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2人でシャワー

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真っ赤にされたお尻は、それからしばらくただ歩いているだけでも痛み、椅子に座るのは憂鬱だった。

私は例のブラシを見るのも嫌で、優太さまがいない昼間のうちに私のベッドの下に隠して、代わりに持ち手のついていないタイプの洋服ブラシを買って置いておいた。

帰ってきた優太さまは取り替えられたブラシに気がついた様子だったが、その場では何も言わなかった。

それなのに数日経って、私が気がつかないうちに、前のものより厚い長方形の大きなブラシに代えられていたのだ。

「こ、れ…っ」
「持ち手がないと、いろいろ使いにくいもんね」

 思わず声を発してしまった私に、優太さまがわざとらしく微笑む。

「それにしても、前の洋服ブラシはどこにいったのかな……まさか、捨てたりしてないよね?」
「す、捨ててません…っ」

 慌てて寝室に駆け出した私の後ろに、優太さまもついてくる。

ベッドの下から、あの洋服ブラシを取り出して、優太さまに手渡す。

「他には?」
「え、…っ」
「他に、隠してるもの。あるなら、僕に発見される前に出しなさい」

 優太さまには、どこまで見透かされているのか。

もう一度しゃがんで、白いビニール袋を掴み、しぶしぶ優太さまに差し出す。

「大量の菓子パン、ね。これは、いつ食べるものなの?」
「………お昼ご飯が、足りないときに…」
「四つん這い」

 優太さまがベッドを指差す。

「この間の青あざもなくなって白く戻ったね」

 ベッドに四つん這いになった私のお尻を優太さまが撫でる。

「痛みは? もうない?」
「…はい」

 優太さまの手に撫でられていると…っ。唾を飲み込んだ瞬間、撫でられていた手で、お尻の下の方をきゅっと抓られる。

「ぃっ…」
 呻いた私に、きっちり5回、軽い平手が落とされる。

「隠し物、禁止。いいね?」
「はぃっ」
「よし。今日は素直に話したから、これくらいで許してあげよう」

 優太さまがそう言いながら、ゆっくりとお尻を撫でる。

その手が膨らみから、するりとお尻の割れ目に入り込む。きゅっ、とお尻の奥に力が入るのを感じる。

「この間の道具……使ってみる…?」
「は、はぃ…っ」

 こくこくと頷いた後になって、重要なことに気づいた。

「ぁ…、でも先に綺麗に、しないと…っ」
「綺麗に?」
「シャワーで……洗って、きます…っ」

 このままの状態で優太さまの指で触れられるわけには、いかない。

起き上がって、駆け出そうとする私の手を優太さまが掴んだ。

「僕も一緒にシャワー浴びてもいい?」
 優太さまが柔らかく微笑んで、首をかしげた。


 二人で服を脱いで、バスルームに一緒に入る。

優太さまのマンションのバスルームは二人で入っても問題なく広い。

今まで何度か「一緒に入る?」と誘われたことはあったのだが、私が、普段もっと恥ずかしい姿を晒しているくせに、明るい場所で裸になるのが妙に恥ずかしく、断っていたのだ。

でも今日は、頑張ってもっと先に進むのだから……お風呂程度で、恥ずかしがっていられない。

「なに、緊張してるの」
 頭からぬるい温度のシャワーをかけられる。

「っ…、優太さま…っ!」
「ほら、洗ってあげるから、そこしゃがんでごらん」
「え、いやっ…それは、私が自分でやります…っ」

 シャワーを奪おうとした私の手を阻んで、優太さまが私を無理やりしゃがませる。

「はい、足開いて、浴槽掴んで」

 言われるままに浴槽の縁をつかんで、お尻を突き出すような格好になった私の後ろに優太さまもしゃがみこむ。

指で割れ目をひらいて、蕾にお湯がかけられた。

「章人、力抜いて」
 蕾にシャワーが徐々に近づけられて、軽く押さえつけられる。

ゆっくりと、お湯が流れ込んでくる。

「このくらいで大丈夫?」
 私が黙って頷くと、シャワーが離される。あとは、お尻の中に入れたお湯をりきんで出すだけだが…優太さまに見られていることを意識して、頬が熱くなる。

「あんまり…っ見ないで、くださいっ」
「恥ずかしいことじゃないよ」

 ゆっくりとお腹を回すように撫でられて、じょろじょろと音をたててお湯が流れ出した。

「…っ……」

 羞恥で涙すら浮かべる私に、優太さまは「二回目ね」とまたシャワーを押し当てた。

それでも優太さまにそっと涙を拭われると、不思議とお湯の流れ込んでくる不快感も、我慢できてしまう。シャワー浣腸が終わると、次は優太さまと一緒に全身泡まみれになった。

優太さまが私の髪を洗いたがったので、私はおとなしく座ってされるがままになった。

石鹸の匂いに包まれ、お湯ですっかり身体は温まった。


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