで投獄されることになった。
前世持ちだが結局役に立たなかった。
そもそもシナリオに抗うなど無理なことだったのだ。
そんなことを思いながら収監された牢屋で眠りについた。
目を覚ますと僕は見知らぬ人に抱かれていた。
…あれ?
僕に風俗墜ちシナリオありましたっけ?


ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる