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第一章 始まりの館
Chapter108 味噌料理
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カラッと晴れた炎の日。
朝の日課を終えてから、アルシャインはレオリアムとオルランドとリナメイシーとアルベルティーナとユスヘルディナと共に廃材置き場に出掛けた。
狩り部隊のカシアン達とは廃材置き場で待ち合わせをしている。
立ち並ぶ廃墟と化した家を越えると、2つ目の廃材置き場がある。
確かここは隣国が不法投棄をしに来ているので、たまにいい家具や小物が見付かる…とリサイクル屋のハンクが言っていたのだ。
「どれどれ~?」
壊れた家具や板などの他に、絨毯やランプなども捨ててある。
どれも使えそうにはないので、磁石を探すついでに他に無いか見る。
「アイシャママ、これは?」
リナメイシーが花瓶を手をしてやってくる。
「そうね…ここの欠けた所を直せば使えそうね」
「んー…諦める…」
リナメイシーが落ち込んで歩いていくと、レオリアムがすれ違いでやってくる。
「マスター、マグネットってロードストーンの事だよね?」
「そうね…方位磁石くらいにしか使われないわ………ミルコさんの国では普通に使うのかしらね」
「魔石と組み合わせたりもするらしいよ」
後ろからカシアンが言う。
「あら、もう狩りは済んだの?」
「ああ。マグネットは杖と魔石を付けるのに使われたり、剣の鞘留めなんかにも使われたりするよ」
「そうなの…知らなかったわ。え、剣の鞘って、剣が抜けなくならない?」
「外して使うのさ。または飾りで…落としたらカッコつかないだろ?」
「あ…なる程。…杖とか止める道具なんて捨ててる訳ないわね」
「いや…さっきすれ違ったハンクさんが荷車にマグネット乗せてたよ。…先を越されたな」
「そっかー……」
落ち込んで俯くと、目線の先に女神像が落ちていた。
故郷の国では、世界を救ったとされる女神ラティシエの抱えられる程の大きさの石像。
服の部分が欠けてしまっているが、アルシャインにはその女神像が淡く光を放っているように見えて、思わずひざまずいて祈りを捧げていた。
みんなはアルシャインに倣って祈りを捧げる。
すると、ポワンと球体の光が女神像を包んで石像が綺麗な姿となり、光が消えた。
「………今のは…魔法?」
目を丸くしながらカシアンが聞くが、誰もが驚いて首を振る。
そしてアルシャインが大事そうに女神像を抱えた。
「…我が家にお招きしましょう。きっと、みんなを守って下さるわ」
「そうだね!光ってたから間違いないよ!」
リナメイシーも笑って賛成する。
みんなも勿論頷いた。
金の羊亭に戻ると、もう漁師のトーマスが荷車を止めていた。
アルシャインは慌てて女神像をカウンターに置いてから、ノアセルジオと共に今日の魚を見に行く。
「おはようございます、トーマスさん!」
「おはようアイシャマスター、ノア!今日はサーモンのデカいのが取れたよ!脂が乗ってて美味いぞ~!」
「うわぁ大きい!」
見に来たティナジゼルが驚いて手に取る。
「ナージィの体くらいはあるね!この箱に入れて…」
ノアセルジオが用意した箱を置くと、ティナジゼルはサーモンを落とさないようにそーっと置いた。
「5匹もいる!何にするの?」
ティナジゼルが移し替えながら聞くと、後から来たルーベンスが目を輝かせて言う。
「わあー…どんな味かな…」
「これはオーブンでバター焼きね。まずは味が分からないと…美味しいわよ~サーモンのバター焼き!香草も乗せて…ジャガイモと玉ねぎとニンニクも入れて♪」
アルシャインは笑ってサーモンを運んでいく。
「次は白エビと虹色貝だよ」
ルベルジュノーが木箱を運んで言う。
「はいカランクス!今日のもデカいから裏で捌いてくるよ!」とリュカシオン。
「赤イカとオクトパスは輪切りー?」
