11 / 98
第一部 勇者パーティ追放編
11 その頃の勇者パーティは①
しおりを挟む
俺は第四王子のアーサー。勇者パーティの勇者でリーダーをしている。
実力のないくせに口ごたえをする偽聖女を追放して、パーティのお荷物がいなくなった。やることなすこと文句を言ってきて、パーティ運営に支障をきたしていたから辞めてもらった。
あの口だけ偽聖女を追い出すことができて、心からせいせいしている。
「次は迷宮のダンジョンを攻略しよう」
「いいですわね!」
俺の提案に、聖女ソニアはすぐに賛成してくれた。他の二人のメンバーからも賛成をもらった。
ほら、あの女がいなければ、こんなにすんなりいく。
偽聖女は否定から入る女だった。しっかり調査してから行き先を決めなければ、とストップをかけられていただろう。勇者パーティには、勢いが大事なんだ。グズグスしてられない。やると決めたときが、やるタイミングだ。
「敵のねぐらまで一気に行こう。フィアル、転移魔法を頼む」
今までロザリーが担当していた転移魔法をするように、フィアルに指示した。魔法使いなら誰でも簡単にできるだろう。しかし……。
「できかねます。俺の転移魔法だと、人の重みで音が発生して敵に気づかれるでしょう」
「は? ロザリーができていたことが、お前にできないのか?」
挑発するように言うと、フィアルは涼しげな表情を変えずに口を開いた。
「音を吸収させるには、魔法でクッションを発生させる必要があります。長距離をピンポイントで魔法をかけるのはどんなに難しいことか、ご存知ではないですか?」
そう言われると、音の発生させない転移魔法が難しいような気がしてきた。魔法は専門分野外だ。知らなかったことを恥ずかしく思うことはない。
たまたま、ロザリーが転移魔法に長けていただけだ。興を削がれたがまあいい。
「フィアル。魔法使いの常識を振りかざすのは良くないな」
「常識を振りかざしているのではなく、アーサーさまはこのパーティのリーダーですから、魔法使いのことを知ってもらってもいいのかなと思っただけです」
フィアルは少し変わったところがある。パーティの最年少なのに物怖じせず正論を言って、人を寄せ付けない雰囲気がある。
ここは年上の俺が一歩引くのが正解だろう。
「迷宮のダンジョンの前まで移動できれば問題ない。行くぞ」
「……わかりました」
仕方がないが、少し妥協するしかない。フィアルができる範囲の転移魔法を指示した。寛容だな、俺は。
迷宮ダンジョンの中腹までは問題なかった。
俺と女剣士のネイヴァが魔物を切り払い、魔法使いフィアルが後方支援、聖女が戦闘後のかすり傷の治療をしてくれる。
中腹まで行くと、スライムなどの雑魚の魔物ばかりではなく、少々手こずる魔物に遭遇した。
「グァーッ!」
羽を背中に生やした複数のゴブリンが、チェーンに繋がれた鎌を振り回して牽制している。
中級の魔物でAランクが一人いれば討伐可能。SSSランクの俺には正直敵にはならないが、空中移動ができるとは厄介だ。
俺は先陣を切る。
壁を走り上がって、剣を振るった。
剣戟がヒットし、ゴブリンが絶命する。
まずは一体。と、リーダー自ら見本を見せた。
「ネイヴァ、お前にもできるはずだ!」
「はい!」
声がけをしてパーティの士気を上げる。一体ずつ確実に仕留めるのが大事だ。
ゴブリンの二体が俺を挟み撃ちしてきた。連携して攻撃してくるとは、頭を使ってきたな。ネイヴァが一体を追っているが、彼女の足では間に合わない。
俺は多少の痛みを覚悟した。
ゴブリンのチェーンを素手で掴み、手繰り寄せる。ゴブリンの動きを封じて、もう一体のゴブリンに投げつけた。
「グアアアアアッ!」
見事、命中。二体とも地面に叩きつけられて、目を回している。
掴んだ摩擦で手が痛むが、聖女の回復魔法ですぐに治るだろう。
「……まあ、こんなもんか」
「さすが、アーサーさまですわ!」
ソニアが手の傷に気がついたのか、心配そうな顔で駆け寄ってきた。
俺は舌打ちしそうになった。
まだ、敵が数体いるのに油断している。無事を確認する前に、回復魔法をかけるのが先だろう。
