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第一章 始まりの館
Chapter104 ブリトー
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少し曇り気味な風の日。
朝の日課を終えてから、アルシャインはカウンター席で料理の本を見ながら、ブリトーの具材の組み合わせを書き出していた。
「角ウサギをミンチにして煮豆とお米とチーズとサルサで一つ…。辛くないのはソーセージとチーズでしょ…細かく切ったサラダとヤモ鳥とか…あ、白身魚のツナと玉ねぎとチーズも良さそうね」
アルシャインは立ち上がって材料を揃えていく。
そこに畑から戻ったルーベンスとニワトリの世話の終えたアルベルティーナがやってくる。
「トルティーヤ作るよ。小麦粉と水だよね?」
「ええ。…あ、待って」
アルシャインは料理の本をキッチンに持ってくる。
「卵と塩と砂糖少しとオリーブオイル…やってみるよ」
ルーベンスがトルティーヤを作る間に、アルベルティーナが本を見ながらサルサソースを作る。
「サルサはトマトと玉ねぎとピーマン…ニンニクとレモン汁と唐辛子と…辛いの大丈夫かな…」
「みんな食べられるか分からないから…唐辛子は一つね」
アルシャインが材料を切りながら言う。
「はーい。あたしは少しなら平気だけど、ルースは?」
アルベルティーナが聞くと、生地を作りながらルーベンスが考える。
「辛いのは…あ、昔食べたパスタに唐辛子入ってて辛かったな。少しならいいけど、食べ慣れてないや」
「唐辛子は香り付け程度にしか使わないわね…」
アルシャインがそう言って挽き肉などを炒める。
そこにフィナアリスが遅れてやってくる。
「ごめんなさい、遅くなっちゃった」
「いいのよ。アンヌと一緒にヴェーチェの着替えもしてくれてたでしょ」
アルシャインがすかさずフォローをすると、ルーベンスとアルベルティーナはその理由に納得する。
「早く良くなるといいね」とアルベルティーナ。
「うん。たくさん美味しい物を食べてもらいたいな」とルーベンス。
そこに狩り部隊が帰ってくる。
「ただいまー!今日はヤモ鳥をたくさん獲ってきたぞ」
そう言い、カシアンはすでに羽をむしったヤモ鳥をキッチンに運んだ。
「あ、内臓も取り出してきたの?」
アルシャインが聞くと、続いて入ってきたリュカシオンが答える。
「いちいち畑の側で捌くと、血の処理で獣が寄ってくるかもしれないから…内臓だけでもその場に埋めた方が、魔物が集まるから、狩りやすくなるんだって本に書いてあったんだ」
「確かにそうね!じゃあ明日は期待出来るわね」
アルシャインが笑って言い、ヤモ鳥を切り分ける。
「唐揚げ出来るね!」とルーベンス。
「唐揚げのブリトーも男性が喜びそうよねー…」
「それなら角ウサギとかも一口大にして入れたらどうかな?」とアルベルティーナ。
その時、カランカランと門に付けた来訪のベルが鳴らされる。
「トーマスさんだ!」
クリストフが駆けていくと、荷車を引いたトーマスが手を振る。
「今日はスズキが捕れたんだ。ムニエルにピッタリだぞ」
「まあ大きいのね!バールがこんなに大きな魚だと知らなかったわ!」
アルシャインが目を輝かせてバールの入った木箱を運んでいく。
「ブリトーにはボニートとバール、どっち使うの?」とリナメイシー。
「んー…やっぱりボニートのツナが合いそうな気がするけど…折角だから、バールもツナか唐揚げにしてタルタルソースで包むのはどうかしら?」
アルシャインが料理の本と自分のレシピノートを見ながら言うと、ルーベンスが早速カランクスとバールを捌いてオイル煮の準備をする。
「アイシャマスター、今日はオクトパスが一匹とサンマが10匹とホシダイが2匹捕れたんだ」
「きゃあサンマ♪」
アルベルティーナとリナメイシーが嬉しそうに持っていく。
「ホシダイは…赤味?白身?」
アルシャインが聞くとトーマスが笑いながら言う。
「白身魚だよ。少し甘みがある魚で、ムニエルやカルパッチョもいい」
