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16.LPの意味
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間もなく僕はオオカミ少女のジルーと共に、ギルドの裏手にある桟橋へと向かった。
そこには小舟が1隻あり、ジルーは僕を見ながら言う。
「先に乗り込んで」
「わかった」
僕が乗ると、ジルーはオールを持って乗り込み、見送りに来たギルド長やオリヴィア達を見た。
「では、行ってくるよ!」
「最近は、ゴブリンも狡猾になっていると聞きます。油断しないでください」
「はい!」
間もなくジルーは舟を括りつけていた鎖を解くと、僕の後ろに立って慣れた様子で舟を操った。
「ところでジルーさん」
「なあに?」
「ゴブリンの動きってどうなの? 一般人だと目で追えないくらい速い?」
「そんなことはないかな……ヒューマンなら村人でも1対1なら十分に勝てるよ。ただ……」
「ただ?」
「甘く見たら、袋叩きに遭うから……バカにしてはいけない相手だよ」
「わかった」
舟は川の流れに乗って進んでいき、ジルーはやがて桟橋に到着すると、マーフォーク族の男性に声をかけた。
「トリトンズのジルーです。ゴブリン退治に来ました」
「おお、待っていたよ!」
依頼主であるマーフォーク族の村へと到着すると、どうして彼らが冒険者ギルドに退治を依頼したのか、その理由がわかる気がした。
マーフォーク族の人々は力もそこそこあり、農作業なら難なくこなせるが人間や獣人ほどの瞬発力はないようだ。
「いや~ 来てくれて助かったよ。連中は畑は荒らすわ、子供を浚おうとするわ、年寄にも危害を加えて大怪我をさせるわ、野放しにはできないからね」
ジルーはすでに村人たちと顔見知りらしく、子供たちもそんなに強い関心は向けてこないが、僕のことは珍しいようだ。
「なあ、ジルーのねーちゃんの隣にヒューマンの男の人がいるぞ!」
「ジルー姉ちゃんよりおっきいな……強いのかな?」
「ゴブリンをいっぱいやっつけてくれるといいな~」
マーフォーク族の男性は、森の入り口に立つと言った。
「ジルーちゃんはすでに知っていると思うけど、この森の奥にゴブリンたちの巣がある」
そこまで言うと、マーフォーク族の男性は僕たちを見た。
「いくらトリトンズの戦士でも、2人でゴブリンの巣に踏み込むのは自殺行為だ。今日も森を闊歩している連中を倒して頭数を減らして欲しい」
「わかりました。行こう!」
「うん!」
森に入ると、ジルーはすぐにオオカミの耳を動かした。
「早速いるよ……戦ってみる?」
「任せて」
僕は音を立てないように歩くと、木陰の先に緑の小鬼のような生き物がいた。
ゲームなどで何度となく見てきたステレオタイプのゴブリンだ。実際にこうやって目の前で肉をかじっていることをも見ると、なんだかとても不思議な気分になる。
僕はレフトソードを出すと、左手で狙いを定めてゴブリンに向けて投げた。
ナイフはゴブリンに命中し、ゴブリンは肉を加えたまま崩れ落ちるように倒れていく。
ゴブリンの背中にもHPなどのステータスが表示されており、僕は数値をチェックした。
【???? オス 種族:ゴブリン レベル1
HP 0/ 80 LP 0/3 MP 0/ 28】
「クリティカルヒットだったようだね」
ジルーはそう言いながら、LPという欄を指さした。
「これってどういう意味なの?」
「これはね……HPを削り切られてゼロになっても、即死しないで再び立ち上がる力を意味してるんだ。凶悪なモンスターになると2桁というヤツもいるから注意が必要だよね」
ああ、そう言われてみれば、スティレットはLPが9もあったな。
つまり、これがゼロになると……文字通りゲームオーバーというワケか。
「ちなみにジルーのLPは幾つなんだい?」
そう質問すると、ジルーは苦笑しながら答えた。
「一般的に、獣人族の女は5、男は6と見て間違いないよ。人間やエルフなら女は4、男は5。まあ例外はいるけどね」
「な、なるほど……ちなみに一度減らされたLPを回復するには?」
そう質問すると、ジルーは当然のように言った。
「基本的には何日も身体を休めて、やっと1回復って感じかな? アビリティ【ヒーリング】を持っている人に治療してもらうという手もあるけど……」
さすがにライフポイントというだけのことはあって、一度減らされてしまうと容易には元には戻らないようだ。
ん、彼女の話だと、ヒーリングというLPを回復する手段があると言っていたな。
「ヒーリング以外にも、回復魔法のようなモノで何とかならないのかい?」
「うーん……難しいと思うよ。LP回復って……ヒーリングアビリティの持ち主にしか出来ないことだからね」
ジルーはそういうと、倒したゴブリンの右耳を切り取って袋に入れた。
「まあ、とにかく……ケガしなければいいんだよ、次も頑張ろう!」
「う、うん!」
【HPとLPの違い】
HPはヒットポイントの略で、ゼロまで削り取られると気を失って戦闘不能になるよ。
LPはライフポイントの略で、こっちがゼロで、更にHPもゼロになると死亡扱いになる。
基本的に敵から攻撃受けると、まずはHPにダメージが入って、HPがゼロになるとLPが1削り取られるというイメージだね。
ヒーリングアビリティのレプリカである、光系回復魔法と水系回復魔法は、HPは回復してくれるけどLPまでは回復してくれない。
あとこれは余談だけど、相手がゾンビとかスケルトンのような下級アンデッドになると、LPは最初からゼロだったりするんだ。耐久力は高いけど、HPさえ削り切れば勝てるから……頑張れカイト!
そこには小舟が1隻あり、ジルーは僕を見ながら言う。
「先に乗り込んで」
「わかった」
僕が乗ると、ジルーはオールを持って乗り込み、見送りに来たギルド長やオリヴィア達を見た。
「では、行ってくるよ!」
「最近は、ゴブリンも狡猾になっていると聞きます。油断しないでください」
「はい!」
間もなくジルーは舟を括りつけていた鎖を解くと、僕の後ろに立って慣れた様子で舟を操った。
「ところでジルーさん」
「なあに?」
「ゴブリンの動きってどうなの? 一般人だと目で追えないくらい速い?」
「そんなことはないかな……ヒューマンなら村人でも1対1なら十分に勝てるよ。ただ……」
「ただ?」
「甘く見たら、袋叩きに遭うから……バカにしてはいけない相手だよ」
「わかった」
舟は川の流れに乗って進んでいき、ジルーはやがて桟橋に到着すると、マーフォーク族の男性に声をかけた。
「トリトンズのジルーです。ゴブリン退治に来ました」
「おお、待っていたよ!」
依頼主であるマーフォーク族の村へと到着すると、どうして彼らが冒険者ギルドに退治を依頼したのか、その理由がわかる気がした。
マーフォーク族の人々は力もそこそこあり、農作業なら難なくこなせるが人間や獣人ほどの瞬発力はないようだ。
「いや~ 来てくれて助かったよ。連中は畑は荒らすわ、子供を浚おうとするわ、年寄にも危害を加えて大怪我をさせるわ、野放しにはできないからね」
ジルーはすでに村人たちと顔見知りらしく、子供たちもそんなに強い関心は向けてこないが、僕のことは珍しいようだ。
「なあ、ジルーのねーちゃんの隣にヒューマンの男の人がいるぞ!」
「ジルー姉ちゃんよりおっきいな……強いのかな?」
「ゴブリンをいっぱいやっつけてくれるといいな~」
マーフォーク族の男性は、森の入り口に立つと言った。
「ジルーちゃんはすでに知っていると思うけど、この森の奥にゴブリンたちの巣がある」
そこまで言うと、マーフォーク族の男性は僕たちを見た。
「いくらトリトンズの戦士でも、2人でゴブリンの巣に踏み込むのは自殺行為だ。今日も森を闊歩している連中を倒して頭数を減らして欲しい」
「わかりました。行こう!」
「うん!」
森に入ると、ジルーはすぐにオオカミの耳を動かした。
「早速いるよ……戦ってみる?」
「任せて」
僕は音を立てないように歩くと、木陰の先に緑の小鬼のような生き物がいた。
ゲームなどで何度となく見てきたステレオタイプのゴブリンだ。実際にこうやって目の前で肉をかじっていることをも見ると、なんだかとても不思議な気分になる。
僕はレフトソードを出すと、左手で狙いを定めてゴブリンに向けて投げた。
ナイフはゴブリンに命中し、ゴブリンは肉を加えたまま崩れ落ちるように倒れていく。
ゴブリンの背中にもHPなどのステータスが表示されており、僕は数値をチェックした。
【???? オス 種族:ゴブリン レベル1
HP 0/ 80 LP 0/3 MP 0/ 28】
「クリティカルヒットだったようだね」
ジルーはそう言いながら、LPという欄を指さした。
「これってどういう意味なの?」
「これはね……HPを削り切られてゼロになっても、即死しないで再び立ち上がる力を意味してるんだ。凶悪なモンスターになると2桁というヤツもいるから注意が必要だよね」
ああ、そう言われてみれば、スティレットはLPが9もあったな。
つまり、これがゼロになると……文字通りゲームオーバーというワケか。
「ちなみにジルーのLPは幾つなんだい?」
そう質問すると、ジルーは苦笑しながら答えた。
「一般的に、獣人族の女は5、男は6と見て間違いないよ。人間やエルフなら女は4、男は5。まあ例外はいるけどね」
「な、なるほど……ちなみに一度減らされたLPを回復するには?」
そう質問すると、ジルーは当然のように言った。
「基本的には何日も身体を休めて、やっと1回復って感じかな? アビリティ【ヒーリング】を持っている人に治療してもらうという手もあるけど……」
さすがにライフポイントというだけのことはあって、一度減らされてしまうと容易には元には戻らないようだ。
ん、彼女の話だと、ヒーリングというLPを回復する手段があると言っていたな。
「ヒーリング以外にも、回復魔法のようなモノで何とかならないのかい?」
「うーん……難しいと思うよ。LP回復って……ヒーリングアビリティの持ち主にしか出来ないことだからね」
ジルーはそういうと、倒したゴブリンの右耳を切り取って袋に入れた。
「まあ、とにかく……ケガしなければいいんだよ、次も頑張ろう!」
「う、うん!」
【HPとLPの違い】
HPはヒットポイントの略で、ゼロまで削り取られると気を失って戦闘不能になるよ。
LPはライフポイントの略で、こっちがゼロで、更にHPもゼロになると死亡扱いになる。
基本的に敵から攻撃受けると、まずはHPにダメージが入って、HPがゼロになるとLPが1削り取られるというイメージだね。
ヒーリングアビリティのレプリカである、光系回復魔法と水系回復魔法は、HPは回復してくれるけどLPまでは回復してくれない。
あとこれは余談だけど、相手がゾンビとかスケルトンのような下級アンデッドになると、LPは最初からゼロだったりするんだ。耐久力は高いけど、HPさえ削り切れば勝てるから……頑張れカイト!
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