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婚活再開しました
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犬塚さんはあの後、俺とどうにか連絡取ろうと動いてたみたいだった。
というのも、月曜に蛇の目さんから電話が来て「犬塚さんがあなたと会いたがってるけど、何かトラブルでもあったの」って言われたりしたから。
俺は交際終了の事実を淡々と伝えて電話を切った。
どっちかの意志で仮交際が終わったら、相手に執着するような行為はルール違反になる。
はっきり蛇の目さんにも言ったし、俺と犬塚さんとの縁はこれきりのはずだ。
……そんな訳で、俺の婚活は振り出しに戻った。
とはいえすぐに前向きに歩き出せる訳もなく。
三日間ぐらいは仕事も家事も手につかねぇくらい激しく落ち込んだ。
けど、新学期と共に大学の講義も始まって学務が忙しくなって来ると、気持ちが紛れて、どうにか立ち直れてきて……。
しかも生協に行く為に構内歩いてたら、新入生の女の子から学生に間違われたりしてさ。
33のオッサンだけど、俺まだまだイケる!? なんて舞い上がって、少し元気を貰ったり。
ちょっとずつ、また婚活始めなきゃなー、なんて思えてきた。
犬塚さんとの事はほんと残念だったけど、何だかんだ言ってもここ1ヶ月間の話だ。
もう三年も婚活してると立ち直りも無駄に早くなるんだわ……全く自慢にならねぇけどな。
しっかし、またイチからマッチングする相手を探さなきゃならねーのは本当に参る。
ホントは犬塚さんと仮交際してる間もシビアに並行活動すべきだったんだ。珍しく上手くいってたもんだから浮かれてついサボっちまった。馬鹿だなー俺……。
金曜夜中の11時過ぎ、お袋が寝てる横でラップトップのパソコンを文字通り膝に乗せて立ち上げ、BLネットのサイトにアクセスする。
ホントはまた相手を探す為の条件を検索しなきゃいけねぇんだけど、ついつい魔が差して犬塚さんのプロフィールを検索してしまった。
「人類」のチェック項目を外して、年収と職業、家族構成なんかで絞り込んで行くと、あの可愛い犬の写真の「ナギサ」のプロフィールに辿り着く。
情報欄のログイン状況は24時間以内になってる。
つまり、犬塚さんがつい最近このBLネットにアクセスして、誰かを検索したり、メッセージのやりとりをしたか、イベントへの申し込みとかの会員活動をしてたってことだ。
うーん……あの人、まだ婚活諦めてねぇんだな。
相変わらず可愛い犬写真の真っ直ぐな瞳に胸が痛くなって、すぐにブラウザを閉じた。
……俺も頭切り替えて、前向きに生きねぇと。
取り敢えず、今のまんまじゃ一生マッチング相手ゼロだから、自分のプロフィールか相手の条件、どっちかを変えねぇとどうしようもない。
俺の場合はアレだ。出産NGってとこがネックになってる訳で。
元はと言えばオメガの俺がこれを押し通そうとした事で色々と拗れたんだもんな……。
子供が欲しいって思うんなら、「俺は産みたくねぇ」なんてワガママ言ってられねえってことは蛇の目さんとのやり取りでよーく分かった。
産む時死ぬほど痛いかもしれねぇけどそこは頑張る。
でもなー、男と結婚するのはな……やっぱ少し無理がある。俺メンクイだし、犬塚さんレベルでやっとエッチな事デキるかなーって思うくらいだもんな。
あんな人もうこの先絶対いねぇと思うし……。
うん、俺が産んでもいいけど、女性希望は外さない。あと人類希望もな。獣人はちょっとトラウマだから。
さて、お袋に孫の顔見せてやる為にいっちょ覚悟決めよう。
ーーと、思ったまでは良かったんだけどな……。
「……オメガさんですよね。専業主夫希望ですか?」
「いや、俺は共働きがいいかなーと……」
夏の予感も近付いてきた6月末のとある日曜日の昼、自主的に組んだ新たなる見合いの席で、俺は既に婚活に疲弊し切っていた。
ここは相手に指定されたデート場所の某西洋美術館の優雅なラウンジ。
で、目の前の白いソファに座ってる黒ずくめファッションの女性は、国立大卒インテリ女教師だ。ちなみに、属性はアルファ。
「じゃあ、あなたのお母様というのは、同居するからには家事や子供の面倒は全てやって下さるんですよね?」
黒ぶち眼鏡の奥のつり目が俺を値踏みしている。
なにこの状況。尋問?
「いえ……母はだいぶ年で……それはちょっと無理かと……」
しどろもどろ答える俺に被せて、相手はピシャリと言い放った。
「私、家事も育児も絶対できませんから。自分の時間を奪われたくないんです」
あちゃー……。こりゃ、地雷な感じの女性に当たったか。
どうやってこの場を切り上げるか考え始めたところで、これ以上話していても時間の無駄とばかり、相手の方が席を立って去って行く。
気分的には助かったけど、同時に俺の中でお見合い失敗記録がまた更新されて、一気に肩がガクンと萎えた。
(えーと……これで、今年度10連敗……?)
負け続き過ぎて既に頭の中の記憶も怪しい。
……出産NGをプロフィールから外した俺は、あれから片っ端からちょっといいかなと思うオメガOKの女性に申し込みをし続けたんだけど……どうもオメガと結婚したい女性っていうのは、なかなか一筋縄ではいかないものらしい。
たわい無いメッセージのやり取りまでは良いんだけど、実際、結婚がらみの話になるとなぁ……。
最初に会ったのは確か、漫画家の女性だったかな。
見た目オタクっぽくねぇし、ハイテンションで可愛い感じの人で、胸もでかいしちょっといいかなって思ったんだよ。
結構人気がある漫画家さんらしくて、自分が子供産んでると連載が途切れちゃうんだって言ってた。
でも、2回目に会った時に、急に「実は仕事とは別に、趣味で男同士がイチャイチャする漫画を描いてる」ってカミングアウトされて。
子供は是非、自分の目の前で男性とセックスして妊娠して欲しいって言うもんだから、その時点で丁重にお断りした。
趣味に偏見はねぇけど、浮気セックス前提の結婚はどうなのかと思って……。
あと、ふつうにすごく優しそうな女性だなーと思って会ってみたら、極端な金銭感覚の持ち主で、男の俺の給料や貯金を生活費に充てて、自分の給料は全額貯金に回したいっていう生活設計を聞かされた、なんていう事もあった。
俺が産む前提だと、出産後しばらくは流石にそれだと無理です、って言ったら仮交際切られたんだよな。うーん、あれは今考えても理不尽だった。
あと、お尻に入れさせて欲しい、みたいな事をはっきり言ってきた女性もいたな。何を入れるつもりだったんだろう。よく分からねぇけど断ったら終了した。
という具合でだなー、3ヶ月近く一人で頑張った結論としては、オメガと結婚したい女の人と、俺の結婚観がさっぱりマッチングしねぇってことだったわけで……。
というのも、月曜に蛇の目さんから電話が来て「犬塚さんがあなたと会いたがってるけど、何かトラブルでもあったの」って言われたりしたから。
俺は交際終了の事実を淡々と伝えて電話を切った。
どっちかの意志で仮交際が終わったら、相手に執着するような行為はルール違反になる。
はっきり蛇の目さんにも言ったし、俺と犬塚さんとの縁はこれきりのはずだ。
……そんな訳で、俺の婚活は振り出しに戻った。
とはいえすぐに前向きに歩き出せる訳もなく。
三日間ぐらいは仕事も家事も手につかねぇくらい激しく落ち込んだ。
けど、新学期と共に大学の講義も始まって学務が忙しくなって来ると、気持ちが紛れて、どうにか立ち直れてきて……。
しかも生協に行く為に構内歩いてたら、新入生の女の子から学生に間違われたりしてさ。
33のオッサンだけど、俺まだまだイケる!? なんて舞い上がって、少し元気を貰ったり。
ちょっとずつ、また婚活始めなきゃなー、なんて思えてきた。
犬塚さんとの事はほんと残念だったけど、何だかんだ言ってもここ1ヶ月間の話だ。
もう三年も婚活してると立ち直りも無駄に早くなるんだわ……全く自慢にならねぇけどな。
しっかし、またイチからマッチングする相手を探さなきゃならねーのは本当に参る。
ホントは犬塚さんと仮交際してる間もシビアに並行活動すべきだったんだ。珍しく上手くいってたもんだから浮かれてついサボっちまった。馬鹿だなー俺……。
金曜夜中の11時過ぎ、お袋が寝てる横でラップトップのパソコンを文字通り膝に乗せて立ち上げ、BLネットのサイトにアクセスする。
ホントはまた相手を探す為の条件を検索しなきゃいけねぇんだけど、ついつい魔が差して犬塚さんのプロフィールを検索してしまった。
「人類」のチェック項目を外して、年収と職業、家族構成なんかで絞り込んで行くと、あの可愛い犬の写真の「ナギサ」のプロフィールに辿り着く。
情報欄のログイン状況は24時間以内になってる。
つまり、犬塚さんがつい最近このBLネットにアクセスして、誰かを検索したり、メッセージのやりとりをしたか、イベントへの申し込みとかの会員活動をしてたってことだ。
うーん……あの人、まだ婚活諦めてねぇんだな。
相変わらず可愛い犬写真の真っ直ぐな瞳に胸が痛くなって、すぐにブラウザを閉じた。
……俺も頭切り替えて、前向きに生きねぇと。
取り敢えず、今のまんまじゃ一生マッチング相手ゼロだから、自分のプロフィールか相手の条件、どっちかを変えねぇとどうしようもない。
俺の場合はアレだ。出産NGってとこがネックになってる訳で。
元はと言えばオメガの俺がこれを押し通そうとした事で色々と拗れたんだもんな……。
子供が欲しいって思うんなら、「俺は産みたくねぇ」なんてワガママ言ってられねえってことは蛇の目さんとのやり取りでよーく分かった。
産む時死ぬほど痛いかもしれねぇけどそこは頑張る。
でもなー、男と結婚するのはな……やっぱ少し無理がある。俺メンクイだし、犬塚さんレベルでやっとエッチな事デキるかなーって思うくらいだもんな。
あんな人もうこの先絶対いねぇと思うし……。
うん、俺が産んでもいいけど、女性希望は外さない。あと人類希望もな。獣人はちょっとトラウマだから。
さて、お袋に孫の顔見せてやる為にいっちょ覚悟決めよう。
ーーと、思ったまでは良かったんだけどな……。
「……オメガさんですよね。専業主夫希望ですか?」
「いや、俺は共働きがいいかなーと……」
夏の予感も近付いてきた6月末のとある日曜日の昼、自主的に組んだ新たなる見合いの席で、俺は既に婚活に疲弊し切っていた。
ここは相手に指定されたデート場所の某西洋美術館の優雅なラウンジ。
で、目の前の白いソファに座ってる黒ずくめファッションの女性は、国立大卒インテリ女教師だ。ちなみに、属性はアルファ。
「じゃあ、あなたのお母様というのは、同居するからには家事や子供の面倒は全てやって下さるんですよね?」
黒ぶち眼鏡の奥のつり目が俺を値踏みしている。
なにこの状況。尋問?
「いえ……母はだいぶ年で……それはちょっと無理かと……」
しどろもどろ答える俺に被せて、相手はピシャリと言い放った。
「私、家事も育児も絶対できませんから。自分の時間を奪われたくないんです」
あちゃー……。こりゃ、地雷な感じの女性に当たったか。
どうやってこの場を切り上げるか考え始めたところで、これ以上話していても時間の無駄とばかり、相手の方が席を立って去って行く。
気分的には助かったけど、同時に俺の中でお見合い失敗記録がまた更新されて、一気に肩がガクンと萎えた。
(えーと……これで、今年度10連敗……?)
負け続き過ぎて既に頭の中の記憶も怪しい。
……出産NGをプロフィールから外した俺は、あれから片っ端からちょっといいかなと思うオメガOKの女性に申し込みをし続けたんだけど……どうもオメガと結婚したい女性っていうのは、なかなか一筋縄ではいかないものらしい。
たわい無いメッセージのやり取りまでは良いんだけど、実際、結婚がらみの話になるとなぁ……。
最初に会ったのは確か、漫画家の女性だったかな。
見た目オタクっぽくねぇし、ハイテンションで可愛い感じの人で、胸もでかいしちょっといいかなって思ったんだよ。
結構人気がある漫画家さんらしくて、自分が子供産んでると連載が途切れちゃうんだって言ってた。
でも、2回目に会った時に、急に「実は仕事とは別に、趣味で男同士がイチャイチャする漫画を描いてる」ってカミングアウトされて。
子供は是非、自分の目の前で男性とセックスして妊娠して欲しいって言うもんだから、その時点で丁重にお断りした。
趣味に偏見はねぇけど、浮気セックス前提の結婚はどうなのかと思って……。
あと、ふつうにすごく優しそうな女性だなーと思って会ってみたら、極端な金銭感覚の持ち主で、男の俺の給料や貯金を生活費に充てて、自分の給料は全額貯金に回したいっていう生活設計を聞かされた、なんていう事もあった。
俺が産む前提だと、出産後しばらくは流石にそれだと無理です、って言ったら仮交際切られたんだよな。うーん、あれは今考えても理不尽だった。
あと、お尻に入れさせて欲しい、みたいな事をはっきり言ってきた女性もいたな。何を入れるつもりだったんだろう。よく分からねぇけど断ったら終了した。
という具合でだなー、3ヶ月近く一人で頑張った結論としては、オメガと結婚したい女の人と、俺の結婚観がさっぱりマッチングしねぇってことだったわけで……。
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