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27.ソラチームvsコボルド団
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ミーティングの1時間後。
僕は、マーチルやラックドナと共に、コボルドたちの住処の裏手に待機していた。
「最後にもう一度だけ確認しておくけど、2人とも……本当にいいんだね?」
マーチルもラックドナも、真剣な眼差しで頷いた。
「わかった。各自……健闘を祈るよ」
僕はそういうと、普通サイズの管狐を5匹出した。
1匹は乱戦の最中にマーチルと合流し、彼女がマスターだと誤認させる。残る4匹はかく乱&特攻要員だ。力の限りコボルドたちを引っ搔き回して、洞窟内に突入後に潜入するラックドナと、アタッカーのマーチルの負担を減らすために戦う。
「行け」
攻撃指示を出すと、5匹の管狐たちは裏口から3匹、少し離れた隙間から1匹ずつ、コボルドの塒へと突入した。続いてマーチルが突入して、少し遅れてからラックドナがステルスを発動。予定していた通りのスタートを切ることができた。
「ナ、ナンダ、コノ、イキモノ!?」
「ブッツブセ!」
僕は目を瞑ると、5匹の管狐たちの戦いぶりが、おぼろげながら見えてきた。
彼らはマーチルやラックドナのために、コボルドたちの耳元を飛び回ったり、足に噛みついたり、わざとモノに体当たりして、落下物でダメージを与えたりしている。
そのため突入したマーチルに、攻撃を仕掛けるコボルドは1体しかおらず、他の連中は部屋の中で『バカ踊り』を舞う状況になっていた。
「コノォ!」
さっそく1匹目がやられた。
戦力が減ると、コボルド側も狙いを定めるのが容易になるらしく、次から次へと逃げ回る管狐たちに攻撃を仕掛けてくる。
2匹目。3匹目と倒されると、僕は再び管狐を出すことにした。
「よし……」
次に出したのは大き目の管狐だ。彼らには裏口正面から乗り込んでもらったため、マーチルの周囲を守っているように見えるだろう。
よし、このまましんがり役を管狐に任せ、マーチルは撤退だ。
「……!」
そう思ったとき、何とジルーだけでなく、ヒューマンの女が乗り込んできたではないか。ラックドナの話を聞く限り、玉座にふんぞり返っているタイプだと思っていたが、このフットワークの軽さは想定外だった。
この状況を打開するには、頃合いを見計らって管狐第3陣を送り込むべきだろうか。彼らに暴れさせればマーチルの俊足なら逃げることも可能。
左手をグッと握りしめたとき、洞窟の中から一瞬だけ光が見えた。
「…………」
今のはラックドナの合図。鏡をこちらに向けたのは、フォセットを取り返すには今しかないというメッセージだ。
「無事でいてくれよ……マーチル」
僕は用意していた管狐第3陣をストップさせ、そのまま草むらの中を進みはじめた。
ラックドナの話によると、この辺りに内部へと入れる穴があったはず。
「……あった!」
僕はタワーシールドをその場に置くと、洞窟の中へと飛び降りた。
暗闇ばかりでよく見えないが、管狐の力を借りればマシになる。すでに見張り役のコボルドは倒れていて、スライムに拘束されたフォセットがこちらを見ていた。
「……ソラさん」
思った以上にスライムは大きかった。これを僕の力だけでフォセットから引き剝がすのは不可能だろう。ならばどうする。グズグズしていると、例の恐怖の女ヒューマンが戻ってきてしまう。
「こうなったら、破れかぶれだな」
一か八か、フォセットごとスライムを持ち上げると、かなり重かったが持ち上がらないこともなかった。さすがのスライムも、フォセットを拘束するのにエネルギーを使い、地面で足を踏ん張るだけの余裕はなかったようだ。
ちょうどその時、恐怖の女ヒューマンと、マーチルを背負ったジルーが戻ってきた。
「!? ちょ……え、はぁ!?」
恐怖の女ヒューマンは、驚きのあまり口をパクパクとさせていた。ジルーもすぐにマーチルを下ろそうとしたが、マーチルはここで大暴れ。ジルーの追撃をブロックしてくれた。
更にマーチルは叫んだ。
「クダギツネ、フォセット隊長を守れ!」
僕はマーチルの声に合わせて、普通サイズの管狐3と、大き目サイズ1を差し向けた。彼らはジルーや、女ヒューマン、更に駆け付けたコボルドと一戦を交えている。
彼らが作り出してくれた僅かな時間で、僕は力の限り走り、コボルドの洞窟を抜けた。だけどまだだ。この距離だとすぐに追手が来る。
「管狐……ここで足止めを」
『キュイ!』
間もなく追撃してきたコボルドは、管狐による待ち伏せでダメージを受けることになった。僕はその間にもフォセットを背負ったまま森の中へと退避。
間もなく、身を隠すことに成功した。
「……しばらく……休憩」
フォセット自身は僕よりも軽いが、スライム付きともなればだいたい僕くらいの体重になるだろう。それを背負って全力疾走したのだから、僕の体力はすっかりなくなっていた。
フォセットは、僕の背中から弱々しい声をかけてきた。
「お恥ずかしいところを見せました……。これほど、メンバーを危険に晒すとは……リーダー失格です」
「何を……言うんだ……君の、仲間は、的確に、動い……てるし、誰も、まだ、死んでない」
そう伝えると、僕の背に水滴が落ちてきた。フォセットの手の震えが僕の肩に伝わってくる。きっと、相当怖かったのだろう。
パーティーメンバーは、フォセットのことをリーダーとして見ているだろうが、彼女もまた華奢な女の子なんだ。