左右に飛んでゴブリンの攻撃を避け、目が合ったソニアに向かって叫んだ。
「ソニア、回復魔法だ!」
「え、あ……はい!」
そうこうしているうちに、ゴブリンが集団で襲いかかってきた。
ソニアの回復魔法を待たずに応戦する。手がジンジン痛んだが仕方ない。
今まではロザリーと二人で回復を担っていたが、一人となって、調子が出ないだけだろう。
そう軽く考えていたが、ソニアの不調は戦闘が終わるまで続いた。
ソニアから「回復中は動かないでくださいませ」と言われたが、敵が襲いかかってくるのに動かないわけにはいかない。俺が一歩でも動くと回復魔法が届かないらしい。次のゴブリンがやってきて、回復魔法が中断されることの繰り返しだ。
ロザリーがいた頃は戦闘しながらでも、回復してくれたのに。
多少の痛みは気力で凌いだが……全てのゴブリンを倒す頃には、今までにはなかった疲労感でいっぱいになっていた。
「治りました」
「ああ……ありがとう」
ロザリーが回復魔法で治癒をしてくれるが、心の疲労までは治らなかった。これからの戦闘のことを考えると頭が痛い。
行先に追放したはずのロザリーが見えたのは幻覚だろうか。
いや違う。道をふさぐように立っていたロザリーが、俺に駆け寄ってきた。風に乗って、ふわりと花のようないい匂いが鼻腔をくすぐる。
なんだ? また雇ってくれとでも言いにきたのか?
「アーサーさま。私、やっぱりパーティを辞めたくありません」
やはりな。内心ニヤリとした。
他のパーティにも貰い手がいないと思ったんだ。
「そう言われてもな……」
言葉を濁しつつ、難しい顔を作った。
一度は断っておくのが、交渉を有利に進めるテクニックだ。「無理を言って申し訳ない」と、相手が下手に出てくるのを待って会話の主導権を握る。
転移魔法や回復魔法が上手なロザリーがいればマイナスには働かないだろう。理由をつけてパーティを追い出したのは、見目麗しいソニアを婚約者にしたかったからだ。
俺の思惑通りに、ロザリーはペコペコと頭を下げてきた。
「回復魔法では冒険者にはなれないと痛感しました。私の居場所はこのパーティしかありません。荷物持ちでも、なんでもやります!」
俺を頼ってくるとは可愛いところもあるじゃないか。
雇ってやらないことはない。
「ロザリーは一度辞めたから、今までのような待遇は保証できない。他のメンバーも君を辞める前と同じに扱っては許さないだろう。それでもいいか?」
「いいんですか!? もちろんです!」
ロザリーのやる気に満ちた返事を聞いて、思わずニヤリとした。これで戦闘中の回復魔法に困らずに済む。
全ては俺の思い通りに進んでいた。
ソニアの「アーサーさま!」と叫ぶ声が遠くに聞こえた。
こんなはずではなかった。と気づいたのは、食人花の口が開いて、頭を喰われたときだった。旅人を誘惑魔法で足止めして、油断した隙に喰う魔物がそこにいた。
実力のないくせに口ごたえをする偽聖女を追放して、パーティのお荷物がいなくなった。やることなすこと文句を言ってきて、パーティ運営に支障をきたしていたから辞めてもらった。
あの口だけ偽聖女を追い出すことができて、心からせいせいしている。
「次は迷宮のダンジョンを攻略しよう」
「いいですわね!」
俺の提案に、聖女ソニアはすぐに賛成してくれた。他の二人のメンバーからも賛成をもらった。
ほら、あの女がいなければ、こんなにすんなりいく。
偽聖女は否定から入る女だった。しっかり調査してから行き先を決めなければ、とストップをかけられていただろう。勇者パーティには、勢いが大事なんだ。グズグスしてられない。やると決めたときが、やるタイミングだ。
「敵のねぐらまで一気に行こう。フィアル、転移魔法を頼む」
今までロザリーが担当していた転移魔法をするように、フィアルに指示した。魔法使いなら誰でも簡単にできるだろう。しかし……。
「できかねます。俺の転移魔法だと、人の重みで音が発生して敵に気づかれるでしょう」
「は? ロザリーができていたことが、お前にできないのか?」
挑発するように言うと、フィアルは涼しげな表情を変えずに口を開いた。
「音を吸収させるには、魔法でクッションを発生させる必要があります。長距離をピンポイントで魔法をかけるのはどんなに難しいことか、ご存知ではないですか?」
そう言われると、音の発生させない転移魔法が難しいような気がしてきた。魔法は専門分野外だ。知らなかったことを恥ずかしく思うことはない。
たまたま、ロザリーが転移魔法に長けていただけだ。興を削がれたがまあいい。
「フィアル。魔法使いの常識を振りかざすのは良くないな」
「常識を振りかざしているのではなく、アーサーさまはこのパーティのリーダーですから、魔法使いのことを知ってもらってもいいのかなと思っただけです」
フィアルは少し変わったところがある。パーティの最年少なのに物怖じせず正論を言って、人を寄せ付けない雰囲気がある。
ここは年上の俺が一歩引くのが正解だろう。
「迷宮のダンジョンの前まで移動できれば問題ない。行くぞ」
「……わかりました」
仕方がないが、少し妥協するしかない。フィアルができる範囲の転移魔法を指示した。寛容だな、俺は。
迷宮ダンジョンの中腹までは問題なかった。
俺と女剣士のネイヴァが魔物を切り払い、魔法使いフィアルが後方支援、聖女が戦闘後のかすり傷の治療をしてくれる。
中腹まで行くと、スライムなどの雑魚の魔物ばかりではなく、少々手こずる魔物に遭遇した。
「グァーッ!」
羽を背中に生やした複数のゴブリンが、チェーンに繋がれた鎌を振り回して牽制している。
中級の魔物でAランクが一人いれば討伐可能。SSSランクの俺には正直敵にはならないが、空中移動ができるとは厄介だ。
俺は先陣を切る。
壁を走り上がって、剣を振るった。
剣戟がヒットし、ゴブリンが絶命する。
まずは一体。と、リーダー自ら見本を見せた。
「ネイヴァ、お前にもできるはずだ!」
「はい!」
声がけをしてパーティの士気を上げる。一体ずつ確実に仕留めるのが大事だ。
ゴブリンの二体が俺を挟み撃ちしてきた。連携して攻撃してくるとは、頭を使ってきたな。ネイヴァが一体を追っているが、彼女の足では間に合わない。
俺は多少の痛みを覚悟した。
ゴブリンのチェーンを素手で掴み、手繰り寄せる。ゴブリンの動きを封じて、もう一体のゴブリンに投げつけた。
「グアアアアアッ!」
見事、命中。二体とも地面に叩きつけられて、目を回している。
掴んだ摩擦で手が痛むが、聖女の回復魔法ですぐに治るだろう。
「……まあ、こんなもんか」
「さすが、アーサーさまですわ!」
ソニアが手の傷に気がついたのか、心配そうな顔で駆け寄ってきた。
俺は舌打ちしそうになった。
まだ、敵が数体いるのに油断している。無事を確認する前に、回復魔法をかけるのが先だろう。
左右に飛んでゴブリンの攻撃を避け、目が合ったソニアに向かって叫んだ。
「ソニア、回復魔法だ!」
「え、あ……はい!」
そうこうしているうちに、ゴブリンが集団で襲いかかってきた。
ソニアの回復魔法を待たずに応戦する。手がジンジン痛んだが仕方ない。
今まではロザリーと二人で回復を担っていたが、一人となって、調子が出ないだけだろう。
そう軽く考えていたが、ソニアの不調は戦闘が終わるまで続いた。
ソニアから「回復中は動かないでくださいませ」と言われたが、敵が襲いかかってくるのに動かないわけにはいかない。俺が一歩でも動くと回復魔法が届かないらしい。次のゴブリンがやってきて、回復魔法が中断されることの繰り返しだ。
ロザリーがいた頃は戦闘しながらでも、回復してくれたのに。
多少の痛みは気力で凌いだが……全てのゴブリンを倒す頃には、今までにはなかった疲労感でいっぱいになっていた。
「治りました」
「ああ……ありがとう」
ロザリーが回復魔法で治癒をしてくれるが、心の疲労までは治らなかった。これからの戦闘のことを考えると頭が痛い。
行先に追放したはずのロザリーが見えたのは幻覚だろうか。
いや違う。道をふさぐように立っていたロザリーが、俺に駆け寄ってきた。風に乗って、ふわりと花のようないい匂いが鼻腔をくすぐる。
なんだ? また雇ってくれとでも言いにきたのか?
