三鍵の奏者

春澄蒼

文字の大きさ
上 下
38 / 147
第三章 交点に降るは紅の雨

33 逃れられない過去

しおりを挟む
「…………ぅ、……ぅん……」
 ズキズキと痛む頭を抱え込もうとして、クレインは己の手が縛られていることに気づいた。

(な、に……?……っ!!)
 一瞬で記憶が蘇る。

(あれから、どうなった……?どうしてあの医者が……?あいつらはいったい……?)
 次々と浮かぶ疑問に、頭が冴えていく。

 ぼぉぉーーーっ、と霞みがかったようだった耳も、次第に音を拾い始めた。

「……話が──!!」
「あんた──……だろ?」
「子どもは…………!?」
「はいはい、どの道あんたは、もう終わりだ」

 医者の声と、何人かの男の声。
 クレインからそう遠くない場所で、言い争っているようだ。

(っユエとラークは?!)
 体を起こして周りを見回したくなったが、ぐっと堪える。まだ男たちは、クレインが起きたことに気づいていない。

(今俺がすべきことは、時間を稼ぐことと、情報を得ること……!!)

 自分の今いる場所も、状況も分からない中で、クレインは自分で自分を鼓舞する。

「そんな……無責任な……!!」
「何言ってる。あんたが自分で、自分のためにやったことだ。責任は自分で取るもんだぜ?」

「そ、れは……そりゃああんたたちは、いいだろうさ!捕まりそうになったらここを出て行けばいいんだからな!だが俺は……ここに家族がいるんだ……!」

「知ってるさ。そんなことは承知の上で、この仕事を引き受けたんだろう?」
「だが……!今回のことは──元はと言えば、あんたたちがあんな適当な仕事をするからだろう?!だから衛兵に疑われるようなことに……!」

「ああ、あの腕輪か──だがあれはしょうがないだろう?わざわざ宿に盗みに入る方がおかしな話だ」
「だがあれのせいで──」

(……こいつらが犯人なのは、間違いないみたいだな……)
 ある意味でクレインはホッとした。

 これでもし、あの医者がクレインへの劣情をただ拗らせただけだったとしたら、いくらカイトたちでも犯人には辿り着けない。

(ワグナーが帰る直前に事を起こしたってことは、俺たちはかなり核心に迫っていたはずだ……!)

 仲間の顔を思い浮かべ、挫けそうになる心を持ち直す。

「ぅ……んん……」
 その時、クレインの背中で、誰かが身じろぐ。
「い、た……っえ……?!」
 同じく縛られていることに気づいたのか、ユエが思わず声を上げた。

(ユエ……)
 ユエが近くにいたことに安心したクレインだが、
「あぁ、やぁーっと気がついた」
 男たちにも声が聞こえてしまった。

「なに……っ?!」
 動揺するユエを庇うように、クレインは自ら顔を上げて、男たちと対峙する。

「……こんなことをして、どうするつもりだ?」
「おっと、あんたもお目覚めか」

 後ろ手に縛られ、足も拘束されている中で、どうにか上半身を起こしながら、チラッと部屋を盗み見る。

(……くそ……!ラークが、いない……!)
 部屋には窓もなく、あれからどれだけ時間が経ったのかも推測できない。
 薄暗く頑丈そうな部屋に、自分とユエの他に、ギルドの医者と、そして男が五人。
 それを確認したクレインは、奴らには分からないように唇を噛む。

「……白昼堂々、自分の仕事場から俺たちを攫うなんて、大胆なのか──それともバカなのか?」
 嘲るように言葉を吐き捨てると、医者はどういう神経なのか、自分が傷つけられたような顔をする。

 それに吐き気を感じながら、クレインは視線を医者からあの男に移す。
 クレインの顔に、反応を見せた男だ。

「……もう一人、子どもはどうした……?」

「安心しろよ。別の部屋で寝てるさ。お優しい先生が『子どもは傷つけるな』とうるさいもんでね」
「……はっ!笑わせてくれる……三十人以上、殺しておいて……!」

 部屋の外に意識を向けてみるが、壁が厚くて外の音が聞こえないのか、それとも他に人はいないのか、クレインには判断できなかった。

「へぇ……『殺しておいて』、か。なんだ、ずいぶんとバレてるじゃねぇか。やっぱりここらで手を引くのが賢いな」
 医者以外の五人で目線を交わす。

(カマかけてみたけど、カイトの推論が正しかったみたいだな……それと、医者とこいつらは仲間、というよりは、ただの協力関係って感じかな……)
 クレインは抜け目なく情報を集めていく。

