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婚活再開しました
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痛みと愛おしさで胸が溢れてしんどい。
どうにか呼吸を整えながら見上げると、犬塚さんが俺の中から指を抜いて、濡れた前髪をかきあげながら身体を起こした。
長い睫毛を伏せた綺麗な目に見つめられる。
「柔らかくなったね……。そろそろ挿れていい? ゴム取って来るけど……」
俺は反射的に首を振っていた。
ーーこれが最後かもしれないって思ったら、一滴でも自分の中にこの人を残して欲しくて、必死で訴える。
「このまま挿れて……中で、出して……欲しい」
犬塚さんが無言でベッドに膝立ち、肩で息をしながら前の開いたスラックスを下着ごと脚から抜く。
俺のなんかよりずっと立派なアルファの雄を目の前に見せられて、無意識に甘い溜息が漏れた。
「犬塚さん……」
涙ぐんだ目で精一杯微笑みかけて、自分で膝を抱える。
穴空いたみたいに開きっぱなしで、トロトロに濡れて匂いが立ってる場所を見せ付けて、早く来てもらえるように。
そんな俺の恥らいのない訴えかけに、彼の表情が一瞬暗くなった。
「……生でするの、好きなの?」
ハッとした。……俺、やっぱ遊んでると思われてんだなって。
緩く首を振って、囁いた。
「犬塚さんは、特別……」
そう言ったら、挿れてくれるかな。
賭けだったけど、無言でがっつくみたいに覆いかぶさってきてくれたから成功したみてぇだった。
太腿の裏を両手で押さえ付けられて、濡れそぼった場所に熱い肉の杭をゆっくり打ち込まれていく。
犬の時よりも先端がでっかくて苦しい。
でも、いっぱい慣らしてくれたから痛みはそれほど無かった。
奥の奥まで俺の尻の中が拡がってくのが分かる。
処女貰ってもらった時、初めて味わったあの異様な充足感がまた俺を支配して、肉の圧迫に意識が恍惚となっていく。
彼は堪えるように整った眉を寄せて、何度か息を吐き、やがて根元まで俺の中に埋めてくれた。
「っは……ぁ、うれしい……犬塚さん……」
内側を締めてそれを抱きしめて、泣きながら笑いかける。
その言葉が合図になって、奥に擦り付けるみたいにチンポがズンズン俺の中を突き始めた。
「ァはぁ……っ、深いぃ……っ」
またっ、子宮の入り口に当たってる……感じする。
痛いような気持ちいいような衝撃が走り、突かれるたんびにヒッて息が漏れた。
俺の臍から下の全神経がソコに集中して、紅く爛れた粘膜が収縮する。
犬塚さんの腰の動きはどんどん大胆な感じになって、大きく引き抜かれて押し込まれると、ジュポッジュポッといやらしい音が響いた。
「く……ゥん……っ、はぁっ、いい……っ」
犬の時の小刻みに突かれるのも良かったけど、人間のカリ高のちんぽでいっぱい動いてもらえるのも、身体の中抉り出されるみたいで堪らない。
「なぁ、もっと……激しくしていいから……俺ん中でイくまでして……っ」
犬塚さんの腰に脚を絡めて、両腕を伸ばす。
「っく……っ、そんな煽って……っ、どうなっても知らないよ……っ。湊の中溢れるまでまた出すけど、いいの……? 妊娠はしなくても、体調は崩すかも……」
内側をじわあっと締めながら、俺は頷いた。
「ン……っ、いい……。あのな……もしも……もしもだけど、赤ちゃん出来ちまったら、そしたら俺、産んでいい……?」
「またそんな事を……っ」
煽ってるだけだと思われたのか、俺の中をいっぱいに満たしてるモノが益々デカくなった。
「他の男にもそんな可愛いこと言って誘ってんの……っ!?」
ズブン!と激しく突き込まれて、下腹と尻が打ち付けられる音の速度が半端ない感じの容赦のない責めが始まる。
「そんなことっ、してな……っ、ふァあ……っ、激しい……、奥、いっぱい突かれんの、すき……っ、犬塚さぁん、……ごめ、俺また……っ、イきそう……ッ」
びしょ濡れの尻がブルブル揺れるぐらい激しく出し入れされて、嬉しくて気持ちよくて淫乱みたいな言葉が止まんない。
「……渚って呼んで、湊」
ちょっと辛そうな顔でいつかみたいにそう言ってくれて、俺は大きく頷いた。
恋人ごっこしてくれるの、痛いけど嬉しいよ……。
「渚、……あ……! イクっ……奥に出して……っ」
ぎゅうぅっと中が締まった俺の中で、犬塚さんがビクビク痙攣して、ドクッ、ドクッと俺の中に大量の精液が注ぎ込まれてゆく。
その子宮の奥まで直接いっぱいにされるみたいなヤバい感覚に、白眼剥きそうな感じで俺はずっとイキ続けた。
しかも、俺の中ヌチュッヌチュッと擦って出し切った後も、入ってるモノは全然萎えてなくて。
何だろ、若さなのかなぁ。
俺のちんぽはもうカラで、辛うじて勃起はしてるけどナカイキだと精液は出ねぇっぽい。
カラダ、女のコに変えられちゃった気分……。
ひくひくしながら休んでると、繋がったまんま背中抱き起こされて、今度は対面で膝に乗せられるみたいな格好になった。
「ン、……ぐぅ……っ」
自分の体重で奥までデカいのが刺さって腹が苦しい。
喘ぐように顔を上げたら、唇を重ねて口付けされた。
どうにか呼吸を整えながら見上げると、犬塚さんが俺の中から指を抜いて、濡れた前髪をかきあげながら身体を起こした。
長い睫毛を伏せた綺麗な目に見つめられる。
「柔らかくなったね……。そろそろ挿れていい? ゴム取って来るけど……」
俺は反射的に首を振っていた。
ーーこれが最後かもしれないって思ったら、一滴でも自分の中にこの人を残して欲しくて、必死で訴える。
「このまま挿れて……中で、出して……欲しい」
犬塚さんが無言でベッドに膝立ち、肩で息をしながら前の開いたスラックスを下着ごと脚から抜く。
俺のなんかよりずっと立派なアルファの雄を目の前に見せられて、無意識に甘い溜息が漏れた。
「犬塚さん……」
涙ぐんだ目で精一杯微笑みかけて、自分で膝を抱える。
穴空いたみたいに開きっぱなしで、トロトロに濡れて匂いが立ってる場所を見せ付けて、早く来てもらえるように。
そんな俺の恥らいのない訴えかけに、彼の表情が一瞬暗くなった。
「……生でするの、好きなの?」
ハッとした。……俺、やっぱ遊んでると思われてんだなって。
緩く首を振って、囁いた。
「犬塚さんは、特別……」
そう言ったら、挿れてくれるかな。
賭けだったけど、無言でがっつくみたいに覆いかぶさってきてくれたから成功したみてぇだった。
太腿の裏を両手で押さえ付けられて、濡れそぼった場所に熱い肉の杭をゆっくり打ち込まれていく。
犬の時よりも先端がでっかくて苦しい。
でも、いっぱい慣らしてくれたから痛みはそれほど無かった。
奥の奥まで俺の尻の中が拡がってくのが分かる。
処女貰ってもらった時、初めて味わったあの異様な充足感がまた俺を支配して、肉の圧迫に意識が恍惚となっていく。
彼は堪えるように整った眉を寄せて、何度か息を吐き、やがて根元まで俺の中に埋めてくれた。
「っは……ぁ、うれしい……犬塚さん……」
内側を締めてそれを抱きしめて、泣きながら笑いかける。
その言葉が合図になって、奥に擦り付けるみたいにチンポがズンズン俺の中を突き始めた。
「ァはぁ……っ、深いぃ……っ」
またっ、子宮の入り口に当たってる……感じする。
痛いような気持ちいいような衝撃が走り、突かれるたんびにヒッて息が漏れた。
俺の臍から下の全神経がソコに集中して、紅く爛れた粘膜が収縮する。
犬塚さんの腰の動きはどんどん大胆な感じになって、大きく引き抜かれて押し込まれると、ジュポッジュポッといやらしい音が響いた。
「く……ゥん……っ、はぁっ、いい……っ」
犬の時の小刻みに突かれるのも良かったけど、人間のカリ高のちんぽでいっぱい動いてもらえるのも、身体の中抉り出されるみたいで堪らない。
「なぁ、もっと……激しくしていいから……俺ん中でイくまでして……っ」
犬塚さんの腰に脚を絡めて、両腕を伸ばす。
「っく……っ、そんな煽って……っ、どうなっても知らないよ……っ。湊の中溢れるまでまた出すけど、いいの……? 妊娠はしなくても、体調は崩すかも……」
内側をじわあっと締めながら、俺は頷いた。
「ン……っ、いい……。あのな……もしも……もしもだけど、赤ちゃん出来ちまったら、そしたら俺、産んでいい……?」
「またそんな事を……っ」
煽ってるだけだと思われたのか、俺の中をいっぱいに満たしてるモノが益々デカくなった。
「他の男にもそんな可愛いこと言って誘ってんの……っ!?」
ズブン!と激しく突き込まれて、下腹と尻が打ち付けられる音の速度が半端ない感じの容赦のない責めが始まる。
「そんなことっ、してな……っ、ふァあ……っ、激しい……、奥、いっぱい突かれんの、すき……っ、犬塚さぁん、……ごめ、俺また……っ、イきそう……ッ」
びしょ濡れの尻がブルブル揺れるぐらい激しく出し入れされて、嬉しくて気持ちよくて淫乱みたいな言葉が止まんない。
「……渚って呼んで、湊」
ちょっと辛そうな顔でいつかみたいにそう言ってくれて、俺は大きく頷いた。
恋人ごっこしてくれるの、痛いけど嬉しいよ……。
「渚、……あ……! イクっ……奥に出して……っ」
ぎゅうぅっと中が締まった俺の中で、犬塚さんがビクビク痙攣して、ドクッ、ドクッと俺の中に大量の精液が注ぎ込まれてゆく。
その子宮の奥まで直接いっぱいにされるみたいなヤバい感覚に、白眼剥きそうな感じで俺はずっとイキ続けた。
しかも、俺の中ヌチュッヌチュッと擦って出し切った後も、入ってるモノは全然萎えてなくて。
何だろ、若さなのかなぁ。
俺のちんぽはもうカラで、辛うじて勃起はしてるけどナカイキだと精液は出ねぇっぽい。
カラダ、女のコに変えられちゃった気分……。
ひくひくしながら休んでると、繋がったまんま背中抱き起こされて、今度は対面で膝に乗せられるみたいな格好になった。
「ン、……ぐぅ……っ」
自分の体重で奥までデカいのが刺さって腹が苦しい。
喘ぐように顔を上げたら、唇を重ねて口付けされた。
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