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夢奏でる夜の庭
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ボルツが角ばった顎を撫でながら、自慢げにニヤリと笑む。
「ふっふっふ。驚いたか? 今宵は春祭ゆえ、神と人間が交わる古代の儀式を模した、このような趣向の宴を開いたのだ。我が親衛隊の者たちはまるで神々のような美しさだろう?」
至近距離から舐めるような視線がヴィクトルの全身に注がれ、居心地の悪さと言ったらない。
「……そちは名前は何と申す」
共通語で聞かれ、視線を逸らしながら辛うじて答えた。
「……オスカル」
せめてもの憂さ晴らしに、オスカーの共通語読みの名前を名乗ってやると、ボルツは嬉しそうに揉み手をし、毛の生えた太い指でヴィクトルの背中を撫でてきた。
「オスカル……なんと美しい名であろう。お前の筋肉は本当に無駄がなく美しい……踊り手というより、まるで戦士のような逞しさではないか」
「は、はあ……」
全身に鳥肌が立ってしまい、なるべく避けるようにソファの端っこに引きつつ、ヴィクトルは狼狽した。
(このオッサン、意外と鋭いな……?)
「それに、その瞳。お前のような素晴らしい黄金の瞳は、今まで一度も見たことがないぞ。しかし何より肌の色が素晴らしい……溶かした黄金にミルクを一滴混ぜたような……」
容姿についてあれこれ言われるのは昔からウンザリしているせいか、聞いている内にイライラが募り始めた。
「……何を仰りたいのです?」
仕事だということは分かっていつつも、つい乱暴な口調を返す。
相手は気分を害することなく賛辞を続けた。
「そちの先ほどの踊り、力強いのに何とも艶かしくて、私は何一つ触れられていないのに絶頂に導かれるようであった……バルドルに帰すのは余りに惜しい」
(導いた覚えはねぇ)
突っ込みたくなったが、寸前でこらえた。
そろそろこの部屋を出て、手掛かりを探しに行きたい。
退出の良い言い訳を考えていたところで、ボルツがまた分厚い唇を開いた。
「そこで、余はお前を城専属の踊り手として迎えたいと思う。余の芸術品であるこの親衛隊の一人となり、常に余の目を楽しませるがいい」
ゲッ、と叫びそうになって呑み込んだ。
「そ……それは何とも、光栄な話ですね……」
笑顔を引きつらせながらやっと答えると、ボルツの黒々とした瞳が好色そうに光った。
「そうとも。そちはこれから余のコレクションとなり、清純なる余の肉体を愛することのできる一人としてこの城に暮らすことを許されるのだ。素晴らしいことであろう?」
「あ……愛する……?」
思わず聞き返すと、ボルツは尊大な態度のまま微かに頰を赤らめた。
「今宵の春祭り、余の秘密なる肉体の奥の、高潔なる門でお前を歓迎してやろう。有り難く思うが良い」
一体何を言っているのかさっぱり分からないが、恐らくボルツの言っているのは自分を彼の尻穴に歓迎したいという意味……に聞こえた気がした。
こんな男相手に勃つ訳がないのに、何故こうも自信満々なのだろう。
ウンザリしたが、多少は安心した。
少なくとも、掘られるということは無さそうだ。
ヴィクトルは相手に流し目を送り、ふっと微笑んだ。
「――それは構いませんが、こんなに見物人の多い中で男を抱く趣味はない。部屋を変えてもらいたい」
ボルツが太い眉を寄せながら首を横に振る。
「……お前の言うことも分かるが、余は常に命を狙われる身……この親衛隊と一心同体なのだ。今宵はここで契りを交わそうぞ」
「嫌だって言ってんだろ、オッサン。俺の太いのが欲しくねえのか? ……天国見せてやるぜ」
試しに高圧的に挑発すると、ボルツは怒るどころか益々顔を赤らめている。
(なるほどな……)
これは上手く操縦できるかもしれない――と確信したが、周囲の屈強な男たちが瞬時に集まり、ヴィクトルの身体を取り押さえた。
「無礼者め、何という口をきいている!? 本来お前ごときが触れることは許されぬ玉のお身体であるぞ!? このお方は由緒正しき血を引いた、エルカーズの正当な王となるべきお方なのだぞ」
その言葉に、ヴィクトルは冷静に視線を上げた。
ボルツが声を上げて親衛隊を諌める。
「はっはっは、お前たち、声が高いぞ。それに、まだ気が早い。余が王となれるかはお前たちの働きにかかっておるからな」
――確かに、ボルツは反乱を企んでいるようだ。
その事は確信に変わったが、正直ヴィクトルは拍子抜けしていた。
この男は、とてもあの悪魔の伯爵相手に内戦を挑めるようなタマではない。
親衛隊とやらも見た目だけで、肝心の戦いではサッパリ役にたたなさそうだ。
だが、こんな腑抜けでも、大国バルドルと繋がりがあれば脅威になる――伯爵はそう判断したのだろうか。
考えるうちに、ボルツは目の前で声を張って親衛隊達に命令していた。
「今宵だけは、オスカルの望みを叶えよう。皆のもの、この部屋から下がるがよい。――アンヘルを除いてな」
主人の言葉にしたがい、屈強な青年たちがヴィクトルの身体から離れ、次々と大広間をでてゆく。
残ったのは、アンヘルと呼ばれた男なのか、腰布を一枚巻いただけの、ヴィクトルよりも浅黒い肌をしたバルドル人と思しき美青年だった。
肩まで伸ばした無造作な黒髪で、やはり体躯に恵まれているが、どこか艶かしい中性的な顔立ちで、物静かな印象だ。
彼はボルツのそばまで来て親しげに何事か耳打ちし、天蓋付きのベッドの陰へ行くと、黄金細工の美しい香炉を手にして戻ってきた。
ボルツがその蓋を取り、吹き上がった濃い煙を大きな鼻の穴で吸い込む。
「……これはな、バルドルの王からこのアンヘルと共に贈られた貴重な香炉なのだ。素晴らしい芸術であろう?」
相手の言う通り、たしかに香炉は精巧な出来だった。
だが、その香の匂いの方に引っかかるものを感じて、ヴィクトルは記憶を巡らせた。
(バルドル……香……薬草……)
吹き上がる煙がこちらに向けられた途端――ヴィクトルの頭の中で、その匂いの正体が遠い記憶の中から蘇った。
山賊をやっている時に襲った行商人の荷の中に、同じ匂いのする薬草を嗅いだことがある。
バルドルで栽培されている、人を快楽の虜にするという高価な薬草だ。
不自然なほどに甘く濃い匂いに身の危険を感じ、ヴィクトルは息を止めた。
――この香は、エルカーズでは大昔から「神が嫌う」ものとして禁忌とされている。
長く使用することで人間を無気力にし、依存させ、判断力を低下させるという害悪があるという。
この部屋に染み込んだ匂いからして、ボルツはこの香を常用しているに違いない。
つまりはこの香そのものが、バルドルと浅からぬ繋がりを持つ証拠だ。
このアンヘルという男も、ただの奴隷のような顔をしているが、恐らく本国のスパイ兼連絡係といった所だろう。
あるいは、ボルツをこの香と性交とで骨抜きにし、操ろうとしているのか――。
(このアンヘルとかいう男の動きを数日洗ってみりゃ、色々面白いことが分かりそうだな。……取り敢えずこの香炉を失敬して、そろそろこの場はずらかるか……)
蓋を開けた香炉のむせ返る匂いを顔を背けて避けながら、露台に通じる大窓をちらりと見た。
窓は大きく外へ向かって開け放たれている。
相手が二人なら、油断したところを殴りつけ、壁を伝って逃走するのも容易いはずだ。
「さあ、オスカル……ベッドへ来るのだ」
(嫌なこった)
心の中で返事を返し、立ち上がろうとした瞬間だった。
足が麻痺したようにうまく動かず、姿勢が崩れる。
「……!?」
何かがおかしい。
心臓の動悸が激しくなり、息が不自然に荒くなってゆく。
目の前に立っていたアンヘルが逞しい腕でヴィクトルの身体を抱き起こし、共通語で耳元に囁いた。
「我慢して息を止めていたようだが、残念だったな。私の香の効果は、皮膚からも染み込むのだ……お前は慣れていないから、この程度でもキツイだろう? すぐに気持ちよくなって、どんな醜い化け物を抱いていても、絶世の美女を相手にしているような気分になれるぞ……」
「ふっふっふ。驚いたか? 今宵は春祭ゆえ、神と人間が交わる古代の儀式を模した、このような趣向の宴を開いたのだ。我が親衛隊の者たちはまるで神々のような美しさだろう?」
至近距離から舐めるような視線がヴィクトルの全身に注がれ、居心地の悪さと言ったらない。
「……そちは名前は何と申す」
共通語で聞かれ、視線を逸らしながら辛うじて答えた。
「……オスカル」
せめてもの憂さ晴らしに、オスカーの共通語読みの名前を名乗ってやると、ボルツは嬉しそうに揉み手をし、毛の生えた太い指でヴィクトルの背中を撫でてきた。
「オスカル……なんと美しい名であろう。お前の筋肉は本当に無駄がなく美しい……踊り手というより、まるで戦士のような逞しさではないか」
「は、はあ……」
全身に鳥肌が立ってしまい、なるべく避けるようにソファの端っこに引きつつ、ヴィクトルは狼狽した。
(このオッサン、意外と鋭いな……?)
「それに、その瞳。お前のような素晴らしい黄金の瞳は、今まで一度も見たことがないぞ。しかし何より肌の色が素晴らしい……溶かした黄金にミルクを一滴混ぜたような……」
容姿についてあれこれ言われるのは昔からウンザリしているせいか、聞いている内にイライラが募り始めた。
「……何を仰りたいのです?」
仕事だということは分かっていつつも、つい乱暴な口調を返す。
相手は気分を害することなく賛辞を続けた。
「そちの先ほどの踊り、力強いのに何とも艶かしくて、私は何一つ触れられていないのに絶頂に導かれるようであった……バルドルに帰すのは余りに惜しい」
(導いた覚えはねぇ)
突っ込みたくなったが、寸前でこらえた。
そろそろこの部屋を出て、手掛かりを探しに行きたい。
退出の良い言い訳を考えていたところで、ボルツがまた分厚い唇を開いた。
「そこで、余はお前を城専属の踊り手として迎えたいと思う。余の芸術品であるこの親衛隊の一人となり、常に余の目を楽しませるがいい」
ゲッ、と叫びそうになって呑み込んだ。
「そ……それは何とも、光栄な話ですね……」
笑顔を引きつらせながらやっと答えると、ボルツの黒々とした瞳が好色そうに光った。
「そうとも。そちはこれから余のコレクションとなり、清純なる余の肉体を愛することのできる一人としてこの城に暮らすことを許されるのだ。素晴らしいことであろう?」
「あ……愛する……?」
思わず聞き返すと、ボルツは尊大な態度のまま微かに頰を赤らめた。
「今宵の春祭り、余の秘密なる肉体の奥の、高潔なる門でお前を歓迎してやろう。有り難く思うが良い」
一体何を言っているのかさっぱり分からないが、恐らくボルツの言っているのは自分を彼の尻穴に歓迎したいという意味……に聞こえた気がした。
こんな男相手に勃つ訳がないのに、何故こうも自信満々なのだろう。
ウンザリしたが、多少は安心した。
少なくとも、掘られるということは無さそうだ。
ヴィクトルは相手に流し目を送り、ふっと微笑んだ。
「――それは構いませんが、こんなに見物人の多い中で男を抱く趣味はない。部屋を変えてもらいたい」
ボルツが太い眉を寄せながら首を横に振る。
「……お前の言うことも分かるが、余は常に命を狙われる身……この親衛隊と一心同体なのだ。今宵はここで契りを交わそうぞ」
「嫌だって言ってんだろ、オッサン。俺の太いのが欲しくねえのか? ……天国見せてやるぜ」
試しに高圧的に挑発すると、ボルツは怒るどころか益々顔を赤らめている。
(なるほどな……)
これは上手く操縦できるかもしれない――と確信したが、周囲の屈強な男たちが瞬時に集まり、ヴィクトルの身体を取り押さえた。
「無礼者め、何という口をきいている!? 本来お前ごときが触れることは許されぬ玉のお身体であるぞ!? このお方は由緒正しき血を引いた、エルカーズの正当な王となるべきお方なのだぞ」
その言葉に、ヴィクトルは冷静に視線を上げた。
ボルツが声を上げて親衛隊を諌める。
「はっはっは、お前たち、声が高いぞ。それに、まだ気が早い。余が王となれるかはお前たちの働きにかかっておるからな」
――確かに、ボルツは反乱を企んでいるようだ。
その事は確信に変わったが、正直ヴィクトルは拍子抜けしていた。
この男は、とてもあの悪魔の伯爵相手に内戦を挑めるようなタマではない。
親衛隊とやらも見た目だけで、肝心の戦いではサッパリ役にたたなさそうだ。
