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主神の祝福
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「馬鹿野郎、妙な言い方すんじゃねえよ……っ」
一方的に責められる恥辱に堪えかね、ヴィクトルは言い返した。
たが、相手は構うことなく衣服を開き、やがて触手にくびれまで縛められた褐色の性器が暴かれた。
その先端に神の麗々しい貌が近付き、美しい唇が音を立てて粘膜に口付ける。
溢れた淫らな体液がそこに付き、ねっとりと糸を引いた。
「可愛くて愛おしい味だ……私を受け入れてくれている……」
赤い舌が唇の表面についた先走りを美味そうに舐めとる。
「っだから、何でそういう事になる……――ッン……!」
ヴィクトルが体を起こそうとすると乳首に与えられる吸い付きが激しくなり、触手の巻きついた身体が無意識に跳ねた。
「うッ……くぅ……!!」
同時に太い触手の先がぱっくりと開き、雁首全体に被さってヂュッヂュッと吸い付き始める。
「ぅあ……っ!」
ヴィクトルの喉から甘い息遣いが漏れ、瞬間的に唇を強く噛んだ。
だがバアルの責めは容赦がない。
性器が充血して完全に支えがいらなくなると、触手は根元以外の縛めを一旦解き、ぱっくりと赤く割れた頭から猫のようなザラザラした感触の小さな舌を出して、茎や双玉をねろねろと舐め回し始めた。
「……っ、くぅ……っ、ンぐ……っ」
まるで蜜のとろけるような悦楽が性器を支配し、主人を裏切って勝手に愛撫を望み始める。
せめて声は漏らさぬように歯を食いしばるが、普通のセックスでは味わったことの無い快楽にガクガクと腰が上下し、火花が飛ぶように意識が白熱した。
「……声を我慢しないほうがいい……」
肌の表面が波立って見える程全身から触手を伸ばしたバアルが、人間と同じ方の両手でヴィクトルの頬を包み、唇を重ねてくる。
入ってきた舌を思い切り噛んだ――つもりだったが、熱っぽく蕩け始めた意識がそれを許さず、ただ、情けなく甘噛みするだけに終わってしまった。
気を良くしたバアルにそのまま口の中を舐め回され、妙に甘い唾液を流し込まれる。
屈辱の混じった快感に身体が支配され始め、接吻が終わると舌と唇が痺れたようになっていて、自分の意志では閉じることが出来なくなっていた。
「あ! ア……っ!」
首筋を跡が残るほど強く吸われながら、乳首が触手に舐め回される。
一方でバアルの指が下肢に移り、そそり立った淫らなペニスを指先でやんわりと扱き出した。
先端を吸われたままそれをされると、溜まっていた欲情が燃え上がる。
「あ、ぁっ……っ、やめろ、イっちまいそうになる……っ」
「それはいけない……まだ、楽しまなければな……」
言葉とともに根元が強く締め上げられる。
だが先ほどまで自身を吸っていた触手はチロチロと舌先で鈴口を穿《ほじ》り、汁を啜り続けた。
ザワリと触手の一団が動き、ヴィクトルの身体全体にも群がって貪り始める。
閉じていた両脚から徐々にズボンと下着が脱がされてゆき、裸にされた太腿を易々と開かされ、内腿や尻の狭間、脛の裏がゾワゾワと無数の舌で擦られた。
「っあ……はぁ……っア……」
ヴィクトルが悶えれば悶えるほど触手は身体に絡みつき、舌で容赦のない愛撫を加えてくる。
放置されて上下に揺れる茎には再び神の指が絡まり、焦れったいほどにゆっくりした動きでまた扱かれた。
「ここをビクビクさせているな……一度気をやっておくか……?」
笑みを含んだ声で囁かれ、意地を張って左右に首を振る。
「そうか、まだ余裕があるのだな。どれ、中を確かめてみようか……」
穏やかな口調の下で、小指よりも細い触手がバアルの腹の紋様から伸び、それが濡れた鈴口に触れたかと思うと、ヌプヌプと肉を貫いて狭い中に侵入し始めた。
「ひっ、あーッ……!」
充血して狭くなっている敏感な道を、鋭い痛みと共に無理矢理こじ開けられてゆく。
やがて道管の中程で止まった触手は、内側でその先端を開き、何かを放出し始めた。
「なっ、にしてんだ、ちくしょ……ヒトの身体、オモチャにしやがって……っ」
動揺するヴィクトルの自身の中に、トロトロと温い液体が注がれる。恐らく、触手の垂らす唾液――。
それが中をたっぷり満たし切ると、触手は狭い肉の道を滑らかに動き始め、出たり入ったりをゆっくり繰り返し始めた。
管をバアルの体液で潤されたせいか、痛みは薄らぎ、内側を犯される熱感だけがそこを支配し始める。
その抽送のスピードが上がるにつれ、内側から竿を扱かれているような感覚が生まれ始めた。
「ァアあ……っ! ばか、抜け、っ……っ、はァ……っ」
自分のものとは思えない甘い喘ぎが喉を漏れ、今にも絶頂に達しそうになるが、根元を強く締められてそれも止められる。
「くはぁ……っ、離せよっ、くっそ、聞いてねえぞっ、こんなの……っ、」
放出を遮られた苦しさと、身体中を縛り上げられて全てを相手の思うままにされている状況に絶望感が湧いた。
悪態を受けても神は淫らな笑みを浮かべるばかりだ。
「そんな健気な抵抗をされると、もっといたぶってしまいたくなる……」
細いものが更にグッと奥へ侵入し、決して入って欲しく無い場所まで強引に犯し始める。
「ひっ……アッ、アッ!」
ついにそれは腹の奥にある敏感な臓器の中心を押し開き、挙句の果てに閉じた水門の出口を塞いでいる部分をトントンと突き始めた。
「やめろ……! あ……っ!」
悦楽によがり狂いながらも腰を引いて抗うが、触手は容赦なく内側の弁を突破し、意思に関わりなく腰が砕ける。
「ンアぁ……っ! んなことしたら、……ッ」
出てしまう――。
堰き止められていたものがとめどなく漏れていく感覚に頭が真っ白になった。
ヴィクトルは腹に力を入れて上体を浮かせ、酷い有様になっているであろう下半身を恐る恐る見た。
ところが、そそり勃った性器はずっぷりと異物を受け入れたまま、小さな穴を苦しげに痙攣させているだけだ。
ただ、細い触手が大きく脈打つようにコクコクと移動するくびれを生じている。
「っ、この変態野郎……っ」
ヴィクトルは全身を震わせ、涙ぐみながらバアルのうっとりとした顔を見上げた。
神が細い分身で美味そうに体液を吸いながら、甘い声で囁く。
「もっと罵ればいい……お前のそういうところが、堪らなく可愛い」
バアルの左腰から新たに太い触手が生じ、その先端が褐色の雄に近付いた。
蛇の口のようにその先端が割れ、中から飛び出た舌先が、まだ中心を貫かれたままのヴィクトルの雄を愛しげに舐め回す。
「くはぁあっ……!!」
中に刺さっている触手も再び動き始め、二本の触手が連動するように内側と外側を同時に愛撫し始めた。
止まりかけたり急に激しくされたり、緩急を付けて扱かれ、その絶妙な快楽に、ヴィクトルの喉から叫ぶような淫らな喘ぎ声が止まらなくなる。
「出したいか……? ヴィクトル……私に言え、お前の種も飲んで欲しいと……」
まるで身体の生理を読まれているように、あと少しでイク――と思うと触手を止められ、顔を覗き込まれた。
「くっそ、お前みたいな変態に誰が……っ!」
「ふふっ、――そうでなくてはな……」
朦朧としながら拒んだ唇に、神の赤い唇が重なり、舌が柔らかく絡む。
「ンん……、んっ……」
唇を塞がれては罵る事も出来ない。反抗の術を全て奪われ、却って気が楽になったような不思議な開放感に陥っていると、バアルが意図的に淫らな触手の動きを早めてきた。
「ンっ、んく……ぅっ!」
深いキスに溺れたまま、待ち望んだ感覚が下腹をキュウンと締め付ける。