「アーサーさま。私、やっぱりパーティを辞めたくありません」
やはりな。内心ニヤリとした。
他のパーティにも貰い手がいないと思ったんだ。
「そう言われてもな……」
言葉を濁しつつ、難しい顔を作った。
一度は断っておくのが、交渉を有利に進めるテクニックだ。「無理を言って申し訳ない」と、相手が下手に出てくるのを待って会話の主導権を握る。
転移魔法や回復魔法が上手なロザリーがいればマイナスには働かないだろう。理由をつけてパーティを追い出したのは、見目麗しいソニアを婚約者にしたかったからだ。
俺の思惑通りに、ロザリーはペコペコと頭を下げてきた。
「回復魔法では冒険者にはなれないと痛感しました。私の居場所はこのパーティしかありません。荷物持ちでも、なんでもやります!」
俺を頼ってくるとは可愛いところもあるじゃないか。
雇ってやらないことはない。
「ロザリーは一度辞めたから、今までのような待遇は保証できない。他のメンバーも君を辞める前と同じに扱っては許さないだろう。それでもいいか?」
「いいんですか!? もちろんです!」
ロザリーのやる気に満ちた返事を聞いて、思わずニヤリとした。これで戦闘中の回復魔法に困らずに済む。
全ては俺の思い通りに進んでいた。
ソニアの「アーサーさま!」と叫ぶ声が遠くに聞こえた。
こんなはずではなかった。と気づいたのは、食人花の口が開いて、頭を喰われたときだった。旅人を誘惑魔法で足止めして、油断した隙に喰う魔物がそこにいた。
38
お気に入りに追加
1,082
あなたにおすすめの小説

パワハラ騎士団長に追放されたけど、君らが最強だったのは僕が全ステータスを10倍にしてたからだよ。外れスキル《バフ・マスター》で世界最強
こはるんるん
ファンタジー
「アベル、貴様のような軟弱者は、我が栄光の騎士団には不要。追放処分とする!」
騎士団長バランに呼び出された僕――アベルはクビを宣言された。
この世界では8歳になると、女神から特別な能力であるスキルを与えられる。
ボクのスキルは【バフ・マスター】という、他人のステータスを数%アップする力だった。
これを授かった時、外れスキルだと、みんなからバカにされた。
だけど、スキルは使い続けることで、スキルLvが上昇し、強力になっていく。
僕は自分を信じて、8年間、毎日スキルを使い続けた。
「……本当によろしいのですか? 僕のスキルは、バフ(強化)の対象人数3000人に増えただけでなく、効果も全ステータス10倍アップに進化しています。これが無くなってしまえば、大きな戦力ダウンに……」
「アッハッハッハッハッハッハ! 見苦しい言い訳だ! 全ステータス10倍アップだと? バカバカしい。そんな嘘八百を並べ立ててまで、この俺の最強騎士団に残りたいのか!?」
そうして追放された僕であったが――
自分にバフを重ねがけした場合、能力値が100倍にアップすることに気づいた。
その力で、敵国の刺客に襲われた王女様を助けて、新設された魔法騎士団の団長に任命される。
一方で、僕のバフを失ったバラン団長の最強騎士団には暗雲がたれこめていた。
「騎士団が最強だったのは、アベル様のお力があったればこそです!」
これは外れスキル持ちとバカにされ続けた少年が、その力で成り上がって王女に溺愛され、国の英雄となる物語。

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。

劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。

異世界に落ちたら若返りました。
アマネ
ファンタジー
榊原 チヨ、87歳。
夫との2人暮らし。
何の変化もないけど、ゆっくりとした心安らぐ時間。
そんな普通の幸せが側にあるような生活を送ってきたのにーーー
気がついたら知らない場所!?