「…食べてみたいな…」
ポツリとティナジゼルが呟く。
確かに味は確かめておきたいが…。
「朝はブリトーだから…お昼にムニエルにしてみんなで分けましょうか。後はフィナアリスとルーベンスがヤモ鳥と角ウサギの唐揚げを作ってくれるわよ」
「やった!」
ティナジゼルが飛び上がって喜び、クリストフやメルヒオールと頭上で手を叩き合う。
「なんだか聞いてるだけで腹が減るな…食っていっちゃ駄目かい?」
トーマスがお腹を抱えて聞くと、アルシャインは笑ってカウンターに手を向ける。
「どうぞ~」
トーマスは笑ってカウンター席に座り、黒板を見て首を傾げる。
「そのブリトーってのは書いて無いが…」
「今日初めて作るんです!だから、もし食べたかったら、みんなが試食した後になりますよ」
明るくフィナアリスが言うと、トーマスは悩む。
「…分かった、待つ間にとりあえずソーセージとパンをくれ」
「…普通のパンでいいの?今から魔法のミルクパン焼くけど…」
アルベルティーナがそう聞くと、トーマスはきょとんとしながら黒板を見る。
「ーーーその、ミルクパンをくれ…」
どんな物かも想像が付かないままに頼んでみる。
出てきたのはちぎったミルクパン一つとソーセージ2本。
ミルクパンを手にしてトーマスがその柔らかさに驚く。
「え、なんだこれ?!パンじゃないだろ!」
「ふふ…食べてから驚いてよ」とアルベルティーナ。
言われるままに食べてから、トーマスは目を丸くして周りを見た。
「嘘だろ…無くなったよ……これ、持ち帰れるかな?家族に食べさせたいんだ!」
「ん~…柔らかさが無くなると思うけど…4つまでなら!」
アルシャインの言葉にトーマスがショックを受ける。
「4つ?!たったの?!それじゃ妻と子供で無くなるよ!」
「ごめんなさい、一日に出来る数が少ないから…」
「そ、そうか…ここはパン屋じゃなかったな………良し、明日も頼む!魔法のロールパンも!」
「ロールパン今食べるなら焼きますよ~?」とアルベルティーナ。
「食べる!持ち帰りも頼む!」
トーマスはそう言ってパンを少しずつ味わう。
ブリトーはどれも20センチ程の大きさで作った。
角ウサギのミンチとレッドビーンズの煮豆と米とチーズとサルサが3つ。
ソーセージとチーズとミートソースを3つ。
細かく切って焼いたヤモ鳥とサラダが3つ。
これはサラダに使うドレッシングにした。
ドレッシングはいつも手作りで、今回はマヨネーズとレモン汁とオリーブオイルと塩コショウと粉チーズで作った。
バールのツナをほぐした物と、玉ねぎとチーズとタルタルソースで3つ。
ボニートのツナと玉ねぎとチーズとタルタルソースで3つ作った。
それぞれに切り、みんなが均等に食べられるようにして食べる。
「辛くて美味い!」とカシアン。
「ピリッとしていいよ、これ!」とリュカシオン。
「お魚美味しい!」とユスヘルディナ。
「ヤモ鳥とサラダいいね!」とクリストフ。
「こんなの初めて食べた」とオルランド。
「辛いのは大人にいいね…お水…」
リナメイシーが辛そうにする。
「ナージィ、これ好き!」
対して幼いティナジゼルがサルサソースを気に入っていた。
「どれも美味いよ!幾らがいいかな…」とルベルジュノー。
「魚はボニートのツナかな。ん~…悩むね」とルーベンス。
「サルサのブリトーは…22Gは?色々入ってるし、サルサソースも材料たくさん使うし!」とアルベルティーナ。
「ソーセージブリトーは12Gくらいかな?」とノアセルジオ。
「じゃあサラダブリトーは15G!野菜も仕入れてるしね」とフィナアリス。
「ツナブリトーは22くらい?」
アルシャインが言うと、レオリアムが首を振って言う。
「25Gだね。ツナは赤身魚で!」
「うん、それだね!」
マリアンナが頷いて黒板に書き出していく。
サルサブリトー 22G
ソーセージブリトー 12G
サラダブリトー 15G
ツナブリトー 25G
決まった所で、トーマスと宿泊客が一斉に注文した。
みんな2種類頼んで、圧倒的にサルサブリトーが多かった。
ついでに、リナメイシーが小さな黒板に〝魔法のロールパンと魔法のミルクパンは一人4つまで持ち帰り可能〟と書いておいた。
朝の日課を終えてから、アルシャインはカウンター席で料理の本を見ながら、ブリトーの具材の組み合わせを書き出していた。
「角ウサギをミンチにして煮豆とお米とチーズとサルサで一つ…。辛くないのはソーセージとチーズでしょ…細かく切ったサラダとヤモ鳥とか…あ、白身魚のツナと玉ねぎとチーズも良さそうね」
アルシャインは立ち上がって材料を揃えていく。
そこに畑から戻ったルーベンスとニワトリの世話の終えたアルベルティーナがやってくる。
「トルティーヤ作るよ。小麦粉と水だよね?」
「ええ。…あ、待って」
アルシャインは料理の本をキッチンに持ってくる。
「卵と塩と砂糖少しとオリーブオイル…やってみるよ」
ルーベンスがトルティーヤを作る間に、アルベルティーナが本を見ながらサルサソースを作る。
「サルサはトマトと玉ねぎとピーマン…ニンニクとレモン汁と唐辛子と…辛いの大丈夫かな…」
「みんな食べられるか分からないから…唐辛子は一つね」
アルシャインが材料を切りながら言う。
「はーい。あたしは少しなら平気だけど、ルースは?」
アルベルティーナが聞くと、生地を作りながらルーベンスが考える。
「辛いのは…あ、昔食べたパスタに唐辛子入ってて辛かったな。少しならいいけど、食べ慣れてないや」
「唐辛子は香り付け程度にしか使わないわね…」
アルシャインがそう言って挽き肉などを炒める。
そこにフィナアリスが遅れてやってくる。
「ごめんなさい、遅くなっちゃった」
「いいのよ。アンヌと一緒にヴェーチェの着替えもしてくれてたでしょ」
アルシャインがすかさずフォローをすると、ルーベンスとアルベルティーナはその理由に納得する。
「早く良くなるといいね」とアルベルティーナ。
「うん。たくさん美味しい物を食べてもらいたいな」とルーベンス。
そこに狩り部隊が帰ってくる。
「ただいまー!今日はヤモ鳥をたくさん獲ってきたぞ」
そう言い、カシアンはすでに羽をむしったヤモ鳥をキッチンに運んだ。
「あ、内臓も取り出してきたの?」
アルシャインが聞くと、続いて入ってきたリュカシオンが答える。
「いちいち畑の側で捌くと、血の処理で獣が寄ってくるかもしれないから…内臓だけでもその場に埋めた方が、魔物が集まるから、狩りやすくなるんだって本に書いてあったんだ」
「確かにそうね!じゃあ明日は期待出来るわね」
アルシャインが笑って言い、ヤモ鳥を切り分ける。
「唐揚げ出来るね!」とルーベンス。
「唐揚げのブリトーも男性が喜びそうよねー…」
「それなら角ウサギとかも一口大にして入れたらどうかな?」とアルベルティーナ。
その時、カランカランと門に付けた来訪のベルが鳴らされる。
「トーマスさんだ!」
クリストフが駆けていくと、荷車を引いたトーマスが手を振る。
「今日はスズキが捕れたんだ。ムニエルにピッタリだぞ」
「まあ大きいのね!バールがこんなに大きな魚だと知らなかったわ!」
アルシャインが目を輝かせてバールの入った木箱を運んでいく。
「ブリトーにはボニートとバール、どっち使うの?」とリナメイシー。
「んー…やっぱりボニートのツナが合いそうな気がするけど…折角だから、バールもツナか唐揚げにしてタルタルソースで包むのはどうかしら?」
アルシャインが料理の本と自分のレシピノートを見ながら言うと、ルーベンスが早速カランクスとバールを捌いてオイル煮の準備をする。
「アイシャマスター、今日はオクトパスが一匹とサンマが10匹とホシダイが2匹捕れたんだ」
「きゃあサンマ♪」
アルベルティーナとリナメイシーが嬉しそうに持っていく。
「ホシダイは…赤味?白身?」
アルシャインが聞くとトーマスが笑いながら言う。
「白身魚だよ。少し甘みがある魚で、ムニエルやカルパッチョもいい」
「…食べてみたいな…」
ポツリとティナジゼルが呟く。
確かに味は確かめておきたいが…。
「朝はブリトーだから…お昼にムニエルにしてみんなで分けましょうか。後はフィナアリスとルーベンスがヤモ鳥と角ウサギの唐揚げを作ってくれるわよ」
「やった!」
ティナジゼルが飛び上がって喜び、クリストフやメルヒオールと頭上で手を叩き合う。
「なんだか聞いてるだけで腹が減るな…食っていっちゃ駄目かい?」
トーマスがお腹を抱えて聞くと、アルシャインは笑ってカウンターに手を向ける。
「どうぞ~」
トーマスは笑ってカウンター席に座り、黒板を見て首を傾げる。
「そのブリトーってのは書いて無いが…」
「今日初めて作るんです!だから、もし食べたかったら、みんなが試食した後になりますよ」
明るくフィナアリスが言うと、トーマスは悩む。
「…分かった、待つ間にとりあえずソーセージとパンをくれ」
「…普通のパンでいいの?今から魔法のミルクパン焼くけど…」
アルベルティーナがそう聞くと、トーマスはきょとんとしながら黒板を見る。
「ーーーその、ミルクパンをくれ…」
どんな物かも想像が付かないままに頼んでみる。
出てきたのはちぎったミルクパン一つとソーセージ2本。
ミルクパンを手にしてトーマスがその柔らかさに驚く。
「え、なんだこれ?!パンじゃないだろ!」
「ふふ…食べてから驚いてよ」とアルベルティーナ。
言われるままに食べてから、トーマスは目を丸くして周りを見た。
「嘘だろ…無くなったよ……これ、持ち帰れるかな?家族に食べさせたいんだ!」
「ん~…柔らかさが無くなると思うけど…4つまでなら!」
アルシャインの言葉にトーマスがショックを受ける。
「4つ?!たったの?!それじゃ妻と子供で無くなるよ!」
「ごめんなさい、一日に出来る数が少ないから…」
「そ、そうか…ここはパン屋じゃなかったな………良し、明日も頼む!魔法のロールパンも!」
「ロールパン今食べるなら焼きますよ~?」とアルベルティーナ。
「食べる!持ち帰りも頼む!」
トーマスはそう言ってパンを少しずつ味わう。
ブリトーはどれも20センチ程の大きさで作った。
角ウサギのミンチとレッドビーンズの煮豆と米とチーズとサルサが3つ。
ソーセージとチーズとミートソースを3つ。
細かく切って焼いたヤモ鳥とサラダが3つ。
これはサラダに使うドレッシングにした。
ドレッシングはいつも手作りで、今回はマヨネーズとレモン汁とオリーブオイルと塩コショウと粉チーズで作った。
バールのツナをほぐした物と、玉ねぎとチーズとタルタルソースで3つ。
ボニートのツナと玉ねぎとチーズとタルタルソースで3つ作った。
それぞれに切り、みんなが均等に食べられるようにして食べる。
「辛くて美味い!」とカシアン。
「ピリッとしていいよ、これ!」とリュカシオン。
「お魚美味しい!」とユスヘルディナ。
「ヤモ鳥とサラダいいね!」とクリストフ。
「こんなの初めて食べた」とオルランド。
「辛いのは大人にいいね…お水…」
リナメイシーが辛そうにする。
「ナージィ、これ好き!」
対して幼いティナジゼルがサルサソースを気に入っていた。
「どれも美味いよ!幾らがいいかな…」とルベルジュノー。
「魚はボニートのツナかな。ん~…悩むね」とルーベンス。
「サルサのブリトーは…22Gは?色々入ってるし、サルサソースも材料たくさん使うし!」とアルベルティーナ。
「ソーセージブリトーは12Gくらいかな?」とノアセルジオ。
「じゃあサラダブリトーは15G!野菜も仕入れてるしね」とフィナアリス。
「ツナブリトーは22くらい?」
アルシャインが言うと、レオリアムが首を振って言う。
「25Gだね。ツナは赤身魚で!」
「うん、それだね!」
マリアンナが頷いて黒板に書き出していく。
サルサブリトー 22G
ソーセージブリトー 12G
サラダブリトー 15G
ツナブリトー 25G
決まった所で、トーマスと宿泊客が一斉に注文した。
みんな2種類頼んで、圧倒的にサルサブリトーが多かった。
ついでに、リナメイシーが小さな黒板に〝魔法のロールパンと魔法のミルクパンは一人4つまで持ち帰り可能〟と書いておいた。
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