「どうして俺たちを……?俺たち三人を始末したところで、意味がない。すでにベレン卿は、あんたたちのやったことを──」
「『ベレン卿』、ねえ……」

 その含みのある言い方に、クレインは相手を睨みつける。

「ずいぶんと出世したみたいじゃないか。今はベレン卿にいるのか?」

(なんだ、こいつ……やっぱり俺を……?)
 クレインの疑問は、すぐに解ける。

「闘技場の奴隷から、大出世だな」
「…………」

「お前は俺を知らないだろうが、俺はよぉく覚えてるぜ──『フラヴィウムの闘技場』のことを、な」

 男はその単語を、クレインを嘲るために出したのだが、一人唾を飛ばしながら興奮していて、クレインの瞳が氷のように冷たくなったことには気づかなかった。

「驚いたぜぇ、先生が見つけた『亜種』が、まさかお前だったとはな!どうやってあそこから逃げ出した?ベレン卿に買われたのか?」

 ニヤニヤと言葉でいたぶってくる男に、クレインはむしろ表情を消していく。

「おい!この人を知っているのか?!闘技場って……?!」
 医者はこの話を初めて聞いたのか、一人楽しそうな男に詰め寄る。

「ああ、一回見ただけだが、この顔は忘れねえぜぇ。確か──そうだ、足に──」
 そう言いながら、クレインの足を掴んでくる。

「っ触るな!!」
「ぁん?!ああ、邪魔くせえな……」

 足を縛っていた紐を解いて、「っおっと、足癖が悪ぃな」蹴り上げようとしたクレインの足をニヤニヤと割り開く。

 獲物の反応が愉しくて仕方がないといった様子で、クレインが嫌がるほど男は興奮していく。

 片足に体重を乗せて押さえつけ、もう片方のブーツを脱がせ、「っやめろ!」クレインの抗議を楽しそうに聞き流して、足首に巻いたサラシを短剣で切り裂く。

「……っ」
 息を呑んだ医者に、男が自慢気に「な?」と見せつける。

 クレインが隠し続けてきた、人魚の亜種としての証を──足の甲から足首にかけて広がる、薄桃色の鱗。

 ふら……と、魅入られたようにそれに手を伸ばした医者を、「触るな」クレインの斬りつけるような言葉が押し留める。

「いいねぇ~、この気の強さ」
 足を抑えた男の方は、それすら愉しんでいる。

「ぁん?なんだコレ」
 もう片方の足も晒そうとして、男がドワーフの隠し剣に怪訝そうにする。
「さわ、るな……!!」
(まずい……!あれを取られたら……!!)

 首をひねったが、ただの防具のようなものと判断して、ポイっ、と投げ捨てた。
 クレインの手が、届かないところに──。
(武器だとはバレなかったけど……)

 それには、クレインよりもユエの方が動揺した。

(どう、し……ょ……)
 泣きそうな顔をクレインに向ける。
 と、「……!!」強い瞳が返ってきた。
(動揺するな!考えろ!準備しろ!)

 クレインの瞳に励まされ、ユエは泣いている場合ではないと、顔を引き締めた。

(できることを、やろう……!いざとなったら、俺が闘わなくちゃ!!こいつらはみんな、クレインばかり気にしてる──違う……!クレインが注意を引きつけてくれてるんだ!)

 己の状況を素早く確認する。
 弓は──ない。目に見える範囲にもない。
 クレインの短剣──ない。
 クレインのドワーフの剣──あそこでは届かない。
 でも、クレインの足の拘束が解けた。

(俺の手と足は縛られたまま。でも──ドワーフの剣は、ある!)

 機会を伺いながら、クレインは時間を稼ごうと、思いつくままに言葉を並べていく。

「……っあの闘技場を知ってるってことは、お前も元奴隷か?」
「いいや、俺は、っつーか俺たちは奴隷商人ってやつさ。あの頃は周りの国から女子どもを攫って、フラヴィウムの闘技場に売っぱらってた。ずいぶんと稼いだぜぇ」

「ふんっ、今とやってることが変わらない……全く成長していないな」
「はっはー!辛辣だな!いいぜ、この気の強さ──」

 ぐいっ、とクレインの顎を掴む。

「余計に、歪ませたくなる」
「…………」

 クレインは嫌というほど、分かっていた。ここで何か反応すれば、相手を悦ばせるだけだと。
 だから口も、表情も、目線さえ、動かさない。

 なかなか自分の思う反応をクレインから引き出せないことに、男はイラつき始めた。

「はん、お高くとまったツラしやがって……!あの闘技場の奴隷だったんだ、犯罪者だろ?!しかもこの容姿──あそこで、何された……?」

 男の言葉に、否が応でも蘇る記憶──

「──観衆の目の前で……輪姦まわされたか?それとも動物に突っ込まれたか?そうだ!人魚の亜種なら、水中姦なんて見世物もありだな?!──あそこじゃあ、何でもアリだ」

 男の言葉に、周りから下卑た笑いが被る。

(──三年も経って……まさか今さら、あの場所の関係者と出くわすとは思わなかった……)

 クレインの心は一瞬『今』を忘れて、逃げ続けなければならない過去へと飛んだ────。



******
 クレインが生まれたのは、西の海に面する小さな港町だ。父親は船乗りで、母グレイシアも海に潜って漁で生計を立てていた。

 しかしクレインが生まれて間もなく、父親の乗った船が海に沈んだ。嵐の日、遺体は戻らず、船の残骸が浜に打ち上げられた。

 グレイシアはそれからしばらくして、その港町を出た。夫を奪った海を見ることが辛くなったのだ。幼いクレインを連れて、海の見えない内陸へ移り住んだ。

 クレインの両足首に鱗ができたのは、彼が五歳の時のことだ。
 最初はただのアザのようだったものが、だんだんと硬くなり、そして薄っすらと桃色の鱗になっていった。

 グレイシアはそんな我が子を畏れたりはしなかった。
 なぜなら──彼女の足首にも、同じものがあったのだから。
 グレイシアも人魚の亜種だった。

 後にカイトに出会って、クレインがあまり海も水も、泳ぐことも好きではないことを、「人魚の亜種にしては珍しいな」と驚かれることになる。
 クレイン自身はそんな自分の資質は、母からの影響が大きいと思っている。

 グレイシアはクレインが知る限り、二度と海には戻らなかったのだ。

 母子二人の生活は、豊かとまではいかないが、何とか食べていけるものではあった。
 グレイシアは町で一番の美人と噂され、だが亡くした夫一筋で一人で子どもを育てる姿は、人々からは好意的に受け止められた。

 幾人もの男が彼女に振られたが、逆恨みを買うこともなく、むしろ誰の物にもならない高嶺の花として、損得なしに助けてくれる者も多かった。

 だがもちろん、二人は誰にも人魚の亜種だということは話さなかった。

 クレインも成長して、少しは母を助けることができるようになったころ、そんな生活に翳りが見え始める。

 グレイシアが体調を崩しがちになり、寝込むことが多くなった。

 周囲の助けで何とか生活を続け──だがクレインが十四の歳の夏、母は静かに父の元へ旅立った。

 一人になったクレインは、グレイシアが残した家で、一人で生きる道を選んだ。
 色んな人が「うちへ来ないかい?」「うちで面倒を見るよ」と誘ったが、クレインはその全てを断った。

 それはグレイシアの助言でもあったし、クレイン自身も、その方がいいと考えたからだ。

『人魚の亜種』という事実を知っても、彼らが受け入れてくれるだろう──そんな期待は最初から持っていなかった。
 だからなるべく今までの距離を保つようにして、クレインは周りと接した。

 しかしクレインが変わらないつもりでも、周りがクレインを見る目が変わっていったのだ。

 母に言い寄っていた男たちが、やたらとクレインに馴れ馴れしく触ってくるようになる。

 そしてそれまで対等に遊んでいた、同年代の男の子たちも、次第にクレインをで見るようになっていった。

 その時のクレインには確かに、男を惹きつける危うさがあった。
 母を亡くした不安、大人でも子どもでもない狭間の年頃、誰も寄せ付けない孤独さ──。

 クレインはその頃、自覚したのだ。自分は男に劣情を抱かせる存在なのだと。

 それはクレインにとって、不本意だし苦痛なものであった。
 恋情ならまだいい。だが多くはただの好奇心だったり女性の代わりだったり、性を吐き出すための道具としか見ていない。
 なぜ、男ならそういう扱いをしていいと考えるバカがいるのか、クレインには未だに理解できない。

 クレインは大人しく『道具』になるつもりは微塵もなかった。

『男同士だから』という言い訳を並べる男たちを、ことごとく返り討ちにしてやった。
『男同士だから』肩を組む、肌を見せる、性の話をする、そういう連中を一切寄せ付けず、しつこい相手には暴力も辞さなかった。

 実際に、クレインを押し倒してきた男には、股間に蹴りをくれてやったし、無理やり口づけをしようとした男には頭突きをお見舞いした。

 中には真剣に恋愛感情を伝えてくる男もいたが、クレインは付け入る隙さえ見せなかった。

 そのうちにクレインは、『綺麗だが凶暴』『口説くのさえ命がけ』と、敬遠されるようになっていった。

 だがクレインの望む平穏な生活は、頑なに彼から遠ざかる。

 十七歳になった年のことだ。

 クレインが住む土地の貴族の息子に、目をつけられた。
 いや、その貴族からすれば、『目をかけてやった』とでも思っていたのかもしれないが。

 母親を亡くしたクレインに同情めかして近づき、自分の使用人として雇ってやろう、などと尊大に言い放ってきた。だがクレインは、はっきりと断る。

 まさか断られるとは思っていなかった男は、激昂した。
 そして──当然のようにクレインを陵辱して自分のものにしようとした。

 それに抵抗したクレインは──結果として男の性器を切断するまでの事件に発展した。
 そしてその罪を問われ、フラヴィウム闘技場へ、犯罪奴隷として送られたのた。

『フラヴィウム闘技場』──そこは、血と欲望が渦巻く場所。人間の本性が露わになる場所。そして──ありとあらゆる絶望がのしかかる場所だった。

しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

ハルとアキ

花町 シュガー
BL
『嗚呼、秘密よ。どうかもう少しだけ一緒に居させて……』 双子の兄、ハルの婚約者がどんな奴かを探るため、ハルのふりをして学園に入学するアキ。 しかし、その婚約者はとんでもない奴だった!? 「あんたにならハルをまかせてもいいかなって、そう思えたんだ。 だから、さよならが来るその時までは……偽りでいい。 〝俺〟を愛してーー どうか気づいて。お願い、気づかないで」 ---------------------------------------- 【目次】 ・本編(アキ編)〈俺様 × 訳あり〉 ・各キャラクターの今後について ・中編(イロハ編)〈包容力 × 元気〉 ・リクエスト編 ・番外編 ・中編(ハル編)〈ヤンデレ × ツンデレ〉 ・番外編 ---------------------------------------- *表紙絵:たまみたま様(@l0x0lm69) * ※ 笑いあり友情あり甘々ありの、切なめです。 ※心理描写を大切に書いてます。 ※イラスト・コメントお気軽にどうぞ♪

初恋はおしまい

佐治尚実
BL
高校生の朝好にとって卒業までの二年間は奇跡に満ちていた。クラスで目立たず、一人の時間を大事にする日々。そんな朝好に、クラスの頂点に君臨する修司の視線が絡んでくるのが不思議でならなかった。人気者の彼の一方的で執拗な気配に朝好の気持ちは高ぶり、ついには卒業式の日に修司を呼び止める所までいく。それも修司に無神経な言葉をぶつけられてショックを受ける。彼への思いを知った朝好は成人式で修司との再会を望んだ。 高校時代の初恋をこじらせた二人が、成人式で再会する話です。珍しく攻めがツンツンしています。 ※以前投稿した『初恋はおしまい』を大幅に加筆修正して再投稿しました。現在非公開の『初恋はおしまい』にお気に入りや♡をくださりありがとうございました!こちらを読んでいただけると幸いです。 今作は個人サイト、各投稿サイトにて掲載しています。

消えない思い

樹木緑
BL
オメガバース:僕には忘れられない夏がある。彼が好きだった。ただ、ただ、彼が好きだった。 高校3年生 矢野浩二 α 高校3年生 佐々木裕也 α 高校1年生 赤城要 Ω 赤城要は運命の番である両親に憧れ、両親が出会った高校に入学します。 自分も両親の様に運命の番が欲しいと思っています。 そして高校の入学式で出会った矢野浩二に、淡い感情を抱き始めるようになります。 でもあるきっかけを基に、佐々木裕也と出会います。 彼こそが要の探し続けた運命の番だったのです。 そして3人の運命が絡み合って、それぞれが、それぞれの選択をしていくと言うお話です。

秘花~王太子の秘密と宿命の皇女~

めぐみ
BL
☆俺はお前を何度も抱き、俺なしではいられぬ淫らな身体にする。宿命という名の数奇な運命に翻弄される王子達☆ ―俺はそなたを玩具だと思ったことはなかった。ただ、そなたの身体は俺のものだ。俺はそなたを何度でも抱き、俺なしではいられないような淫らな身体にする。抱き潰すくらいに抱けば、そなたもあの宦官のことなど思い出しもしなくなる。― モンゴル大帝国の皇帝を祖父に持ちモンゴル帝国直系の皇女を生母として生まれた彼は、生まれながらの高麗の王太子だった。 だが、そんな王太子の運命を激変させる出来事が起こった。 そう、あの「秘密」が表に出るまでは。

極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~

恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」 そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。 私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。 葵は私のことを本当はどう思ってるの? 私は葵のことをどう思ってるの? 意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。 こうなったら確かめなくちゃ! 葵の気持ちも、自分の気持ちも! だけど甘い誘惑が多すぎて―― ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

【蛍と大和】冷たい口づけ

あきすと
BL
昔書いていた創作キャラの 恋愛面掘り下げ小説を 書いていましたので こちらにおさめさせていただきます。 よかったら、お楽しみください。 本編をこちらに収録していきます。 お話によっては、流血表現もいくつかありますので、 苦手な方は、これまた ご注意ください。 俺様で、結構な自信家の蛍と まったり平和主義な大和の二人 が辿って来た人生の一部を 過去のお話から現代までとさまざまに 綴っていきます。 地方の結界として存在する 守護職をしています。 ほぼ、不老不死に近い存在 であり、神力と霊力、などの 絡む世界観です。 ・御坊 蛍 年齢は、20代半ば 身長:182cm 体重:70kg 和歌山の守護職。少々勝ち気でマイペース。本来は優しい性格だが、照れ屋。第六感が、異常に鋭い。 五感も研ぎ澄まされている。 大和とは、一昔前にとある事件を きっかけに親しくなる。 閻魔から神格を授けられたため、 この世以外からの干渉を受け易い。 大和に護られる事もある。 大和は、自分にとってかけがえの無い存在だと自覚している。 ・春日 大和 年齢は、20代半ば 身長:174cm 体重:67kg 奈良の守護職。由緒正しい所の出らしいが、本人は全くそういった事に無関心。三大守護職の内の1人。 性格は、温厚で慈愛に満ちている。 お人好しで、頼られると嫌とは言えない性格。 自分の能力は、人にしか使えず 自分のためには使えない。 少なからず、蛍とは、過去に因縁が、あったらしい。 今では、慕っている。

イケメンモデルと新人マネージャーが結ばれるまでの話

タタミ
BL
新坂真澄…27歳。トップモデル。端正な顔立ちと抜群のスタイルでブレイク中。瀬戸のことが好きだが、隠している。 瀬戸幸人…24歳。マネージャー。最近新坂の担当になった社会人2年目。新坂に仲良くしてもらって懐いているが、好意には気付いていない。 笹川尚也…27歳。チーフマネージャー。新坂とは学生時代からの友人関係。新坂のことは大抵なんでも分かる。

旦那様と僕

三冬月マヨ
BL
旦那様と奉公人(の、つもり)の、のんびりとした話。 縁側で日向ぼっこしながらお茶を飲む感じで、のほほんとして頂けたら幸いです。 本編完結済。 『向日葵の庭で』は、残酷と云うか、覚悟が必要かな? と思いまして注意喚起の為『※』を付けています。

処理中です...