「とにかく、今は体を休めよう……落ち着いたら、捕まっている仲間をどう助けるか考えればいい」
「……はい」
【その頃のマーチル】
僕は、マーチルやラックドナと共に、コボルドたちの住処の裏手に待機していた。
「最後にもう一度だけ確認しておくけど、2人とも……本当にいいんだね?」
マーチルもラックドナも、真剣な眼差しで頷いた。
「わかった。各自……健闘を祈るよ」
僕はそういうと、普通サイズの管狐を5匹出した。
1匹は乱戦の最中にマーチルと合流し、彼女がマスターだと誤認させる。残る4匹はかく乱&特攻要員だ。力の限りコボルドたちを引っ搔き回して、洞窟内に突入後に潜入するラックドナと、アタッカーのマーチルの負担を減らすために戦う。
「行け」
攻撃指示を出すと、5匹の管狐たちは裏口から3匹、少し離れた隙間から1匹ずつ、コボルドの塒へと突入した。続いてマーチルが突入して、少し遅れてからラックドナがステルスを発動。予定していた通りのスタートを切ることができた。
「ナ、ナンダ、コノ、イキモノ!?」
「ブッツブセ!」
僕は目を瞑ると、5匹の管狐たちの戦いぶりが、おぼろげながら見えてきた。
彼らはマーチルやラックドナのために、コボルドたちの耳元を飛び回ったり、足に噛みついたり、わざとモノに体当たりして、落下物でダメージを与えたりしている。
そのため突入したマーチルに、攻撃を仕掛けるコボルドは1体しかおらず、他の連中は部屋の中で『バカ踊り』を舞う状況になっていた。
「コノォ!」
さっそく1匹目がやられた。
戦力が減ると、コボルド側も狙いを定めるのが容易になるらしく、次から次へと逃げ回る管狐たちに攻撃を仕掛けてくる。
2匹目。3匹目と倒されると、僕は再び管狐を出すことにした。
「よし……」
次に出したのは大き目の管狐だ。彼らには裏口正面から乗り込んでもらったため、マーチルの周囲を守っているように見えるだろう。
よし、このまましんがり役を管狐に任せ、マーチルは撤退だ。
「……!」
そう思ったとき、何とジルーだけでなく、ヒューマンの女が乗り込んできたではないか。ラックドナの話を聞く限り、玉座にふんぞり返っているタイプだと思っていたが、このフットワークの軽さは想定外だった。
この状況を打開するには、頃合いを見計らって管狐第3陣を送り込むべきだろうか。彼らに暴れさせればマーチルの俊足なら逃げることも可能。
左手をグッと握りしめたとき、洞窟の中から一瞬だけ光が見えた。
「…………」
今のはラックドナの合図。鏡をこちらに向けたのは、フォセットを取り返すには今しかないというメッセージだ。
「無事でいてくれよ……マーチル」
僕は用意していた管狐第3陣をストップさせ、そのまま草むらの中を進みはじめた。
ラックドナの話によると、この辺りに内部へと入れる穴があったはず。
「……あった!」
僕はタワーシールドをその場に置くと、洞窟の中へと飛び降りた。
暗闇ばかりでよく見えないが、管狐の力を借りればマシになる。すでに見張り役のコボルドは倒れていて、スライムに拘束されたフォセットがこちらを見ていた。
「……ソラさん」
思った以上にスライムは大きかった。これを僕の力だけでフォセットから引き剝がすのは不可能だろう。ならばどうする。グズグズしていると、例の恐怖の女ヒューマンが戻ってきてしまう。
「こうなったら、破れかぶれだな」
一か八か、フォセットごとスライムを持ち上げると、かなり重かったが持ち上がらないこともなかった。さすがのスライムも、フォセットを拘束するのにエネルギーを使い、地面で足を踏ん張るだけの余裕はなかったようだ。
ちょうどその時、恐怖の女ヒューマンと、マーチルを背負ったジルーが戻ってきた。
「!? ちょ……え、はぁ!?」
恐怖の女ヒューマンは、驚きのあまり口をパクパクとさせていた。ジルーもすぐにマーチルを下ろそうとしたが、マーチルはここで大暴れ。ジルーの追撃をブロックしてくれた。
更にマーチルは叫んだ。
「クダギツネ、フォセット隊長を守れ!」
僕はマーチルの声に合わせて、普通サイズの管狐3と、大き目サイズ1を差し向けた。彼らはジルーや、女ヒューマン、更に駆け付けたコボルドと一戦を交えている。
彼らが作り出してくれた僅かな時間で、僕は力の限り走り、コボルドの洞窟を抜けた。だけどまだだ。この距離だとすぐに追手が来る。
「管狐……ここで足止めを」
『キュイ!』
間もなく追撃してきたコボルドは、管狐による待ち伏せでダメージを受けることになった。僕はその間にもフォセットを背負ったまま森の中へと退避。
間もなく、身を隠すことに成功した。
「……しばらく……休憩」
フォセット自身は僕よりも軽いが、スライム付きともなればだいたい僕くらいの体重になるだろう。それを背負って全力疾走したのだから、僕の体力はすっかりなくなっていた。
フォセットは、僕の背中から弱々しい声をかけてきた。
「お恥ずかしいところを見せました……。これほど、メンバーを危険に晒すとは……リーダー失格です」
「何を……言うんだ……君の、仲間は、的確に、動い……てるし、誰も、まだ、死んでない」
そう伝えると、僕の背に水滴が落ちてきた。フォセットの手の震えが僕の肩に伝わってくる。きっと、相当怖かったのだろう。
パーティーメンバーは、フォセットのことをリーダーとして見ているだろうが、彼女もまた華奢な女の子なんだ。
「とにかく、今は体を休めよう……落ち着いたら、捕まっている仲間をどう助けるか考えればいい」
「……はい」
【その頃のマーチル】
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