しかもなんかやたらと若返ってない!?
なんで!?
そんなおばあちゃんのお話です。
更新は出来れば毎日したいのですが、物語の時間は割とゆっくり進むかもしれません。
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)

お前じゃないと、追い出されたが最強に成りました。ざまぁ~見ろ(笑)
いくみ
ファンタジー
お前じゃないと、追い出されたので楽しく復讐させて貰いますね。実は転生者で今世紀では貴族出身、前世の記憶が在る、今まで能力を隠して居たがもう我慢しなくて良いな、開き直った男が楽しくパーティーメンバーに復讐していく物語。
---------
掲載は不定期になります。
追記
「ざまぁ」までがかなり時間が掛かります。
お知らせ
カクヨム様でも掲載中です。

10歳で記憶喪失になったけど、チート従魔たちと異世界ライフを楽しみます(リメイク版)
犬社護
ファンタジー
10歳の咲耶(さや)は家族とのキャンプ旅行で就寝中、豪雨の影響で発生した土石流に巻き込まれてしまう。
意識が浮上して目覚めると、そこは森の中。
彼女は10歳の見知らぬ少女となっており、その子の記憶も喪失していたことで、自分が異世界に転生していることにも気づかず、何故深い森の中にいるのかもわからないまま途方に暮れてしまう。
そんな状況の中、森で知り合った冒険者ベイツと霊鳥ルウリと出会ったことで、彼女は徐々に自分の置かれている状況を把握していく。持ち前の明るくてのほほんとしたマイペースな性格もあって、咲耶は前世の知識を駆使して、徐々に異世界にも慣れていくのだが、そんな彼女に転機が訪れる。それ以降、これまで不明だった咲耶自身の力も解放され、様々な人々や精霊、魔物たちと出会い愛されていく。
これは、ちょっぴり天然な《咲耶》とチート従魔たちとのまったり異世界物語。
○○○
旧版を基に再編集しています。
第二章(16話付近)以降、完全オリジナルとなります。
旧版に関しては、8月1日に削除予定なのでご注意ください。
この作品は、ノベルアップ+にも投稿しています。
王太子様に婚約破棄されましたので、辺境の地でモフモフな動物達と幸せなスローライフをいたします。
なつめ猫
ファンタジー
公爵令嬢のエリーゼは、婚約者であるレオン王太子に婚約破棄を言い渡されてしまう。
二人は、一年後に、国を挙げての結婚を控えていたが、それが全て無駄に終わってしまう。
失意の内にエリーゼは、公爵家が管理している辺境の地へ引き篭もるようにして王都を去ってしまうのであった。
――そう、引き篭もるようにして……。
表向きは失意の内に辺境の地へ篭ったエリーゼは、多くの貴族から同情されていたが……。
じつは公爵令嬢のエリーゼは、本当は、貴族には向かない性格だった。
ギスギスしている貴族の社交の場が苦手だったエリーゼは、辺境の地で、モフモフな動物とスローライフを楽しむことにしたのだった。
ただ一つ、エリーゼには稀有な才能があり、それは王国で随一の回復魔法の使い手であり、唯一精霊に愛される存在であった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる