282 / 431
お嬢様と秘密の部屋③ ✧
しおりを挟む
落ち着いたのか、それとも気を取り直したのか、クストディアはどこか諦念の漂う顔で一息つくと、「こっちよ」と言って人差し指をくいくいと動かした。
その令嬢らしからぬ動作が妙に似合っていて面白いなと思うリリアーナだったが、口に出せば怒ることくらいは想像がつくので黙ってついて行く。
「そういえば、シャムサレムの鎧は軋む音がしなくなったな。専門の者に見てもらったのか?」
「えぇ、暇だったから職人を呼んで調整をさせたわ。まだ背が伸びているなんて、そのうち天井まで届くんじゃないかしら」
「結構なことじゃないか。体に合わない鎧のせいで、成長が阻害されでもしたら大変だ」
背後からついてくる黒鎧を見上げると、軽い会釈が返された。
年齢がいくつなのか容姿から判別するのは苦手でも、歳若い青年であることは確かだ。きっとまだまだ伸びるのだろう。少し羨ましい。
「わたしもお前くらい背が伸びたら良いのだが……」
「はぁ? そんなに縦に伸びてどうするのよ。シャムは護衛だから見た目がいかつくても良いけれど、あんたは守られる側でしょうが」
「標的が大きいと危ない、ということか」
「そうじゃなくて! ……まぁ別に、あんたがゴツくなろうがどうでもいいわ。山猿みたいな姫がいるって聞くし、山狒々みたいな令嬢がいてもおかしくはないでしょう」
少し想像してみて、確かに今の自分が大きくなりすぎるのは、立場的にあまり収まりが良くないかと思い直した。馬車が窮屈になるし、ドレスを新調するのも大変そうだ。
生前、事あるごとに体の小ささを揶揄されたものだから、つい大きいほうが良いという発想になってしまう。
……周囲が種族的に大きすぎただけで、ヒトと比べれば普通の背丈だったはず。カミロやファラムンドともそう変わらない。
「ここよ」
「うん?」
クストディアに案内されて着いたのは、広い部屋の一角。
刺繍張りの衝立で目隠しをした奥に、簡素なひとりがけの椅子と木製のチェストが置かれていた。
隣の部屋に置かれた品々と比べれば、彫刻も金飾りもない極めて質素な戸棚だ。中に何が収められているのか、妙に薄い造りで壁際にぽつんと設置されている。
「何が入っているんだ?」
「ふふ、あんたでもきっと驚くわよ。大丈夫だけど念のため、あまり大きな声は出さないでちょうだい」
「……?」
疑問符を浮かべるリリアーナを置いて、クストディアはチェストの金具に手をかけ、両開きの扉を開いた。
横から中をのぞき込むと、棚の薄さよりもずっと奥行きがある。壁をくり抜いているのかと気づいたところで、伸ばされた白い指が金属製の管についたフタを外す。
『――れなら、次の機会に儂からも言っておこう。この件に関してはどこも口が重いはずだ、そう易々とは聞き出せまい』
「え?」
壁から飛び出た金属の管、そこから聴こえてきた老人の声には覚えがある。少しだけ篭っているが間違いない、これはブエナペントゥラの声だ。
「この管は……伝声管になっているのか?」
「なんだ、思ったほど驚かないのね、つまらない」
「いや、十分驚いているさ。これは魔法具だな、音波を一方通行に制限しているし……あちら側では音を広く拾うような仕掛けをしてあるのだろう?」
「ええ、そうらしいわね。何度か試してみたけれど、こちら側の声は向こうに聴こえないみたい」
どうやって試したのか気になったが、あえて聞かないでおくことにした。
真鍮製の管は壁の中からまるでキノコのように生えている。同じような太さのものが全部で四本。それぞれに小さなタグがぶら下がっており、今フタを開けている管には『執務室』と書かれていた。
「どうも昔の……この屋敷が建てられた頃の、ご隠居の置き土産らしいわ。前に書斎で調べたの。領主の椅子を譲った後も、ご意見番としてあれこれ口うるさかったらしくて。老いて死ぬまでひとりでこのフロアを使っていたんですって」
「じゃあ、もしかしてここは元々、お前の部屋ではなかったのか?」
「ええ、おじい様にねだって私の部屋に改装する前は、長らく物置みたいになっていたわ。シャムとかくれんぼをしている時に、偶然見つけたの。その頃はまだ小さくて、これが何なのかわからなかったけれど」
クストディアが『執務室』のフタを下ろし、右端にある『侍女控室』のフタを開けた途端、今度はけたたましい女の笑い声が響いてきた。
『アッハハハ! だから言ったじゃない、近づくのも無理だって!』
『ちょっと差し入れのお菓子を持って行っただけなのにさ、あそこの侍女ってばガード固すぎんのよ。あーあ、一度でいいから近くでお顔を拝んでみたいわぁ』
『かっわいい顔してるよね、あの次男坊。たしか長男もいんでしょ、父親にそっくりだとかいう』
『そうそう、美形揃いじゃない、領主があんなイイ男なんて羨ましいったらないわ。今は独り身なんだし、うっかりお手付きになれたら領主夫人に――』
パタンと音をたててクストディアがフタを閉めた。構成による補助が効いているためか、音の減衰も少なく複数人の会話が明瞭に聞き取れる。
「……つまり、そのご隠居とやらは、屋敷内の会話を盗み聞くためにこれを設置したのか?」
「そういうことじゃない? 屋敷中に耳を置いているわけだから、知らないはずの話をいつのまにか知られて、秘密を掴まれて。当時の使用人も新しい領主も、気の休まることがなかったでしょうね」
にやりと口の端で笑って見せるクストディアだったが、その顔にはどこか自嘲が透ける。当時の隠居老人と自分を重ねでもしているのだろうか。
外に一歩も出ることなく、こっそり屋敷内外の情報を得られる秘密の部屋。
本やシャムサレムから得られそうな話以外にも、妙に外の事情に詳しいと思っていたら、こんな情報源を隠し持っていたとは。これがあったからクストディアは引き籠りのくせに情報通だったのか、とここへ来てようやく腑に落ちた。
大人たちの会話を盗み聞くだけなら、自分とてアルトの音声探査を用いればいくらでも執務室での話を聞くことができる。
だが、それは幼い娘のためを思って与える情報を制限している大人たちの配慮を無にしてしまう不当な行為だ。
隠されていることを知りたいという欲求はあるけれど、リリアーナとしての生をまっとうすると決めた以上、できるだけそういう裏切りのような真似はしたくなかった。
「何よ、不服そうな顔ね。盗み聞きがはしたないとでも?」
「自分ではしたないと理解しているなら、わたしから言うことは特にないさ。まぁ、聞くだけでそれを悪用しないのなら別に、……お前自身が盗み聞きのために設置した物でもないしな」
「あら、悪用しているかもしれないじゃない?」
「その判断はお前の節度に任せよう」
まだクストディアのことを理解したとは言い難いが、しばらく付き合ってみた限り、無差別に他者へ危害を加えるような悪童でもないようだし。ひどい癇癪さえ起こさなければ、普段の言動が偽悪的なだけでわりと理知的な娘だ。
だから行為自体は褒められたものでなくとも、ここでとやかく言うほどのものではないと判断した。
……もっとも、知らない所で『悪辣魔王』だの『歴史上最も嫌われた魔王』だのという悪評が立っていた自分では、あまり善悪の判断基準はあてにならない。
聖王国中から魔物が減ったことで、素材の減少という事態を招いた浅慮については反省しているものの、それ以外ではヒトに迷惑をかけるほどのことは何もしていなかったはずなのに。
軍を率いて侵攻することもなかったし、そもそもベチヂゴの森を越えたことはないし、サルメンハーラたち武装商団のことも手厚くもてなしたし。なぜそこまで嫌われてしまったのか、未だにさっぱりわからない。
リリアーナが逸れた思考のままに悩んでいると、隣のクストディアが訝しげな顔を向けてきた。
「何よ?」
「あぁ、いや。うーん。……そういえばお前はいくつも『勇者』関係の本を読んでいるのだったな。もしかして『魔王』についても詳しかったりするか?」
「はぁ? 何よ唐突に、そんなものに詳しい人間なんていないでしょう。どの時代の本を読んだって『魔王』について大した記述はないわよ」
「そうか……」
そういえば歴史の教師による熱い語りの中でも、『魔王』の容姿や行使した魔法については言及されなかった。エルシオンは討伐後に王宮で報告をしたと言っていたが、その際に『魔王』のことはあまり語らなかったのだろうか?
それとも『勇者』の活躍に焦点を当てるため、歴代いずれの本でもその辺りはぼかすことになっているのか……。
「こないだの、あの変質者の言ったことでも気にしてるわけ?」
「え? あの男の言っていたことって……嘘の書かれた脚本で上演されるのは困るとかいう話か?」
「それもあるけど。例の稀覯本といい、あんたは妙にエルシオンの話を気にしてるじゃない」
エルシオンのことを気にしているなんて言われると語弊しかない。あんな奴のこと、全く微塵もこれっぽっちも気にしてなんかいない。
リリアーナはそんなモヤモヤしたものを飲み下しながら、何か『魔王』の伝承について知っていることはあるだろうかと、思い切って訊ねてみることにした。
その令嬢らしからぬ動作が妙に似合っていて面白いなと思うリリアーナだったが、口に出せば怒ることくらいは想像がつくので黙ってついて行く。
「そういえば、シャムサレムの鎧は軋む音がしなくなったな。専門の者に見てもらったのか?」
「えぇ、暇だったから職人を呼んで調整をさせたわ。まだ背が伸びているなんて、そのうち天井まで届くんじゃないかしら」
「結構なことじゃないか。体に合わない鎧のせいで、成長が阻害されでもしたら大変だ」
背後からついてくる黒鎧を見上げると、軽い会釈が返された。
年齢がいくつなのか容姿から判別するのは苦手でも、歳若い青年であることは確かだ。きっとまだまだ伸びるのだろう。少し羨ましい。
「わたしもお前くらい背が伸びたら良いのだが……」
「はぁ? そんなに縦に伸びてどうするのよ。シャムは護衛だから見た目がいかつくても良いけれど、あんたは守られる側でしょうが」
「標的が大きいと危ない、ということか」
「そうじゃなくて! ……まぁ別に、あんたがゴツくなろうがどうでもいいわ。山猿みたいな姫がいるって聞くし、山狒々みたいな令嬢がいてもおかしくはないでしょう」
少し想像してみて、確かに今の自分が大きくなりすぎるのは、立場的にあまり収まりが良くないかと思い直した。馬車が窮屈になるし、ドレスを新調するのも大変そうだ。
生前、事あるごとに体の小ささを揶揄されたものだから、つい大きいほうが良いという発想になってしまう。
……周囲が種族的に大きすぎただけで、ヒトと比べれば普通の背丈だったはず。カミロやファラムンドともそう変わらない。
「ここよ」
「うん?」
クストディアに案内されて着いたのは、広い部屋の一角。
刺繍張りの衝立で目隠しをした奥に、簡素なひとりがけの椅子と木製のチェストが置かれていた。
隣の部屋に置かれた品々と比べれば、彫刻も金飾りもない極めて質素な戸棚だ。中に何が収められているのか、妙に薄い造りで壁際にぽつんと設置されている。
「何が入っているんだ?」
「ふふ、あんたでもきっと驚くわよ。大丈夫だけど念のため、あまり大きな声は出さないでちょうだい」
「……?」
疑問符を浮かべるリリアーナを置いて、クストディアはチェストの金具に手をかけ、両開きの扉を開いた。
横から中をのぞき込むと、棚の薄さよりもずっと奥行きがある。壁をくり抜いているのかと気づいたところで、伸ばされた白い指が金属製の管についたフタを外す。
『――れなら、次の機会に儂からも言っておこう。この件に関してはどこも口が重いはずだ、そう易々とは聞き出せまい』
「え?」
壁から飛び出た金属の管、そこから聴こえてきた老人の声には覚えがある。少しだけ篭っているが間違いない、これはブエナペントゥラの声だ。
「この管は……伝声管になっているのか?」
「なんだ、思ったほど驚かないのね、つまらない」
「いや、十分驚いているさ。これは魔法具だな、音波を一方通行に制限しているし……あちら側では音を広く拾うような仕掛けをしてあるのだろう?」
「ええ、そうらしいわね。何度か試してみたけれど、こちら側の声は向こうに聴こえないみたい」
どうやって試したのか気になったが、あえて聞かないでおくことにした。
真鍮製の管は壁の中からまるでキノコのように生えている。同じような太さのものが全部で四本。それぞれに小さなタグがぶら下がっており、今フタを開けている管には『執務室』と書かれていた。
「どうも昔の……この屋敷が建てられた頃の、ご隠居の置き土産らしいわ。前に書斎で調べたの。領主の椅子を譲った後も、ご意見番としてあれこれ口うるさかったらしくて。老いて死ぬまでひとりでこのフロアを使っていたんですって」
「じゃあ、もしかしてここは元々、お前の部屋ではなかったのか?」
「ええ、おじい様にねだって私の部屋に改装する前は、長らく物置みたいになっていたわ。シャムとかくれんぼをしている時に、偶然見つけたの。その頃はまだ小さくて、これが何なのかわからなかったけれど」
クストディアが『執務室』のフタを下ろし、右端にある『侍女控室』のフタを開けた途端、今度はけたたましい女の笑い声が響いてきた。
『アッハハハ! だから言ったじゃない、近づくのも無理だって!』
『ちょっと差し入れのお菓子を持って行っただけなのにさ、あそこの侍女ってばガード固すぎんのよ。あーあ、一度でいいから近くでお顔を拝んでみたいわぁ』
『かっわいい顔してるよね、あの次男坊。たしか長男もいんでしょ、父親にそっくりだとかいう』
『そうそう、美形揃いじゃない、領主があんなイイ男なんて羨ましいったらないわ。今は独り身なんだし、うっかりお手付きになれたら領主夫人に――』
パタンと音をたててクストディアがフタを閉めた。構成による補助が効いているためか、音の減衰も少なく複数人の会話が明瞭に聞き取れる。
「……つまり、そのご隠居とやらは、屋敷内の会話を盗み聞くためにこれを設置したのか?」
「そういうことじゃない? 屋敷中に耳を置いているわけだから、知らないはずの話をいつのまにか知られて、秘密を掴まれて。当時の使用人も新しい領主も、気の休まることがなかったでしょうね」
にやりと口の端で笑って見せるクストディアだったが、その顔にはどこか自嘲が透ける。当時の隠居老人と自分を重ねでもしているのだろうか。
外に一歩も出ることなく、こっそり屋敷内外の情報を得られる秘密の部屋。
本やシャムサレムから得られそうな話以外にも、妙に外の事情に詳しいと思っていたら、こんな情報源を隠し持っていたとは。これがあったからクストディアは引き籠りのくせに情報通だったのか、とここへ来てようやく腑に落ちた。
大人たちの会話を盗み聞くだけなら、自分とてアルトの音声探査を用いればいくらでも執務室での話を聞くことができる。
だが、それは幼い娘のためを思って与える情報を制限している大人たちの配慮を無にしてしまう不当な行為だ。
隠されていることを知りたいという欲求はあるけれど、リリアーナとしての生をまっとうすると決めた以上、できるだけそういう裏切りのような真似はしたくなかった。
「何よ、不服そうな顔ね。盗み聞きがはしたないとでも?」
「自分ではしたないと理解しているなら、わたしから言うことは特にないさ。まぁ、聞くだけでそれを悪用しないのなら別に、……お前自身が盗み聞きのために設置した物でもないしな」
「あら、悪用しているかもしれないじゃない?」
「その判断はお前の節度に任せよう」
まだクストディアのことを理解したとは言い難いが、しばらく付き合ってみた限り、無差別に他者へ危害を加えるような悪童でもないようだし。ひどい癇癪さえ起こさなければ、普段の言動が偽悪的なだけでわりと理知的な娘だ。
だから行為自体は褒められたものでなくとも、ここでとやかく言うほどのものではないと判断した。
……もっとも、知らない所で『悪辣魔王』だの『歴史上最も嫌われた魔王』だのという悪評が立っていた自分では、あまり善悪の判断基準はあてにならない。
聖王国中から魔物が減ったことで、素材の減少という事態を招いた浅慮については反省しているものの、それ以外ではヒトに迷惑をかけるほどのことは何もしていなかったはずなのに。
軍を率いて侵攻することもなかったし、そもそもベチヂゴの森を越えたことはないし、サルメンハーラたち武装商団のことも手厚くもてなしたし。なぜそこまで嫌われてしまったのか、未だにさっぱりわからない。
リリアーナが逸れた思考のままに悩んでいると、隣のクストディアが訝しげな顔を向けてきた。
「何よ?」
「あぁ、いや。うーん。……そういえばお前はいくつも『勇者』関係の本を読んでいるのだったな。もしかして『魔王』についても詳しかったりするか?」
「はぁ? 何よ唐突に、そんなものに詳しい人間なんていないでしょう。どの時代の本を読んだって『魔王』について大した記述はないわよ」
「そうか……」
そういえば歴史の教師による熱い語りの中でも、『魔王』の容姿や行使した魔法については言及されなかった。エルシオンは討伐後に王宮で報告をしたと言っていたが、その際に『魔王』のことはあまり語らなかったのだろうか?
それとも『勇者』の活躍に焦点を当てるため、歴代いずれの本でもその辺りはぼかすことになっているのか……。
「こないだの、あの変質者の言ったことでも気にしてるわけ?」
「え? あの男の言っていたことって……嘘の書かれた脚本で上演されるのは困るとかいう話か?」
「それもあるけど。例の稀覯本といい、あんたは妙にエルシオンの話を気にしてるじゃない」
エルシオンのことを気にしているなんて言われると語弊しかない。あんな奴のこと、全く微塵もこれっぽっちも気にしてなんかいない。
リリアーナはそんなモヤモヤしたものを飲み下しながら、何か『魔王』の伝承について知っていることはあるだろうかと、思い切って訊ねてみることにした。
0
お気に入りに追加
235
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?
冬馬亮
恋愛
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。
オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。
だが、喜んで受け入れると思っていたオズワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。
その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・
「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」
「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。

困りました。縦ロールにさよならしたら、逆ハーになりそうです。《改訂版》
新 星緒
恋愛
乙女ゲームの悪役令嬢アニエス(悪質ストーカー)に転生したと気づいたけれど、心配ないよね。だってフラグ折りまくってハピエンが定番だもの。
趣味の悪い縦ロールはやめて性格改善して、ストーカーしなければ楽勝楽勝!
……って、あれ?
楽勝ではあるけれど、なんだか思っていたのとは違うような。
想定外の逆ハーレムを解消するため、イケメンモブの大公令息リュシアンと協力関係を結んでみた。だけどリュシアンは、「惚れた」と言ったり「からかっただけ」と言ったり、意地悪ばかり。嫌なヤツ!
でも実はリュシアンは訳ありらしく……
(第18回恋愛大賞で奨励賞をいただきました。応援してくださった皆様、ありがとうございました!)

【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。
BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。
辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん??
私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?

魅了が解けた貴男から私へ
砂礫レキ
ファンタジー
貴族学園に通う一人の男爵令嬢が第一王子ダレルに魅了の術をかけた。
彼女に操られたダレルは婚約者のコルネリアを憎み罵り続ける。
そして卒業パーティーでとうとう婚約破棄を宣言した。
しかし魅了の術はその場に運良く居た宮廷魔術師に見破られる。
男爵令嬢は処刑されダレルは正気に戻った。
元凶は裁かれコルネリアへの愛を取り戻したダレル。
しかしそんな彼に半年後、今度はコルネリアが婚約破棄を告げた。
三話完結です。

疲れきった退職前女教師がある日突然、異世界のどうしようもない貴族令嬢に転生。こっちの世界でも子供たちの幸せは第一優先です!
ミミリン
恋愛
小学校教師として長年勤めた独身の皐月(さつき)。
退職間近で突然異世界に転生してしまった。転生先では醜いどうしようもない貴族令嬢リリア・アルバになっていた!
私を陥れようとする兄から逃れ、
不器用な大人たちに助けられ、少しずつ現世とのギャップを埋め合わせる。
逃れた先で出会った訳ありの美青年は何かとからかってくるけど、気がついたら成長して私を支えてくれる大切な男性になっていた。こ、これは恋?
異世界で繰り広げられるそれぞれの奮闘ストーリー。
この世界で新たに自分の人生を切り開けるか!?

〈完結〉【書籍化&コミカライズ・取り下げ予定】記憶を失ったらあなたへの恋心も消えました。
ごろごろみかん。
恋愛
婚約者には、何よりも大切にしている義妹がいる、らしい。
ある日、私は階段から転がり落ち、目が覚めた時には全てを忘れていた。
対面した婚約者は、
「お前がどうしても、というからこの婚約を結んだ。そんなことも覚えていないのか」
……とても偉そう。日記を見るに、以前の私は彼を慕っていたらしいけれど。
「階段から転げ落ちた衝撃であなたへの恋心もなくなったみたいです。ですから婚約は解消していただいて構いません。今まで無理を言って申し訳ありませんでした」
今の私はあなたを愛していません。
気弱令嬢(だった)シャーロットの逆襲が始まる。
☆タイトルコロコロ変えてすみません、これで決定、のはず。
☆商業化が決定したため取り下げ予定です(完結まで更新します)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる