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番外

私の妖魔

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 ――紫微の城。
 荘厳で人間味のない、人でありながら神の代理人であるとされるものが住むための場所――幼い頃からの私の住まいだ。
 その呆れるほど高く分厚い城壁に囲まれ、私は外の世界をほとんど知らずに育った。
 母は産後の肥立が悪くすぐに亡くなり、私を育てたのは、乳母と、宦官達、そして父の知己でもある、老将軍だ。
 優しかった乳母は、私が物心つく頃には里に下がらされ、その後は将軍が多忙な皇帝に代わり、私の師父となった。
 剣の他にも、兵法や礼儀作法、いにしえよりこの国に伝わる典籍を厳しく叩き込まれ、少しでも疎かにすると、容赦なく尻を剥かれてじょうで叩かれる毎日。
 皇子にそのような無体なことをするなど、下手をすれば自分自身の首が刎ねられてもおかしくはないのに、将軍は私を教育するにあたり、自分の子に対する以上に厳しくあたった。
 将来の皇帝を育てなければならないという、命懸けの覚悟があったのだろう。
 呪いをかけられ、城に何年も閉じ込められている間、私が酒色に溺れたり、無力で哀れな宦官達に当たり散らすようなことが無かったのは、師の教えがあったからこそだ。
 老将軍への感謝は尽きない。
 ――けれど……。
 私はいつまでも尻を叩かれる子供のままでは居られなかった。


 紫微の城を出たら最後、私の身に何が起こるか分からない――。
 そう言われて、この五年、後宮の中でも外れの、冷宮れいぐうとも呼ばれる幽閉用の宮殿、翠玲宮すいれいきゅうに長く閉じ込められてきた。
 そこは寂れた場所で、誰も私の姿を見る者など居ない。
 それなのに朝が来るたび、公主の衣装に袖を通すことを強要された。
 涙が出るほど髪を引っ張られて、頭の上で高く結われ、極め付けに、重い簪をいくつも差し込まれて、大拉翅だいろうしを被らされる。
 それは高さが一尺(30センチ程度)もあり、黒い緞子で出来ていて、造花やら金属の飾りやらが付く扇状の飾りで、頭に付けると、数刻で頭痛がしてくる代物だった。
 更に長い付け爪を強要されては、もはや書物をめくるのすら困難になる。
 外の世界や下々の人間を見るのは、王子の処刑の時だけだ。
 初めて、私の為に嬉々として死ぬ王子の姿を目にした時……恐ろしくて一晩中、眠ることができなかった。
 犠牲が十人を超えると、もはや自分が何のために生きているのか、さっぱり分からなくなった。
 幾度も自ら命を断とうとして、その度に宦官に無理やり止められた。
 私は常に監視されていて、自ら死を選ぶ自由すらも無かったのだ。
 己の心と体が、末端から少しずつ腐っていくのを、他人事のように眺めるしかできない日々。
 夜、居室の中でだけ男の姿に戻り、剣の腕が鈍らないよう、武芸の心得のある宦官に相手をさせ……ささやかな抵抗を試みても、いつも虚しかった。
 武芸の腕など磨いても、実戦で使う日など一生来ない。
 どんなに努力しても、私は所詮、箱入りの公主でしかないのだから……。
 孤独と自己嫌悪で疲れ果てて床につき、眠りたくなどないのに、諦めて無理矢理目を閉じる。
 いっそ本当に氷の心を持った人間になってしまいたいと願い、努めてそのように振る舞った。
 けれど、私は所詮、呪いと死に怯える、平凡な人間に過ぎない。
 朝になればこの悪夢が覚めて、何もかもが違っていればいいのにと、何度願ったろう。
 夢が覚めたら、私は皇子でも公主でもない人間になっている。
 かつて、私の祖先が、地平線の向こうの西の果ての国で、そうであったように……天幕を家に、自由に新天地を求め、どこまでも馬を駆ることが出来たなら良かったのに……。


「起きて、インジェン。夕飯だ」
 陽気で、耳に心地の良い声で――自分でも忘れかけていた本当の名を呼ばれ、私は目を覚ました。
 どうやら、焚き火のそばに座って一休みしている間に、うっかり眠り込んでしまっていたらしい。
 昔の夢を見ていたようだ。
 それも、悪夢を……。
 わずかでも動くと、身体中がミシミシと軋むように痛む。
 無理もなかった。
 一日中馬に乗って移動すると言うのは、ことのほか体力を消耗するし、普段肉体の使っていない部分も酷使する。
 しかも、乾燥した風の吹き荒ぶ中、ごく薄い毛氈だけを風除けにしての夜は、常に浅い眠りしか得られず、正直なところ、私の身体は憔悴しきっていた。
「大丈夫か? 汁物は飲める?」
 言われて、火にかけられた丸い鉄鍋の中をちらりと覗き込む。
 硬い鱗のようなものに覆われた、細い三本のあしゆびを持つ何かの二本足が水面から飛び出し、中にはバラバラにされた白い骨、毛をむしられた、くちばしのある鳥の首のようなものが見える。
 血の集まる頭部から出た灰汁のせいか、酷い臭いが鼻をついた。
 昼間に食べたこれの肉も、脂けというものが全くない、食べたことのないようなひどい味だったし、そもそも一体何の鳥なのかもよく分からなかった……。
 だが、これが自由というものの苦味なのだろう。
「……飲む」
 死に物狂いの覚悟で私がそう言うと、目の前の妖魔が、輝くばかりの笑顔で頷いた。
「良かった!」
 このやりとりは、食事の度に繰り返している気がする。
 妖魔は甲斐甲斐しく支度をして、私に椀を差し出した。
 私はそれを受け取り、相当な覚悟で汁に口を付ける。
 ……臭いはひどいが、意外と味は悪くない。
 少しずつ飲んでいると、妖魔が背後に回り、私の髪を解き、櫛で梳かし始めた。
 一つ一つ根気強く絡みを解いて、決して私に痛みを与えないように、神経を使いながら。
「……」


 ……この男と初めて出会ったのは、たったの数日前だ。
 奴隷の身にも関わらず、ダッタンの王子を名乗った、命知らずの無礼者。
 その顔を初めて見た時……なんと無邪気で、純粋な眼差しをしているのだろうと思った。
 意志の強そうな眉の下の、こぼれ落ちそうなほど大きな目。
 常に少し微笑みを浮かべたような唇は、口を開けて笑うと尖った八重歯が微かに見えて、酷くあどけない印象になる。
 妖魔は、私が出会った数少ない人間の中で、何故かわからないが、強く心を惹かれる顔立ちと佇まいをしていた。
 だからあの時、魔がさしてしまった。
 この――未来の出来事が読めるなどという、何処の馬の骨とも知れない妖魔と、自暴自棄にも等しい旅に出てみようか、などと……。
 ロウ・リンの墓に行ったところで、何か分かったとしても、呪いがそう簡単に解決できるとは思えない。
 二人だけで城の外に出れば、妖魔は私を殺して逃げるかもしれない。
 それで、私の絶望が終わるのなら、別にそれでも構わぬ。……そんなやぶれかぶれな考えがどこかにあった。
 呪いを解き、皇帝になる。
 勿論それは当然の私の責務だ。
 希望を求めての行動でありながら、その実は、密かに消極的な自死――。
 果たして妖魔は、見事に私の脱出を成功させた。
 妖魔のおかげで私は、生まれて初めて誰の監視の目もない自由の身になり、皇子でも公主でもない一人の若者になった気分を味わった。
 どこまても続く茫漠とした大地を、頭上に果てしなく広がる蒼穹を、ひんやりと乾いた野の風を、たとえ一瞬でも、経験することが出来た。
 しかも、いつ妖魔に無惨に殺されても全く構わない――そんな覚悟で出てきた割には、思いの外妖魔は私に忠実なそぶりを見せていて、いまだに、私を殺して逃げようとする気配はない。
 それどころか、この間など、川で溺れて死にかけた私の命を救ったのだ。
 その上、そのことを特に誇るでもなく、褒美を要求するでもなく、何事もなかったかのように――妖魔は今も嬉々として、私の世話をしている。
「よし、おぐしが綺麗になりましたよ。さて、これから寝床を作ります。さぞかし眠いでしょうけれど、お待ち下さい」
 丁寧な言葉は使わなくていいと言ったのに、しょっちゅう忘れる。
 そのくせ、乳母か何かのように、私のことを手のかかる子供のように扱うのだ。
 全く不敬極まりない男だが、どうしてなのか不快にならない。
 妖魔は枯草をせっせと集めて、寝台を作っている。
 私が手伝おうとすると、いつもやんわり断られる。
 妖魔は、自分の好きなこだわりの方法でやりたいらしい。
「出来ました。どうぞ、寝てください!」
 妖魔が力作の寝床を手のひらで叩く。
 本当は妖魔のように座ったまま眠れるようになりたいが、翌日が悲惨なことは経験済みだ。
 今夜は言う通りに、即席の寝床に横になった。
 焚き火を消すと、私達を照らすのは月あかりのみとなる。
 青白い光に照らされた妖魔が、剣を抱き、胡座をかいて座ったまま、うつらうつらし始めた。
 何とも羨ましい寝つきの良さだ。
 私は最近身体が痛すぎて、いざ寝ようと思ってもなかなか寝付けない。
 昼間、眠りたくもない時に思わず気を失うことはあるのに、難儀だ。
 二、三度寝返りを繰り返した後、毛氈の間から一度這い出し、妖魔の顔を改めてじっと眺めた。
 頭の後ろで無造作に一つにくくった髪。
 異民族の血を彷彿とさせる、細い鼻梁と顎、くっきりとした瞼。
 よく笑う小さめの唇……。
 この唇が私に口付け、新しい命を吹き込んだ時から、私はすっかりおかしくなってしまった。
 しかも、共にいればいるほど、妖魔が呆れるほどに善良で、二心の無いことが、分かりすぎるほどに分かる。
 私はいつの間にか、妖魔を好ましく思うような身体にされていた。
 つまりは、認めたくはないけれど、私は短い間に、すっかり妖魔の虜になっていたのだ。
 ……口付けをもう一度すれば、奪われた心を取り返せるのだろうか?
 それとも、吹き込まれた命を返すことになって、私は死ぬのだろうか。
 それもいいかも知れない――自由の身のまま死ねる。
 じっと顔を見つめていたら、妖魔は眠ったまま、にこりと微笑み、寝言を呟いた。
「陛下ぁ、便所はそっちじゃありませんってば……」
 ……一体、どういう状況の夢を見ているのだ……?
 不思議に思って聞き耳を立てたが、妖魔は再び深く寝入ってしまったようだった。
 だが、その唇は笑みの形を作ったままだ。
 それが、何とも……私の胸をざわつかせる。
 あの、頬の少し窪んだところに触ってみたい。
 妖魔の身体は、温かいのか、冷たいのか、川で助けられた時にはよく分からなかったから、もう一度確かめたい。
 そんな願望がみるみる膨れ上がり、恐る恐る手を伸ばして妖魔の顔に触れようとしたが、出来なかった。
 ……もしも起きてしまったら、どう思われるか分からない。
 大体、寝ている人間に触れるなど、身分の高い人間がするようなことではない……。
 思い直して手を引っ込めたが、やはり我慢が難しい衝動が込み上げてくる。
 一体何なのだろう。
 悩んだ末、思いついた。
 そうだ、触れるなら起きている時にすればいいではないか。
 ……だが待て、他人の身体に理由もなく自分から触れるなんて、それこそ貴人の所業ではない……!
 ……どうしたら良いのだ。
 途方にくれた挙句、思いついた。
 そうだ、髪の紐になら触れたことがある。更に髪の端に触れるだけなら許されるかも知れない。
 もはや、誰に得る許しなのかは分からないが……。
 起きている時にしよう、と思ったそばから、私はつい、妖魔の方に手を伸ばしていた。
 私の髪とは全く違う、艶のない、ところどころが途中で切れた、馬の尻尾のような毛。
 その端っこに触れた――その途端に、妖魔はハッと目を覚ました。
「殿下、どうされましたか!?」
 あまりの反応の良さに、私の情緒が対応しきれない。
 思わず、触れていた髪を思い切り下に向けて引っ張ってしまった。
「ギャッ!! 何するんですか、殿下! 寝てる人間に悪戯をするなんて」
 妖魔が驚きの表情を浮かべ、楽しそうに笑っている。
 そこに拒絶の陰がないことを読み取って、密かに安堵しながら、私は手を離した。
「失敬な。悪戯など、していない。……そうだ、お前に聞きたいことがあったのだ。だから起こした」
 そう言って、私は妖魔に触れたことをうまく誤魔化した。
「聞きたいことって、何でしょうか?」
「だから、その言葉遣いはやめろ」
「……はぁ。じゃあ、……何を聞きたいんだよ、インジェン」
 聞かれて、私は戸惑った。
 質問の内容など考えていない。
 適当に思いついたままを、私は口にした。
「……。お前の名だ。妖魔め」
「あはっ……そっか、そういえば、名乗ってなかったっけ……」
 実は、聞かずともとっくに妖魔の名を、私は知っていた。
 あの王宮三兄弟が、妖魔をリュウと呼んでいたから……。
「私の名は、リュウと申します。……殿下、どうぞ旅の間だけでも、覚えていてくださいませ……」
 そう言って微笑み、恭しく拱手した妖魔を見て、私の心臓が急に激しく動き出した。
 リュウ。
 リュウ……。
 その名を口にしようとして、喉がカラカラに枯れ、唇が渇いて、出来ない。
「よ……妖魔の名前など、覚えていられるか!」
 私は心にもないことを叫び、逃げるように自分の寝床の中に滑り込んだ。
「なっ。たったの三文字だぜ、なんでだよ!?」
 妖魔が憤慨しているのは放って、固く目を閉じる。
 心臓がまだ激しく鼓動していた。
 私の唇の代わりに、リュウ、リュウと、何度も名を呼ぶがごとくに。
 でも、本当に私が、その名を口にしてしまったら……。
 妖魔と親しく名前で呼び合ってしまったら、私は元の世界に、あの城に、戻ることができなくなってしまいそうな気がする。
 もう二度と城に帰らず、皇子にも公主にも戻りたくないと……この妖魔に、寝ても覚めても甘い声で「インジェン」と呼んでほしいなどと、きっと思ってしまう……!
 それでは、駄目なのだ。
 この妖魔を利用して、もしも呪いを解くことができたら、私は皇帝にならねばならないのだから。
 許されないことのはずなのに、何故か心が言うことを聞かない……。
「インジェン、おやすみ……」
 妖魔の呟く声に、胸が切なく絞られる。
 ……明日も髪に触れていいだろうか。
 いつかは、頬に、唇に触れても、許されるだろうか……?
 一体それは、誰にどう許されれば、してもよいことになるのだろう。
 寝入り端の挨拶の言葉にすら何も返せない私は、寝床の中で密かに唇を噛んだ。
(おしまい)
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みんなの感想(2件)

