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11,水の都アトラティア。
水都アトラティア。
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「こちらアトラティア管制塔。船の照合を行いますので所属と船番号をお願いします。」
管制官の声が通信で聞こえた。
「こちらアーシャ帝国所属戦艦コンゴウです。船番号はA-WS003KGです」
「かしこまりました。確認いたしますのでお待ちください。」
そういって通信が切れる。
「お待たせ致しました。船の照合が完了致しました。中央広場港βセクター5番桟橋に寄港してください。」
そういって通信が切れた。
ミカは船の速度を落とすとゆっくりと街に入っていった。
ミカが言った通り大きな運河に入っていくと白い壁の家が沢山建ち並んでいる。
水の都と呼ばれるだけあって綺麗な水の流れる運河には沢山の船やゴンドラが行き来している。
ここがメインラインと呼ばれるようだがかなり広くコンゴウとすれ違う様に大きな商船が抜けていったりコンゴウのすぐ前をゴンドラが通って行ったりと賑わっている。
「やっぱアトラティア内の航行は疲れるなぁ。速度保たないとだしゴンドラ乗りは怖いもの知らずっていうか、平気で戦艦の前も横切るからなぁ。注意しないとひいちゃうよ。」
ミカが苦笑いで言った。
まぁ、これだけ船が行き交ってるんだし大変だろうなぁ。
「中央港に着いたら皆は降りていいよ。私は船の整備の予約と物資の調達してくるから。船自体は大丈夫そうだけどアトラティアは世界一の造船技術も持ってるしその関係でここで船見とけば間違いないからね。一応整備入れとくから。」
ミカがそういいながら港に入るとゆっくりと桟橋に船を横付けして錨をおろした。
「はい、完了っ!お疲れさまー」
ミカが笑顔で言った。
「ミカこそお疲れさま。ありがとね。」
私はそう言うとコンゴウを降りた。
街はかなり賑わっており沢山の人で溢れている。
「それでは、神殿前で待ち合わせましょう。」
サキはそう言うと民家の屋根へと飛び上がり何処かへかけていってしまった。
「神殿はメインストリートをまっすぐ進んだ先ですがどういたしますか?」
ルルが私を見て言った。
「んー、そのまま行っても良いんじゃないかな。神殿解放したら観光って感じでさ。」
私がそういって歩き出す。
詩乃がすぐ横を、ルルが私達のすぐ後ろを着いていった。
この街は神殿が街の北側にある。神殿は少し高台に造られており大きな階段が神殿をより荘厳なものへと変えている。
神殿に向かうと多くの観光客で賑わっていた。
私達が解放を行う場所は巫女しか入れないから観光客はいないけど中に入るまでの道には沢山いる。
「さてと、ルルはここでサキを待ってて。私達は先に行って解放してくる。」
私が言うとルルが頷いた。
私達は神殿の中へと向かった。
管制官の声が通信で聞こえた。
「こちらアーシャ帝国所属戦艦コンゴウです。船番号はA-WS003KGです」
「かしこまりました。確認いたしますのでお待ちください。」
そういって通信が切れる。
「お待たせ致しました。船の照合が完了致しました。中央広場港βセクター5番桟橋に寄港してください。」
そういって通信が切れた。
ミカは船の速度を落とすとゆっくりと街に入っていった。
ミカが言った通り大きな運河に入っていくと白い壁の家が沢山建ち並んでいる。
水の都と呼ばれるだけあって綺麗な水の流れる運河には沢山の船やゴンドラが行き来している。
ここがメインラインと呼ばれるようだがかなり広くコンゴウとすれ違う様に大きな商船が抜けていったりコンゴウのすぐ前をゴンドラが通って行ったりと賑わっている。
「やっぱアトラティア内の航行は疲れるなぁ。速度保たないとだしゴンドラ乗りは怖いもの知らずっていうか、平気で戦艦の前も横切るからなぁ。注意しないとひいちゃうよ。」
ミカが苦笑いで言った。
まぁ、これだけ船が行き交ってるんだし大変だろうなぁ。
「中央港に着いたら皆は降りていいよ。私は船の整備の予約と物資の調達してくるから。船自体は大丈夫そうだけどアトラティアは世界一の造船技術も持ってるしその関係でここで船見とけば間違いないからね。一応整備入れとくから。」
ミカがそういいながら港に入るとゆっくりと桟橋に船を横付けして錨をおろした。
「はい、完了っ!お疲れさまー」
ミカが笑顔で言った。
「ミカこそお疲れさま。ありがとね。」
私はそう言うとコンゴウを降りた。
街はかなり賑わっており沢山の人で溢れている。
「それでは、神殿前で待ち合わせましょう。」
サキはそう言うと民家の屋根へと飛び上がり何処かへかけていってしまった。
「神殿はメインストリートをまっすぐ進んだ先ですがどういたしますか?」
ルルが私を見て言った。
「んー、そのまま行っても良いんじゃないかな。神殿解放したら観光って感じでさ。」
私がそういって歩き出す。
詩乃がすぐ横を、ルルが私達のすぐ後ろを着いていった。
この街は神殿が街の北側にある。神殿は少し高台に造られており大きな階段が神殿をより荘厳なものへと変えている。
神殿に向かうと多くの観光客で賑わっていた。
私達が解放を行う場所は巫女しか入れないから観光客はいないけど中に入るまでの道には沢山いる。
「さてと、ルルはここでサキを待ってて。私達は先に行って解放してくる。」
私が言うとルルが頷いた。
私達は神殿の中へと向かった。
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