アルベルティーナが聞くと、アルシャインがやってくる。
「ええ!味噌煮込みの中にイカを入れようと思うの」
「今日のパスタはどうするの?」とフィナアリス。
「そうね…ナリスが決めていいわよ!」
アルシャインに言われて、初めてメニューを任されたフィナアリスは笑いながら運ばれた食材をくまなく見て回る。
「魚が続いたから、今日は角キツネのボロネーゼはどうかしら?!」
「まあオシャレでいいわね!そうしましょう♪」
アルシャインはそう言って朝食の準備に取り掛かる。
「カランクスは醤油味と味噌煮込みに分けて~…野菜と角ウサギの味噌炒めはルーベンスに任せるわね!」
「分かった!野菜はキャベツや玉ねぎやニンニク…ナスもいいんだな!」
レシピを見ながらルーベンスが味噌炒めの用意をする。
「あ、ティーナ、これを焦げないように見てて!」
「うん!」
アルベルティーナがカランクスの照り焼きを担当する。
「はーい、お皿は~?」
アルシャインが大きな鍋を持ってテーブルに来ると、クリストフが大皿を指差す。
「こことそっちに用意したよ!」
「はい、カランクスと赤イカと大根と土イモの味噌煮込みよ~!冷めない内に食べてね~♪」
アルシャインが2つの皿に分けると、入れ替わりでルーベンスが大きな鍋をリナメイシーと共に運んでくる。
「角ウサギと野菜のミソ炒めだよ!ちゃんと分けてね!」
「持ってやるからよそってくれ。ヤケドしないようにな!」
角ウサギなどを捌いて戻ってきたカシアンが鍋を持って、ルーベンスが大皿に盛り付けた。
「ミソの匂いって…慣れるとお腹が空く匂いだよね」とメルヒオール。
「美味いよカランクスのミソ煮込み!」
いち早く食べたルベルジュノーが声を上げる。
「ん…土イモってねっとりしてると思ったけど、これホクホクしてるよ!」
レオリアムも味噌煮込みを食べて言う。
「美味しい…!」
すっかり元気になったベアトリスも、アルベルティーナが運んできたカランクスの照り焼きを食べて感動する。
「これ、いくらで売るの?」とオルランド。
「はーい、次はサーモンのバター焼きよ~……ん?やっぱり売る?売れるかな?味噌はまだ食べ慣れて無いだろうし…」
アルシャインが口元に手を当てて考えると、廊下から覗いていた宿泊客達がゾロゾロと出てきて席に着く。
「下さい!それ!」
「食べてみたい匂いがします!」
「ミソ団子美味かったし!」
そう宿泊客達が口々に言うので、アルシャインはみんなと一緒に食べながら聞く。
「みんなはどう?美味しい?」
「美味しいよ!広めたい!」とルーベンス。
「ミソ煮込みも美味いよ!魚の塩焼きより味が濃くて美味い!」とカシアン。
「おミソは慣れるととっても美味しいわ!」とフィナアリス。
「最初はビックリする匂いだったけどね」
クスクス笑いながらマリアンナが言う。
「これは小さい看板に書いたらどうかな?〝ミソ団子が好きな人にオススメ〟って書いて!」とユスヘルディナ。
「そうだな…角ウサギの味噌炒めは…20?」とリュカシオン。
「ミソが高いから25!」とレオリアム。
「じゃあカランクスのテリヤキも同じ値段は?」とフィナアリス。
「いいね!カランクスのミソ煮込みは色々入ってるし35Gは?」とルーベンス。
「ちょっと高いかな…30の方がいいと思うよ」とノアセルジオ。
「サーモンのバター焼きは20?」とマリアンナ。
「うん、それで行こう!」とアルベルティーナ。
大きな黒板には、
カランクスのテリヤキ 25G
サーモンのバター焼き 20G
と、ルベルジュノーが書いておく。
そして小さな黒板に〝ミソ団子が好きな人にオススメ〟と書いてから、
角ウサギのミソ炒め 25G
カランクスのミソ煮込み 30G
と書いた。
すると宿泊客達が早速注文をしたので、食べ終えたアルベルティーナとアルシャインが先にキッチンに入って調理をした。
「この味はたまらないな!」
「思ったよりまろやかだよ!」
「うん、後は噂の魔法のパンが焼けるのを待つよ!」
うんうんと宿泊客全員が頷いたので、アルシャインは苦笑して魔法のロールパンと魔法のミルクパンを焼いた。
朝の日課を終えてから、アルシャインはレオリアムとオルランドとリナメイシーとアルベルティーナとユスヘルディナと共に廃材置き場に出掛けた。
狩り部隊のカシアン達とは廃材置き場で待ち合わせをしている。
立ち並ぶ廃墟と化した家を越えると、2つ目の廃材置き場がある。
確かここは隣国が不法投棄をしに来ているので、たまにいい家具や小物が見付かる…とリサイクル屋のハンクが言っていたのだ。
「どれどれ~?」
壊れた家具や板などの他に、絨毯やランプなども捨ててある。
どれも使えそうにはないので、磁石を探すついでに他に無いか見る。
「アイシャママ、これは?」
リナメイシーが花瓶を手をしてやってくる。
「そうね…ここの欠けた所を直せば使えそうね」
「んー…諦める…」
リナメイシーが落ち込んで歩いていくと、レオリアムがすれ違いでやってくる。
「マスター、マグネットってロードストーンの事だよね?」
「そうね…方位磁石くらいにしか使われないわ………ミルコさんの国では普通に使うのかしらね」
「魔石と組み合わせたりもするらしいよ」
後ろからカシアンが言う。
「あら、もう狩りは済んだの?」
「ああ。マグネットは杖と魔石を付けるのに使われたり、剣の鞘留めなんかにも使われたりするよ」
「そうなの…知らなかったわ。え、剣の鞘って、剣が抜けなくならない?」
「外して使うのさ。または飾りで…落としたらカッコつかないだろ?」
「あ…なる程。…杖とか止める道具なんて捨ててる訳ないわね」
「いや…さっきすれ違ったハンクさんが荷車にマグネット乗せてたよ。…先を越されたな」
「そっかー……」
落ち込んで俯くと、目線の先に女神像が落ちていた。
故郷の国では、世界を救ったとされる女神ラティシエの抱えられる程の大きさの石像。
服の部分が欠けてしまっているが、アルシャインにはその女神像が淡く光を放っているように見えて、思わずひざまずいて祈りを捧げていた。
みんなはアルシャインに倣って祈りを捧げる。
すると、ポワンと球体の光が女神像を包んで石像が綺麗な姿となり、光が消えた。
「………今のは…魔法?」
目を丸くしながらカシアンが聞くが、誰もが驚いて首を振る。
そしてアルシャインが大事そうに女神像を抱えた。
「…我が家にお招きしましょう。きっと、みんなを守って下さるわ」
「そうだね!光ってたから間違いないよ!」
リナメイシーも笑って賛成する。
みんなも勿論頷いた。
金の羊亭に戻ると、もう漁師のトーマスが荷車を止めていた。
アルシャインは慌てて女神像をカウンターに置いてから、ノアセルジオと共に今日の魚を見に行く。
「おはようございます、トーマスさん!」
「おはようアイシャマスター、ノア!今日はサーモンのデカいのが取れたよ!脂が乗ってて美味いぞ~!」
「うわぁ大きい!」
見に来たティナジゼルが驚いて手に取る。
「ナージィの体くらいはあるね!この箱に入れて…」
ノアセルジオが用意した箱を置くと、ティナジゼルはサーモンを落とさないようにそーっと置いた。
「5匹もいる!何にするの?」
ティナジゼルが移し替えながら聞くと、後から来たルーベンスが目を輝かせて言う。
「わあー…どんな味かな…」
「これはオーブンでバター焼きね。まずは味が分からないと…美味しいわよ~サーモンのバター焼き!香草も乗せて…ジャガイモと玉ねぎとニンニクも入れて♪」
アルシャインは笑ってサーモンを運んでいく。
「次は白エビと虹色貝だよ」
ルベルジュノーが木箱を運んで言う。
「はいカランクス!今日のもデカいから裏で捌いてくるよ!」とリュカシオン。
「赤イカとオクトパスは輪切りー?」
アルベルティーナが聞くと、アルシャインがやってくる。
「ええ!味噌煮込みの中にイカを入れようと思うの」
「今日のパスタはどうするの?」とフィナアリス。
「そうね…ナリスが決めていいわよ!」
アルシャインに言われて、初めてメニューを任されたフィナアリスは笑いながら運ばれた食材をくまなく見て回る。
「魚が続いたから、今日は角キツネのボロネーゼはどうかしら?!」
「まあオシャレでいいわね!そうしましょう♪」
アルシャインはそう言って朝食の準備に取り掛かる。
「カランクスは醤油味と味噌煮込みに分けて~…野菜と角ウサギの味噌炒めはルーベンスに任せるわね!」
「分かった!野菜はキャベツや玉ねぎやニンニク…ナスもいいんだな!」
レシピを見ながらルーベンスが味噌炒めの用意をする。
「あ、ティーナ、これを焦げないように見てて!」
「うん!」
アルベルティーナがカランクスの照り焼きを担当する。
「はーい、お皿は~?」
アルシャインが大きな鍋を持ってテーブルに来ると、クリストフが大皿を指差す。
「こことそっちに用意したよ!」
「はい、カランクスと赤イカと大根と土イモの味噌煮込みよ~!冷めない内に食べてね~♪」
アルシャインが2つの皿に分けると、入れ替わりでルーベンスが大きな鍋をリナメイシーと共に運んでくる。
「角ウサギと野菜のミソ炒めだよ!ちゃんと分けてね!」
「持ってやるからよそってくれ。ヤケドしないようにな!」
角ウサギなどを捌いて戻ってきたカシアンが鍋を持って、ルーベンスが大皿に盛り付けた。
「ミソの匂いって…慣れるとお腹が空く匂いだよね」とメルヒオール。
「美味いよカランクスのミソ煮込み!」
いち早く食べたルベルジュノーが声を上げる。
「ん…土イモってねっとりしてると思ったけど、これホクホクしてるよ!」
レオリアムも味噌煮込みを食べて言う。
「美味しい…!」
すっかり元気になったベアトリスも、アルベルティーナが運んできたカランクスの照り焼きを食べて感動する。
「これ、いくらで売るの?」とオルランド。
「はーい、次はサーモンのバター焼きよ~……ん?やっぱり売る?売れるかな?味噌はまだ食べ慣れて無いだろうし…」
アルシャインが口元に手を当てて考えると、廊下から覗いていた宿泊客達がゾロゾロと出てきて席に着く。
「下さい!それ!」
「食べてみたい匂いがします!」
「ミソ団子美味かったし!」
そう宿泊客達が口々に言うので、アルシャインはみんなと一緒に食べながら聞く。
「みんなはどう?美味しい?」
「美味しいよ!広めたい!」とルーベンス。
「ミソ煮込みも美味いよ!魚の塩焼きより味が濃くて美味い!」とカシアン。
「おミソは慣れるととっても美味しいわ!」とフィナアリス。
「最初はビックリする匂いだったけどね」
クスクス笑いながらマリアンナが言う。
「これは小さい看板に書いたらどうかな?〝ミソ団子が好きな人にオススメ〟って書いて!」とユスヘルディナ。
「そうだな…角ウサギの味噌炒めは…20?」とリュカシオン。
「ミソが高いから25!」とレオリアム。
「じゃあカランクスのテリヤキも同じ値段は?」とフィナアリス。
「いいね!カランクスのミソ煮込みは色々入ってるし35Gは?」とルーベンス。
「ちょっと高いかな…30の方がいいと思うよ」とノアセルジオ。
「サーモンのバター焼きは20?」とマリアンナ。
「うん、それで行こう!」とアルベルティーナ。
大きな黒板には、
カランクスのテリヤキ 25G
サーモンのバター焼き 20G
と、ルベルジュノーが書いておく。
そして小さな黒板に〝ミソ団子が好きな人にオススメ〟と書いてから、
角ウサギのミソ炒め 25G
カランクスのミソ煮込み 30G
と書いた。
すると宿泊客達が早速注文をしたので、食べ終えたアルベルティーナとアルシャインが先にキッチンに入って調理をした。
「この味はたまらないな!」
「思ったよりまろやかだよ!」
「うん、後は噂の魔法のパンが焼けるのを待つよ!」
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