5 / 14
お留守番 後編
しおりを挟む
デムの黒い眼が私を真っ直ぐに見つめている。口の端から次々と細い線となって落ちる透明の粘液が床に落ちていく。
私の体の芯に、多数の虫が蠢くような感覚がして震え上がった。
あ....あ...
あ゙ーーー!
私は無意識に威嚇の声をあげていた。
けれど、それが皮切りになってデムが飛びかかってきた。
一瞬で横に転がされ仰向けに押し倒される。デムの鼻息が荒く顔にかかる。私が顔を背けると、大きな手が私の頭を押さえつけ遠慮なく、口の中に舌を入れてきた。
口の中の水分を全て舐め回し、喉の奥までも舐めとろうと舌が入り込んでくる。筋肉質で硬い犬の舌に、私の舌の抵抗は無に等しくて、、
もう、気道さえ塞がれ息ができない。嘔吐してしまうが、それすらの舐められて混ぜられる。
呻き声をあげようとも、デムは関係ない。爪のついた手を私の頭に食い込ませ、食らいつくように私の口の中を貪り味わう。
犬の舌はとても筋肉質で硬くてざらざらしてて、なにより、疲れを知らない。
私が殆ど放心するほど、たっぷりと口の中を堪能すると、
デムは器用に手枷の部分にだけ噛みつき、私をベッドの近くまで引きずって行った。そして鼻で私のお尻を強く押した。
デムは私にベッドに乗れと言ってるの。
ベッドに乗りたい...乗りたいけど...
私は首を横に振って、拒否するように体を丸めた。デムの顔を見るのが怖かった。
次の瞬間、頭に雷が落ちたかと思って私の心臓が激しくなって、否応がなしに体が跳び跳ねた。
デムが私の耳元で吠えたのだ。
体の大きいデムの声は低音でよく響き、ビリビリと空気まで振動するようだった。
私は大きい音がとても苦手。
飼主さんは私に声を荒げることは決してないし、いつも静かだし...
ウォン!!
デムの一声に、飼主さんへの思考が掻き消される。
私はびくりと震えて、殆ど何も考えずにベッドにもたれかかるようにして上半身を起こした。
デムはさらに鼻でグイグイと私の体を押してくる。
私は怖くて怖くて堪らなくて、手も足とぶるぶると小刻みに動いて止まらなかったけど、どうしようもなくて。。
ベッドに乗ろうと体を動かした。両手が拘束されてるので立ち上がりにくいのだけど、デムが大きな頭でフォローしてくれたので難なく立ち上がれた。
私はその時だけは妙に冷静で、、、次にどうすればいいか頭の中で考えていた。
ベッドに上半身を乗せて、足で床を蹴って体を滑らすように転がして、そうすれば体全部がベッドに乗れて、そうすれば、、、、そうすれば、、、、
でも、デムのほうが速かった。
ベッドに上半身を乗せた時点で、デムはその上から覆いかぶさり私を押さえつけた。私の首に口を当てる。歯が首の皮に食い込む。両前足を私の腰に回し入れて、自分のそれを押し付けてきた。
い゛......あ゛...あ゛...!!
