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第一章 始まりの館
Chapter50 増築に向けて
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晴れた火の日。
アルシャインは庭の手入れをしてから、ルーベンスと共に水やりをする。
畑にはトマトやパプリカ、バジルやウリが成っている。
「これが収穫ね」
初の収穫の野菜をみんなに教えた。
朝の仕込みとみんなの朝ご飯を作る。
「売らないけど新しい料理も作りたいなー…」
そう呟きながらジャーキーとパプリカとトマトのパスタを作ってチーズを乗せてみんなに出す。
「パプリカ美味しいね」とティナジゼル。
「このチーズしっとりしてるな」とカシアン。
「チーズはモッツァレラよ~、レシピを教えてもらったの!」
アルシャインが言い食べる。
食べ終わる頃になって宿泊客が起きてくる。
お客さんが食べ終えてお土産を買って旅立つと掃除をする。
その間にアルシャインが仕込みをするので、ルーベンスとアルベルティーナとマリアンナとフィナアリスが手伝う。
「行ってきまーす」
そうする内に教会に行く時間となり、みんなは教会に行く。
フィナアリスだけが、もう大抵の事は知っていて大丈夫だと教会から言われたので残っていた。
そしていつもの常連さんがやってくる。
「おはよう!」
レンガ職人のロレッソと鍛冶屋のエイデンと家具屋のダンヒルがやってくる。
みんなコーヒーとそれぞれにハンバーガーを頼む。
アルシャインはソワソワしながら、3人が食べ終わるのを待つ。
料理を作りながら、頃合いを見てアルシャインが話し掛けた。
「あのね、ここを改築して広く使いたくて…キッチンとかもう少し使いやすくして、テーブル席を増やすにはどうしたらいいかしら?」
そう言うと、3人は店内を見回す。
「そうだな…穀物倉と一緒にして使ったらどうだ?」とエイデン。
「いやいや、穀物倉はそのままで裏庭と表に増築したらいいんじゃないか?」とロレッソ。
「そしたらキッチンを真ん中にして見えるようにするか、裏庭の方にキッチンを移すかだな!」とダンヒル。
ランチの混雑の中で料理をこなしながら、アルシャインが答える。
「裏庭の方にキッチンを移したらどんな形になるかしら?」
「待てよ…建築士が必要だな。よし、呼んできてやるよ!」
そう言いロレッソがコーヒーを飲み干して代金をフィナアリスに渡して出ていく。
ランチが落ち着いた頃にロレッソが知り合いの建築士のモーリスを連れてきた。
「やあこんにちわ、アルシャイン!噂は聞いてるよ」
「こんにちわモーリスさん」
そう言い2人は握手を交わす。
「ちょっと全体と中の造りを見ていいかな?」
「ええ、カシアンお願い」
「はいはい。どこを見ますか?」
カシアンが案内してモーリスは建物を見て回った。
しばらくしてモーリスは戻って来る。
「結構頑丈に出来てるから、ホールをぶち抜いて増築しても問題無さそうだよ。それで、どんな感じが望みかな?」
そう言ってモーリスはスケッチを見せた。
今まで手掛けたレストランや宿屋などのスケッチを見せる。
「うわぁ、こんなの素敵!あっ、これもいい!」
「好きに組み合わせられるから、目を通して。あ、紅茶とレモン下さい」
モーリスが笑いながら言う。
アルシャインはじーっとスケッチを何度も何度も見ながら、店を見回して確認する。
「これをあそこに置いて…あっちがキッチンでしょ…」
その様子を見て、モーリスがロレッソに言う。
「ここのマスターは空間を捉える力があるんだね。経営者は大抵アレとコレとソレを置いてくれって言うだけだもんな」
笑ってモーリスが言うとロレッソが頷く。
「そうだな、若いのにしっかりしたマスターだよ」
そう話し合う間に決まったらしい。
「キッチンはこのタイプであの裏庭の壁の方で、テーブルは…これ、作れるかな…こんなで、カウンターと燻製器とピザ釜がここ!それとね、このレジスター置きを穀物倉の前にしたいの!」
アルシャインが笑顔で話す。
「細かいね、うんいいと思うよ。レジスターは無さそうだけど…」
「大丈夫!リサイクル屋で見つけるわ!」
「ならいいね、外観だけど…レンガは何色にするんだい?ここは赤レンガのようだけど…ほらロレッソの出番だよ」
モーリスが言うと、クッキーを食べていたロレッソが驚きながら振り向いて慌てて食べて言う。
「ああ…日干しレンガと、火山灰を混ぜた黒レンガもある。赤と茶色と黒でいい感じになるが…」
「素敵!是非お願いします!…日にちはどのくらい掛かりますか?」
「まず、裏庭と正面を壊してから土台を建てて木で囲ってからレンガを積むから…人数にも寄るけど、一月半から2ヶ月かな。それ以外は使えるから家としては使える筈だよ」
モーリスが説明すると、アルシャインが唸る。
「んー…」
「何か不安な事でも?」
「玄関が無くなったら困るなーと思って…」
「それは壊したその日に枠組みを作るから何とかなると思うよ!」
「人数なら集めるから心配しなさんな!」
ロレッソも笑って言ってくれる。
「それで、あの……お値段はどのくらいになりますか?」
そう聞くと、モーリスがロレッソとエイデンとダンヒルを見る。
「…ここは孤児院宿だよね?」
そう聞くと、3人はコクリと頷いた。
「じゃあ知らないのか…孤児院宿の建築とかは、国から援助が出るんだよ。特に貴族達は出資してくれるから心配いらないよ。テーブルもイスもカウンターも皿やコップも無料だよ!」
「あの…テーブルとイスは、子供達も一緒に作らせて欲しいんです」
アルシャインが言うと、ダンヒルが頷く。
「特にリュカシオンはいい腕前になったから、教えながら作ってやるよ」
「ありがとうダンヒルさん!」
そこに子供達が帰ってきた。
「ただいま~!」
「お帰りなさい!増築が決まったわよ!!」
アルシャインが言うとみんなは驚いて集まる。
「どんな感じ?」とクリストフ。
「どうなるの?」とユスヘルディナ。
するとモーリスが説明をした。
「いつからやるの?」
アルベルティーナが聞くと、アルシャインはモーリスを見る。
「いつ頃なら出来ますか?」
「ん?すぐでもいいよ?そう聞いて来たんだけど…いつがいいか決めてくれれば始めるよ」
「それなら…明後日はどうかな?」
アルシャインはみんなに聞いた。
「そうだね、大事な物とかは上に運べばいいし…午後はみんなで家具とかを移動しようか」
ノアセルジオが言うと、みんなが頷く。
「ここのテーブルは使うの?」
リナメイシーが聞くとアルシャインは首を振る。
「新しいテーブルとイスを作ってもらうのよ。勿論、みんなでダンヒルさんに習いながら!どうかしら?」
「やりたい!すぐに!」とリュカシオン。
「俺もやる!」とルベルジュノー。
「あたしも!」とマリアンナ。
みんなが手を上げた。
「じゃあ明日はテーブルとイスの解体からだな!」
そうダンヒルが言うと、みんなが荷物を運ぶ用意に取り掛かった。
アルシャインは小さな黒板の看板に
〝改築の為しばらくお休みします〟
と書いて門の所に置く。
「じゃあ、張り切ってやるわよ!!」
「おーっ!」
みんなで手を上げて言い、まずは荷物を2階に運んだ。
「同時に壁の解体もするから、人数を集めてくるよ!」
そう言いモーリスがロレッソとエイデンと共に出る。
職業ギルドで増築を話し、人数を集めてもらう為だ。
アルシャインは庭の手入れをしてから、ルーベンスと共に水やりをする。
畑にはトマトやパプリカ、バジルやウリが成っている。
「これが収穫ね」
初の収穫の野菜をみんなに教えた。
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「売らないけど新しい料理も作りたいなー…」
そう呟きながらジャーキーとパプリカとトマトのパスタを作ってチーズを乗せてみんなに出す。
「パプリカ美味しいね」とティナジゼル。
「このチーズしっとりしてるな」とカシアン。
「チーズはモッツァレラよ~、レシピを教えてもらったの!」
アルシャインが言い食べる。
食べ終わる頃になって宿泊客が起きてくる。
お客さんが食べ終えてお土産を買って旅立つと掃除をする。
その間にアルシャインが仕込みをするので、ルーベンスとアルベルティーナとマリアンナとフィナアリスが手伝う。
「行ってきまーす」
そうする内に教会に行く時間となり、みんなは教会に行く。
フィナアリスだけが、もう大抵の事は知っていて大丈夫だと教会から言われたので残っていた。
そしていつもの常連さんがやってくる。
「おはよう!」
レンガ職人のロレッソと鍛冶屋のエイデンと家具屋のダンヒルがやってくる。
みんなコーヒーとそれぞれにハンバーガーを頼む。
アルシャインはソワソワしながら、3人が食べ終わるのを待つ。
料理を作りながら、頃合いを見てアルシャインが話し掛けた。
「あのね、ここを改築して広く使いたくて…キッチンとかもう少し使いやすくして、テーブル席を増やすにはどうしたらいいかしら?」
そう言うと、3人は店内を見回す。
「そうだな…穀物倉と一緒にして使ったらどうだ?」とエイデン。
「いやいや、穀物倉はそのままで裏庭と表に増築したらいいんじゃないか?」とロレッソ。
「そしたらキッチンを真ん中にして見えるようにするか、裏庭の方にキッチンを移すかだな!」とダンヒル。
ランチの混雑の中で料理をこなしながら、アルシャインが答える。
「裏庭の方にキッチンを移したらどんな形になるかしら?」
「待てよ…建築士が必要だな。よし、呼んできてやるよ!」
そう言いロレッソがコーヒーを飲み干して代金をフィナアリスに渡して出ていく。
ランチが落ち着いた頃にロレッソが知り合いの建築士のモーリスを連れてきた。
「やあこんにちわ、アルシャイン!噂は聞いてるよ」
「こんにちわモーリスさん」
そう言い2人は握手を交わす。
「ちょっと全体と中の造りを見ていいかな?」
「ええ、カシアンお願い」
「はいはい。どこを見ますか?」
カシアンが案内してモーリスは建物を見て回った。
しばらくしてモーリスは戻って来る。
「結構頑丈に出来てるから、ホールをぶち抜いて増築しても問題無さそうだよ。それで、どんな感じが望みかな?」
そう言ってモーリスはスケッチを見せた。
今まで手掛けたレストランや宿屋などのスケッチを見せる。
「うわぁ、こんなの素敵!あっ、これもいい!」
「好きに組み合わせられるから、目を通して。あ、紅茶とレモン下さい」
モーリスが笑いながら言う。
アルシャインはじーっとスケッチを何度も何度も見ながら、店を見回して確認する。
「これをあそこに置いて…あっちがキッチンでしょ…」
その様子を見て、モーリスがロレッソに言う。
「ここのマスターは空間を捉える力があるんだね。経営者は大抵アレとコレとソレを置いてくれって言うだけだもんな」
笑ってモーリスが言うとロレッソが頷く。
「そうだな、若いのにしっかりしたマスターだよ」
そう話し合う間に決まったらしい。
「キッチンはこのタイプであの裏庭の壁の方で、テーブルは…これ、作れるかな…こんなで、カウンターと燻製器とピザ釜がここ!それとね、このレジスター置きを穀物倉の前にしたいの!」
アルシャインが笑顔で話す。
「細かいね、うんいいと思うよ。レジスターは無さそうだけど…」
「大丈夫!リサイクル屋で見つけるわ!」
「ならいいね、外観だけど…レンガは何色にするんだい?ここは赤レンガのようだけど…ほらロレッソの出番だよ」
モーリスが言うと、クッキーを食べていたロレッソが驚きながら振り向いて慌てて食べて言う。
「ああ…日干しレンガと、火山灰を混ぜた黒レンガもある。赤と茶色と黒でいい感じになるが…」
「素敵!是非お願いします!…日にちはどのくらい掛かりますか?」
「まず、裏庭と正面を壊してから土台を建てて木で囲ってからレンガを積むから…人数にも寄るけど、一月半から2ヶ月かな。それ以外は使えるから家としては使える筈だよ」
モーリスが説明すると、アルシャインが唸る。
「んー…」
「何か不安な事でも?」
「玄関が無くなったら困るなーと思って…」
「それは壊したその日に枠組みを作るから何とかなると思うよ!」
「人数なら集めるから心配しなさんな!」
ロレッソも笑って言ってくれる。
「それで、あの……お値段はどのくらいになりますか?」
そう聞くと、モーリスがロレッソとエイデンとダンヒルを見る。
「…ここは孤児院宿だよね?」
そう聞くと、3人はコクリと頷いた。
「じゃあ知らないのか…孤児院宿の建築とかは、国から援助が出るんだよ。特に貴族達は出資してくれるから心配いらないよ。テーブルもイスもカウンターも皿やコップも無料だよ!」
「あの…テーブルとイスは、子供達も一緒に作らせて欲しいんです」
アルシャインが言うと、ダンヒルが頷く。
「特にリュカシオンはいい腕前になったから、教えながら作ってやるよ」
「ありがとうダンヒルさん!」
そこに子供達が帰ってきた。
「ただいま~!」
「お帰りなさい!増築が決まったわよ!!」
アルシャインが言うとみんなは驚いて集まる。
「どんな感じ?」とクリストフ。
「どうなるの?」とユスヘルディナ。
するとモーリスが説明をした。
「いつからやるの?」
アルベルティーナが聞くと、アルシャインはモーリスを見る。
「いつ頃なら出来ますか?」
「ん?すぐでもいいよ?そう聞いて来たんだけど…いつがいいか決めてくれれば始めるよ」
「それなら…明後日はどうかな?」
アルシャインはみんなに聞いた。
「そうだね、大事な物とかは上に運べばいいし…午後はみんなで家具とかを移動しようか」
ノアセルジオが言うと、みんなが頷く。
「ここのテーブルは使うの?」
リナメイシーが聞くとアルシャインは首を振る。
「新しいテーブルとイスを作ってもらうのよ。勿論、みんなでダンヒルさんに習いながら!どうかしら?」
「やりたい!すぐに!」とリュカシオン。
「俺もやる!」とルベルジュノー。
「あたしも!」とマリアンナ。
みんなが手を上げた。
「じゃあ明日はテーブルとイスの解体からだな!」
そうダンヒルが言うと、みんなが荷物を運ぶ用意に取り掛かった。
アルシャインは小さな黒板の看板に
〝改築の為しばらくお休みします〟
と書いて門の所に置く。
「じゃあ、張り切ってやるわよ!!」
「おーっ!」
みんなで手を上げて言い、まずは荷物を2階に運んだ。
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