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第四章 私とカグラ
no47...カグラの信念
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「先手必勝! 蜘蛛糸!」
魔剣カグラに蜘蛛糸を巻きつけると、処刑場の柱などと結び逃げれないように固定した。
正直、もっとダンジョンの中で新しいスキルを獲得したり、スキルレベルを上げたかった。だって、単純なスキルの数だけで考えても、私とカグラがリナティスに勝てる要素は無い。
それにリナティスに《万物分断》を連発されたら、みんなを守れないかもしれない。だから油断してる初っ端から全力で挑む。
「カグラ! 全力で行くよ!」
『うむ!』
『「――神技 冥空絶炎斬」』
魔剣カグラに無数の斬撃が奔ると、魔剣カグラの刀身はボロボロになり、切先が折れた。
「すご! かなり効いてるじゃん!」
『いや、これで完全に破壊出来ないとなると……』
『そう、無駄だということだ……《超回復》」
キラキラと光ると、一瞬で魔剣カグラの刀身が新品同様に治ってしまった。さっきみんなが攻撃したのに一瞬で治ったのもこれか……。
『妾を破壊する事など不可能だ。諦めるが良い』
「これ勝てるの? 無理じゃない?」
『弱音を吐くな。やらねばならぬ時はある』
『さて、今度はこちらから行くぞ――。《武器硬化》+《武器振動》+《切れ味向上》+《全属性付与》+《会心率向上》+《攻撃力UP》+《体重増加》+《ダブルアタック》+《オーラブレード》+《摩擦0》+《高速飛行》」
「ええええ! ちょっとー! 付与しすぎじゃ無い?!」
デタラメな数のスキルを付与して、魔剣カグラが私に向かって高速で飛んできた。 ど、どうする?! カグラシールドくらいしかないけど?! カグラに穴が空きそう!
『散れ! ――魔技 煉獄狂破斬!』
ヤバー! さらに厨二病みたいな必殺技きたー! カグラの時代の人はみんなそうなんだ?! とか言ってる場合じゃない!
「助けてー! カグラマーン!」
『……丸投げか、しっかり持っていろ!』
斬りかかってきた魔剣カグラの攻撃を、自動防御で応戦。ガガガガ!と金属同士のぶつかり合いとは思えない重い斬撃音が響いた。 あちらはスキル増し増しの必殺技で、こっちは絆によるよくわかんない能力向上があるとはいえ、ただの自動防御スキルだ。
斬り合ううちに、次第にカグラの自動防御が追いつかなくなり――剣の鍔を弾かれ、私の手からカグラが離れてしまった。
「あ……」
『くっ! 涼音!』
「やば! カグラッ! 蜘蛛糸!」
咄嗟にカグラへ蜘蛛糸を伸ばして結んだけど、魔剣カグラの次の一手が迫る。手元に戻すまでの時間はない。間に合わない。
『オーホホホ! やはり剣には使い手など不要!』
魔剣カグラの狂刃が私に迫る。
あー詰んだ。これは死ぬ。
時間がゆっくり進んでるし。
思えば意味不明な第二の人生だったなー。
いきなり処刑されるし……。でもカグラと出会って、ベネッサと会って……。
楽しかったな。ダンジョンを三人で冒険して、王子と合流して。
それでみんなでマグルディンを倒して。あ、私は何もしてないけど
それから魔剣カグラ・リナティスに挑んで……。
そうだよね。誰も、諦めてないじゃん! みんな頑張って生きようとしたじゃん!
なのに、私が諦めて良い訳がない!