あとはもう、、声を上げるのしかできない。
デムは体が大きいから、それだって人間ってのと同じかそれ以上あると思うの。。
はっきりした熱い挿入感と、デムの腰が動くのと合わせて自分の体も動いちゃうのが訳分からなくなって涙が出てしまう。
毛の短い彼の皮膚が、私の体に更に密着してくっついて止まる。と、同時に体の中でデムが達する。
体内で感じる粘液の交わり。
内壁を圧迫する異物感。。
どんどん溢れて止められなくなるの。
デムは先ほどと打って変わったように、優しく私の首を舐めた。ざらりとした愛撫。私を労るように、優しく暖かく。。。
もうデムは腰は激しく振らないけど、時折、抜けないようにするためにぐっと押し込まれる感覚は繊細に伝わる。
どくどくと流し込まれる大量のそれも見逃さずに感じ取って、
その度に今、自分どうなってるかを、、わたしの存在の意味を幾度となく思い知らされて、、、。。
--------デムは元々、捨てられていたのを飼主さんが拾ってきた犬だった。どこかの繁殖所で使われていた犬だったみたい。
初めこそは私のことも人間と認識してたみたいだけれど、私が飼主さんに体をすり寄せて甘えたりする姿を見てるうちに競うようにデムも飼主さんに構って貰おうとして、私を押し除けようとすることはよくあった。
ある時、ソファーでくつろぐ飼主さんの膝に私が顔を乗せて甘えてたら、デムが牙を剥き出しにして唸り声を上げた。飼主さんは何も言わなかったけど、私はびっくりして思わず場所を譲ってしまったの。
私の代わりに頭を撫でもらって、尻尾を振るデムの姿をみてたら、悲しくなって泣いてしまった。
飼主さんはそんな私をみて優しく笑ったけど、デムを追い払ってはくれなかった。
その時から、デムは私のことを人間と見るのを完全にやめた。
何をするのも私より先にしようとする。私より先にごはんを貰おうとするし、出かける飼主さんのお見送りも私より先にしようとするの。
私はあまりお外には行かないから、毎日、飼主さんとお散歩に行けるデムはすごく優越感を感じてるのもあったみたい。私は一人でお留守番は慣れていたしなにも寂しくなかったけど、デムと飼主さんが一緒に遊んでるんだと考えると悔しくて寂しくて頭の中がぐちゃぐちゃになった。
だから私はデムがきてから、毎日が辛くて辛くて堪らなくなった。ご飯が食べられなくなって、水も吐いてしまうようになった。
飼主さんはすごく心配して、夜寝る時は私をベッドに上げてくれるようになった。飼主さんは優しく優しく頭をヨシヨシしてくれた。
デムはベッドに乗るのを禁止されてたから、私は夜の間はずーっと飼主さんを独り占めできるようになったの。
飼主さんは私のことも愛してくれてるって安心して、すっかり元気になった。
デムの存在も、飼主さんが連れてきたんだからと思ったら疎ましく感じることもなくなって、飼主さんの大切な家族なんだと感じるようになった。
でも、、、。
私が飼主さんに鞭で打たれたある日のこと。
飼主さんは私を鞭で打つ時は、デムを部屋に入れないで二人きりの空間でしかしなかった。
鞭が終わり扉を飼主さんがあけると、部屋に飛び込んできたデムは立ち上がり、飼主さんの顔をペロペロ舐めた。
そして痣だらけで座り込んでいた私の元におもむろに歩いてくると、私にのしかかって腰を振り始めた。
私は気持ち悪くなって逃げようとしたけど、体中が痛くて上手く体に力が入らなくてされるがままになってしまった。
初めは交尾のつもりじゃなかったのかもしれない。たぶん、自分の方が上だってデムは言いたかったんだと思うの。
けど、そのうちにだんだん興奮してきて挿入しようとしてきた。それを感じ取った途端に私の全身が粟だち、悲鳴をあげて手足をばたつかせたら飼主さんは、「使える相手が目の前にいるのに、我慢させたらデムが可哀想だ」
って言ったの。
私はもともと飼主さん以外に触られたりするのも苦手なのに、デムにそんな風に扱われるのはもっと嫌だった。
けど、デムと泣きながら交尾する私をみて飼主さんは、私の髪の毛を掴みあげると、優しく微笑んでくれた。
それをみて、私は....どうしようもなくまた、体が熱くなって甘えたくなった。
--------デムの長い長い接合が終わって、ようやく体を離してくれた。
私の足の間からはだらだらと垂れているけど、頭がぼーっとしとてしててすぐには動けない。。。
私はふと、飼主さんの言葉を思い出す。
いい子でお留守番しててね、のあの言葉。
床に寝そべり、片足をあげながら自分のものを綺麗に舐めてるデムを尻目に私もベッドから降りた。
床に撒き散らされた白い体液に口をつけると、舌の腹をつけて舐めとりはじめた。
私の体の芯に、多数の虫が蠢くような感覚がして震え上がった。
あ....あ...
あ゙ーーー!
私は無意識に威嚇の声をあげていた。
けれど、それが皮切りになってデムが飛びかかってきた。
一瞬で横に転がされ仰向けに押し倒される。デムの鼻息が荒く顔にかかる。私が顔を背けると、大きな手が私の頭を押さえつけ遠慮なく、口の中に舌を入れてきた。
口の中の水分を全て舐め回し、喉の奥までも舐めとろうと舌が入り込んでくる。筋肉質で硬い犬の舌に、私の舌の抵抗は無に等しくて、、
もう、気道さえ塞がれ息ができない。嘔吐してしまうが、それすらの舐められて混ぜられる。
呻き声をあげようとも、デムは関係ない。爪のついた手を私の頭に食い込ませ、食らいつくように私の口の中を貪り味わう。
犬の舌はとても筋肉質で硬くてざらざらしてて、なにより、疲れを知らない。
私が殆ど放心するほど、たっぷりと口の中を堪能すると、
デムは器用に手枷の部分にだけ噛みつき、私をベッドの近くまで引きずって行った。そして鼻で私のお尻を強く押した。
デムは私にベッドに乗れと言ってるの。
ベッドに乗りたい...乗りたいけど...
私は首を横に振って、拒否するように体を丸めた。デムの顔を見るのが怖かった。
次の瞬間、頭に雷が落ちたかと思って私の心臓が激しくなって、否応がなしに体が跳び跳ねた。
デムが私の耳元で吠えたのだ。
体の大きいデムの声は低音でよく響き、ビリビリと空気まで振動するようだった。
私は大きい音がとても苦手。
飼主さんは私に声を荒げることは決してないし、いつも静かだし...
ウォン!!
デムの一声に、飼主さんへの思考が掻き消される。
私はびくりと震えて、殆ど何も考えずにベッドにもたれかかるようにして上半身を起こした。
デムはさらに鼻でグイグイと私の体を押してくる。
私は怖くて怖くて堪らなくて、手も足とぶるぶると小刻みに動いて止まらなかったけど、どうしようもなくて。。
ベッドに乗ろうと体を動かした。両手が拘束されてるので立ち上がりにくいのだけど、デムが大きな頭でフォローしてくれたので難なく立ち上がれた。
私はその時だけは妙に冷静で、、、次にどうすればいいか頭の中で考えていた。
ベッドに上半身を乗せて、足で床を蹴って体を滑らすように転がして、そうすれば体全部がベッドに乗れて、そうすれば、、、、そうすれば、、、、
でも、デムのほうが速かった。
ベッドに上半身を乗せた時点で、デムはその上から覆いかぶさり私を押さえつけた。私の首に口を当てる。歯が首の皮に食い込む。両前足を私の腰に回し入れて、自分のそれを押し付けてきた。
い゛......あ゛...あ゛...!!
あとはもう、、声を上げるのしかできない。
デムは体が大きいから、それだって人間ってのと同じかそれ以上あると思うの。。
はっきりした熱い挿入感と、デムの腰が動くのと合わせて自分の体も動いちゃうのが訳分からなくなって涙が出てしまう。
毛の短い彼の皮膚が、私の体に更に密着してくっついて止まる。と、同時に体の中でデムが達する。
体内で感じる粘液の交わり。
内壁を圧迫する異物感。。
どんどん溢れて止められなくなるの。
デムは先ほどと打って変わったように、優しく私の首を舐めた。ざらりとした愛撫。私を労るように、優しく暖かく。。。
もうデムは腰は激しく振らないけど、時折、抜けないようにするためにぐっと押し込まれる感覚は繊細に伝わる。
どくどくと流し込まれる大量のそれも見逃さずに感じ取って、
その度に今、自分どうなってるかを、、わたしの存在の意味を幾度となく思い知らされて、、、。。
--------デムは元々、捨てられていたのを飼主さんが拾ってきた犬だった。どこかの繁殖所で使われていた犬だったみたい。
初めこそは私のことも人間と認識してたみたいだけれど、私が飼主さんに体をすり寄せて甘えたりする姿を見てるうちに競うようにデムも飼主さんに構って貰おうとして、私を押し除けようとすることはよくあった。
ある時、ソファーでくつろぐ飼主さんの膝に私が顔を乗せて甘えてたら、デムが牙を剥き出しにして唸り声を上げた。飼主さんは何も言わなかったけど、私はびっくりして思わず場所を譲ってしまったの。
私の代わりに頭を撫でもらって、尻尾を振るデムの姿をみてたら、悲しくなって泣いてしまった。