さくらこ
2023.03.10 さくらこ

面白かった! まさかのトゥーランドットみずほ様変換バージョン😆 歌詞や曲と微妙な中華世界感がこの物語を深くしていて、異世界転生も忘れるぐらい物語に引き込まれました。ドキドキやお笑いで本当に
みずほランド楽しみました。有難う御座います♪

かすがみずほ@11/15コミカライズ開始
2023.03.10 かすがみずほ@11/15コミカライズ開始

さくらこ様
わぁいご感想有難うございます!
トゥーランドット元からご存じだった感じでしょうか〜💕
異世界転生っていうテーマありきで、誰も書いてない私らしい小説…と、何を書くか悩みに悩んだ挙句、まさかのお笑い古典二次創作に走ってしまいましたー!😂
無事に楽しんで頂けたようで何よりです!ヤッターー!!

解除
晴崎蜜
2023.03.07 晴崎蜜

インジェンのツンデレが可愛すぎてやばいですね
凄く好きな作品です投稿ありがとうございます(⁎ᴗ͈ˬᴗ͈⁎)

かすがみずほ@11/15コミカライズ開始
2023.03.07 かすがみずほ@11/15コミカライズ開始

ご感想ありがとうございます💕💕
気に入ってくださって嬉しいですー!
番外もあるのでもう少しお付き合いください♪

解除

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