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おわかれ
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いつの間にか、僕の寝室の窓から見える空が真っ暗になっていた。
もう、お店が開いている時間だ。
最近はただ起きたら無感情に天井を見上げて、忘れようとしている人のことを思い出してまた涙が零れてきて、泣き疲れて眠りにつく。鏡にうつる自分の姿をぼんやり見つめる。
生気のない青白い肌、着物からのびる腕には自分でつけた切り傷、噛み締めてぼろぼろになった唇、乱れたままの黒髪。
見苦しい姿。
秋彦は、落ち着くまでしばらくお店に出なくていいと言った。
そんなの当然だ。こんな姿じゃ、お客の相手にならない。
働けない僕は、生きている意味なんてあるんだろうか。
自分が嫌いだ。
死にたいなんて、そんなこんなことを思う自分も嫌いだ。
そんなことを思う僕は、早く死んでしまえばいい。
部屋の襖が開く音がする。秋彦か、龍也か、椿か。
今日は誰が来たのだろう。振り向くと、そこには息をきらした隆文が立っていた。
「憐さん……っ」
こんな……こんなぼろぼろな僕を、隆文に見られたくない。嫌だ、嫌だ。僕は手元の掛け布団を引き寄せ、頭からかぶって部屋の端まで後ずさる。
「憐さん…私は……」
「ダメ、ダメ。来ないで……っ」
「憐さん、ごめんなさい」
ぎゅっと布団の上から、抱きすくめられる。まるで…壊れてしまった僕を、隆文の腕でまた抱き集めるように。
「憐さん、私はずっと、今までずっと、初めて憐さんに会った時から、あなたをこうして抱きしめたかったんです」
隆文の腕を感じながら、僕は息を押し殺していた。隆文の心臓の鼓動が、布団越しに伝わってくる。
「あなたと一緒にいてあなたのことを少しずつ知るたび、その全部が愛おしくて、大切で、ずっとあなたの隣にいたいと思いました」
隆文の声は震えていた。
「私をわざと試すようなことをするあなたも、意地を張るあなたも、素直なあなたも、恥ずかしがるあなたも、時には私を頼ってくれるあなたも、どんなあなたも……私は大好きなんです」
かぶっていた布団を、ゆっくりと剥ぎ取ると隆文は僕を腕に抱いたまま泣いていた。
「たかふみ……」
隆文の長い前髪を指で避けて、両目に浮かんだ涙を拭う。
「すみません…こんなときに泣いてしまう、私で……。憐さん。私は…私は、あなたと一緒にいたいです。これからずっと私の隣に、いてくれませんか」
隆文の言葉が、僕の心に染み渡っていく。こんな、僕には有り余るほどたくさんの愛を、僕にくれたのは隆文の他にいない。
これから先もずっと、僕にはもう隆文の他になにもいらない。
「僕も……僕も、隆文と一緒にいたい。隆文とずっと…」
僕が言い終わらないうちに、隆文が僕の唇をふさぐ。胸の中でなにかが弾けて、光って、身体中に広がっていく。
隆文が、好きで好きで、好きが溢れてとまらない。
隆文と片手は指を絡みあわせ、片手でお互いを引き寄せあう。息を継ぐ間も惜しいほど、唇を離しては合わせ、お互いの呼吸も溶け合っていく。
「憐さん、手当てをしましょう」と、隆文は涙が乾いて息が整った途端に、いつもの淡々とした調子に戻ってそう言った。
押し入れから救急箱を引っ張り出してきて、僕の腕の切り傷に軟膏をそっと塗ってその上から包帯を巻いていく。
「これで大丈夫です。明日になったらまた、薬を塗りなおしましょう」
隆文は救急箱の蓋を閉じながら言った。僕は自分の身体を抱くように、包帯を巻いてもらった腕を組む。
「これから隆文は……僕たちは、どう、するの?」
僕の問いに隆文が口を開いたとき「お姫ちゃんが店を辞めればいい」と、廊下の方から龍也の声がした。
なぜかスーツを着た龍也と、隣にはいつも通りな椿が立っていて僕らを見下ろす。
「オーナーに、借金を全部返せば、店を辞められる」
「でも、そんなお金なんて……」
僕が二人を見つめたまま呟くと、椿が自分の足元に置いていたアタッシュケースを手にとって、僕の前まで運んでくると蓋をあけて中から書類の束を取り出す。紙にはずらっと数字がずらっと並んでいる。
「隆文が相続したお金と、ここ数ヶ月元気のないお姫ちゃんのためにとお得意様から頂いた分、それにお姫ちゃんがこれまでオーナーに渡してきたお客さまからのお小遣い。それで足りる。椿が計算したから間違いない。お姫ちゃんがオーナーに渡してた分のお金、秋彦は全部別にして椿に管理させてたんだ」
「でも…でも、それで…。それで本当にいいの」
椿に渡された書類を見てもよく分からず、龍也の話にも頭がついていかない。助けを求めるように隆文を見上げると、隆文は僕を見つめ返して、
「私の手元にはもう小さな家しかありませんが、それでも憐さんが私に付いてきてくださるのなら」
と、言った。
「いく。一緒にどこにでもいく。隆文が居てくれるなら」
ぎゅっと、今度は僕が隆文に抱きつく。
「よしそれじゃ。みんなでオーナーのとこへ行くか」
と、龍也が手を叩きながら言うと、椿が頷いて僕から書類の束を引ったくり、アタッシュケースの中にしまい直して蓋を閉じた。
もう何度も訪れた秋彦の執務室の扉を開けると、秋彦はいつものように執務机に座っていた。
ここ数ヶ月、僕は自分のことで精一杯で、秋彦が毎日会いに来てくれているのは頭の隅で分かっていても秋彦自身のことはなにも見えてなかった。
秋彦は僕と同じくらい生気がなく、やつれて見えた。
僕はそんな秋彦と目をあわせることができなかった。隆文とつないだ手の感触だけを感じながら、うつむいて龍也が話しているのをただ黙って聞いていた。龍也の説明が終わると、椿がアタッシュケースごと秋彦に手渡しに行く。
「なるほど。話は分かった」
と、つぶやくように秋彦は言った。隆文がきゅっと僕の手を握る。秋彦は続けて「椿」と、呼びかけた。
「憐の契約書を、探してくれないか」
椿の鈴の音が鳴り続けていた。そして「それを、憐に」と秋彦が言って、鈴の音が軽やかに僕の目の前までやってくる。
「契約書は返却する。捨てるなり燃やすなり好きにすればいい。私と憐との契約は終了した」
椿から差し出された何枚も重なった契約書には、拙い僕が七歳のときに書いたサインが滲んでいた。これを書くとき秋彦は本名を書くようにと言ったが、僕にはもう秋彦がくれた憐という名前が気に入っていて平仮名で“れん”と書きこんだ。
「隆文、龍也、椿。最後に、秋彦と二人きりになりたい……」
契約書を畳み隆文の手に押し付けながら僕が請うと、三人は頷きあった。最後に部屋を出た椿が扉を閉めた瞬間、僕は秋彦の元へ駆け出す。
「秋彦っ」
椅子に座ったままの秋彦の首元に抱きついて膝の上にのる。
「憐……」
秋彦と額を合わせると、切れ長の瞳の下に隈ができていることに気がつく。
「憐、今まで……」
「秋彦。もういい。難しい話はもういらない」
秋彦の唇を指で押さえて僕は、満面の笑顔をつくる。昔、秋彦が教えてくれた笑顔。お客さまに笑顔をむければ、むこうも憐に優しくしてくれる、と秋彦は言っていた。
「お前は…全く……」
秋彦は呆れたようにつぶやいて、僕の髪にゆっくりと指をとおす。秋彦は何も言わなかった。僕も何もしゃべらなかった。
髪を撫でていた秋彦の手が止まる。
「秋彦。大好きだよ」
もう、そう伝えられるのが最後だと思った。言葉に嘘はない。秋彦は口を結んで、僕を腰から抱き上げて膝からおろす。
そして僕の頭に手をのせて
「いい子でな」
と、言った。
外には朝日が昇っていて、屋敷は静まり返っていた。「お姫ちゃんがいなくなるって言ったら、皆んな煩いだろうしな。この時間でよかったよ」と龍也が言って、椿が頷いた。
二人は僕の荷造りを手伝うと言って寝室まで一緒に付いてきたが、僕の持ち物はほとんどなく、お客にもらった髪飾りや数着の着物も全部、店に置いていくことにした。
一着だけ好きなものを選んで着て帰れと龍也が言うので、隆文が細かい桃の花の刺繍が満遍なく施された着物を選んだ。
「お姫ちゃん、もう思い残すものはないな?」
正門を出たところで龍也がそう尋ねる。
もう平気、と言いかけたとき、チリン、と椿が僕の腰に抱きついてくる。長い髪が揺れる。椿は短い腕で僕の体を抱きしめたあと、素早く離れる。
白い白粉を塗った頬がわずかに上気しているように見えた。
「じゃあな」
と、龍也は隣の椿の肩をだき、いつもの軽い笑顔をつくる。
隆文が僕の手をとって「それでは」と頭をさげる。
僕は、龍也と椿と、そして後ろの大きなお屋敷を見てうまく言葉が出てこなくなって、ただ黙って手をふった。
隆文に手を引かれ、朝日の当たったアスファルトの道を歩いていく。空気は冷たいが、繋いでいる手は温かい。
「どこにいくの?」
と、僕は尋ねた。
「まずは、駅に。そこから電車で、家に帰りましょう」
隆文が穏やかな声で答えた。
もう、お店が開いている時間だ。
最近はただ起きたら無感情に天井を見上げて、忘れようとしている人のことを思い出してまた涙が零れてきて、泣き疲れて眠りにつく。鏡にうつる自分の姿をぼんやり見つめる。
生気のない青白い肌、着物からのびる腕には自分でつけた切り傷、噛み締めてぼろぼろになった唇、乱れたままの黒髪。
見苦しい姿。
秋彦は、落ち着くまでしばらくお店に出なくていいと言った。
そんなの当然だ。こんな姿じゃ、お客の相手にならない。
働けない僕は、生きている意味なんてあるんだろうか。
自分が嫌いだ。
死にたいなんて、そんなこんなことを思う自分も嫌いだ。
そんなことを思う僕は、早く死んでしまえばいい。
部屋の襖が開く音がする。秋彦か、龍也か、椿か。
今日は誰が来たのだろう。振り向くと、そこには息をきらした隆文が立っていた。
「憐さん……っ」
こんな……こんなぼろぼろな僕を、隆文に見られたくない。嫌だ、嫌だ。僕は手元の掛け布団を引き寄せ、頭からかぶって部屋の端まで後ずさる。
「憐さん…私は……」
「ダメ、ダメ。来ないで……っ」
「憐さん、ごめんなさい」
ぎゅっと布団の上から、抱きすくめられる。まるで…壊れてしまった僕を、隆文の腕でまた抱き集めるように。
「憐さん、私はずっと、今までずっと、初めて憐さんに会った時から、あなたをこうして抱きしめたかったんです」
隆文の腕を感じながら、僕は息を押し殺していた。隆文の心臓の鼓動が、布団越しに伝わってくる。
「あなたと一緒にいてあなたのことを少しずつ知るたび、その全部が愛おしくて、大切で、ずっとあなたの隣にいたいと思いました」
隆文の声は震えていた。
「私をわざと試すようなことをするあなたも、意地を張るあなたも、素直なあなたも、恥ずかしがるあなたも、時には私を頼ってくれるあなたも、どんなあなたも……私は大好きなんです」
かぶっていた布団を、ゆっくりと剥ぎ取ると隆文は僕を腕に抱いたまま泣いていた。
「たかふみ……」
隆文の長い前髪を指で避けて、両目に浮かんだ涙を拭う。
「すみません…こんなときに泣いてしまう、私で……。憐さん。私は…私は、あなたと一緒にいたいです。これからずっと私の隣に、いてくれませんか」
隆文の言葉が、僕の心に染み渡っていく。こんな、僕には有り余るほどたくさんの愛を、僕にくれたのは隆文の他にいない。
これから先もずっと、僕にはもう隆文の他になにもいらない。
「僕も……僕も、隆文と一緒にいたい。隆文とずっと…」
僕が言い終わらないうちに、隆文が僕の唇をふさぐ。胸の中でなにかが弾けて、光って、身体中に広がっていく。
隆文が、好きで好きで、好きが溢れてとまらない。
隆文と片手は指を絡みあわせ、片手でお互いを引き寄せあう。息を継ぐ間も惜しいほど、唇を離しては合わせ、お互いの呼吸も溶け合っていく。
「憐さん、手当てをしましょう」と、隆文は涙が乾いて息が整った途端に、いつもの淡々とした調子に戻ってそう言った。
押し入れから救急箱を引っ張り出してきて、僕の腕の切り傷に軟膏をそっと塗ってその上から包帯を巻いていく。
「これで大丈夫です。明日になったらまた、薬を塗りなおしましょう」
隆文は救急箱の蓋を閉じながら言った。僕は自分の身体を抱くように、包帯を巻いてもらった腕を組む。
「これから隆文は……僕たちは、どう、するの?」
僕の問いに隆文が口を開いたとき「お姫ちゃんが店を辞めればいい」と、廊下の方から龍也の声がした。
なぜかスーツを着た龍也と、隣にはいつも通りな椿が立っていて僕らを見下ろす。
「オーナーに、借金を全部返せば、店を辞められる」
「でも、そんなお金なんて……」
僕が二人を見つめたまま呟くと、椿が自分の足元に置いていたアタッシュケースを手にとって、僕の前まで運んでくると蓋をあけて中から書類の束を取り出す。紙にはずらっと数字がずらっと並んでいる。
「隆文が相続したお金と、ここ数ヶ月元気のないお姫ちゃんのためにとお得意様から頂いた分、それにお姫ちゃんがこれまでオーナーに渡してきたお客さまからのお小遣い。それで足りる。椿が計算したから間違いない。お姫ちゃんがオーナーに渡してた分のお金、秋彦は全部別にして椿に管理させてたんだ」
「でも…でも、それで…。それで本当にいいの」
椿に渡された書類を見てもよく分からず、龍也の話にも頭がついていかない。助けを求めるように隆文を見上げると、隆文は僕を見つめ返して、
「私の手元にはもう小さな家しかありませんが、それでも憐さんが私に付いてきてくださるのなら」
と、言った。
「いく。一緒にどこにでもいく。隆文が居てくれるなら」
ぎゅっと、今度は僕が隆文に抱きつく。
「よしそれじゃ。みんなでオーナーのとこへ行くか」
と、龍也が手を叩きながら言うと、椿が頷いて僕から書類の束を引ったくり、アタッシュケースの中にしまい直して蓋を閉じた。
もう何度も訪れた秋彦の執務室の扉を開けると、秋彦はいつものように執務机に座っていた。
ここ数ヶ月、僕は自分のことで精一杯で、秋彦が毎日会いに来てくれているのは頭の隅で分かっていても秋彦自身のことはなにも見えてなかった。
秋彦は僕と同じくらい生気がなく、やつれて見えた。
僕はそんな秋彦と目をあわせることができなかった。隆文とつないだ手の感触だけを感じながら、うつむいて龍也が話しているのをただ黙って聞いていた。龍也の説明が終わると、椿がアタッシュケースごと秋彦に手渡しに行く。
「なるほど。話は分かった」
と、つぶやくように秋彦は言った。隆文がきゅっと僕の手を握る。秋彦は続けて「椿」と、呼びかけた。
「憐の契約書を、探してくれないか」
椿の鈴の音が鳴り続けていた。そして「それを、憐に」と秋彦が言って、鈴の音が軽やかに僕の目の前までやってくる。
「契約書は返却する。捨てるなり燃やすなり好きにすればいい。私と憐との契約は終了した」
椿から差し出された何枚も重なった契約書には、拙い僕が七歳のときに書いたサインが滲んでいた。これを書くとき秋彦は本名を書くようにと言ったが、僕にはもう秋彦がくれた憐という名前が気に入っていて平仮名で“れん”と書きこんだ。
「隆文、龍也、椿。最後に、秋彦と二人きりになりたい……」
契約書を畳み隆文の手に押し付けながら僕が請うと、三人は頷きあった。最後に部屋を出た椿が扉を閉めた瞬間、僕は秋彦の元へ駆け出す。
「秋彦っ」
椅子に座ったままの秋彦の首元に抱きついて膝の上にのる。
「憐……」
秋彦と額を合わせると、切れ長の瞳の下に隈ができていることに気がつく。
「憐、今まで……」
「秋彦。もういい。難しい話はもういらない」
秋彦の唇を指で押さえて僕は、満面の笑顔をつくる。昔、秋彦が教えてくれた笑顔。お客さまに笑顔をむければ、むこうも憐に優しくしてくれる、と秋彦は言っていた。
「お前は…全く……」
秋彦は呆れたようにつぶやいて、僕の髪にゆっくりと指をとおす。秋彦は何も言わなかった。僕も何もしゃべらなかった。
髪を撫でていた秋彦の手が止まる。
「秋彦。大好きだよ」
もう、そう伝えられるのが最後だと思った。言葉に嘘はない。秋彦は口を結んで、僕を腰から抱き上げて膝からおろす。
そして僕の頭に手をのせて
「いい子でな」
と、言った。
外には朝日が昇っていて、屋敷は静まり返っていた。「お姫ちゃんがいなくなるって言ったら、皆んな煩いだろうしな。この時間でよかったよ」と龍也が言って、椿が頷いた。
二人は僕の荷造りを手伝うと言って寝室まで一緒に付いてきたが、僕の持ち物はほとんどなく、お客にもらった髪飾りや数着の着物も全部、店に置いていくことにした。
一着だけ好きなものを選んで着て帰れと龍也が言うので、隆文が細かい桃の花の刺繍が満遍なく施された着物を選んだ。
「お姫ちゃん、もう思い残すものはないな?」
正門を出たところで龍也がそう尋ねる。
もう平気、と言いかけたとき、チリン、と椿が僕の腰に抱きついてくる。長い髪が揺れる。椿は短い腕で僕の体を抱きしめたあと、素早く離れる。
白い白粉を塗った頬がわずかに上気しているように見えた。
「じゃあな」
と、龍也は隣の椿の肩をだき、いつもの軽い笑顔をつくる。
隆文が僕の手をとって「それでは」と頭をさげる。
僕は、龍也と椿と、そして後ろの大きなお屋敷を見てうまく言葉が出てこなくなって、ただ黙って手をふった。
隆文に手を引かれ、朝日の当たったアスファルトの道を歩いていく。空気は冷たいが、繋いでいる手は温かい。
「どこにいくの?」
と、僕は尋ねた。
「まずは、駅に。そこから電車で、家に帰りましょう」
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