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番外編2

渚の家庭内恋煩い12

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「湊……そういうセリフは可愛すぎるから勘弁して……! あ、……あと……どこでそんなの……」
 もごもご言っていると、湊は眉を寄せながら首を傾げ、不安そうに俺を見上げてきた。
「……? 俺……なんか変か……?」
「っ、そ、そんなことは……っ」
 愛くるしいその表情に慌てて否定すると、今度は微笑みながらゆるゆるとお尻を擦り付けてくる。
「俺の中はっ、ヘンになりそう……入れてもらうの久々で気持ちよ過ぎて……っ……なあ、乳首触って……」
 至近距離でおねだりされて、堪らずに何度も頷く。
 眼下のおっぱいを指先の肉球で挟むみたいに摘むと、いじらしい喘ぎが甘く甲高く車内に響いた。
「はぁあ……っ、そこ……っ、もっと、強く……っ」
 乳輪ごと指先で引っ張りながら奥をえぐるように動くと、声も出ないくらい痙攣して感じ始める。
「っ……い……っ」
 奥がぐーっと狭くなって、俺をきつく吸い上げる動きが強くなった。
 イキそうなのに、下でいるとペースがどうしてもゆっくりになってしまって、もどかしい。
 このキュウキュウしてる部分をもっとめちゃくちゃに突き上げて、湊のエロい吸い付きを感じながらイきたいのに……。
 どうにも我慢がしきれなくなって、俺は湊の耳元に囁いた。
「あの……上になっていい? もっと動きたい……」
 訊くと、フルフルと首が振られる。
「そ、それは無理……っ、速くされたら俺……イくの我慢できないだろ……っ」
 そっ、そんな無体な……。
「でも、動きたい……ん、だけど……」
 重ねて言うと、湊は俺にしがみついて腰の動きを抑え込むみたいに抵抗し始めた。
 でも湊はいっぱい突かれてるところを想像したのか、ヒクッヒクッと中がうねり続けている。
 彼の本能は激しくされたがってる事に気付いて、耳元に鼻先を寄せてそっと囁いた。
「……湊が下になったほうが、精液がちゃんと子宮に流れてきっと妊娠しやすいよ……?」
「……っ。……うっ……そ、それなら仕方ねえ、な……」
 どうやら説得が効いたみたいで、思わず微笑んだ。
 医学的な根拠は全くないので、ちょっと騙してるような気がしなくもないけど……そもそも、既に根元のコブがおおきくなっててしっかり栓はされ始めてるしな。
 でも、本人も本当は望んでいる事だから……いいよな?
「ひっくり返るよ」
 目の前の耳や首筋をペロペロしながら湊の身体を一瞬持ち上げ、繋がったまま姿勢を一気に反転させる。
 流石に狭いから、途中で身体がドアとか天井にかなりぶつかったけど、どうにか正常位の形になった。
 湊が大きく開いたままの両脚を俺の腰に絡めて、健気に腰を浮かせて擦り付けてくる。
「奥……突いて……渚……」
 ――その誘惑に、耐えられる雄なんているんだろうか。
 俺は次の瞬間から車全体がガタガタ揺れるほど激しく腰を入れて、湊の中を貪り始めた。
「はぁああっ! 渚好き……っ、んんっ、あーっ、奥にぶつかって、気持ちいい……はぁあっ、イってる、イッてるからちょ、もっとゆっくりい……っ」
 ジュッジュッと激しく奥に吸われて、絶頂感が俺の脳髄を甘く満たす。
「ごめんね、ゆっくりは無理……っ、くぅ……!」
 ドプッドプッと大量の射精が始まった瞬間、湊の言葉もぼんやりと霞むくらい、夢心地の気持ちよさに前後不覚になった。
 膨らんだコブごと穴の中にズブッズブッと突き刺しながら、キュンキュン蠢いている中を大洪水にしていく。
「ひぁ……んっ、渚っ、すき……っ、すき……っ、おれ、幸せ……っ、愛してる……っ」
 湊は俺を大量に受け止めながらイキ続けていて、既にもう両目の焦点が合っていない。
「湊っ、可愛いね……俺の大事な、大事な湊……っ、俺の方がもっともっと、愛してるよ、みなと……っ!」
 せっかく告白してるのに、感極まり過ぎたせいか、話してる内に舌が回りづらくなってきた。
「みなと、みな……ワゥゥウ……っ、グルルッ、ワウン!」
 って、なっ、しゃ、喋れない……!?
 驚いてよく手元を見下ろすと、俺の腕のあった場所に犬の足が見えた。
 興奮し過ぎて、獣面どころか、入れながら獣身に――完全に犬、になってたらしい。
「あはっ……可愛い、渚……その格好ですんの……? じゃあ、しやすいようにするから……」
 湊が俺の両前脚の下で自分で開いた両膝を胸に付くほど抱える。
 綺麗なお尻が腹の下でぐっと突き出されて、腹毛に密着した。
「ほら、これで目一杯、激しくして……?」
 そんなこと言われたら、もう止まらない。
 俺は白い胸に前脚で乗り上げ、派手な水音を立てまくりながら、夢中で奥まで突き上げて獣の交尾を再開した。
 ――恐らく外から中を見る人がいたら、巨大な犬に人間が強姦されていると思って大騒ぎになったに違いない。
 でもそんなことを考える余裕もなく、俺たち二人は狭い車の中で気が済むまで貪りあってしまった。
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