上 下
6 / 9

トメラの嘘

しおりを挟む
「トメラ? ……トメラ!」

 ふと気がつくと、そこは芸術大学のスタジオだった。
 トメラは、はっと我に戻る。

 そうだ。
 今は卒業制作の公演の稽古をしてたんだった!

 トメラが自分の状況を再確認していると、彼の目の前にはプンプン顔の小柄な女性の顔があった。
「トメラ、ひとの話を聞いてた?」
「いっ、いえ! ごめんなさい、メスデランダ先生」
「もう!」
 メスデランダ先生は、トメラの頭の上に軽くゲンコツを置く。
 ハハハッと笑う生徒たち。
 そう、いまはこの小柄な女性、マリア・メスデランダ先生の指導を受けていたところだったのだ。
「もう一度言うね。いまの状況で脚本ができてないのは、相当ヤバいよ。トメラ。あなたの書く脚本が、すべての始まりなの。お願いだから、早く書き上げて来てちょうだい」
「すみません……」
 メスデランダ先生は、ひらひらと台本を扇いだ。
「前半の部分は、こっちで場面づくりしておくから。あなたは自分の脚本制作に集中しなさい」
「わかりました」
「それじゃあ、頼むね!」
 そう言って、メスデランダ先生は軽く数回肩を叩き、ほかの生徒たちに向けて言う。
「さあみんな、卒業制作も本番が近づいてるよ! 気合い入れてこう!」
 生徒たちは口々に、「はいっ」と気合の入った声を発した。
 トメラは、先生に聞いた。
「あのっ、先生。今日はこれで失礼していいですか?」
「どうして?」
 メスデランダ先生の、気さくな表情ながらもずしっと重くのしかかる問いに、トメラは必死に答える。
「その……市の図書館で脚本を書きたい、って思ってるんです」
 つりあがる女性の眉毛。
「隣の教室で書いちゃダメなの?」
「はい」
「どうして?」
「どうしても、ひとりきりで書きたいんです。お願いします」
 彼の必死な懇願を聞いて、しばしの沈黙が続く。
 トメラは、ゴクリと生唾を飲んだ。
すると、メスデランダ先生はにっこりと笑い出し、こくりと頷く。
「いいよ。ただし、今週中には脚本を完成させなさいよ。いいね?」
 トメラはしばらく呆気に取られていたが、ビシッと姿勢を正して深々と頭を下げた。
「は、はいっ! ありがとうございます! ボク、がんばりますっ!」
「うん。それじゃっ」
 メスデランダ先生はビシッと片手を挙げ、ほかの生徒たちのもとへ近づいていった。
 トメラは自分の荷物をまとめ、急ぎ足で逃げていくように、スタジオを出て行くのだった。

  ☆ ☆

 そんな彼が向かった先は、ボロボロの家。
 相変わらず庭の中は雑草だらけで、木造の家の柱は虫食いが目立っている。

 そう。
 彼は先生に、ウソをついたのだ。

「トメラ! 来てくれたのね?」
 ボロの家から姿をあらわすミチル。
「ああ。今日のごはんはサンドイッチだよ」
 トメラはミチルにサンドイッチを手渡す。
すると、彼女は大喜びした。
「うれしい……トメラ、どうもありがと!」
「いいよ。幸い、今日はお金もあるし、こうして時間もつくれたから。その代わり……」
 トメラはカバンから、原稿用紙とペンを取り出す。
「ちょっと、ここで卒業制作の課題をやらせてもらうけど。いいかな?」
 ミチルは喜々として頷いた。
「ええ、もちろんよ!」
「ありがとう。それじゃあ、執筆に取りかからせてもらうね」
 トメラはコンクリートの上に下敷きボードを敷き、その上に書きかけの原稿用紙を置いた。
 ミチルは、興味津々にその原稿を見つめている。
「おもしろそう……」
 ミチルのつぶやきに対し、トメラは原稿を書き進めながら応じる。
「まあ、つまらなくはないけど、案外つらいものだよ」
「そうなの?」
「うん」
ミチルは「そっかぁー」とつぶやき、ふと天井を見つめた。

しばしの沈黙が続いた。
スズメの鳴く声やボロ屋の壁を叩く風の音が、不規則にリズムを打つ。
ウ~ンとうなるトメラ。
「大丈夫?」
 ミチルの心配の声に、トメラは本音を語る。
「全然。もう、ヤバいよ」
 彼のおどけた口調に、ミチルはつい笑ってしまった。
「トメラ、さっきから何を書いてたの?」
「脚本だよ」
「脚本?」
「そう。卒業制作のための、演劇脚本さ」
「ああ! あの時約束してくれてた、例の演劇脚本ね?」
「そうだよ」
「すごい!」
 ミチルの驚嘆の声に対して、トメラは「いやいや」と両手を扇いだ。
「ボクの脚本はまだまだ出来が良くないよ。それに、ラストもまともに書けてないし」
「そう……」
 トメラは、勢いよくペンを置いた。
 どうやら、集中力が切れてしまったようだ。
 ミチルはトメラの原稿を、じっくりと眺めている。
「懐かしいわね。トメラ。あなたが前に言ってたこと、覚えてる?」
「え?」
 しゃがみこんでいたミチルは立ち上がり、トメラのマネをしだす。
「『キミのために素敵なステージを必ずプレゼントしてみせる。約束だ!』って。そう言ったのよ?」
 ミチルのしぐさを見て、トメラは声を上げて笑ってしまった。
「ボクって、そんな言い方してないよ」
「いいえ、そんな感じよ」
「うっそだア」
「ホントだってば!」
 プクッとふくれるミチルの顔。
 その顔を見ると、余計に笑いが止まらなくなってしまった。
 コンクリートの上で笑い転げてしまうトメラ。
 そして、彼はコンクリートの上にあるホコリを吸い込んでしまい、ゲホゲホと咳をしだした。
「だ、大丈夫、トメラ?」
「ああ。……ちょっと、掃除でもしようか」
「そうね」
「箒はどこ?」
 トメラの問いに対し、ミチルは「さぁ……」と首を傾げる。
 トメラは、部屋の奥へ入っていった。


 ひたすら掃除をしている、トメラとミチル。
 部屋の隅から隅まで箒で吐き溜めていき、最終的にトメラのちりとりにまとめて外の庭へ捨てていく。
 そんな作業の繰り返しが、何度も何度もループしていく。
 しかし二人にとっては、その清掃の作業自体が、なぜかものすごく心地のいい作業に感じていた。


 しばしの沈黙が、二人の間を素通りする。


「……ねえ、トメラ」
「ん?」
「あれは、どうなってるの?」
「あれって?」
「約束のステージのことよ」
「ああ」
「まだ、できてない?」
 ミチルと問いに対して、トメラは答えた。
「少しずつ進んではいるよ。でも見ての通り、ボクには脚本家の才能がなくて、困ってるんだ」
「そうなの」
「ああ」
 トメラはごみを集めて、チリ取りを持って外へ捨てていく。
「正直、一生約束が果たせないと思ってた」
「えっ?」
 振り向くミチルに向かって、トメラは自分の気持ちを素直に吐露した。
「ほら。最近この辺で、テロ事件が起きただろ? そのおかげで、『ウツクシ村の人とは関わっちゃいけない』って言われたんだ」
「そうなの?」
「ああ」
「どうして?」
「さあ、どうしてなんだろうね。大人たちはみんな、ウツクシ村の市民を犯罪者予備軍のように見ているみたいだけど、ボクにはその理由がわからない」
「そんな……」
 ミチルは、涙目になった。
「私たちは、テロリストなんかじゃない。トメラ、信じて」
「ああ、信じてるさ。だからこそ、僕は今ここにいるんだよ」
 トメラはミチルの手を取り、グッと力を入れた。
「心配しなくていいよ。ボクがついてるからね」
「トメラ……!」
 ミチルは我慢ができなくなり、目から涙がポロポロこぼれてしまう。
 彼女は必死に涙をぬぐうが、それでも涙は止まらないでいる。
ボロボロの家の中に、じめじめした空気が漂う。
トメラはミチルから視線をずらし、握った手を離した。
「……そろそろ、脚本を書かなきゃ」
「あっ……ごめん」
「ううん、いいよ」
 彼はそう言って、自分の原稿に向かった。
 再び筆を進め出すトメラ。
 ミチルはおそるおそる、そんなトメラに話しかける。
「どんな話を書いてるの?」
 彼はふとミチルを一瞥したのちに、再び原稿に目を向けた。
「……あの時のことを書いてるんだ」
「あの時?」
「そう」
「あの時って?」
 ミチルの質問に対し、トメラは恥ずかしげに言う。
「あの時の、ウツクシ村のことさ」
「えっ?」
 トメラは姿勢を正し、ミチルのほうに体を向けた。
「いまね、小さい頃に旅行で出かけた、あのウツクシ村のことを書いてるんだ。プロットも大体は出来上がってる。あとは筆を進めればいいだけ。けど、なぜかラストシーンだけが書けないんだ。どうしても、あの時のことが思い出せなくて……」
「トメラの小さい頃のことを演劇にしてるの?」
「そう」
「なるほど……。よかったら、何かお手伝いするわ」
 ミチルの提案を、トメラは右手で制した。
「いや、いいよ」
「でも……」
「まだ、キミに知られたくないこともあるしね」
「トメラ」
「ミチルは大事なお客さんだ。キミは純粋なお客さんとして、存分に楽しんでほしいんだ」
「…………」
「ミチル、見ててくれよ。ボクはこの脚本で、必ずウツクシ村の良さを発信するから。キミらは生まれながらの悪人じゃない、犯罪者予備軍でもない。ウツクシ村の市民もみんな同じ人間なんだ。そのことを、僕はこの脚本で伝えたい。がんばるよ!」
「……ありがとう!」

 外がやけに騒がしい。

 トメラはふと耳を澄ますと、家の外から、なにやらガヤガヤとうるさい声が聞こえくる。
 そして、その声はだんだん近づいていく。
「ここなのかい?」
「ああ。最近ぺちゃくちゃとうるさい声が聞こえてくるんだよ」
「おかしいなぁ。誰も住んでない空き家なのになぁ」
 ピクンと反応するミチル。
 どうやら、彼女にも聞こえたらしい。
 その声を聞いて、トメラとミチルは息を呑んでしまった。
 この空き家の近隣に住んでいる人に、気づかれてしまったのだ!

  ☆ ☆

 人の気配が、どんどん近づいていっている。
 トメラはとっさに、ミチルの口元を軽く押さえた。
 幸い、ミチルの服装はトメラの貸した私服姿であるから、すぐに身元がバレることはないだろう。
 とはいえ、誰もいないはずの空き家に二人がいることを知られたら、かなり厄介だ。
「トメラ、どうしよう……」
 彼女は口を押えられながらも、トメラに向かってそうささやいた。
 トメラは押さえるのをやめ、ミチルに小さな声で言う。
「あっちへ逃げよう」
 トメラは、裏口のほうを指さした。
 そして、彼はホコリまみれの出入り口の木戸へ近づき、ミチルを手招く。
 それに応じて、ミチルもおそるおそる近づいていった。
「よし。それじゃあ、開けるよ?」
 トメラの問いかけに対して、ミチルは大きく頷いた。
 彼がその汚い木戸を引こうとした、その時だった。

ギイッ、バタン!

 木戸が、勝手に勢いよく動き出した。
 造りからして明らかに自動ドアではないのに、戸が勝手に開いたのだ。
 トメラとミチルは、驚きの余り身をすくめた。
 急に差し込む光。
明るくなる裏口の玄関。
トメラたちの目の前に、二つのしわくちゃな顔が現れた。
「うわっ、びっくりした!」
木戸を開けた青シャツのじいさんが、目を丸くして驚く。
 どうやら、この2人は近隣に住んでいる老人らしい。
 二人ともそれぞれ帽子を深くかぶっており、涼しげなシャツを着ている。
 仕事帰りなのか、二人の老人の肌は汗まみれであった。
「どうした?」
 後ろにいるじいさんが問いかける。
 もう一方はすぐさま振り向いて答えた。
「人がいたんだ、見ろよ!」
「えっ? ああ、本当だ……」
 じいさんたちは、まるで藪から出てきたヘビをにらむような目つきで、じっとトメラとミチルを見つめた。
 そんな大人たちに対して、トメラは声も発することもできない。
「……お前さんたち、何者なんだい」
 白い半袖シャツを着たじいさんが、トメラたちに問う。
 トメラは答えられなかった。
 ミチルは、じっとトメラの背中に隠れているままだ。
「どこから来たんだい!」
「ぶっ、ブライト芸術大学から来ましたっ!」
 トメラはじいさんの声に驚いたあまりに、自分の在籍している学校を話してしまった。
 白シャツのじいさんは「はあ?」と、あきれた声を上げる。
 もう一方の青いノースリーブ・シャツを着たじいさんは数歩後ずさったが、トメラたちに言った。
「人様のお家に入り込んで、一体何をしてた」
「いっ、いえ、何も……」
「本当か?」
「はい!」
 トメラは青シャツのじいさんにそう言い張る。
 じいさんたちは互いの顔を見合ったのちに、再びトメラのほうに顔を向けた。
「ダメじゃないか! ここは空き家とはいえ、私有地なんだよ。わかってるのかい?」
 白シャツのじいさんがそうカンカンに怒ると、トメラはとっさに「すみませんでした!」と言い、深々と頭を下げた。
 ミチルもそんなトメラを見るなり、彼に倣って深々と頭を伏せる。
 そんなミチルを見て、青シャツのじいさんはニヤリと笑いだした。
「兄ちゃん。そのコは、彼女さんかな?」
 トメラは必死になって、顔を真っ赤にした。
「いっ、いえ、その……友達です!」
「ほぉ~、友達ねぇ」
 トメラはふと後ろのほうへ、顔を背けた。
 すると、ミチルはなぜか目をぱちくりさせて、トメラの顔をじっと見上げている。
「な、なんだよ」
「なんでもないっ」
 そう言って、ミチルはプイッと怒り顔になり、トメラと距離を置いた。
 声を上げて笑うじいさんたち。
「いやぁ、若いっていいもんだねぇ」
「ホントにな、あははは」
 青シャツのじいさんはまたも笑い出した。
 そんな雰囲気に乗じて、トメラもニヤリと苦笑いをする。
 だが、ミチルはいまだに顔を真っ赤にして怒っている様子だった。
 唐突に、白シャツのじいさんは聞く。
「ところでお前さんたち、学校はどうしたんだい」
 ギクッとするトメラとミチル。

 一番聞いてほしくない質問が来た!

 彼はそう思いながら、何て答えようか言葉を探すのだった。

   ☆ ☆

「おい、聞いてるのかい?」
 白シャツのじいさんは答えを促し出す。
「えっと、その……」
 トメラがそう戸惑っていると、青シャツのじいさんは白シャツのじいさんの方をどついた。
「何を言ってるんだよ、トミー。今日は夏休みの真っ只中じゃないか」
 青シャツのじいさんはトメラの答えを待つことなく、白シャツのトミーにそう言い返した。
トミーはうんうん頷き、白シャツの肩の上に掛けてある黄色いタオルで汗をぬぐう。
「そうか! それもそうだねぇ、ノルジア。あははは、すまなかったすまなかった」
「いえ……」
 トメラはそう言って、二人のじいさんから離れようと、少しずつ庭の出口の方へ出て行こうとする。
 あと少し、あと少しで出口だ!
 トメラはゆっくりとじいさんたちから離れていく。
 すると……
「おい」
「はっ、はい!」
 青シャツのノルジアの低い声に対し、トメラはビクッとした。
 ノルジアは言う。
「これからどこへ行くんだ」
「え?」
 トメラは意表を突かれて、あっけらかんとした表情になった。
 ノルジアは、トメラに付き添っているミチルを指さして、ニヤニヤしながら言う。
「どうせデートへ行くんだろう? わかってるんだよ」
「え……いや、その……」
 ヒューヒュー、とトミーじいさんも妙な盛り上げ方で、口笛を鳴らす。
 彼は汗まみれな左腕を、トメラの首まわりに巻きつけた。
 そして、トミーはトメラにささやく
「彼女をしっかり守ってやれよ。今は物騒な世の中なんだからな」
 その言葉を聞いて、トメラの顔は急に引き締まる。
(そうだ。ボクがミチルを守らなきゃ……。ボクの大事な娘なんだから!)
 彼はそう心に誓いながら、トミーにハッキリと「はいっ」と返事する。
 トミーはへへへへッと笑った。
「そうだ、その意気だ! 大事にしなよ、お若いの」
 そう言って、彼は再び笑うのだった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

残業で疲れたあなたのために

にのみや朱乃
大衆娯楽
(性的描写あり) 残業で会社に残っていた佐藤に、同じように残っていた田中が声をかける。 それは二人の秘密の合図だった。 誰にも話せない夜が始まる。

後悔と快感の中で

なつき
エッセイ・ノンフィクション
後悔してる私 快感に溺れてしまってる私 なつきの体験談かも知れないです もしもあの人達がこれを読んだらどうしよう もっと後悔して もっと溺れてしまうかも ※感想を聞かせてもらえたらうれしいです

パラダイス・ロスト

真波馨
ミステリー
架空都市K県でスーツケースに詰められた男の遺体が発見される。殺された男は、県警公安課のエスだった――K県警公安第三課に所属する公安警察官・新宮時也を主人公とした警察小説の第一作目。 ※旧作『パラダイス・ロスト』を加筆修正した作品です。大幅な内容の変更はなく、一部設定が変更されています。旧作版は〈小説家になろう〉〈カクヨム〉にのみ掲載しています。

女豹の恩讐『死闘!兄と妹。禁断のシュートマッチ』

コバひろ
大衆娯楽
前作 “雌蛇の罠『異性異種格闘技戦』男と女、宿命のシュートマッチ” (全20話)の続編。 https://www.alphapolis.co.jp/novel/329235482/129667563/episode/6150211 男子キックボクサーを倒したNOZOMIのその後は? そんな女子格闘家NOZOMIに敗れ命まで落とした父の仇を討つべく、兄と娘の青春、家族愛。 格闘技を通して、ジェンダーフリー、ジェンダーレスとは?を描きたいと思います。

Serendipty~セレンディピティ~リストラから始まったハーレム生活

のらしろ
大衆娯楽
リストラ後に偶然から幸運を引き当ててハーレムを築いていくお話です。  主人公の本郷秀長はある装置メーカーの保守を担当する部署に務めておりましたが昨今の不景気のより希望退職という名のリストラをされました。  今まで職場で一生懸命に頑張ってきていたと自負していたけど他の職場メンバーからは浮いていたようで、職場の総意という伝家の宝刀を抜かれて退職する羽目になりました。  しかし、今まで一生けん目に働いていたことは事実で、そんな彼を評価していた人も少なからずおり、その一人にライバルメーカーの保守部門の課長から誘われて、ライバルメーカー転職したところから物語は始まります。  転職直後に、課長ともども配置転換を命じられて高級クルーザーの販売部署に回されて初の海外出張で産油国の王子と出会い、物語はどんどん普通でない方向に進んでいきます。  その過程で多くの女性と出会い、ハーレムを築いていくお話です。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

鐘ヶ岡学園女子バレー部の秘密

フロイライン
青春
名門復活を目指し厳しい練習を続ける鐘ヶ岡学園の女子バレー部 キャプテンを務める新田まどかは、身体能力を飛躍的に伸ばすため、ある行動に出るが…

アレンジ可シチュボ等のフリー台本集77選

上津英
大衆娯楽
シチュエーションボイス等のフリー台本集です。女性向けで書いていますが、男性向けでの使用も可です。 一人用の短い恋愛系中心。 【利用規約】 ・一人称・語尾・方言・男女逆転などのアレンジはご自由に。 ・シチュボ以外にもASMR・ボイスドラマ・朗読・配信・声劇にどうぞお使いください。 ・個人の使用報告は不要ですが、クレジットの表記はお願い致します。

処理中です...