31 / 52
31
しおりを挟む
それはすごくぎこちないキスだったけど、乱れ落ちる長い髪の陰で、ミーシャは泣きそうな顔でほほえんでいた。
「ああ、マコト……生きてて一番幸せだ、今死んでもいいくらい」
その言葉に心がフワフワして、まるで夢の世界にいるような気分になる。
背中をギュウッと抱きしめ合って密着すると、互いの激しい鼓動の音が胸に響いて皮膚が溶け合うように心地いい。
大好きな誰かと肌を合わせることって、こんなに幸せな事だったんだ……。
「ミーシャ……」
「マコト、一緒に日本に行こう。マコトのもう一つの故郷で、一緒に暮らそう?」
胸がいっぱいになる俺の唇を、ミーシャの唇が深くふさぐ。
目もくらむような幸福感と、一抹の苦い不安を感じながら、舌を差し出してキスを受け入れた。
それは今まで彼とした中で一番甘くとろけるようなキスで、本当に危ないくらいに気持ちよくて……舌先を誘うように吸われただけでちんぽがズキズキうずいて、堪らなかった。
まるで自慰を覚えたばかりの頃みたいに、身体が勝手にみだらな期待をし始める。
ミーシャも俺の異変に気付いたのか、ゴリゴリと自分の硬い雄を俺のそれに押し付けてきて、その熱と重みに圧倒された。
「あ……ぅ……っ、だめ……」
「マコトの『だめ』は、『もっとして』なんだろ? いい加減気付いた」
悪戯っぽくささやかれて、顔が火を噴きそうに熱くなった。
「そういうのも可愛いけど、もっと素直にねだってみて……どうして欲しい?」
不自然に押し上げられた下半身の布の先端をグリグリッと擦り合わされて、甘えた声が喉から漏れてしまう。
「はぁ……っ、そこ……気持ちい、もっと、擦りたいぃ……っ」
「俺もだよ……。マコトのこれが俺のに懐いてるの、堪らない」
バスローブの合わせがはだけられ、前身頃の合間からすっかり勃起しきった俺のモノが取り出される。
さっきもしてもらったばかりなのに、浅ましい自分が恥ずかしくて、でも、期待が止まらない。
俺の上に覆い被さっていたミーシャは、下着をずり下ろして大きなペニスを露出し、ピンクで美味しそうな色をした先端を俺の亀頭に押し付けてきた。
先走りでお互いそこがヌルヌルしていて、腰を密着させて擦ると、ミーシャの金色の柔らかい陰毛と、俺の黒くて太い陰毛がベトベトに絡み合う。
エッチな摩擦でちんちんの全部が気持ちよくて、喘ぎが止まらなくなった。
「一緒にイく?」
息を荒くしながら、ミーシャが大きな手で俺のと彼のペニスをぴったりとにぎり合わせる。
俺がうなずくと、溢れる体液を混ぜるみたいに指の腹で尿道口を擦られ、腰がいやらしく動いてしまうのを止められなくなった。
「んぁっ、気持ちいいっ、はあっ、あっ」
動きすぎて時々ペニスが離れてしまうたび、色も形も違う二本の肉棒の間にニチャアっと泡立った液体が長く糸を引く。
それが、男と女みたいに入れたり入れられたりしてる訳じゃないのに、いやらしく混じり合ってるのを感じて、堪らない。
「はあっ、出そうっ、……もっと……」
燃えるように敏感になってる粘膜同士を押し付けて、快楽を貪っていると、はだけたバスローブの間にミーシャが顔を埋め、舌で俺の乳首を弄び始めた。
「ん……っ、くふぅ……っ、そこっ、あっ」
そこもペニスと同じくらい、充血して敏感になっていて、整った歯で柔らかく噛まれた瞬間、俺は腰をビクビク浮かせてイキ果てた。
「あーっ……! んはあっ、あ……っ」
俺の精液がミーシャのペニスをますますドロドロに濡らして、彼の手がそれを掬って擦りつけるように二本のモノを汁まみれにしながら激しくしごき立てる。
俺はもうすでにイっていたので、その愛撫は次第にむせび泣くほど辛い刺激になり始めた。
「ま、まって、それむり……っ、本当に無理だからぁ……っ、ひぁっ」
よがり狂って泣きながら痛痒い感覚に翻弄されて、息も絶え絶えになる。
こんなの、知らない。
こんな凄いこと教えられたら、俺、ミーシャと会う前の……恋をする前の自分に、戻れない……っ。
「それ以上したら死んじゃうっ、んぁ、あ~~っ!」
激しく擦られながら時折亀頭を指でグチョグチョ責められて、限界になった俺のちんぽからおしっこみたいな液体がプシュウッと噴いた。
「はぁあ……っ、な、んか、変なの出ちゃ……っ、あっ」
足の爪先まで痙攣して、死ぬんじゃないかと思うような激しい絶頂感に襲われる。
「はあっ、やだ、怖い、あぅう……っ」
ちんちんが壊れてイキっぱなしになったような状態に陥って、啜りあげながら泣きじゃくることしか出来ない。
それでもまだ擦られ続け、今度はミーシャが射精を始めたのか、ビクン、ビクンと大きく震えた。
「はっ、……はぁ……っ」
俺の肩口に額を押し付けながら出した彼の顔は、色っぽくて美しくて、苦しいのに焦がれるような気持ちで胸が一杯になる。
「大丈夫か? ……ごめん、我慢できなかった……」
扱きあげていた手がやっと止まって、愛おしむように背中を抱き締められて、髪にキスされた。
その腕の中が大きくて心地よくて、そうだ、ミーシャはカラダは歳上なんだよなって思い出す。
「だい、じょぶ……、気持ちよすぎて泣いただけだから……」
汗ばんだ顔に優しい笑みを浮かべ、ミーシャが俺の頬に口付けた。
しばらく呼吸を整えるうちに、身体の火照りが少し治まってきて、強い眠気に意識が遠のく。
「好きだ、マコト……」
ささやかれながら、重いまぶたを閉じた。
二度も射精したせいか、体力が限界に近かったのかもしれない。
温もりに抱かれて、満たされた気持ちのまま、俺は深い眠りの中に落ちていった。
「ああ、マコト……生きてて一番幸せだ、今死んでもいいくらい」
その言葉に心がフワフワして、まるで夢の世界にいるような気分になる。
背中をギュウッと抱きしめ合って密着すると、互いの激しい鼓動の音が胸に響いて皮膚が溶け合うように心地いい。
大好きな誰かと肌を合わせることって、こんなに幸せな事だったんだ……。
「ミーシャ……」
「マコト、一緒に日本に行こう。マコトのもう一つの故郷で、一緒に暮らそう?」
胸がいっぱいになる俺の唇を、ミーシャの唇が深くふさぐ。
目もくらむような幸福感と、一抹の苦い不安を感じながら、舌を差し出してキスを受け入れた。
それは今まで彼とした中で一番甘くとろけるようなキスで、本当に危ないくらいに気持ちよくて……舌先を誘うように吸われただけでちんぽがズキズキうずいて、堪らなかった。
まるで自慰を覚えたばかりの頃みたいに、身体が勝手にみだらな期待をし始める。
ミーシャも俺の異変に気付いたのか、ゴリゴリと自分の硬い雄を俺のそれに押し付けてきて、その熱と重みに圧倒された。
「あ……ぅ……っ、だめ……」
「マコトの『だめ』は、『もっとして』なんだろ? いい加減気付いた」
悪戯っぽくささやかれて、顔が火を噴きそうに熱くなった。
「そういうのも可愛いけど、もっと素直にねだってみて……どうして欲しい?」
不自然に押し上げられた下半身の布の先端をグリグリッと擦り合わされて、甘えた声が喉から漏れてしまう。
「はぁ……っ、そこ……気持ちい、もっと、擦りたいぃ……っ」
「俺もだよ……。マコトのこれが俺のに懐いてるの、堪らない」
バスローブの合わせがはだけられ、前身頃の合間からすっかり勃起しきった俺のモノが取り出される。
さっきもしてもらったばかりなのに、浅ましい自分が恥ずかしくて、でも、期待が止まらない。
俺の上に覆い被さっていたミーシャは、下着をずり下ろして大きなペニスを露出し、ピンクで美味しそうな色をした先端を俺の亀頭に押し付けてきた。
先走りでお互いそこがヌルヌルしていて、腰を密着させて擦ると、ミーシャの金色の柔らかい陰毛と、俺の黒くて太い陰毛がベトベトに絡み合う。
エッチな摩擦でちんちんの全部が気持ちよくて、喘ぎが止まらなくなった。
「一緒にイく?」
息を荒くしながら、ミーシャが大きな手で俺のと彼のペニスをぴったりとにぎり合わせる。
俺がうなずくと、溢れる体液を混ぜるみたいに指の腹で尿道口を擦られ、腰がいやらしく動いてしまうのを止められなくなった。
「んぁっ、気持ちいいっ、はあっ、あっ」
動きすぎて時々ペニスが離れてしまうたび、色も形も違う二本の肉棒の間にニチャアっと泡立った液体が長く糸を引く。
それが、男と女みたいに入れたり入れられたりしてる訳じゃないのに、いやらしく混じり合ってるのを感じて、堪らない。
「はあっ、出そうっ、……もっと……」
燃えるように敏感になってる粘膜同士を押し付けて、快楽を貪っていると、はだけたバスローブの間にミーシャが顔を埋め、舌で俺の乳首を弄び始めた。
「ん……っ、くふぅ……っ、そこっ、あっ」
そこもペニスと同じくらい、充血して敏感になっていて、整った歯で柔らかく噛まれた瞬間、俺は腰をビクビク浮かせてイキ果てた。
「あーっ……! んはあっ、あ……っ」
俺の精液がミーシャのペニスをますますドロドロに濡らして、彼の手がそれを掬って擦りつけるように二本のモノを汁まみれにしながら激しくしごき立てる。
俺はもうすでにイっていたので、その愛撫は次第にむせび泣くほど辛い刺激になり始めた。
「ま、まって、それむり……っ、本当に無理だからぁ……っ、ひぁっ」
よがり狂って泣きながら痛痒い感覚に翻弄されて、息も絶え絶えになる。
こんなの、知らない。
こんな凄いこと教えられたら、俺、ミーシャと会う前の……恋をする前の自分に、戻れない……っ。
「それ以上したら死んじゃうっ、んぁ、あ~~っ!」
激しく擦られながら時折亀頭を指でグチョグチョ責められて、限界になった俺のちんぽからおしっこみたいな液体がプシュウッと噴いた。
「はぁあ……っ、な、んか、変なの出ちゃ……っ、あっ」
足の爪先まで痙攣して、死ぬんじゃないかと思うような激しい絶頂感に襲われる。
「はあっ、やだ、怖い、あぅう……っ」
ちんちんが壊れてイキっぱなしになったような状態に陥って、啜りあげながら泣きじゃくることしか出来ない。
それでもまだ擦られ続け、今度はミーシャが射精を始めたのか、ビクン、ビクンと大きく震えた。
「はっ、……はぁ……っ」
俺の肩口に額を押し付けながら出した彼の顔は、色っぽくて美しくて、苦しいのに焦がれるような気持ちで胸が一杯になる。
「大丈夫か? ……ごめん、我慢できなかった……」
扱きあげていた手がやっと止まって、愛おしむように背中を抱き締められて、髪にキスされた。
その腕の中が大きくて心地よくて、そうだ、ミーシャはカラダは歳上なんだよなって思い出す。
「だい、じょぶ……、気持ちよすぎて泣いただけだから……」
汗ばんだ顔に優しい笑みを浮かべ、ミーシャが俺の頬に口付けた。
しばらく呼吸を整えるうちに、身体の火照りが少し治まってきて、強い眠気に意識が遠のく。
「好きだ、マコト……」
ささやかれながら、重いまぶたを閉じた。
二度も射精したせいか、体力が限界に近かったのかもしれない。
温もりに抱かれて、満たされた気持ちのまま、俺は深い眠りの中に落ちていった。
3
お気に入りに追加
241
あなたにおすすめの小説
元社畜の俺、異世界で盲愛される!?
彩月野生
BL
「にゃあにゃあ」
「かっわいいなあおまえ~、できれば俺の部屋で飼ってやりたいなあ」
佐原尚輝(三十代後半)は、彼女いない歴年齢の、夢に破れた社畜である。
憂鬱な毎日を過ごしていたが、綺麗な野良猫と出会い、その猫を飼うために仕事に精を出すが、連日のサービス残業と、上司のパワハラに耐えられず会社を辞めてしまう。
猫に別れを告げるが、車道に飛び出た猫を助けようとして、車に轢かれて死んでしまった。
そこに美しい男の神が現れ、尚輝は神によって異世界へと転生し、理想の生活を手にいれることに。
ナオキ=エーベルは家族に愛されて育ち、十八歳になると冒険の旅に出た。
そんなナオキは、ある三人の男(聖者、闇の一族の王、神様)に何故か言い寄られて彼らに翻弄される羽目になる。
恋愛経験のない男が愛を知る物語。
※一人と相思相愛エンド。
※ハッピーエンドです。
(誤字脱字報告はご遠慮下さい・ひとますスルー&脳内保管でお願いいたします)
こっそりバウムクーヘンエンド小説を投稿したら相手に見つかって押し倒されてた件
神崎 ルナ
BL
バウムクーヘンエンド――片想いの相手の結婚式に招待されて引き出物のバウムクーヘンを手に失恋に浸るという、所謂アンハッピーエンド。
僕の幼なじみは天然が入ったぽんやりしたタイプでずっと目が離せなかった。
だけどその笑顔を見ていると自然と僕も口角が上がり。
子供の頃に勢いに任せて『光くん、好きっ!!』と言ってしまったのは黒歴史だが、そのすぐ後に白詰草の指輪を持って来て『うん、およめさんになってね』と来たのは反則だろう。
ぽやぽやした光のことだから、きっとよく意味が分かってなかったに違いない。
指輪も、僕の左手の中指に収めていたし。
あれから10年近く。
ずっと仲が良い幼なじみの範疇に留まる僕たちの関係は決して崩してはならない。
だけど想いを隠すのは苦しくて――。
こっそりとある小説サイトに想いを吐露してそれで何とか未練を断ち切ろうと思った。
なのにどうして――。
『ねぇ、この小説って海斗が書いたんだよね?』
えっ!?どうしてバレたっ!?というより何故この僕が押し倒されてるんだっ!?(※注 サブ垢にて公開済みの『バウムクーヘンエンド』をご覧になるとより一層楽しめるかもしれません)
平凡な俺が双子美形御曹司に溺愛されてます
ふくやまぴーす
BL
旧題:平凡な俺が双子美形御曹司に溺愛されてます〜利害一致の契約結婚じゃなかったの?〜
名前も見た目もザ・平凡な19歳佐藤翔はある日突然初対面の美形双子御曹司に「自分たちを助けると思って結婚して欲しい」と頼まれる。
愛のない形だけの結婚だと高を括ってOKしたら思ってたのと違う展開に…
「二人は別に俺のこと好きじゃないですよねっ?なんでいきなりこんなこと……!」
美形双子御曹司×健気、お人好し、ちょっぴり貧乏な愛され主人公のラブコメBLです。
🐶2024.2.15 アンダルシュノベルズ様より書籍発売🐶
応援していただいたみなさまのおかげです。
本当にありがとうございました!
壊れた番の直し方
おはぎのあんこ
BL
Ωである栗栖灯(くりす あかり)は訳もわからず、山の中の邸宅の檻に入れられ、複数のαと性行為をする。
顔に火傷をしたΩの男の指示のままに……
やがて、灯は真実を知る。
火傷のΩの男の正体は、2年前に死んだはずの元番だったのだ。
番が解消されたのは響一郎が死んだからではなく、Ωの体に変わっていたからだった。
ある理由でαからΩになった元番の男、上天神響一郎(かみてんじん きょういちろう)と灯は暮らし始める。
しかし、2年前とは色々なことが違っている。
そのため、灯と険悪な雰囲気になることも…
それでも、2人はαとΩとは違う、2人の関係を深めていく。
発情期のときには、お互いに慰め合う。
灯は響一郎を抱くことで、見たことのない一面を知る。
日本にいれば、2人は敵対者に追われる運命…
2人は安住の地を探す。
☆前半はホラー風味、中盤〜後半は壊れた番である2人の関係修復メインの地味な話になります。
注意点
①序盤、主人公が元番ではないαたちとセックスします。元番の男も、別の女とセックスします
②レイプ、近親相姦の描写があります
③リバ描写があります
④独自解釈ありのオメガバースです。薬でα→Ωの性転換ができる世界観です。
表紙のイラストは、なと様(@tatatatawawawaw)に描いていただきました。
姫を拐ったはずが勇者を拐ってしまった魔王
ミクリ21
BL
姫が拐われた!
……と思って慌てた皆は、姫が無事なのをみて安心する。
しかし、魔王は確かに誰かを拐っていった。
誰が拐われたのかを調べる皆。
一方魔王は?
「姫じゃなくて勇者なんだが」
「え?」
姫を拐ったはずが、勇者を拐ったのだった!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる