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和田グループ長の告白ー7
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私は唇を噛みしめて、真雪くんを睨んだ。
「お……おっぱいが好きな真雪くんは、美人の胸が腕に当たって嬉しかったんじゃないの?」
こんな時、言いたくもない売り言葉が出ちゃうの、なんでだろ。
和田グループ長には、真雪くんのことを信じてるって言った割に、素直に真雪くんの言葉が聞けない。
こういう時に、本当に可愛い女の子だったら、きっと笑顔で、
「なぁんだ、勘違いしちゃってた、ごめんね。てへ」
ってキュートに返して、『ケンカはおしまい!』ってなるんだろうな。
今の私には、そんな余裕がない。
いつの間にこんなに嫉妬深い、嫌な女になったんだろう。
苦しくて、目の奥が熱くなる。
「はぁー」
真雪くんが大きくため息をついたのに、ビクッと震える。
もしかして、私のことイヤになっちゃったのかも……。
不安がよぎるが、膨れた頬は、なかなか元に戻らない。
「あのね、桃花」
真雪くんは少し怒ったような低い声を響かせて、私の顔を真剣な眼差しで見つめる。
「俺が好きなのは、桃花のおっぱいだよ」
覚悟していたのに、真雪くんの口から出たのは怒ったり傷つけたりする言葉じゃなくて、私の目は驚きで見開いた。
「きれいなお椀型の形と、真っ白な肌の上に乗った桜色の蕾に、極上の柔らかさ。それに俺の手からも溢れるほどの大きさで、感度も……」
「わー、もう! 何言ってるの!
会社でヘンな事言わないでっ」
普段、仕事をしているオフィス内で、自分の胸のことを言語化されるなんて、他に誰もいなくても恥ずかしくて、居たたまれない。
「もう、帰るっ」
「桃花待って」
こんな時、同じマンションに帰るのって、なんかカッコつかないな。
でも真面目なのか冗談なのか、険悪なムードにならないのは、真雪くんのおかげだ。
私ももっと素直にならなきゃ。
さっきまでのふくれっ面を、真っ赤に変えた私の手を引いて、真雪くんは身体をかがめてチュッと頬にリップ音をたてた。
「俺が好きなのは、桃花だけだよ。
それだけは信じて。
だけど誤解させて、桃花を不安にするようなことして、ごめんね」
私が勝手に見間違えて、心を乱していたのを、真雪くんの方からこうやって謝ってくれるなんて……。
なんかもう、真雪くんって私のことを好きすぎてズルい。
私だって真雪くんの事が好きだ。
「……私も変にヤキモチ妬いて、ごめんなさい」
私の言葉に、ふわぁっと花が咲くように笑った真雪くんがまぶしすぎる。
「たまには桃花にヤキモチ妬かれるのも、愛されてる感じがしていいね」
愛されてるとか……真雪くんの辞書に『照れ』は無いのか?
「帰ろ、真雪くん」
私の方が年上なのに、真雪くんの大きな愛情に包まれていることを実感できて、これまでにない幸せを感じて一緒に帰った。
衝撃的な場面を見て、自分の気持ちがグラグラに揺らいでしまったけれど、真雪くんのことを信じよう。
だって、私は真雪くんのことを愛し……いや、やっぱりちょっと照れちゃうよ。
会社を出てから、真雪くんの手をギュッと握ると、嬉しそうに真雪くんも優しく指を絡み直してくれる。
繋いだ手から、好きな気持ちが伝わるといいな。
「お……おっぱいが好きな真雪くんは、美人の胸が腕に当たって嬉しかったんじゃないの?」
こんな時、言いたくもない売り言葉が出ちゃうの、なんでだろ。
和田グループ長には、真雪くんのことを信じてるって言った割に、素直に真雪くんの言葉が聞けない。
こういう時に、本当に可愛い女の子だったら、きっと笑顔で、
「なぁんだ、勘違いしちゃってた、ごめんね。てへ」
ってキュートに返して、『ケンカはおしまい!』ってなるんだろうな。
今の私には、そんな余裕がない。
いつの間にこんなに嫉妬深い、嫌な女になったんだろう。
苦しくて、目の奥が熱くなる。
「はぁー」
真雪くんが大きくため息をついたのに、ビクッと震える。
もしかして、私のことイヤになっちゃったのかも……。
不安がよぎるが、膨れた頬は、なかなか元に戻らない。
「あのね、桃花」
真雪くんは少し怒ったような低い声を響かせて、私の顔を真剣な眼差しで見つめる。
「俺が好きなのは、桃花のおっぱいだよ」
覚悟していたのに、真雪くんの口から出たのは怒ったり傷つけたりする言葉じゃなくて、私の目は驚きで見開いた。
「きれいなお椀型の形と、真っ白な肌の上に乗った桜色の蕾に、極上の柔らかさ。それに俺の手からも溢れるほどの大きさで、感度も……」
「わー、もう! 何言ってるの!
会社でヘンな事言わないでっ」
普段、仕事をしているオフィス内で、自分の胸のことを言語化されるなんて、他に誰もいなくても恥ずかしくて、居たたまれない。
「もう、帰るっ」
「桃花待って」
こんな時、同じマンションに帰るのって、なんかカッコつかないな。
でも真面目なのか冗談なのか、険悪なムードにならないのは、真雪くんのおかげだ。
私ももっと素直にならなきゃ。
さっきまでのふくれっ面を、真っ赤に変えた私の手を引いて、真雪くんは身体をかがめてチュッと頬にリップ音をたてた。
「俺が好きなのは、桃花だけだよ。
それだけは信じて。
だけど誤解させて、桃花を不安にするようなことして、ごめんね」
私が勝手に見間違えて、心を乱していたのを、真雪くんの方からこうやって謝ってくれるなんて……。
なんかもう、真雪くんって私のことを好きすぎてズルい。
私だって真雪くんの事が好きだ。
「……私も変にヤキモチ妬いて、ごめんなさい」
私の言葉に、ふわぁっと花が咲くように笑った真雪くんがまぶしすぎる。
「たまには桃花にヤキモチ妬かれるのも、愛されてる感じがしていいね」
愛されてるとか……真雪くんの辞書に『照れ』は無いのか?
「帰ろ、真雪くん」
私の方が年上なのに、真雪くんの大きな愛情に包まれていることを実感できて、これまでにない幸せを感じて一緒に帰った。
衝撃的な場面を見て、自分の気持ちがグラグラに揺らいでしまったけれど、真雪くんのことを信じよう。
だって、私は真雪くんのことを愛し……いや、やっぱりちょっと照れちゃうよ。
会社を出てから、真雪くんの手をギュッと握ると、嬉しそうに真雪くんも優しく指を絡み直してくれる。
繋いだ手から、好きな気持ちが伝わるといいな。
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