「――岩竜の鎧!」
巨大シェルロックリザードから奪ったスキル《岩竜の鎧》。カグラとの絆レベルが上がった記念のスキル。それを発動した瞬間、私の身体をゴツゴツとした岩が覆った。
足、腰、胸……。腕、肩、頭と各部位に鎧が生成されると、魔剣カグラの攻撃をギリギリのところで防いだ。それと同時にカグラを蜘蛛糸で引き寄せ、魔剣カグラを弾き飛ばす。
「あっぶな! 走馬灯見えた!」
『すまぬ。自動防御では限界だった』
「ううん! 見てよこれ! 結構可愛くない?!」
岩竜の鎧は、頭にはティアラ、肩はフリルのようなデザインで、胸はベネッサのぺったんこを誤魔化すような大きな胸当て、腰から足にかけてのドレスのような無骨の岩の装飾+スカートは最高にイカしてる。
『素肌が出ている箇所があるぞ。実用的ではない』
「可愛いは最強なんだよ」
『うむ。やはりわからん』
弾かれた魔剣カグラがふわっと戻ると、たったあれだけの反撃だったのに、刀身に少しヒビが入っている。それにいくら岩竜の鎧と言ってもレベル1だ。あれだけスキルを重ねがけした攻撃を防げるモノなのだろうか? もしかして、魔剣カグラの攻撃力や耐久度が低くなってる?
『解せぬ……。涼音と言ったか。其方、カグラが手元に無い状態で、何故スキルを使えた』
「当たり前でしょ! カグラが私にスキルをくれるんだから!」
『ふぅ、其方と話していると疲れる……。聞くより見た方が早いか……《完全鑑定》』
リナティスの鑑定が私の隅から隅まで調べ尽くす。
『なるほどな。自身ではなく使い手にスキルを渡す剣か……』
「そうだよ! いいでしょー!」
『マサラよ。妾は失望したぞ。我が国最高の神級鍛治師の最後の遺作が、そのようなガラクタとはな』
「ガラクタとはなんだー!」
『いや、ガラクタかもしれんな』
「ええぇ?! カグラまで?! そんなことないもん!」
『使い手がいなければ《神剣献上》は、意味のないスキルだ。だが、使い手がいれば我は最強の剣となる。涼音との絆が我を最強の剣へと導く』
『ふ、戯言を……。最強の剣に使い手など不要。その絆とやら、今一度妾に見せてみよ!』
『――神技 冥空絶炎斬!』
『――魔技 煉獄狂破斬!』
激しい必殺技の打ち合いが火花を散らした。
全ての攻撃をカグラが自動防御してくれるけど、リナティスの攻撃が軽く感じた。手数はさっきと同じくらいの激しさだけど、一撃一撃が軽い。
『リナティス。お前は知っているか? 使い手が剣を握った時の温かみを!』
カグラは私のことを、使い手を大切に思ってくれてる。
だから私もカグラを信じる。
その絆が実力以上の力を産む。
『妾には使い手など不要!』
『感じた事はあるか?! 恐怖に震えた使い手の振動を!』
自分と同じ境遇にありながら、まったく違う信念を持つリナティスを、カグラは許せなかったんだ。まるで魔剣カグラを造った時の自分を見ているようで……。
『妾は最強の剣だ! 使い手などは足手まとい以外の何者でもない! この世の全ては妾のモノ! 妾は女王リナティスなり!』
魔剣カグラと打ち合うごとに、カグラとの繋がりが……。絆が強くなった気がする。それと反比例して、ひとりぼっちのリナティス、魔剣カグラの存在は酷く脆弱に感じた。
『剣の使い手も国民も同じだ! 支えてくれるから、支持してくれるからこそ、国が繁栄するのだ! 独りよがりで国など作れるものか! 王と民も信頼という名の絆で成り立っているのだ!』
カグラの一撃で魔剣カグラがボロボロと崩れては、回復を繰り返している。やっぱりカグラの攻撃力が上がって、魔剣カグラの耐久が落ちてる。ゾア・スライムやみんなの攻撃は確実に魔剣カグラ・リナティスの寿命を、耐久値を削っている。
『ならば、その絆とやら妾が断ち切ってくれる! 受けてみよ! マサラ!――《万物分断》」
今までで一番強い紫の光を纏った魔剣カグラ・リナティスの斬撃に対し、私はカグラを両手でしっかりと握ると、全力で斬り返した。
――配信累計時間:11時間37分
魔剣カグラに蜘蛛糸を巻きつけると、処刑場の柱などと結び逃げれないように固定した。
正直、もっとダンジョンの中で新しいスキルを獲得したり、スキルレベルを上げたかった。だって、単純なスキルの数だけで考えても、私とカグラがリナティスに勝てる要素は無い。
それにリナティスに《万物分断》を連発されたら、みんなを守れないかもしれない。だから油断してる初っ端から全力で挑む。
「カグラ! 全力で行くよ!」
『うむ!』
『「――神技 冥空絶炎斬」』
魔剣カグラに無数の斬撃が奔ると、魔剣カグラの刀身はボロボロになり、切先が折れた。
「すご! かなり効いてるじゃん!」
『いや、これで完全に破壊出来ないとなると……』
『そう、無駄だということだ……《超回復》」
キラキラと光ると、一瞬で魔剣カグラの刀身が新品同様に治ってしまった。さっきみんなが攻撃したのに一瞬で治ったのもこれか……。
『妾を破壊する事など不可能だ。諦めるが良い』
「これ勝てるの? 無理じゃない?」
『弱音を吐くな。やらねばならぬ時はある』
『さて、今度はこちらから行くぞ――。《武器硬化》+《武器振動》+《切れ味向上》+《全属性付与》+《会心率向上》+《攻撃力UP》+《体重増加》+《ダブルアタック》+《オーラブレード》+《摩擦0》+《高速飛行》」
「ええええ! ちょっとー! 付与しすぎじゃ無い?!」
デタラメな数のスキルを付与して、魔剣カグラが私に向かって高速で飛んできた。 ど、どうする?! カグラシールドくらいしかないけど?! カグラに穴が空きそう!
『散れ! ――魔技 煉獄狂破斬!』
ヤバー! さらに厨二病みたいな必殺技きたー! カグラの時代の人はみんなそうなんだ?! とか言ってる場合じゃない!
「助けてー! カグラマーン!」
『……丸投げか、しっかり持っていろ!』
斬りかかってきた魔剣カグラの攻撃を、自動防御で応戦。ガガガガ!と金属同士のぶつかり合いとは思えない重い斬撃音が響いた。 あちらはスキル増し増しの必殺技で、こっちは絆によるよくわかんない能力向上があるとはいえ、ただの自動防御スキルだ。
斬り合ううちに、次第にカグラの自動防御が追いつかなくなり――剣の鍔を弾かれ、私の手からカグラが離れてしまった。
「あ……」
『くっ! 涼音!』
「やば! カグラッ! 蜘蛛糸!」
咄嗟にカグラへ蜘蛛糸を伸ばして結んだけど、魔剣カグラの次の一手が迫る。手元に戻すまでの時間はない。間に合わない。
『オーホホホ! やはり剣には使い手など不要!』
魔剣カグラの狂刃が私に迫る。
あー詰んだ。これは死ぬ。
時間がゆっくり進んでるし。
思えば意味不明な第二の人生だったなー。
いきなり処刑されるし……。でもカグラと出会って、ベネッサと会って……。
楽しかったな。ダンジョンを三人で冒険して、王子と合流して。
それでみんなでマグルディンを倒して。あ、私は何もしてないけど
それから魔剣カグラ・リナティスに挑んで……。
そうだよね。誰も、諦めてないじゃん! みんな頑張って生きようとしたじゃん!
なのに、私が諦めて良い訳がない!
「――岩竜の鎧!」
巨大シェルロックリザードから奪ったスキル《岩竜の鎧》。カグラとの絆レベルが上がった記念のスキル。それを発動した瞬間、私の身体をゴツゴツとした岩が覆った。
足、腰、胸……。腕、肩、頭と各部位に鎧が生成されると、魔剣カグラの攻撃をギリギリのところで防いだ。それと同時にカグラを蜘蛛糸で引き寄せ、魔剣カグラを弾き飛ばす。
「あっぶな! 走馬灯見えた!」
『すまぬ。自動防御では限界だった』
「ううん! 見てよこれ! 結構可愛くない?!」
岩竜の鎧は、頭にはティアラ、肩はフリルのようなデザインで、胸はベネッサのぺったんこを誤魔化すような大きな胸当て、腰から足にかけてのドレスのような無骨の岩の装飾+スカートは最高にイカしてる。
『素肌が出ている箇所があるぞ。実用的ではない』
「可愛いは最強なんだよ」
『うむ。やはりわからん』
弾かれた魔剣カグラがふわっと戻ると、たったあれだけの反撃だったのに、刀身に少しヒビが入っている。それにいくら岩竜の鎧と言ってもレベル1だ。あれだけスキルを重ねがけした攻撃を防げるモノなのだろうか? もしかして、魔剣カグラの攻撃力や耐久度が低くなってる?
『解せぬ……。涼音と言ったか。其方、カグラが手元に無い状態で、何故スキルを使えた』
「当たり前でしょ! カグラが私にスキルをくれるんだから!」
『ふぅ、其方と話していると疲れる……。聞くより見た方が早いか……《完全鑑定》』
リナティスの鑑定が私の隅から隅まで調べ尽くす。
『なるほどな。自身ではなく使い手にスキルを渡す剣か……』
「そうだよ! いいでしょー!」
『マサラよ。妾は失望したぞ。我が国最高の神級鍛治師の最後の遺作が、そのようなガラクタとはな』
「ガラクタとはなんだー!」
『いや、ガラクタかもしれんな』
「ええぇ?! カグラまで?! そんなことないもん!」
『使い手がいなければ《神剣献上》は、意味のないスキルだ。だが、使い手がいれば我は最強の剣となる。涼音との絆が我を最強の剣へと導く』
『ふ、戯言を……。最強の剣に使い手など不要。その絆とやら、今一度妾に見せてみよ!』
『――神技 冥空絶炎斬!』
『――魔技 煉獄狂破斬!』
激しい必殺技の打ち合いが火花を散らした。
全ての攻撃をカグラが自動防御してくれるけど、リナティスの攻撃が軽く感じた。手数はさっきと同じくらいの激しさだけど、一撃一撃が軽い。
『リナティス。お前は知っているか? 使い手が剣を握った時の温かみを!』
カグラは私のことを、使い手を大切に思ってくれてる。
だから私もカグラを信じる。
その絆が実力以上の力を産む。
『妾には使い手など不要!』
『感じた事はあるか?! 恐怖に震えた使い手の振動を!』
自分と同じ境遇にありながら、まったく違う信念を持つリナティスを、カグラは許せなかったんだ。まるで魔剣カグラを造った時の自分を見ているようで……。
『妾は最強の剣だ! 使い手などは足手まとい以外の何者でもない! この世の全ては妾のモノ! 妾は女王リナティスなり!』
魔剣カグラと打ち合うごとに、カグラとの繋がりが……。絆が強くなった気がする。それと反比例して、ひとりぼっちのリナティス、魔剣カグラの存在は酷く脆弱に感じた。
『剣の使い手も国民も同じだ! 支えてくれるから、支持してくれるからこそ、国が繁栄するのだ! 独りよがりで国など作れるものか! 王と民も信頼という名の絆で成り立っているのだ!』
カグラの一撃で魔剣カグラがボロボロと崩れては、回復を繰り返している。やっぱりカグラの攻撃力が上がって、魔剣カグラの耐久が落ちてる。ゾア・スライムやみんなの攻撃は確実に魔剣カグラ・リナティスの寿命を、耐久値を削っている。
『ならば、その絆とやら妾が断ち切ってくれる! 受けてみよ! マサラ!――《万物分断》」
今までで一番強い紫の光を纏った魔剣カグラ・リナティスの斬撃に対し、私はカグラを両手でしっかりと握ると、全力で斬り返した。
――配信累計時間:11時間37分
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