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24 揚げ物大作戦②(トンカツ)*
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福留くんは換気扇とライトを付けてから、サラダ油を鍋の半分くらいの高さまで注いで火を付けた。
「トンカツを揚げるのは170℃が最適とされていて、簡単な目安としてパン粉を油の中へ落とします」
パン粉を油の中へ落とした。パン粉は鍋底まで沈んで浮かび上がってきた。
「鍋底まで沈んだ場合は160℃なので、まだ温度が高くなっていません。もう一度落としてみます」
パン粉は鍋の中間まで落ちて浮かび上がってくる。福留くんは鍋を見つめる目をガッと見開いた。
「さあ、今です!」
「……福留先生。どうやって入れたらいいの?」
福留くんはガクッと肩を落とした。
「そうか、初めての揚げ物は怖いですよね。僕が最初に手本を見せますね」
菜箸を使って衣が付いた肉を掴んで、そっと油の中に入れた。衣の周りからボコボコと音がして、大きな泡が立つ。
「材料を入れると油の温度が下がってしまうので、少しずつ揚げていくのがコツですね。一枚ずつ揚げていきましょう。揚げ時間は全部で5~6分くらい、片面で1~2分、裏に返して3~4分です」
一分くらい過ぎて、出てくる泡が少なくなったところで、福留くんは菜箸でトンカツをひっくり返す。衣はキツネ色になっている。
「あ、真島さん。ちょっと鍋を見ていてください」
福留くんは下の引き出しからフライパンを取り出した。
何をするのだろうと眺めていたら、キッチンペーパーを二、三枚取って、フライパンの上に乗せた。
「揚げ物の油切りに使うんですよ。網付きのバットだと洗い物が大変なので、フライパンとキッチンペーパーで代用します。一人でやるときは、揚げ物が始まる前に用意しておくといいですよ」
「フライパンとキッチンペーパーでバットの代用ができるんだね」
復唱して頭の中にきっちりメモを取る。
「揚げ上がりの目安はトンカツを箸で挟んで、振動が伝わったときなんですよ。やってみますか?」
「は、はい」
菜箸を渡されて、恐る恐る鍋の前に近づいてトンカツを挟む。
「もうちょっと、しっかり挟んで大丈夫ですよ」
「こうかな?」
力を少し強めてみる。菜箸から振動が伝わってくるのを感じた。
「振動してる!」
「菜箸を貸してください。上げていきますね」
バトンタッチして福留くんに後を任せる。片手にキッチンペーパーを敷いたフライパンを近づけて、もう片手でトンカツを油からフライパンの中へ。フライパンの壁面に立てかけるようにトンカツを置いた。
「トンカツを寝かせてしまうと油の切れが良くないので、立てておくことがコツです。さあ、真島さんもやってみましょうか」
「うっ、怖いけどやってみます」
菜箸を渡されて、私の番になった。福留くんが油に残った衣のカスを網で取ってくれている。
(まずはパン粉で温度の確認だっけ)
パン粉を掴んで油の中へ放った。パン粉は油の中程で折り返して浮き上がってくる。
油の準備は万端のようだ。私の心の準備は……。
肉を菜箸で掴んでから硬直した。
(こ、怖い……)
「ゆっくりと、中華鍋の端から添わせるように入れれば、油が飛び跳ねなくて済みますよ」
「……やってみます」
肉を落とさないように細心の注意を払いながら、油の中へ入れていった。入れるのが遅かったようで、温度が上がって、さっきよりも大きな泡が立っている。
(一旦、火を緩めた方がいいのかな?)
コンロの火の調整をしようとしたら、福留くんのストップがかかった。
「待ってください。どうして、火を緩めようとしているのですか?」
「泡が大きくなって危ないと思ったから……」
「さっき僕は、材料を入れると油の温度が下がると言いましたよね?」
「え? ええと……」
厳しい一言に肩がブルッと震えた。
(福留くんの指導に熱が入って怖いよー!)
「あ、つい熱くなってしまって……」
福留くんは長い睫毛を伏せて、顔を赤くしている。
そうだ、福留くんは料理のことになると変なスイッチが入ってしまうんだった。本日二回目だ。
「この鍋の中は肉が入って油の温度が下がっているので、火を緩める必要がないのですよ。緩めてしまうと、中が半熟になっておいしくないです。あ、そろそろ裏に返していい頃ですね」
揚げ加減はバッチリだった。
揚げ上がったトンカツは、福留くんが持ってくれているフライパンの中へ立てかけておく。
同じように、他のトンカツを揚げていくと、だんだん慣れていった。
キャベツの千切りとプチトマトを添えたところに、一口大に切ったトンカツを盛り付ける。ご飯と味噌汁を一緒にすれば定食の完成。
「「いただきます」」
手を合わせてから味噌汁を一口。福留くんは鰹節から出汁を取るらしい。
「出汁を取るのは面倒なんじゃないの?」と聞いたら、「出汁を取らない方がもったいないです」と返答された。
身近な誰かから言われそうなセリフ。誰かなぁ……。
トンカツをソースに付けて一口。
「あ、おいしー! サクサクしてジューシーだね」
噛んだ途端に肉汁が飛び出してきた。語彙力が足りないが、これしか感想が出てこない。
「よかったです。揚げたてが一番おいしいんですよね」
口の中をもぐもぐとさせながら、幸せそうな顔の福留くん。いい年した青年に言うのはおかしいが、天使だ。本当に。
(おいしいものを毎日作って食べているのに、その体型をどうして維持できるんだろう?)
きっと体の構造そのものが違うんだ。翌日にお腹の肉となって戻ってくる私とは大違い。
恨めしい視線を送りながら、福留くんから疑問顔で見つめられると「何でもない!」と慌てて表情を隠す私だった。
「中華鍋は僕が洗っておくのでそのままにしておいてください」
「はーい。その他のものは洗っちゃうね」
「あ、お皿に付いた油は先にキッチンペーパーで拭いてから洗ってほしいです」
スポンジに洗剤を付けようとした私に福留くんは言った。
「そっか、先に拭いた方が洗う手間が省けるから……」
福留くんはお皿に付いた油をキッチンペーパーで拭き取って、シンクに入れてくれる。
当たり前のことなんだけど、ちょっとしたコツを福留くんはよく知っている。
それはまるで……。
「福留くんってさ、料理のことよく知っているじゃない。何だか、おばあちゃんの知恵袋みたいだね」
「……」
黙っちゃった。私は不穏な気配を感じて、恐る恐る話し掛ける。
「ごめん。教えてもらっている身なのに、失礼なこと言っちゃった。今言ったこと忘れて」
「……違うんです。驚いた、というか……勝手に落ち込んでいるだけなんです」
会社では見せない、弱った表情の福留くんだった。快活だった瞳には影がある。
「どうしたの? 私が聞いていいことなら、聞くよ」
「いえ、大丈夫です。楽しい話でもないですし……」
「福留くんが元気ないと、心配になっちゃう。一度吐き出した方が楽になれるって。誰にも言わないからお悩みくらい姉さんが聞くわよ。……ほら、さっさと言う!」
「は、はい。そうですね」
福留くんが吐き出したのは深刻な悩みだった。
「祖母が認知症で入院していて、僕のことをすっかり忘れちゃいました。僕のことを父の名で呼ぶんです」
「福留くんのおばあさんが……」
どのように反応したらいいのかわからない。おばあさんから忘れられてしまうのは悲しいけれど、安易に同情しては失礼な気がする。
「僕の実家は両親が共働きで、一緒に暮らしていた祖母にもよく面倒を見てもらいました。両親の帰宅を待っている時に、祖母から教えてもらった料理を真島さんに教えていたんです。真島さんの一人暮らしを手助けするように見せていますが、本当は料理をしながら祖母の姿を思い出していたんです。……真島さんを利用しているみたいで、申し訳ありません」
頭を下げる福留くんに、私は慌てて手を振る。
「いやいや、そんなことないって。丁寧に教えてくれて、いつも助かっている。ううん。福留くんのおかげで、私の生存の危機を脱することができたわ」
「いいえ、ただの僕の自己満足だったんです」
頑なに拒む福留くん。
「……なら、こんな風に考えたらいいんじゃないかな」
「え?」
福留くんは落ち込んでから初めて顔を上げた。
「おばあさんが福留くんを忘れてしまったとしても、おばあさんの想いやレシピは福留くんの中で生き続けるよ。私も福留くんから教えてもらったレシピで毎日作ってるから、私の中でも間接的におばあさんの言い伝えが残っているような気がするんだ」
「……そうですかね?」
半信半疑の表情の福留くんだけど、私の肯定の言葉を待っているようだった。
「うん。きっとそうだよ」
きっと、自慢のおばあさんのレシピを誰かに教えてあげたと知ったら、おばあさんも喜んでいると思う、と言葉を添えて。
※この二人は練習のためにたくさん揚げましたが、食べきれないトンカツはタッパーに入れてお持ち帰りました。
○トンカツのレシピ(4人分)
豚ロース肉…4枚(1枚100グラム)
卵(M)…1個
パン粉…カップ約2
キャベツ…4枚
ミニトマト…お好み
塩胡椒…少々
小麦粉…大さじ6
揚げ油…適量
トンカツソース…お好み
作り方
(1)キャベツを千切りしておく。
(2)豚肉の筋を切る。赤身と脂身の間にある筋を切って、加熱で筋が縮んでしまうことを防ぐ。
(3)豚肉の塩胡椒を振って、小麦粉を付ける。余分な小麦粉は叩いておく。
(4)卵とパン粉を入れたバットをそれぞれ用意する。卵、パン粉の順に付けていく。この時に左手で豚肉を持って卵を両面浸してからパン粉のバットに置き、右手でパン粉をまぶしていく。
(5)揚げる前にフライパンにキッチンペーパーを二、三枚敷いてセットしておく。
(6)170℃の揚げ油で揚げていく。目安はパン粉を落として鍋の中間で浮き上がってくらい。豚肉を入れて1~2分経ったらひっくり返し、さらに3~4分揚げる。
(7)キッチンペーパーをセットしたフライパンに立てかけるように揚がったトンカツを並べて湯切りをする。
(8)一口大に切ったら出来上がり。
「トンカツを揚げるのは170℃が最適とされていて、簡単な目安としてパン粉を油の中へ落とします」
パン粉を油の中へ落とした。パン粉は鍋底まで沈んで浮かび上がってきた。
「鍋底まで沈んだ場合は160℃なので、まだ温度が高くなっていません。もう一度落としてみます」
パン粉は鍋の中間まで落ちて浮かび上がってくる。福留くんは鍋を見つめる目をガッと見開いた。
「さあ、今です!」
「……福留先生。どうやって入れたらいいの?」
福留くんはガクッと肩を落とした。
「そうか、初めての揚げ物は怖いですよね。僕が最初に手本を見せますね」
菜箸を使って衣が付いた肉を掴んで、そっと油の中に入れた。衣の周りからボコボコと音がして、大きな泡が立つ。
「材料を入れると油の温度が下がってしまうので、少しずつ揚げていくのがコツですね。一枚ずつ揚げていきましょう。揚げ時間は全部で5~6分くらい、片面で1~2分、裏に返して3~4分です」
一分くらい過ぎて、出てくる泡が少なくなったところで、福留くんは菜箸でトンカツをひっくり返す。衣はキツネ色になっている。
「あ、真島さん。ちょっと鍋を見ていてください」
福留くんは下の引き出しからフライパンを取り出した。
何をするのだろうと眺めていたら、キッチンペーパーを二、三枚取って、フライパンの上に乗せた。
「揚げ物の油切りに使うんですよ。網付きのバットだと洗い物が大変なので、フライパンとキッチンペーパーで代用します。一人でやるときは、揚げ物が始まる前に用意しておくといいですよ」
「フライパンとキッチンペーパーでバットの代用ができるんだね」
復唱して頭の中にきっちりメモを取る。
「揚げ上がりの目安はトンカツを箸で挟んで、振動が伝わったときなんですよ。やってみますか?」
「は、はい」
菜箸を渡されて、恐る恐る鍋の前に近づいてトンカツを挟む。
「もうちょっと、しっかり挟んで大丈夫ですよ」
「こうかな?」
力を少し強めてみる。菜箸から振動が伝わってくるのを感じた。
「振動してる!」
「菜箸を貸してください。上げていきますね」
バトンタッチして福留くんに後を任せる。片手にキッチンペーパーを敷いたフライパンを近づけて、もう片手でトンカツを油からフライパンの中へ。フライパンの壁面に立てかけるようにトンカツを置いた。
「トンカツを寝かせてしまうと油の切れが良くないので、立てておくことがコツです。さあ、真島さんもやってみましょうか」
「うっ、怖いけどやってみます」
菜箸を渡されて、私の番になった。福留くんが油に残った衣のカスを網で取ってくれている。
(まずはパン粉で温度の確認だっけ)
パン粉を掴んで油の中へ放った。パン粉は油の中程で折り返して浮き上がってくる。
油の準備は万端のようだ。私の心の準備は……。
肉を菜箸で掴んでから硬直した。
(こ、怖い……)
「ゆっくりと、中華鍋の端から添わせるように入れれば、油が飛び跳ねなくて済みますよ」
「……やってみます」
肉を落とさないように細心の注意を払いながら、油の中へ入れていった。入れるのが遅かったようで、温度が上がって、さっきよりも大きな泡が立っている。
(一旦、火を緩めた方がいいのかな?)
コンロの火の調整をしようとしたら、福留くんのストップがかかった。
「待ってください。どうして、火を緩めようとしているのですか?」
「泡が大きくなって危ないと思ったから……」
「さっき僕は、材料を入れると油の温度が下がると言いましたよね?」
「え? ええと……」
厳しい一言に肩がブルッと震えた。
(福留くんの指導に熱が入って怖いよー!)
「あ、つい熱くなってしまって……」
福留くんは長い睫毛を伏せて、顔を赤くしている。
そうだ、福留くんは料理のことになると変なスイッチが入ってしまうんだった。本日二回目だ。
「この鍋の中は肉が入って油の温度が下がっているので、火を緩める必要がないのですよ。緩めてしまうと、中が半熟になっておいしくないです。あ、そろそろ裏に返していい頃ですね」
揚げ加減はバッチリだった。
揚げ上がったトンカツは、福留くんが持ってくれているフライパンの中へ立てかけておく。
同じように、他のトンカツを揚げていくと、だんだん慣れていった。
キャベツの千切りとプチトマトを添えたところに、一口大に切ったトンカツを盛り付ける。ご飯と味噌汁を一緒にすれば定食の完成。
「「いただきます」」
手を合わせてから味噌汁を一口。福留くんは鰹節から出汁を取るらしい。
「出汁を取るのは面倒なんじゃないの?」と聞いたら、「出汁を取らない方がもったいないです」と返答された。
身近な誰かから言われそうなセリフ。誰かなぁ……。
トンカツをソースに付けて一口。
「あ、おいしー! サクサクしてジューシーだね」
噛んだ途端に肉汁が飛び出してきた。語彙力が足りないが、これしか感想が出てこない。
「よかったです。揚げたてが一番おいしいんですよね」
口の中をもぐもぐとさせながら、幸せそうな顔の福留くん。いい年した青年に言うのはおかしいが、天使だ。本当に。
(おいしいものを毎日作って食べているのに、その体型をどうして維持できるんだろう?)
きっと体の構造そのものが違うんだ。翌日にお腹の肉となって戻ってくる私とは大違い。
恨めしい視線を送りながら、福留くんから疑問顔で見つめられると「何でもない!」と慌てて表情を隠す私だった。
「中華鍋は僕が洗っておくのでそのままにしておいてください」
「はーい。その他のものは洗っちゃうね」
「あ、お皿に付いた油は先にキッチンペーパーで拭いてから洗ってほしいです」
スポンジに洗剤を付けようとした私に福留くんは言った。
「そっか、先に拭いた方が洗う手間が省けるから……」
福留くんはお皿に付いた油をキッチンペーパーで拭き取って、シンクに入れてくれる。
当たり前のことなんだけど、ちょっとしたコツを福留くんはよく知っている。
それはまるで……。
「福留くんってさ、料理のことよく知っているじゃない。何だか、おばあちゃんの知恵袋みたいだね」
「……」
黙っちゃった。私は不穏な気配を感じて、恐る恐る話し掛ける。
「ごめん。教えてもらっている身なのに、失礼なこと言っちゃった。今言ったこと忘れて」
「……違うんです。驚いた、というか……勝手に落ち込んでいるだけなんです」
会社では見せない、弱った表情の福留くんだった。快活だった瞳には影がある。
「どうしたの? 私が聞いていいことなら、聞くよ」
「いえ、大丈夫です。楽しい話でもないですし……」
「福留くんが元気ないと、心配になっちゃう。一度吐き出した方が楽になれるって。誰にも言わないからお悩みくらい姉さんが聞くわよ。……ほら、さっさと言う!」
「は、はい。そうですね」
福留くんが吐き出したのは深刻な悩みだった。
「祖母が認知症で入院していて、僕のことをすっかり忘れちゃいました。僕のことを父の名で呼ぶんです」
「福留くんのおばあさんが……」
どのように反応したらいいのかわからない。おばあさんから忘れられてしまうのは悲しいけれど、安易に同情しては失礼な気がする。
「僕の実家は両親が共働きで、一緒に暮らしていた祖母にもよく面倒を見てもらいました。両親の帰宅を待っている時に、祖母から教えてもらった料理を真島さんに教えていたんです。真島さんの一人暮らしを手助けするように見せていますが、本当は料理をしながら祖母の姿を思い出していたんです。……真島さんを利用しているみたいで、申し訳ありません」
頭を下げる福留くんに、私は慌てて手を振る。
「いやいや、そんなことないって。丁寧に教えてくれて、いつも助かっている。ううん。福留くんのおかげで、私の生存の危機を脱することができたわ」
「いいえ、ただの僕の自己満足だったんです」
頑なに拒む福留くん。
「……なら、こんな風に考えたらいいんじゃないかな」
「え?」
福留くんは落ち込んでから初めて顔を上げた。
「おばあさんが福留くんを忘れてしまったとしても、おばあさんの想いやレシピは福留くんの中で生き続けるよ。私も福留くんから教えてもらったレシピで毎日作ってるから、私の中でも間接的におばあさんの言い伝えが残っているような気がするんだ」
「……そうですかね?」
半信半疑の表情の福留くんだけど、私の肯定の言葉を待っているようだった。
「うん。きっとそうだよ」
きっと、自慢のおばあさんのレシピを誰かに教えてあげたと知ったら、おばあさんも喜んでいると思う、と言葉を添えて。
※この二人は練習のためにたくさん揚げましたが、食べきれないトンカツはタッパーに入れてお持ち帰りました。
○トンカツのレシピ(4人分)
豚ロース肉…4枚(1枚100グラム)
卵(M)…1個
パン粉…カップ約2
キャベツ…4枚
ミニトマト…お好み
塩胡椒…少々
小麦粉…大さじ6
揚げ油…適量
トンカツソース…お好み
作り方
(1)キャベツを千切りしておく。
(2)豚肉の筋を切る。赤身と脂身の間にある筋を切って、加熱で筋が縮んでしまうことを防ぐ。
(3)豚肉の塩胡椒を振って、小麦粉を付ける。余分な小麦粉は叩いておく。
(4)卵とパン粉を入れたバットをそれぞれ用意する。卵、パン粉の順に付けていく。この時に左手で豚肉を持って卵を両面浸してからパン粉のバットに置き、右手でパン粉をまぶしていく。
(5)揚げる前にフライパンにキッチンペーパーを二、三枚敷いてセットしておく。
(6)170℃の揚げ油で揚げていく。目安はパン粉を落として鍋の中間で浮き上がってくらい。豚肉を入れて1~2分経ったらひっくり返し、さらに3~4分揚げる。
(7)キッチンペーパーをセットしたフライパンに立てかけるように揚がったトンカツを並べて湯切りをする。
(8)一口大に切ったら出来上がり。
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