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涙だけが知っている
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頭を叩かれてふと気付いた。確か、友達と占いに来たハズなんだが……。ここはどこだ?
都内某所に出没するという占い師はよく当たると評判で、彼に会えるだけでも奇跡的と言われていた。
友達と冗談半分で街を探していたら、幸運にもその占い師を見つけた。
トレードマークの作務衣と首から下げた数珠、頭から布を被った、如何にも胡散臭そうな出で立ち。
いくつか占ってもらって、金払って……。それから全く思い出せない。
動かせるのは目だけ。見えるのは汚い部屋に汚い男の身体。目の前にあるのは毛とシミがついたでっぷりとした腹。その下にはもじゃもじゃした陰毛と赤黒くグロテスクなちんこ。
そこに黒く日に焼けた手にシルバーの見慣れたリング。
(俺の、手? いや、だって俺、手を動かしてるつもりは……)
動かない身体は何一つ拘束されてるわけではなかった。ただ、自分の意志で動かせないだけだった。
俺の手だけど俺の手ではないものが、その汚い男のちんこに触れる。
伝わる感覚はリアルだ。
熱く脈打ち、表面は柔らかいが、芯のあるそれ。
(気持ちわりぃ!)
なのに俺の身体はそのちんこに近付いて、鼻をこすりつけその臭いを吸い込んだ。
(か、身体が勝手に!!)
「意識だけ残してヤるのマジ最高!」
(くっさ…鼻もげそうなのに、臭い嗅ぐの止められないっ)
臭すぎるちんこなんかに近寄りたくもないし、臭いだって嗅ぎたくないのに、なぜか俺の身体は俺の意志に反して何度もその臭いを吸い込む。
臭くて頭がおかしくなりそうだ。
よく見ればカスまでついてる。
「はぁーイケメンにこんなことさせられるんだから催眠術すげぇわ」
(うわぁ開きたくないのに勝手に口がっ)
催眠術? そんなことより、今は俺の口は大きく開き今にもそのちんこを飲み込もうとしている。舌を突き出し先端が触れた。気持ち悪くて反射的にえずきそうになる。唯一動かせる目だけで男を睨みつけた。
「へぇ~ほんとに嫌なことだとそうなるんだ。気持ち悪いのに吐けないなんてかわいそうにねぇ」
吐きそうになるのを身体がムリヤリ飲み込んだ。一口ゲロを飲み込んだときみたいに、喉奥に酸味が広がった。身体が痙攣する。
それなのに俺の舌は絶え間なく男のちんこを舐めている。先端は俺の唾液でべちゃべちゃになり、垂れた涎が裏筋から俺の手に零れ落ちる。それを潤滑油にして俺の手はそのまま男のちんこを上下すると、男は呻き声を上げた。
「お゛ぉ゛、いいぞ。イケメンはフェラも得意なのか? あ? 俺みたいな、底辺のおっさんのちんぽこ、美味いか?」
美味いわけがない、なのに俺の頭は首を縦に振りそれを頬張った。自分の唾液と男の汗とチンカスの臭いが口中に溢れる。口をすぼめて前後させ口全体でちんこを擦り上げる。
理由は分からないがこの男が元凶だということははっきりしてる。俺は出来る限り睨んだ。それだけが唯一俺が男にできる抵抗だった。
「あぁそろそろその不満気な目つきにも飽きてきたわ」
男はそういうと俺の頭をぽんと叩いた。
「どう? 美味い?」
「はぃっ♡ごしゅじん、さまの、おちんぽ♡美味しい、れしゅ♡はやく、ザーメン、も♡たっぷり、飲ませて♡くださいっ♡あんっ♡おっきくなった♡嬉しい♡俺のお口はぁ、ご主人様の、オナホールなのでぇ♡好きな時に、好きなように、使って♡くださいっ♡」
あぁなんていい匂いなんだ。こんな匂いをしたご主人様のおちんぽを咥えさせていただけるなんて、俺はなんて幸せなんだ。はぁもっと頑張っていっぱい出してもらわないと。
ご主人様をうっとり見つめる俺の目からぽろりと涙が零れた。
あれ? 嬉しいはずなのに、なぜ?
都内某所に出没するという占い師はよく当たると評判で、彼に会えるだけでも奇跡的と言われていた。
友達と冗談半分で街を探していたら、幸運にもその占い師を見つけた。
トレードマークの作務衣と首から下げた数珠、頭から布を被った、如何にも胡散臭そうな出で立ち。
いくつか占ってもらって、金払って……。それから全く思い出せない。
動かせるのは目だけ。見えるのは汚い部屋に汚い男の身体。目の前にあるのは毛とシミがついたでっぷりとした腹。その下にはもじゃもじゃした陰毛と赤黒くグロテスクなちんこ。
そこに黒く日に焼けた手にシルバーの見慣れたリング。
(俺の、手? いや、だって俺、手を動かしてるつもりは……)
動かない身体は何一つ拘束されてるわけではなかった。ただ、自分の意志で動かせないだけだった。
俺の手だけど俺の手ではないものが、その汚い男のちんこに触れる。
伝わる感覚はリアルだ。
熱く脈打ち、表面は柔らかいが、芯のあるそれ。
(気持ちわりぃ!)
なのに俺の身体はそのちんこに近付いて、鼻をこすりつけその臭いを吸い込んだ。
(か、身体が勝手に!!)
「意識だけ残してヤるのマジ最高!」
(くっさ…鼻もげそうなのに、臭い嗅ぐの止められないっ)
臭すぎるちんこなんかに近寄りたくもないし、臭いだって嗅ぎたくないのに、なぜか俺の身体は俺の意志に反して何度もその臭いを吸い込む。
臭くて頭がおかしくなりそうだ。
よく見ればカスまでついてる。
「はぁーイケメンにこんなことさせられるんだから催眠術すげぇわ」
(うわぁ開きたくないのに勝手に口がっ)
催眠術? そんなことより、今は俺の口は大きく開き今にもそのちんこを飲み込もうとしている。舌を突き出し先端が触れた。気持ち悪くて反射的にえずきそうになる。唯一動かせる目だけで男を睨みつけた。
「へぇ~ほんとに嫌なことだとそうなるんだ。気持ち悪いのに吐けないなんてかわいそうにねぇ」
吐きそうになるのを身体がムリヤリ飲み込んだ。一口ゲロを飲み込んだときみたいに、喉奥に酸味が広がった。身体が痙攣する。
それなのに俺の舌は絶え間なく男のちんこを舐めている。先端は俺の唾液でべちゃべちゃになり、垂れた涎が裏筋から俺の手に零れ落ちる。それを潤滑油にして俺の手はそのまま男のちんこを上下すると、男は呻き声を上げた。
「お゛ぉ゛、いいぞ。イケメンはフェラも得意なのか? あ? 俺みたいな、底辺のおっさんのちんぽこ、美味いか?」
美味いわけがない、なのに俺の頭は首を縦に振りそれを頬張った。自分の唾液と男の汗とチンカスの臭いが口中に溢れる。口をすぼめて前後させ口全体でちんこを擦り上げる。
理由は分からないがこの男が元凶だということははっきりしてる。俺は出来る限り睨んだ。それだけが唯一俺が男にできる抵抗だった。
「あぁそろそろその不満気な目つきにも飽きてきたわ」
男はそういうと俺の頭をぽんと叩いた。
「どう? 美味い?」
「はぃっ♡ごしゅじん、さまの、おちんぽ♡美味しい、れしゅ♡はやく、ザーメン、も♡たっぷり、飲ませて♡くださいっ♡あんっ♡おっきくなった♡嬉しい♡俺のお口はぁ、ご主人様の、オナホールなのでぇ♡好きな時に、好きなように、使って♡くださいっ♡」
あぁなんていい匂いなんだ。こんな匂いをしたご主人様のおちんぽを咥えさせていただけるなんて、俺はなんて幸せなんだ。はぁもっと頑張っていっぱい出してもらわないと。
ご主人様をうっとり見つめる俺の目からぽろりと涙が零れた。
あれ? 嬉しいはずなのに、なぜ?
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