飼主さんはそんな私をみて優しく笑ったけど、デムを追い払ってはくれなかった。
その時から、デムは私のことを人間と見るのを完全にやめた。
何をするのも私より先にしようとする。私より先にごはんを貰おうとするし、出かける飼主さんのお見送りも私より先にしようとするの。
私はあまりお外には行かないから、毎日、飼主さんとお散歩に行けるデムはすごく優越感を感じてるのもあったみたい。私は一人でお留守番は慣れていたしなにも寂しくなかったけど、デムと飼主さんが一緒に遊んでるんだと考えると悔しくて寂しくて頭の中がぐちゃぐちゃになった。
だから私はデムがきてから、毎日が辛くて辛くて堪らなくなった。ご飯が食べられなくなって、水も吐いてしまうようになった。
飼主さんはすごく心配して、夜寝る時は私をベッドに上げてくれるようになった。飼主さんは優しく優しく頭をヨシヨシしてくれた。
デムはベッドに乗るのを禁止されてたから、私は夜の間はずーっと飼主さんを独り占めできるようになったの。
飼主さんは私のことも愛してくれてるって安心して、すっかり元気になった。
デムの存在も、飼主さんが連れてきたんだからと思ったら疎ましく感じることもなくなって、飼主さんの大切な家族なんだと感じるようになった。
でも、、、。
私が飼主さんに鞭で打たれたある日のこと。
飼主さんは私を鞭で打つ時は、デムを部屋に入れないで二人きりの空間でしかしなかった。
鞭が終わり扉を飼主さんがあけると、部屋に飛び込んできたデムは立ち上がり、飼主さんの顔をペロペロ舐めた。
そして痣だらけで座り込んでいた私の元におもむろに歩いてくると、私にのしかかって腰を振り始めた。
私は気持ち悪くなって逃げようとしたけど、体中が痛くて上手く体に力が入らなくてされるがままになってしまった。
初めは交尾のつもりじゃなかったのかもしれない。たぶん、自分の方が上だってデムは言いたかったんだと思うの。
けど、そのうちにだんだん興奮してきて挿入しようとしてきた。それを感じ取った途端に私の全身が粟だち、悲鳴をあげて手足をばたつかせたら飼主さんは、「使える相手が目の前にいるのに、我慢させたらデムが可哀想だ」
って言ったの。
私はもともと飼主さん以外に触られたりするのも苦手なのに、デムにそんな風に扱われるのはもっと嫌だった。
けど、デムと泣きながら交尾する私をみて飼主さんは、私の髪の毛を掴みあげると、優しく微笑んでくれた。
それをみて、私は....どうしようもなくまた、体が熱くなって甘えたくなった。
--------デムの長い長い接合が終わって、ようやく体を離してくれた。
私の足の間からはだらだらと垂れているけど、頭がぼーっとしとてしててすぐには動けない。。。
私はふと、飼主さんの言葉を思い出す。
いい子でお留守番しててね、のあの言葉。
床に寝そべり、片足をあげながら自分のものを綺麗に舐めてるデムを尻目に私もベッドから降りた。
床に撒き散らされた白い体液に口をつけると、舌の腹をつけて舐めとりはじめた。
0
お気に入りに追加
50
あなたにおすすめの小説
【R18】かわいいペットの躾け方。
春宮ともみ
恋愛
ドS ✕ ドM・主従関係カップルの夜事情。
彼氏兼ご主人様の命令を破った彼女がお仕置きに玩具で弄ばれ、ご褒美を貰うまでのお話。
***
※タグを必ずご確認ください
※作者が読みたいだけの性癖を詰め込んだ書きなぐり短編です
※表紙はpixabay様よりお借りしました
ようこそ奴隷パーティへ!
ちな
ファンタジー
ご主人様に連れられて出向いた先は数々のパフォーマンスやショーが繰り広げられる“奴隷パーティ”!? 招待状をもらった貴族だけが参加できるパーティで起こるハプニングとは──
☆ロリ/ドS/クリ責め/羞恥/言葉責め/鬼畜/快楽拷問/連続絶頂/機械姦/拘束/男尊女卑描写あり☆
彼女の母は蜜の味
緋山悠希
恋愛
ある日、彼女の深雪からお母さんを買い物に連れて行ってあげて欲しいと頼まれる。密かに綺麗なお母さんとの2人の時間に期待を抱きながら「別にいいよ」と優しい彼氏を演じる健二。そんな健二に待っていたのは大人の女性の洗礼だった…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる