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仮交際始めました
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――結局、犬塚さんは最後まで匂いのことに一言も触れずに俺を最寄り駅まで送り届けてくれた。
家まで行こうかって言ってくれたけど、流石にそれは強く断った。家見られんの恥ずかしいし、ここ小学生の時から俺の地元だから、万が一知り合いに見られたら何となく気不味い。
最寄り駅でようやく一人になった後、駅の窓口で頼んで、公的機関に常備してある非常用の発情抑制剤を分けて貰った。
緊急とはいえこういうの申し出るのメチャクチャ恥ずかしいんだよ。ああこの人、発情管理に失敗したのねって目で駅員に見られるしさ。
出来れば言い訳してぇぐらいだけど、その通りだよ、クソっ。発情したくてしてる訳じゃねえっ。
薬飲んだ後しばらく駅長室で休ませて貰って、効き始めて体が落ち着いた所で家路についた。
駅前の繁華街から五分歩いたところにある、築何十年か分からねぇボロい木造アパートの二階が俺とお袋の住処。
本当はもうちょいイイ場所に引っ越せるぐらいの給料はあるんだけど、なかなか踏ん切りがつかなくてズルズル更新し続けてる。駅近くて便利だし、何より家賃安いしな。
狭い玄関のドア開けたら、中は真っ暗だった。お袋は買い物っぽい。ちょっと安心した。
入って箪笥からTシャツとジャージ出して着替えた後、奥の部屋の畳の上に布団出して、その上にバスタオル敷いて、用心のために更にもう一枚タオル被って横になった。
自分の部屋ってもんすら明確じゃねぇ2Kの狭い家だから、俺の発情期中のスタイルは抑制剤飲んでひたすら収まるのを待つ、って感じだ。
風呂の時とか真夜中にちょっと抜くぐらいで、あとは薬に頼ってひたすら耐え抜く。幸いそんなに症状重くねぇし、3ヶ月に一度だから普段は全く忘れて生きてんだけど、流石に前回から2ヶ月しか経ってねえのに始まるのはかなり凹む。
お袋がいねぇうちに一回抜こうかなと思って、エロい動画見るためにスマホ握ったら、犬塚さんのメッセージが入ってた。
『無事に帰れましたか?』
あぁ、心配させてたんだ……。
あそこまでさせておきながら連絡するの忘れてエロ動画見ようとした自分が申し訳なさ過ぎる。
『ごめん もう帰ってる』
短く打つと、すぐに吹き出しに既読が付いた。
『安心しました。水曜約束させてしまったけど、無理しないで』
『うん 無理そうだったら連絡する ごめん』
打った後、またメッセージが画面に追加された。
『気にしないで。今日はありがとうございました。少し話したいことがあるので、体調良くなるのを待ってます』
話したい事ってなんだ……。
まだ会って二回だし、まさか付き合うって話じゃねぇだろう。
仮交際、もう終わりにしようってこと――だろうな。
俺、今日そのぐらいの事はやっちまったもんな……。
引導渡してくれるなら早く渡してくれりゃいいのに。犬塚さん、俺が万全になるまで待つとか優し過ぎるのもかえって残酷だぜ……。
いずれこうなると思ってたから、かえって少し安心したけど。
あーあ。もっと何度も今日みたいにじゃれあって遊びたかったな。
今日が最後なら、夜中まで一緒にいて飯食って帰りたかった。
生きてて既に何千回も思った事だけど、何で俺オメガなんだろう。
まあ、オメガじゃなけりゃ犬塚さんと出会うことも無かったんだろうけど。
落ち込む余り抜く気すら無くなって、俺は布団に潜り込んでふて寝した。
今日一日かなり運動したから、眠気はすぐにやってきた――。
浅い眠りで落ちた夢の中で、俺は長い長い一本の坂道を歩いてた。
周囲は夕暮れ時で誰もいない、見知らぬ住宅街。
寂しいなんてもんじゃねぇ、路地は怖いぐらいの人気の無さだ。
道に並んでるキレイな家の中では温かい家庭の気配がして、換気扇からは美味そうな夕飯の匂いが漂ってくるのに、俺には全く関係のない世界なんだってヒシヒシ感じる。
俺はお袋がまだ帰ってこない、冷たくて暗いアパートに一人で帰るしかないから。
俺はいつのまにか中学生くらいに戻ってて、黒い詰襟の学生服を着ていた。
そういやこんな制服を着てた頃、誰もいない家に帰るのが嫌で仕方がなかったな……と思い出す。
――不意に、足元でキュンキュン声が聞こえた。
道端に捨てられたダンボールの中から、ふわふわの金色の毛玉みたいな子犬が顔を出して懸命に鳴いてる。
凄く気になって仕方ないのに、見なかったふりをして通り過ぎた。
ウチじゃ飼えねぇから許してくれ、って思いながら。本当は今すぐ駆け寄って抱き締めたいのに。
振り返らずにまっすぐ歩いて行くと、大学の時に付き合ってた彼女が電信柱の影から飛び出してきた。
勝気そうな釣り目の美人で、胸の大きいロングヘアの女子大生。
驚いて固まっていたら、俺の格好も学生服じゃなく、いつのまにかシャツとデニムになってることに気付いた。
「湊、あたしと別れて。あたし、子ども産みたくないから」
彼女は笑顔で手を振った。長い黒髪とスカートが翻り、後ろ姿が通りの向こうに走り去って行く。
俺はまた一人になって、重い足取りで坂道をまた登り始めた。
――どこまで行けば、俺の家にたどり着くんだろう。
路地に並ぶ温かい家々はどれも俺を拒んでる。
……本当はもうこれ以上歩きたくねぇんだ……。
すげぇ疲れてるしダルいから。
でも、歩き続けねえとダメなんだよ。
探さなきゃいけない。俺の家。俺の家族。
だって諦めたら俺……。
一生一人じゃ、寂しくて死ぬ……。
『鳩羽さん』
呼ばれて俯いてた頭を上げると、目の前に、ジャケットとデニムを身に付けた犬顔の人ーー犬塚さんが、尻尾振りながら立ってた。
『鳩羽さん、俺と結婚してください。それで、ここにお家を買って可愛い子犬沢山作りましょう。そうしたらもう寂しくありませんよ』
彼はキラッキラした菩薩みたいな目をしてて、それを見たら涙がブワーッと溢れて止まらなくなった。
何回も頷いて、飛び込むみてぇに犬塚さんの首筋に抱きつく。
なんてあったかいんだろう。本物の生きてる犬の毛皮にスリスリしながら、心のままに叫んだ。
「俺っ、子犬欲しいよ……沢山たくさん欲しい……!」
逞しい腕が俺を強く抱き締め、包み込む。
居たことねぇけど「お父さん」てこんな感じ……?
甲にも指にも金色の毛の生えた犬塚さんの手が俺の腰をグッと抱き寄せる。
「てか、やっぱ俺が産まねぇとダメなの……?」
顔を上げて涙目で訊くと、犬塚さんはワンッと吠えて頷いた。
「じゃあ俺、頑張るから……ン……っ」
あれ、犬塚さん……いつのまにか裸になってる。毛が、犬並みに生えてるからあんまり裸っぽくねぇけど。
そんで、何でか俺まで気付いたら全裸になって犬塚さんと抱き合ってた。
道の真ん中なのに二人して全裸……俺まで犬みてぇ。ふふっ。
獣面人身の彼の肌には、身体中柔らかそうな金色の毛が密生して生えてて、手のひらの裏は黒く肉球っぽい感じで少し硬い。
ギューっと抱きついて毛の中に包まれるみたいに密着すると、幸福感でトロけそうになった。
同時に、毛の繊細な感触が裸の肌を撫でて、堪らなく色っぽい気持ちになる。
発情期全開の時みたいに腹の奥がゾクゾク疼いて熱い。
「あ、ッは……っ、犬塚さんの犬毛、あったかくてフワフワして気持ちいいよぉ……っ」
腰を振って柔らかい毛にずりずり体の前面を擦り付けると、幸せ過ぎる感触でたちまち俺のチンポがガチガチになった。
ガマン汁がトロトロ溢れて、犬塚さんの脚に生えたカワイイ毛を濡らしてる。
頭の奥が罪悪感でいっぱいになんのに、止められねぇ。
「っあ、いく……俺、出ちゃう……犬塚さん……」
切ない感覚に身を捩りながら、ハァハァ呼吸を繰り返しては相手の硬い太ももに恥ずかしい部分を擦り付ける。
「……あっ……」
――股間が精液やらナニやらでグチョグチョになったところで、俺は布団から飛び起きた。
やっ……。
やっちまったよ……。
相手男……しかもイヌ毛オナニーで夢精って……。
家まで行こうかって言ってくれたけど、流石にそれは強く断った。家見られんの恥ずかしいし、ここ小学生の時から俺の地元だから、万が一知り合いに見られたら何となく気不味い。
最寄り駅でようやく一人になった後、駅の窓口で頼んで、公的機関に常備してある非常用の発情抑制剤を分けて貰った。
緊急とはいえこういうの申し出るのメチャクチャ恥ずかしいんだよ。ああこの人、発情管理に失敗したのねって目で駅員に見られるしさ。
出来れば言い訳してぇぐらいだけど、その通りだよ、クソっ。発情したくてしてる訳じゃねえっ。
薬飲んだ後しばらく駅長室で休ませて貰って、効き始めて体が落ち着いた所で家路についた。
駅前の繁華街から五分歩いたところにある、築何十年か分からねぇボロい木造アパートの二階が俺とお袋の住処。
本当はもうちょいイイ場所に引っ越せるぐらいの給料はあるんだけど、なかなか踏ん切りがつかなくてズルズル更新し続けてる。駅近くて便利だし、何より家賃安いしな。
狭い玄関のドア開けたら、中は真っ暗だった。お袋は買い物っぽい。ちょっと安心した。
入って箪笥からTシャツとジャージ出して着替えた後、奥の部屋の畳の上に布団出して、その上にバスタオル敷いて、用心のために更にもう一枚タオル被って横になった。
自分の部屋ってもんすら明確じゃねぇ2Kの狭い家だから、俺の発情期中のスタイルは抑制剤飲んでひたすら収まるのを待つ、って感じだ。
風呂の時とか真夜中にちょっと抜くぐらいで、あとは薬に頼ってひたすら耐え抜く。幸いそんなに症状重くねぇし、3ヶ月に一度だから普段は全く忘れて生きてんだけど、流石に前回から2ヶ月しか経ってねえのに始まるのはかなり凹む。
お袋がいねぇうちに一回抜こうかなと思って、エロい動画見るためにスマホ握ったら、犬塚さんのメッセージが入ってた。
『無事に帰れましたか?』
あぁ、心配させてたんだ……。
あそこまでさせておきながら連絡するの忘れてエロ動画見ようとした自分が申し訳なさ過ぎる。
『ごめん もう帰ってる』
短く打つと、すぐに吹き出しに既読が付いた。
『安心しました。水曜約束させてしまったけど、無理しないで』
『うん 無理そうだったら連絡する ごめん』
打った後、またメッセージが画面に追加された。
『気にしないで。今日はありがとうございました。少し話したいことがあるので、体調良くなるのを待ってます』
話したい事ってなんだ……。
まだ会って二回だし、まさか付き合うって話じゃねぇだろう。
仮交際、もう終わりにしようってこと――だろうな。
俺、今日そのぐらいの事はやっちまったもんな……。
引導渡してくれるなら早く渡してくれりゃいいのに。犬塚さん、俺が万全になるまで待つとか優し過ぎるのもかえって残酷だぜ……。
いずれこうなると思ってたから、かえって少し安心したけど。
あーあ。もっと何度も今日みたいにじゃれあって遊びたかったな。
今日が最後なら、夜中まで一緒にいて飯食って帰りたかった。
生きてて既に何千回も思った事だけど、何で俺オメガなんだろう。
まあ、オメガじゃなけりゃ犬塚さんと出会うことも無かったんだろうけど。
落ち込む余り抜く気すら無くなって、俺は布団に潜り込んでふて寝した。
今日一日かなり運動したから、眠気はすぐにやってきた――。
浅い眠りで落ちた夢の中で、俺は長い長い一本の坂道を歩いてた。
周囲は夕暮れ時で誰もいない、見知らぬ住宅街。
寂しいなんてもんじゃねぇ、路地は怖いぐらいの人気の無さだ。
道に並んでるキレイな家の中では温かい家庭の気配がして、換気扇からは美味そうな夕飯の匂いが漂ってくるのに、俺には全く関係のない世界なんだってヒシヒシ感じる。
俺はお袋がまだ帰ってこない、冷たくて暗いアパートに一人で帰るしかないから。
俺はいつのまにか中学生くらいに戻ってて、黒い詰襟の学生服を着ていた。
そういやこんな制服を着てた頃、誰もいない家に帰るのが嫌で仕方がなかったな……と思い出す。
――不意に、足元でキュンキュン声が聞こえた。
道端に捨てられたダンボールの中から、ふわふわの金色の毛玉みたいな子犬が顔を出して懸命に鳴いてる。
凄く気になって仕方ないのに、見なかったふりをして通り過ぎた。
ウチじゃ飼えねぇから許してくれ、って思いながら。本当は今すぐ駆け寄って抱き締めたいのに。
振り返らずにまっすぐ歩いて行くと、大学の時に付き合ってた彼女が電信柱の影から飛び出してきた。
勝気そうな釣り目の美人で、胸の大きいロングヘアの女子大生。
驚いて固まっていたら、俺の格好も学生服じゃなく、いつのまにかシャツとデニムになってることに気付いた。
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彼女は笑顔で手を振った。長い黒髪とスカートが翻り、後ろ姿が通りの向こうに走り去って行く。
俺はまた一人になって、重い足取りで坂道をまた登り始めた。
――どこまで行けば、俺の家にたどり着くんだろう。
路地に並ぶ温かい家々はどれも俺を拒んでる。
……本当はもうこれ以上歩きたくねぇんだ……。
すげぇ疲れてるしダルいから。
でも、歩き続けねえとダメなんだよ。
探さなきゃいけない。俺の家。俺の家族。
だって諦めたら俺……。
一生一人じゃ、寂しくて死ぬ……。
『鳩羽さん』
呼ばれて俯いてた頭を上げると、目の前に、ジャケットとデニムを身に付けた犬顔の人ーー犬塚さんが、尻尾振りながら立ってた。
『鳩羽さん、俺と結婚してください。それで、ここにお家を買って可愛い子犬沢山作りましょう。そうしたらもう寂しくありませんよ』
彼はキラッキラした菩薩みたいな目をしてて、それを見たら涙がブワーッと溢れて止まらなくなった。
何回も頷いて、飛び込むみてぇに犬塚さんの首筋に抱きつく。
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そんで、何でか俺まで気付いたら全裸になって犬塚さんと抱き合ってた。
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獣面人身の彼の肌には、身体中柔らかそうな金色の毛が密生して生えてて、手のひらの裏は黒く肉球っぽい感じで少し硬い。
ギューっと抱きついて毛の中に包まれるみたいに密着すると、幸福感でトロけそうになった。
同時に、毛の繊細な感触が裸の肌を撫でて、堪らなく色っぽい気持ちになる。
発情期全開の時みたいに腹の奥がゾクゾク疼いて熱い。
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腰を振って柔らかい毛にずりずり体の前面を擦り付けると、幸せ過ぎる感触でたちまち俺のチンポがガチガチになった。
ガマン汁がトロトロ溢れて、犬塚さんの脚に生えたカワイイ毛を濡らしてる。
頭の奥が罪悪感でいっぱいになんのに、止められねぇ。
「っあ、いく……俺、出ちゃう……犬塚さん……」
切ない感覚に身を捩りながら、ハァハァ呼吸を繰り返しては相手の硬い太ももに恥ずかしい部分を擦り付ける。
「……あっ……」
――股間が精液やらナニやらでグチョグチョになったところで、俺は布団から飛び起きた。
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