次の瞬間、正気も危うくなるような強烈な絶頂感が全身に満ちた。
一方的に責められる恥辱に堪えかね、ヴィクトルは言い返した。
たが、相手は構うことなく衣服を開き、やがて触手にくびれまで縛められた褐色の性器が暴かれた。
その先端に神の麗々しい貌が近付き、美しい唇が音を立てて粘膜に口付ける。
溢れた淫らな体液がそこに付き、ねっとりと糸を引いた。
「可愛くて愛おしい味だ……私を受け入れてくれている……」
赤い舌が唇の表面についた先走りを美味そうに舐めとる。
「っだから、何でそういう事になる……――ッン……!」
ヴィクトルが体を起こそうとすると乳首に与えられる吸い付きが激しくなり、触手の巻きついた身体が無意識に跳ねた。
「うッ……くぅ……!!」
同時に太い触手の先がぱっくりと開き、雁首全体に被さってヂュッヂュッと吸い付き始める。
「ぅあ……っ!」
ヴィクトルの喉から甘い息遣いが漏れ、瞬間的に唇を強く噛んだ。
だがバアルの責めは容赦がない。
性器が充血して完全に支えがいらなくなると、触手は根元以外の縛めを一旦解き、ぱっくりと赤く割れた頭から猫のようなザラザラした感触の小さな舌を出して、茎や双玉をねろねろと舐め回し始めた。
「……っ、くぅ……っ、ンぐ……っ」
まるで蜜のとろけるような悦楽が性器を支配し、主人を裏切って勝手に愛撫を望み始める。
せめて声は漏らさぬように歯を食いしばるが、普通のセックスでは味わったことの無い快楽にガクガクと腰が上下し、火花が飛ぶように意識が白熱した。
「……声を我慢しないほうがいい……」
肌の表面が波立って見える程全身から触手を伸ばしたバアルが、人間と同じ方の両手でヴィクトルの頬を包み、唇を重ねてくる。
入ってきた舌を思い切り噛んだ――つもりだったが、熱っぽく蕩け始めた意識がそれを許さず、ただ、情けなく甘噛みするだけに終わってしまった。
気を良くしたバアルにそのまま口の中を舐め回され、妙に甘い唾液を流し込まれる。
屈辱の混じった快感に身体が支配され始め、接吻が終わると舌と唇が痺れたようになっていて、自分の意志では閉じることが出来なくなっていた。
「あ! ア……っ!」
首筋を跡が残るほど強く吸われながら、乳首が触手に舐め回される。
一方でバアルの指が下肢に移り、そそり立った淫らなペニスを指先でやんわりと扱き出した。
先端を吸われたままそれをされると、溜まっていた欲情が燃え上がる。
「あ、ぁっ……っ、やめろ、イっちまいそうになる……っ」
「それはいけない……まだ、楽しまなければな……」
言葉とともに根元が強く締め上げられる。
だが先ほどまで自身を吸っていた触手はチロチロと舌先で鈴口を穿《ほじ》り、汁を啜り続けた。
ザワリと触手の一団が動き、ヴィクトルの身体全体にも群がって貪り始める。
閉じていた両脚から徐々にズボンと下着が脱がされてゆき、裸にされた太腿を易々と開かされ、内腿や尻の狭間、脛の裏がゾワゾワと無数の舌で擦られた。
「っあ……はぁ……っア……」
ヴィクトルが悶えれば悶えるほど触手は身体に絡みつき、舌で容赦のない愛撫を加えてくる。
放置されて上下に揺れる茎には再び神の指が絡まり、焦れったいほどにゆっくりした動きでまた扱かれた。
「ここをビクビクさせているな……一度気をやっておくか……?」
笑みを含んだ声で囁かれ、意地を張って左右に首を振る。
「そうか、まだ余裕があるのだな。どれ、中を確かめてみようか……」
穏やかな口調の下で、小指よりも細い触手がバアルの腹の紋様から伸び、それが濡れた鈴口に触れたかと思うと、ヌプヌプと肉を貫いて狭い中に侵入し始めた。
「ひっ、あーッ……!」
充血して狭くなっている敏感な道を、鋭い痛みと共に無理矢理こじ開けられてゆく。
やがて道管の中程で止まった触手は、内側でその先端を開き、何かを放出し始めた。
「なっ、にしてんだ、ちくしょ……ヒトの身体、オモチャにしやがって……っ」
動揺するヴィクトルの自身の中に、トロトロと温い液体が注がれる。恐らく、触手の垂らす唾液――。
それが中をたっぷり満たし切ると、触手は狭い肉の道を滑らかに動き始め、出たり入ったりをゆっくり繰り返し始めた。
管をバアルの体液で潤されたせいか、痛みは薄らぎ、内側を犯される熱感だけがそこを支配し始める。
その抽送のスピードが上がるにつれ、内側から竿を扱かれているような感覚が生まれ始めた。
「ァアあ……っ! ばか、抜け、っ……っ、はァ……っ」
自分のものとは思えない甘い喘ぎが喉を漏れ、今にも絶頂に達しそうになるが、根元を強く締められてそれも止められる。
「くはぁ……っ、離せよっ、くっそ、聞いてねえぞっ、こんなの……っ、」
放出を遮られた苦しさと、身体中を縛り上げられて全てを相手の思うままにされている状況に絶望感が湧いた。
悪態を受けても神は淫らな笑みを浮かべるばかりだ。
「そんな健気な抵抗をされると、もっといたぶってしまいたくなる……」
細いものが更にグッと奥へ侵入し、決して入って欲しく無い場所まで強引に犯し始める。
「ひっ……アッ、アッ!」
ついにそれは腹の奥にある敏感な臓器の中心を押し開き、挙句の果てに閉じた水門の出口を塞いでいる部分をトントンと突き始めた。
「やめろ……! あ……っ!」
悦楽によがり狂いながらも腰を引いて抗うが、触手は容赦なく内側の弁を突破し、意思に関わりなく腰が砕ける。
「ンアぁ……っ! んなことしたら、……ッ」
出てしまう――。
堰き止められていたものがとめどなく漏れていく感覚に頭が真っ白になった。
ヴィクトルは腹に力を入れて上体を浮かせ、酷い有様になっているであろう下半身を恐る恐る見た。
ところが、そそり勃った性器はずっぷりと異物を受け入れたまま、小さな穴を苦しげに痙攣させているだけだ。
ただ、細い触手が大きく脈打つようにコクコクと移動するくびれを生じている。
「っ、この変態野郎……っ」
ヴィクトルは全身を震わせ、涙ぐみながらバアルのうっとりとした顔を見上げた。
神が細い分身で美味そうに体液を吸いながら、甘い声で囁く。
「もっと罵ればいい……お前のそういうところが、堪らなく可愛い」
バアルの左腰から新たに太い触手が生じ、その先端が褐色の雄に近付いた。
蛇の口のようにその先端が割れ、中から飛び出た舌先が、まだ中心を貫かれたままのヴィクトルの雄を愛しげに舐め回す。
「くはぁあっ……!!」
中に刺さっている触手も再び動き始め、二本の触手が連動するように内側と外側を同時に愛撫し始めた。
止まりかけたり急に激しくされたり、緩急を付けて扱かれ、その絶妙な快楽に、ヴィクトルの喉から叫ぶような淫らな喘ぎ声が止まらなくなる。
「出したいか……? ヴィクトル……私に言え、お前の種も飲んで欲しいと……」
まるで身体の生理を読まれているように、あと少しでイク――と思うと触手を止められ、顔を覗き込まれた。
「くっそ、お前みたいな変態に誰が……っ!」
「ふふっ、――そうでなくてはな……」
朦朧としながら拒んだ唇に、神の赤い唇が重なり、舌が柔らかく絡む。
「ンん……、んっ……」
唇を塞がれては罵る事も出来ない。反抗の術を全て奪われ、却って気が楽になったような不思議な開放感に陥っていると、バアルが意図的に淫らな触手の動きを早めてきた。
「ンっ、んく……ぅっ!」
深いキスに溺れたまま、待ち望んだ感覚が下腹をキュウンと締め付ける。
次の瞬間、正気も危うくなるような強烈な絶頂感が全身に満ちた。
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