異世界に転生したら魔王の息子

初稽古、初学習

俺はとうとう5歳になった。
この歳になると、学習や稽古をするらしい。なんてゆうか、人間にちかいな。どんな人が教えてくれるのか？
「失礼します。」
入ってきたのは20代くらい？の目が赤く髪が白い青年だった
「初めまして、シオン様。私はフォーレドと申します。本日はシオン様の学習を教えることになりました。よろしくお願いします」
「．．．よろしくお願いします」
若！多分だけど。
「まずは魔法のことについて教えます。」
「．．．!     分かりました。」
えっ？！この人万能すぎじゃね？勉強と魔法を教えるって。
「まずは魔法の発動の仕方ですね。まずは．．．」
とても分かりやすいけど長いから簡単に説明すると、基本は空気中の魔力と体内の魔力を二つずつ使うことが多いらしい。体内の魔力だけを使うと魔力が切れて、魔力で生きている魔物は死んでしまうし、空気中の魔力だけを使うと空気中の魔力が薄くなり魔力が回復しなくなるらしい。
そして魔法をイメージして、詠唱を唱えて、発動出来る。体内の魔力だけなら、イメージだけで出せるらしい。
「．．．そして詠唱ですが一つ一つに関連性があり．．．」
説明すると、ファイヤなどは、炎とか業火などが古代語で言われている。古代語の方が効率がいいらしい。
「．．．こんな感じですね。すいませんでした。長く喋りすぎていましたね。申し訳ありませんが授業はこれでおしまいです。」
「大丈夫です。ありがとうございました。」
ふぅ疲れた。勉強は嫌いだけど、生きるために頑張るぜ！
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数日後のフォーレドの魔法の授業が終わった後、父親に稽古をつけてもらうことになった。
城の外の広場で稽古をしてもらう。
「シオン。お前にあげよう。まずは、なんでもいいから攻撃してごらん。」
そうゆうと、肩幅に足を広げを立った。
そんなんだったら望み通りやってやる！
俺は全力で地を蹴り、殴りかかろうとした。子供とはいえ魔物、瞬間速度は50キロは超えていた。
しかし、父親は軽く避けて後ろから、捕まっていた。
「!?」
速っ！！初期動作すら見えなかった。
「子供にしてはまだまだだな体の使い方もそうだが、まずは魔力の流れを活性化させないとな。」
「魔力の活性化？」
「まだ教えてもらっていないのか？まぁ仕方ないか。魔力の活性化とは、魔力を速くして全ての身体能力をあげる．．．おっとまだ分かんないか。魔力を速くして全ての力をあげることだ。」
なるほど。つまり血液を速くして酸素の供給を多くするみたいな感じか。
「うん。分かったやってみる。」
「うむ。頑張れ」
とは言ったもののどんな感じだろう。魔力は感じても動かし方が分かんないな。取り敢えず、魔力を血液みたいに巡らせてみるか。
ん？なんか体が軽くなったぞ？成功かな？
「できたよ。」
「何？！本当か！」
「うん！」
そう言って飛ぶ俺5メートル位飛んでるかもな
「本当だな。すごいな！ほれ。もう一度攻撃して見ろ。」
結果、夕方まで続いた。でも一発も当てられない。やっぱり、魔王ってすごいんだな。