だが、こんな腑抜けでも、大国バルドルと繋がりがあれば脅威になる――伯爵はそう判断したのだろうか。
考えるうちに、ボルツは目の前で声を張って親衛隊達に命令していた。
「今宵だけは、オスカルの望みを叶えよう。皆のもの、この部屋から下がるがよい。――アンヘルを除いてな」
主人の言葉にしたがい、屈強な青年たちがヴィクトルの身体から離れ、次々と大広間をでてゆく。
残ったのは、アンヘルと呼ばれた男なのか、腰布を一枚巻いただけの、ヴィクトルよりも浅黒い肌をしたバルドル人と思しき美青年だった。
肩まで伸ばした無造作な黒髪で、やはり体躯に恵まれているが、どこか艶かしい中性的な顔立ちで、物静かな印象だ。
彼はボルツのそばまで来て親しげに何事か耳打ちし、天蓋付きのベッドの陰へ行くと、黄金細工の美しい香炉を手にして戻ってきた。
ボルツがその蓋を取り、吹き上がった濃い煙を大きな鼻の穴で吸い込む。
「……これはな、バルドルの王からこのアンヘルと共に贈られた貴重な香炉なのだ。素晴らしい芸術であろう?」
相手の言う通り、たしかに香炉は精巧な出来だった。
だが、その香の匂いの方に引っかかるものを感じて、ヴィクトルは記憶を巡らせた。
(バルドル……香……薬草……)
吹き上がる煙がこちらに向けられた途端――ヴィクトルの頭の中で、その匂いの正体が遠い記憶の中から蘇った。
山賊をやっている時に襲った行商人の荷の中に、同じ匂いのする薬草を嗅いだことがある。
バルドルで栽培されている、人を快楽の虜にするという高価な薬草だ。
不自然なほどに甘く濃い匂いに身の危険を感じ、ヴィクトルは息を止めた。
――この香は、エルカーズでは大昔から「神が嫌う」ものとして禁忌とされている。
長く使用することで人間を無気力にし、依存させ、判断力を低下させるという害悪があるという。
この部屋に染み込んだ匂いからして、ボルツはこの香を常用しているに違いない。
つまりはこの香そのものが、バルドルと浅からぬ繋がりを持つ証拠だ。
このアンヘルという男も、ただの奴隷のような顔をしているが、恐らく本国のスパイ兼連絡係といった所だろう。
あるいは、ボルツをこの香と性交とで骨抜きにし、操ろうとしているのか――。
(このアンヘルとかいう男の動きを数日洗ってみりゃ、色々面白いことが分かりそうだな。……取り敢えずこの香炉を失敬して、そろそろこの場はずらかるか……)
蓋を開けた香炉のむせ返る匂いを顔を背けて避けながら、露台に通じる大窓をちらりと見た。
窓は大きく外へ向かって開け放たれている。
相手が二人なら、油断したところを殴りつけ、壁を伝って逃走するのも容易いはずだ。
「さあ、オスカル……ベッドへ来るのだ」
(嫌なこった)
心の中で返事を返し、立ち上がろうとした瞬間だった。
足が麻痺したようにうまく動かず、姿勢が崩れる。
「……!?」
何かがおかしい。
心臓の動悸が激しくなり、息が不自然に荒くなってゆく。
目の前に立っていたアンヘルが逞しい腕でヴィクトルの身体を抱き起こし、共通語で耳元に囁いた。
「我慢して息を止めていたようだが、残念だったな。私の香の効果は、皮膚からも染み込むのだ……お前は慣れていないから、この程度でもキツイだろう? すぐに気持ちよくなって、どんな醜い化け物を抱いていても、絶世の美女を相手にしているような気分になれるぞ……」
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