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僕と廃工場は似ている
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ずっと、ずっとだ。
親からも家族とは認識してもらえなかった。学校だって誰からも相手にされなかった。
ずっとだからもう、それが可哀相だとか分からない。
熱血教師みたいな人は可哀相な僕をクラスに馴染ませようと努力してたけど、誰も僕と関わろうとしない。先生はそのうちなぜお前は努力しないんだって言うけど、だってこれまで誰とも関係を築けなかったのだから、やり方すら分からないんだ。僕が何も言わないでいたら、結局先生もまた僕の存在を無視するようになった。
いないほうが世界は回るから。
帰っても意味がないから、土手を歩いて時間を潰して帰るのが日課になったある日。遠くに見える廃工場をどうしても今日は近くで見たくて少し足を延ばした。
遠くから見る廃工場は存在するのに誰からも必要とされてないところが僕に似てる気がして、勝手に親近感を抱いていた。
なのに、そこには人がいた。
僕は廃工場よりも”可哀相”みたいだ。
残念な気持ちでその場から立ち去ろうと思ったら腕を掴まれた。
「なにしにきたの? こんなとこに」
「ボクチャンが来るようなとこじゃないんだけど、何の用?」
僕に話し掛ける人なんてめったにいないからなんて答えていいか分からない。五、六人の男たちはみな髪を染め、ピアスや指輪なんかのアクセサリーをしていて、ギラギラしてる感じ。
「最近喧嘩もなくなって暇だし、腕も鈍ってきたから、これ、サンドバックにでもしようか」
「すぐ、壊れそ」
「それよりもさ……」
「うわ、お前最低、でも確かに……」
口々に何か言ってるけどこれは僕に言ってるわけではなさそう。なぜか廃工場の中に引き込まれていたけど、そろそろ帰らないと鍵が閉まってしまう。そうなると野宿するところ探さないと……。
「あの、僕、寝るとこ探さないと」
「なんだ? 家出か?」
「ベッドならあるぜ」
いい人たちなんだろうか? 見た目で判断してはいけないとあの熱血教師も言っていた。いや、それは僕についてのことだったけど。みんなでがやがや喋ってたけど寝るとこ貸してくれるならそれはそれでいいかも。今から帰って閉め出されるよりはマシな気がする。
廃工場の事務所部分らしきところはそれなりの設備が整っていた。電気代どうしてるんだろうかとかここまでどうやって持ってきたのかわからない大きなベッドとか。とにかく一晩過ごすのは問題なさげ。
彼らは僕をベッドに座らせるとなぜか一緒に座った。
「じゃ、やるか」
その合図とともに彼らは僕の荷物を放りなげ、服を剥いだ。文字通り破り捨てるように投げ捨てられてる制服を見て、また怒られるなとぼんやり思った。そっか、これきっとレイプされるんだなって気付いた。あまりに人と接していないから好意と悪意の区別もつかなかった……。
裸にされてあちこち触られていろんなことを言われて。
誰にも見てもらうことのなかった僕にたくさんの視線が浴びせられた。
口に突っ込まれた男のちんちんは汚いし臭いしデカかった。。
なにかを塗り込まれ、多分大人のオモチャ? を挿れられた僕のお尻の孔はびっくりするくらい拡げられていた。
多分これはレイプで僕は被害者で彼らがしていることは犯罪。
それでも誰かとの接触に少なからず僕は興奮していた
これまでの人生でこんなに人と関わったのって初めてだ。
「抵抗しないんだ? 慣れてんの?」
「そろそろこっちも良さそうだな」
首を横に振って否定したけど多分、そんなの気にもとめてないだろう。
オモチャが抜き取られたそこはぽっかりと口を開いてるのが自分でもわかるくらい、そこにオモチャじゃない人肌が当たって、身震いした。
前にいる男も、後ろにいる男も、残りの何人かも、みんなが僕を見てる。
ずんという衝撃で口の中のちんちんが奥に突き刺さった。
「んっんんっ」
痛いのと息苦しいのとで身体が思うように動けなくて髪を掴まれた。
「ほらお口止まってるよ?」
僕の髪を掴んだ男はそのまま頭ごと動かして口の中を犯していく。
喉の奥に当たると吐き気がする。
「んぐっ」
「お、ムリヤリが好きみたいだぜ?締まった」
吐き気を我慢したから身体が緊張したのだけどそれがお尻の孔を締めることになってしまった。ギチギチだったそこが更にキツくなってるところを男が無理やり動く。
「うわぁ変態かよ」
「そりゃそうだろ?じゃなきゃこんなあっさりはいんねぇよ」
「んんーんっっ」
違うって言おうと思ったけど躊躇った。
ムリヤリはイヤだけど、僕の存在を認識されてるだけでこんなに興奮してる僕は、多分変態だから。
親からも家族とは認識してもらえなかった。学校だって誰からも相手にされなかった。
ずっとだからもう、それが可哀相だとか分からない。
熱血教師みたいな人は可哀相な僕をクラスに馴染ませようと努力してたけど、誰も僕と関わろうとしない。先生はそのうちなぜお前は努力しないんだって言うけど、だってこれまで誰とも関係を築けなかったのだから、やり方すら分からないんだ。僕が何も言わないでいたら、結局先生もまた僕の存在を無視するようになった。
いないほうが世界は回るから。
帰っても意味がないから、土手を歩いて時間を潰して帰るのが日課になったある日。遠くに見える廃工場をどうしても今日は近くで見たくて少し足を延ばした。
遠くから見る廃工場は存在するのに誰からも必要とされてないところが僕に似てる気がして、勝手に親近感を抱いていた。
なのに、そこには人がいた。
僕は廃工場よりも”可哀相”みたいだ。
残念な気持ちでその場から立ち去ろうと思ったら腕を掴まれた。
「なにしにきたの? こんなとこに」
「ボクチャンが来るようなとこじゃないんだけど、何の用?」
僕に話し掛ける人なんてめったにいないからなんて答えていいか分からない。五、六人の男たちはみな髪を染め、ピアスや指輪なんかのアクセサリーをしていて、ギラギラしてる感じ。
「最近喧嘩もなくなって暇だし、腕も鈍ってきたから、これ、サンドバックにでもしようか」
「すぐ、壊れそ」
「それよりもさ……」
「うわ、お前最低、でも確かに……」
口々に何か言ってるけどこれは僕に言ってるわけではなさそう。なぜか廃工場の中に引き込まれていたけど、そろそろ帰らないと鍵が閉まってしまう。そうなると野宿するところ探さないと……。
「あの、僕、寝るとこ探さないと」
「なんだ? 家出か?」
「ベッドならあるぜ」
いい人たちなんだろうか? 見た目で判断してはいけないとあの熱血教師も言っていた。いや、それは僕についてのことだったけど。みんなでがやがや喋ってたけど寝るとこ貸してくれるならそれはそれでいいかも。今から帰って閉め出されるよりはマシな気がする。
廃工場の事務所部分らしきところはそれなりの設備が整っていた。電気代どうしてるんだろうかとかここまでどうやって持ってきたのかわからない大きなベッドとか。とにかく一晩過ごすのは問題なさげ。
彼らは僕をベッドに座らせるとなぜか一緒に座った。
「じゃ、やるか」
その合図とともに彼らは僕の荷物を放りなげ、服を剥いだ。文字通り破り捨てるように投げ捨てられてる制服を見て、また怒られるなとぼんやり思った。そっか、これきっとレイプされるんだなって気付いた。あまりに人と接していないから好意と悪意の区別もつかなかった……。
裸にされてあちこち触られていろんなことを言われて。
誰にも見てもらうことのなかった僕にたくさんの視線が浴びせられた。
口に突っ込まれた男のちんちんは汚いし臭いしデカかった。。
なにかを塗り込まれ、多分大人のオモチャ? を挿れられた僕のお尻の孔はびっくりするくらい拡げられていた。
多分これはレイプで僕は被害者で彼らがしていることは犯罪。
それでも誰かとの接触に少なからず僕は興奮していた
これまでの人生でこんなに人と関わったのって初めてだ。
「抵抗しないんだ? 慣れてんの?」
「そろそろこっちも良さそうだな」
首を横に振って否定したけど多分、そんなの気にもとめてないだろう。
オモチャが抜き取られたそこはぽっかりと口を開いてるのが自分でもわかるくらい、そこにオモチャじゃない人肌が当たって、身震いした。
前にいる男も、後ろにいる男も、残りの何人かも、みんなが僕を見てる。
ずんという衝撃で口の中のちんちんが奥に突き刺さった。
「んっんんっ」
痛いのと息苦しいのとで身体が思うように動けなくて髪を掴まれた。
「ほらお口止まってるよ?」
僕の髪を掴んだ男はそのまま頭ごと動かして口の中を犯していく。
喉の奥に当たると吐き気がする。
「んぐっ」
「お、ムリヤリが好きみたいだぜ?締まった」
吐き気を我慢したから身体が緊張したのだけどそれがお尻の孔を締めることになってしまった。ギチギチだったそこが更にキツくなってるところを男が無理やり動く。
「うわぁ変態かよ」
「そりゃそうだろ?じゃなきゃこんなあっさりはいんねぇよ」
「んんーんっっ」
違うって言おうと思ったけど躊躇った。
ムリヤリはイヤだけど、僕の存在を認識されてるだけでこんなに興奮してる僕は、多分変態だから。
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