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実は、こんな話もある
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実は、三回戦目で戦った光の騎士ドンゴラが俺のところに吸血鬼族の姫の婚約者と一緒に来ていた。
「…神だとお聞きしました。どうか、お願いします。吸血鬼族の説得を一緒にお願いできないだろうか?」
何か厄介ごとですね~!!
「ギルドを通して、指名依頼にします。私は、どうしても彼と結婚したいのです」
姫様の思いが、俺に伝わる。
どうやら、姫様は望まぬ婚約者と結婚させられそうなようだ。
何度か、ドンゴラを紹介しているが…民族柄なのか?混血を嫌う。
しかも、姫の相手は光の属性。
闇属性が…主流の王家で、光の属性は異端である。
吸血鬼族の専属冒険者にまではなれたが…結婚となると難しい。
どうしたものか…?
ドンゴラをどっかの王に据えてみる?
姫様は、後継ぎではない。
嫁に出て貰えばいいのだ。
「…姫様は、ドンゴラと一緒にならば、国を出る覚悟はある?」
「もちろんです!ドンゴラ様と共に歩んでいきたいです!」
「ドンゴラさんは、姫の為なら何でも出来る?」
「もちろんです!姫様は我が命!我が生涯です!」
「幻獣になってみない?幻獣国の国王にならば…なれるよ。ドンゴラさんの強さなら、みんなも認めてくれるだろう。どうする?国王ならば、吸血鬼族も文句は言えないよね?」
誠実な2人の人柄は、俺の好みなのだ。
加護も与えてもいい。
「幻獣になるのですか?幻の生物ですよね?…どうやって?」
「なれるよ。俺の眷族に近いからね~!神獣とかも居るけど、獣人やエルフとかからも、幻獣になった者たちが、いるからね。かなり数も増えてきているから、統率をしてくれる人を探していたんだ。ドンゴラさんが、国王になってくれると、俺は助かるのだけどね」
「…ならば…私も、幻獣にしてください」
姫様の言葉は、吸血鬼族との決別を決意した言葉だった。
こうなると、話は早い。
ドンゴラさんと姫様と共に吸血鬼族の国へ行くと…結婚を認めてくれなければ、種族を捨てると、宣言する。
意味がわかっていない姫様の家族の王家は、出来るならやってみろ的な感じで、鼻で笑った。吸血鬼族の血の結束は固い。出来ないと思っているのだ。
俺は、ドンゴラさんから、幻獣化する。
ドンゴラさんは、元から強いので、本物の天使ルックの神獣になってしまう。
まあ、幻獣国の国王になるのですから、神獣でもいいよね?
ドンゴラさんが目の前で、種族変化して見せたので、焦った吸血鬼族の国王が、姫様を引き止めた。プライドが高いせいか?引き止めにもならなかったが…
でも、結婚を認めてくれないので、結局、姫様を幻獣化する。
姫様は、女神のような、魔女のような出で立ちの霧の幻獣になりました。
幻獣化すると、中身も多少変わるので、2人は周りを気にも止めずに、手を取り合い幻獣の国に行こうとする。
2人の愛は、変わらないみたいです。
「お父様、私は種族が変わっても、お父様の子です。遠い国から、この国のことを見守っております」
姫様…ええ子や…
「皆様、これまでの恩は忘れません。必ず姫を大切にします」
ドンゴラさんは、誠実な人だね。王家に迎えてもいい人材なのに…勿体無い。
「…ドンゴラさんが幻獣の王になったら、国交でもしてください。縁が切れるわけではないです。吸血鬼族の寿命も長いですからね。気長に交流をはかってください」
俺たちは、それだけを言い残して、幻獣の里に移動する。
「…種族が変わったら、娘でも何でもない。好きにしたらいい」
そんな言葉が、最後に聞こえた。…涙目だよね?王様?
こうして、無事?ドンゴラさんは、幻獣の国に行き、夫婦仲慎ましく幻獣の国を治めて行く。
幻獣の国の俺の信仰は、更に強固になっていく。
「俺が一番得した?」
俺得!ラッキー!
そんなことが、一部で行われていました。
「…神だとお聞きしました。どうか、お願いします。吸血鬼族の説得を一緒にお願いできないだろうか?」
何か厄介ごとですね~!!
「ギルドを通して、指名依頼にします。私は、どうしても彼と結婚したいのです」
姫様の思いが、俺に伝わる。
どうやら、姫様は望まぬ婚約者と結婚させられそうなようだ。
何度か、ドンゴラを紹介しているが…民族柄なのか?混血を嫌う。
しかも、姫の相手は光の属性。
闇属性が…主流の王家で、光の属性は異端である。
吸血鬼族の専属冒険者にまではなれたが…結婚となると難しい。
どうしたものか…?
ドンゴラをどっかの王に据えてみる?
姫様は、後継ぎではない。
嫁に出て貰えばいいのだ。
「…姫様は、ドンゴラと一緒にならば、国を出る覚悟はある?」
「もちろんです!ドンゴラ様と共に歩んでいきたいです!」
「ドンゴラさんは、姫の為なら何でも出来る?」
「もちろんです!姫様は我が命!我が生涯です!」
「幻獣になってみない?幻獣国の国王にならば…なれるよ。ドンゴラさんの強さなら、みんなも認めてくれるだろう。どうする?国王ならば、吸血鬼族も文句は言えないよね?」
誠実な2人の人柄は、俺の好みなのだ。
加護も与えてもいい。
「幻獣になるのですか?幻の生物ですよね?…どうやって?」
「なれるよ。俺の眷族に近いからね~!神獣とかも居るけど、獣人やエルフとかからも、幻獣になった者たちが、いるからね。かなり数も増えてきているから、統率をしてくれる人を探していたんだ。ドンゴラさんが、国王になってくれると、俺は助かるのだけどね」
「…ならば…私も、幻獣にしてください」
姫様の言葉は、吸血鬼族との決別を決意した言葉だった。
こうなると、話は早い。
ドンゴラさんと姫様と共に吸血鬼族の国へ行くと…結婚を認めてくれなければ、種族を捨てると、宣言する。
意味がわかっていない姫様の家族の王家は、出来るならやってみろ的な感じで、鼻で笑った。吸血鬼族の血の結束は固い。出来ないと思っているのだ。
俺は、ドンゴラさんから、幻獣化する。
ドンゴラさんは、元から強いので、本物の天使ルックの神獣になってしまう。
まあ、幻獣国の国王になるのですから、神獣でもいいよね?
ドンゴラさんが目の前で、種族変化して見せたので、焦った吸血鬼族の国王が、姫様を引き止めた。プライドが高いせいか?引き止めにもならなかったが…
でも、結婚を認めてくれないので、結局、姫様を幻獣化する。
姫様は、女神のような、魔女のような出で立ちの霧の幻獣になりました。
幻獣化すると、中身も多少変わるので、2人は周りを気にも止めずに、手を取り合い幻獣の国に行こうとする。
2人の愛は、変わらないみたいです。
「お父様、私は種族が変わっても、お父様の子です。遠い国から、この国のことを見守っております」
姫様…ええ子や…
「皆様、これまでの恩は忘れません。必ず姫を大切にします」
ドンゴラさんは、誠実な人だね。王家に迎えてもいい人材なのに…勿体無い。
「…ドンゴラさんが幻獣の王になったら、国交でもしてください。縁が切れるわけではないです。吸血鬼族の寿命も長いですからね。気長に交流をはかってください」
俺たちは、それだけを言い残して、幻獣の里に移動する。
「…種族が変わったら、娘でも何でもない。好きにしたらいい」
そんな言葉が、最後に聞こえた。…涙目だよね?王様?
こうして、無事?ドンゴラさんは、幻獣の国に行き、夫婦仲慎ましく幻獣の国を治めて行く。
幻獣の国の俺の信仰は、更に強固になっていく。
「俺が一番得した?」
俺得!ラッキー!
そんなことが、一部で行われていました。
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