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世羅の訪問者
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――こんなおかしな時期に入会希望が来たその訳は……やってきた奴ら――殆どが別校舎から来た一、二年生の女子だった――が、教えてくれた。
最近、晶が学内ネットニュースの「天は二物を与えた系美男子スナップ」とやらに特集されたらしい。
そこに所属サークルの情報まで、うっかり載っちまってて……という訳だ。
俺もその記事のurlを送ってもらって、早速コンビニのネットプリント経由でプリントアウトした。
記事はご丁寧にも、晶の描いたイラスト――向かい合うセフィードとアスワドの同人誌の表紙……が、セットで掲載されていて、「漫画家デビューも決まってるイケメン神絵師の田中晶くん」みたいなキャッチコピーが付けられている。
取材を受けたのは、ちょうど秋頃だろうか。
記事に付けられた写真は、透き通るような晶の美貌と、無邪気な笑顔が眩しくて、胸が焦げるかと思った。
ああ……。
……辛い。
ついに俺以外に、晶のことが知られてしまった……。
いや、元々二万人に知られてたけど……あれはあくまでも晶の漫画が主体で、晶自身の魅力が知られた訳じゃなかったから、まだ冷静でいられたが……。
この先、俺は堪えられるんだろうか。
晶が、どんどん光に溢れた世界に旅立っていくのを……。
社会に出れば、晶を好きになる男も女も、これから山ほど増える。
その中の一人が……俺よりも晶を幸せにする人間に、なるかもしれない。
その時、俺はちゃんと身を引けるんだろうか……。
今ですら、こんなに苦しいのに……?
一方的に晶のことを見守っていた時ですら、俺は嫉妬に狂ってた。
付き合って、それは治るどころか、ますますおかしくなってる。
晶のかかわるもの、全てに……晶を奪うもの、全てに俺は嫉妬してる。
晶に近づこうとする奴ら全員に……あんなに応援してたはずの、絵にさえも……。
苦しい。
こんな自分は嫌だ。
晶の重荷になりたくないのに、俺がいちばんの重荷になってしまいそうで怖い。
こんなの愛と言えるのか。
単なる醜い独占欲の塊じゃないのか。
握りしめた、晶のネット記事が、いつのまにかぐしゃぐしゃになってて、慌てて紙を広げる。
いつかこんな風に、晶を傷つけてしまいそうで怖い……。
俺たち、やっぱり……。
付き合ったりなんて、しない方が良かったんじゃないのか……。
暗い疑念に襲われていたその時に、リュックの中で俺のスマホが鳴り出した。
電話だ――誰から。
画面を見ると、lime電話だ。しかも知らないアイコン。
今日来た入会希望の奴らの誰かだろうか?
「はい」
通話ボタンを押して出ると、突然軽いノリの男の声が聞こえ始めた。
『アッ、お父様ですか? 私です、上原ですぅ』
即電話を切ってやったら、秒でまた電話がかかってきやがった。
何で俺のlimeのIDをこいつが知ってるんだ。
多分、晶経由なんだろうが……。
晶に何かあったのかも知れねぇし、しょうがねぇ、出るか……。
「……世羅です」
『ごめんごめん、世羅君、切らないで。ちょっと話ししたいことがあるんですよ、築山先生のことで』
初めて名前でちゃんと呼ばれて、しかも晶のペンネームを出され、多少俺も冷静になった。
「……晶がどうかしたんですか」
『それは……世羅君と二人で直接会って話したいんです。そちらまで出向きます。いいですか?』
……この胡散臭い男と二人で……。
気は進まなかったが、晶のこととあれば、話さないわけにはいかない。
ついでにこの男からボロが出ないか、じっくり検証してやる。
「いいですよ。……駅前で待ってます」
短くそう言って、俺はすぐに電話を切った。
「いやあ、仕事が立て込んでるもので、すっかりお待たせしちゃって……すみません」
改札口の向こうに、チャラいスーツ姿の上原がやってきたのは、俺をたっぷり一時間は待たせた後だった。
「別に。……でも、その代わり、場所は俺の好きにさせてもらいます」
「ええ、構いません」
相変わらずヘラヘラしてる上原を後ろに連れて、俺は車通りの多い駅前道路に沿って歩き出した。
俺が黙ってるからか、上原が勝手に喋り出す。
「世羅君、背が高くて体型も逆三角形で、本当にモデルみたいにかっこいいですねえ。全身黒のファッションも決まってて。女の子にもモテるでしょう」
こいつに褒められたって何も嬉しくない。
「……別に」
ギロリと後ろを睨みつけると、上原が口をつぐむ。
お互いむっつり黙って、どんどん歩くうちに、人通りも車通りも少なくなってきた。
高速道路の下をくぐると、行政区分の境になってる、だだっぴろい川の土手のふもとに出る。
夏には花火大会の見物客で盛り上がるそこは、冬は時々ランナーが来る他は誰もいない、人気のない草っ原だった。
「……で。話って、なんですか」
上原を振り返る。
すると、上原は愛想笑いを急に吹き消して、言った。
「世羅君。電話でも、limeでもいいんです。もっと築山先生に、連絡をして差し上げて貰えませんか」
「は……?」
「自分から連絡した時は応じてくれるのに、ここ数ヶ月、世羅君からは決して連絡が来ない、limeしても返事がそっけないと、寂しがっていらっしゃいましたから」
驚いた。
と、同時にむかついた。
大体、俺と晶の時間を邪魔したのはお前じゃねぇか。
何でこいつの口から……!
「俺は、晶の邪魔をしたくねぇから連絡を控えてただけだ。そもそも、あんたにそんなこと言われる筋合い……!」
「その『控える』も、度が過ぎれば不安になりますよ。先生のメンタルや、漫画の作業にも、影響が出てしまっています。こちらとしては先生を待てるので、卒論も終わったのだから、たまには息抜きをして、世羅君とデートでもしてきたら如何ですか、と言ったんですが……漫画の進捗が遅れているのに、申し訳ないから、自分からそんなことは出来ない、と……」
なっ……。
俺の知らないうちに、そんな会話が交わされてたなんて。
上原が、草深い急斜面の土手を登り始める。
「築山先生は真面目で緻密な性格ですから、自分を追い込んでしまいがちです。なので、世羅君から会いに行ったり、誘って差し上げて貰えませんか。私からの、お願いです」
土手の一番高い場所に上原が立ち、こちらを振り返る。
その背中が逆光に照らされ、奴の姿に――なぜか、一瞬だけ……輝かしい衣を纏い、王の冠をその頭に戴いた、高貴な男の姿が重なった。
「!?」
絶句していると、別人のような寂しい表情をした上原が俺を見下ろす。
「……お父様は、私のことを信じてはくださらないかと思いますが……。私は、お父様のことをよく、存じていたのですよ。あの、誰も知らない城の秘密の隠し部屋を、偶然見つけてしまった時から……」
驚いている俺の前で、上原は再び背中を向け、広い川の方を眺めた。
晴れた空に浮かんだわずかな雲が黄金に染まり、その合間から夕日が眩しいほどに輝いている。
「……あの部屋に残されていたのは、お母様が残した人生の証、そして愛そのものでした。繊細で柔らかな筆致で描かれた、沢山の絵画。そしてたった一つだけ人を描いた肖像画は、お父様、あなたのものだった……」
心臓を鷲掴みにされたような衝撃が走った。
それを知っている人間は、この世に俺と、セフィード様しかいなかったはずなのに……。
じゃあ、この男は、本当に……。
「私に瓜二つの貴方の肖像画を見て、私は貴方のことを密かに調べました。そして、貴方の遺品の中に残されていた、お母様の手紙……。それを読んで、私は、私の出生の秘密を初めて知りました。それまで私は、本当の父も母も知ることなく、孤児として扱われ、物心ついた時から城仕えの下男として生きていたのです」
川縁の強い風が、上原の茶色い髪をなぶった。
「――私はその日から密かに剣の腕を磨き、国を憂う仲間を集めた。そして18歳になった時に大叔父様に決闘を申し入れ、勝ちました。あなたの遺した剣で、私は父母の仇を取り、私はアルスバーンの王になった……でも、そんなことをしても、お父様とお母様はもう、二度と戻っては来ない……。誇らしかったけれど、同時に、ひどく悲しかった。たった一人の肉親すら、この手で殺してしまったのですからね……。仲間たちと平和な国を築いた後、私は病に倒れ……その時、あなた方が生まれ変わった世界がもしもどこかにあるなら、私もそこに行きたいと、心から強く願いました」
上原が振り向く。
「……お父様とお母様には、今度こそ幸せになって頂きたいのです。そして私はその力になりたい。きっとその為に、私はあなた方より早く生まれてきたのかもしれません」
憂いを纏っていたその顔に、一瞬で微笑みが戻る。
「さて、昔話はこれくらいにして、帰りましょうか。ここは冷えますし、私も残った仕事が」
「……あ、ああ……」
なんだか、狐につままれたような気持ちで、俺は上原の後ろを歩き出した。
急に無言になった上原の、さっきの言葉が頭の中をぐるぐる回る。
幸せに……。
この男のことを心から受け入れるのはまだ難しい。
けれど、まずは晶に会いに行かなくてはと……俺は、思い始めていた。
最近、晶が学内ネットニュースの「天は二物を与えた系美男子スナップ」とやらに特集されたらしい。
そこに所属サークルの情報まで、うっかり載っちまってて……という訳だ。
俺もその記事のurlを送ってもらって、早速コンビニのネットプリント経由でプリントアウトした。
記事はご丁寧にも、晶の描いたイラスト――向かい合うセフィードとアスワドの同人誌の表紙……が、セットで掲載されていて、「漫画家デビューも決まってるイケメン神絵師の田中晶くん」みたいなキャッチコピーが付けられている。
取材を受けたのは、ちょうど秋頃だろうか。
記事に付けられた写真は、透き通るような晶の美貌と、無邪気な笑顔が眩しくて、胸が焦げるかと思った。
ああ……。
……辛い。
ついに俺以外に、晶のことが知られてしまった……。
いや、元々二万人に知られてたけど……あれはあくまでも晶の漫画が主体で、晶自身の魅力が知られた訳じゃなかったから、まだ冷静でいられたが……。
この先、俺は堪えられるんだろうか。
晶が、どんどん光に溢れた世界に旅立っていくのを……。
社会に出れば、晶を好きになる男も女も、これから山ほど増える。
その中の一人が……俺よりも晶を幸せにする人間に、なるかもしれない。
その時、俺はちゃんと身を引けるんだろうか……。
今ですら、こんなに苦しいのに……?
一方的に晶のことを見守っていた時ですら、俺は嫉妬に狂ってた。
付き合って、それは治るどころか、ますますおかしくなってる。
晶のかかわるもの、全てに……晶を奪うもの、全てに俺は嫉妬してる。
晶に近づこうとする奴ら全員に……あんなに応援してたはずの、絵にさえも……。
苦しい。
こんな自分は嫌だ。
晶の重荷になりたくないのに、俺がいちばんの重荷になってしまいそうで怖い。
こんなの愛と言えるのか。
単なる醜い独占欲の塊じゃないのか。
握りしめた、晶のネット記事が、いつのまにかぐしゃぐしゃになってて、慌てて紙を広げる。
いつかこんな風に、晶を傷つけてしまいそうで怖い……。
俺たち、やっぱり……。
付き合ったりなんて、しない方が良かったんじゃないのか……。
暗い疑念に襲われていたその時に、リュックの中で俺のスマホが鳴り出した。
電話だ――誰から。
画面を見ると、lime電話だ。しかも知らないアイコン。
今日来た入会希望の奴らの誰かだろうか?
「はい」
通話ボタンを押して出ると、突然軽いノリの男の声が聞こえ始めた。
『アッ、お父様ですか? 私です、上原ですぅ』
即電話を切ってやったら、秒でまた電話がかかってきやがった。
何で俺のlimeのIDをこいつが知ってるんだ。
多分、晶経由なんだろうが……。
晶に何かあったのかも知れねぇし、しょうがねぇ、出るか……。
「……世羅です」
『ごめんごめん、世羅君、切らないで。ちょっと話ししたいことがあるんですよ、築山先生のことで』
初めて名前でちゃんと呼ばれて、しかも晶のペンネームを出され、多少俺も冷静になった。
「……晶がどうかしたんですか」
『それは……世羅君と二人で直接会って話したいんです。そちらまで出向きます。いいですか?』
……この胡散臭い男と二人で……。
気は進まなかったが、晶のこととあれば、話さないわけにはいかない。
ついでにこの男からボロが出ないか、じっくり検証してやる。
「いいですよ。……駅前で待ってます」
短くそう言って、俺はすぐに電話を切った。
「いやあ、仕事が立て込んでるもので、すっかりお待たせしちゃって……すみません」
改札口の向こうに、チャラいスーツ姿の上原がやってきたのは、俺をたっぷり一時間は待たせた後だった。
「別に。……でも、その代わり、場所は俺の好きにさせてもらいます」
「ええ、構いません」
相変わらずヘラヘラしてる上原を後ろに連れて、俺は車通りの多い駅前道路に沿って歩き出した。
俺が黙ってるからか、上原が勝手に喋り出す。
「世羅君、背が高くて体型も逆三角形で、本当にモデルみたいにかっこいいですねえ。全身黒のファッションも決まってて。女の子にもモテるでしょう」
こいつに褒められたって何も嬉しくない。
「……別に」
ギロリと後ろを睨みつけると、上原が口をつぐむ。
お互いむっつり黙って、どんどん歩くうちに、人通りも車通りも少なくなってきた。
高速道路の下をくぐると、行政区分の境になってる、だだっぴろい川の土手のふもとに出る。
夏には花火大会の見物客で盛り上がるそこは、冬は時々ランナーが来る他は誰もいない、人気のない草っ原だった。
「……で。話って、なんですか」
上原を振り返る。
すると、上原は愛想笑いを急に吹き消して、言った。
「世羅君。電話でも、limeでもいいんです。もっと築山先生に、連絡をして差し上げて貰えませんか」
「は……?」
「自分から連絡した時は応じてくれるのに、ここ数ヶ月、世羅君からは決して連絡が来ない、limeしても返事がそっけないと、寂しがっていらっしゃいましたから」
驚いた。
と、同時にむかついた。
大体、俺と晶の時間を邪魔したのはお前じゃねぇか。
何でこいつの口から……!
「俺は、晶の邪魔をしたくねぇから連絡を控えてただけだ。そもそも、あんたにそんなこと言われる筋合い……!」
「その『控える』も、度が過ぎれば不安になりますよ。先生のメンタルや、漫画の作業にも、影響が出てしまっています。こちらとしては先生を待てるので、卒論も終わったのだから、たまには息抜きをして、世羅君とデートでもしてきたら如何ですか、と言ったんですが……漫画の進捗が遅れているのに、申し訳ないから、自分からそんなことは出来ない、と……」
なっ……。
俺の知らないうちに、そんな会話が交わされてたなんて。
上原が、草深い急斜面の土手を登り始める。
「築山先生は真面目で緻密な性格ですから、自分を追い込んでしまいがちです。なので、世羅君から会いに行ったり、誘って差し上げて貰えませんか。私からの、お願いです」
土手の一番高い場所に上原が立ち、こちらを振り返る。
その背中が逆光に照らされ、奴の姿に――なぜか、一瞬だけ……輝かしい衣を纏い、王の冠をその頭に戴いた、高貴な男の姿が重なった。
「!?」
絶句していると、別人のような寂しい表情をした上原が俺を見下ろす。
「……お父様は、私のことを信じてはくださらないかと思いますが……。私は、お父様のことをよく、存じていたのですよ。あの、誰も知らない城の秘密の隠し部屋を、偶然見つけてしまった時から……」
驚いている俺の前で、上原は再び背中を向け、広い川の方を眺めた。
晴れた空に浮かんだわずかな雲が黄金に染まり、その合間から夕日が眩しいほどに輝いている。
「……あの部屋に残されていたのは、お母様が残した人生の証、そして愛そのものでした。繊細で柔らかな筆致で描かれた、沢山の絵画。そしてたった一つだけ人を描いた肖像画は、お父様、あなたのものだった……」
心臓を鷲掴みにされたような衝撃が走った。
それを知っている人間は、この世に俺と、セフィード様しかいなかったはずなのに……。
じゃあ、この男は、本当に……。
「私に瓜二つの貴方の肖像画を見て、私は貴方のことを密かに調べました。そして、貴方の遺品の中に残されていた、お母様の手紙……。それを読んで、私は、私の出生の秘密を初めて知りました。それまで私は、本当の父も母も知ることなく、孤児として扱われ、物心ついた時から城仕えの下男として生きていたのです」
川縁の強い風が、上原の茶色い髪をなぶった。
「――私はその日から密かに剣の腕を磨き、国を憂う仲間を集めた。そして18歳になった時に大叔父様に決闘を申し入れ、勝ちました。あなたの遺した剣で、私は父母の仇を取り、私はアルスバーンの王になった……でも、そんなことをしても、お父様とお母様はもう、二度と戻っては来ない……。誇らしかったけれど、同時に、ひどく悲しかった。たった一人の肉親すら、この手で殺してしまったのですからね……。仲間たちと平和な国を築いた後、私は病に倒れ……その時、あなた方が生まれ変わった世界がもしもどこかにあるなら、私もそこに行きたいと、心から強く願いました」
上原が振り向く。
「……お父様とお母様には、今度こそ幸せになって頂きたいのです。そして私はその力になりたい。きっとその為に、私はあなた方より早く生まれてきたのかもしれません」
憂いを纏っていたその顔に、一瞬で微笑みが戻る。
「さて、昔話はこれくらいにして、帰りましょうか。ここは冷えますし、私も残った仕事が」
「……あ、ああ……」
なんだか、狐につままれたような気持ちで、俺は上原の後ろを歩き出した。
急に無言になった上原の、さっきの言葉が頭の中をぐるぐる回る。
幸せに……。
この男のことを心から受け入れるのはまだ難しい。
けれど、まずは晶に会いに行かなくてはと……俺は、思い始めていた。
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