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第一章 始まりの館
Chapter16 調査
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翌日は曇りだった。
朝早くにアルシャインは子供用のレインコートを作った。
マリアンナはお守り匂い袋を作る。
ミュージのミルクはルベルジュノーが搾り、ニワトリの卵はリナメイシーとアルベルティーナが取っていた。
「今日はラザニアを作ってみましょうか!」
そう言ってアルシャインは小麦粉と水を混ぜて、棒で伸ばして四角く切って茹でる。
ミートソースは、ニンジンや玉ねぎ、トマトをひき肉と共に炒めて塩コショウとスープとワイン、ローリエで味を整える。
ホワイトソースはミルクとバターと塩コショウと小麦粉で作る。
ミートソースとホワイトソースは作った事のある物だ。
四角い皿に小麦粉をまぶして、四角く切ったラザーニャを皿に置いてミートソース、ホワイトソース、チーズを乗せて…と数回繰り返してから最後にチーズを掛ける。
四角い皿は6つしかないので、長めの皿で代用した。
とりあえず10人分作って、5個ずつオーブンで焼いた。
皿はどれも耐熱だ。
20分程で取り出して、ディルを細かく切って乗せると、子供達がカウンターに集まっていた。
「美味しそう!」
「ラザニアよ、みんなで食べてみて美味しかったら…」
言いながらアルシャインが味見する。
「んー!これいいわ!出せるわね!ホワイトソースは多めがいいかな?」
「食べたい!」とティナジゼル。
「はいはい、熱いからノアセルジオとルベルジュノーが運んで。…カシアンはまだ部屋?」
アルシャインが残りの5個をオーブンに入れながら聞く。
両隣にアルベルティーナとマリアンナがやってきたので、一緒に深めの長い皿でラザニアを盛り付けていく。
「カシアンなら果樹園に行くって」とクリストフ。
「そう…ドライフルーツでパウンドケーキを作るのもいいわね」
ケーキの型が棚の奥にあったので、朝食後に作ろうと思う。
「おいし~!」とマリアンナ。
「いくらで出すの?」とルベルジュノー。
「そうね…3Gかしら」
「安っ…いい加減、値段を見直さないか?」
カシアンが言う。
「あら、お客さんが減ったら困るじゃないの」
「それにしても安いよ。街外れの店でもパイは10Gするぞ!」
「その分チップは2Gくらい貰うわよ」
「誰でもそうだって…」
カシアンが額に手を当てて言うと、その背をルベルジュノーがポンポンと叩く。
「しょうがないよ、カシアン。アイシャは世間知らずだ」
「なぁにその言い方!世間くらい知ってるわ!」
「じゃあ、アイシャは街でランチ!いい?」
そうルベルジュノーが言う。
「え、無理よ…だってお客さんが…」
「今からパイは作れば大丈夫だし、アンヌとティーナはスープもステーキもパスタも作れる!」
カシアンが言う。
「でも…」
「俺がおごるから。それならいいだろ」
そうカシアンが言い、みんなが頷く。
「美味しいもの食べてきて」とレオリアム。
「あたしとティーナとリーナで作れるわ!」とマリアンナ。
「アイシャママ、楽しんでね!」とアルベルティーナ。
「…他のお店の味を知るいい機会だよ」とノアセルジオ。
「………。分かったわよ…」
アルシャインは渋々答えて、パイ作りに取り掛かった。
幸い、朝食はステーキやソーセージだったのでマリアンナとアルベルティーナが作って出した。
その間にミートパイとアップルパイと、新しくベリーパイも作っておく。
「ベリーパイはいくら?」とレオリアム。
「2Gでいいわ」
アルシャインが答える。
そしてドライフルーツのパウンドケーキも切っておいた。
「これはパウンドケーキで2つで2Gね」
「一つ1Gか」カシアンが言う。
「え、ええそうね」
アルシャインが照れ笑いをしながら言った。
ティナジゼルとクリストフは旅人に聞いて回る。
「値段が上がったら泊まらない?」
ティナジゼルが聞くと旅人が笑って答える。
「いや、また泊まりたいよ」
「街の宿は何G?どんな家具がある?」
レオリアムが聞き込む。
どうやら街の宿代は20~40Gらしい。
家具はここと似た感じだが、歪んではいないと苦笑された。
ここの作りなら10Gでも泊まると言っていた。
「やっぱりベッドとか作り直さないとな」とルベルジュノー。
「どれも歪んでるもんね…」とマリアンナ。
「真っ直ぐきちんと作って、磨いてから置こう!」とノアセルジオ。
「紙ヤスリでトゲを取るといいって家具屋のダンヒルさんが言ってたよ」
そうアルベルティーナが言い、みんなで支度をした。
今日なら曇っているから廃材が出ているだろう。
ノアセルジオとルベルジュノーが廃材置き場を見に行き、クリストフとティナジゼルとレオリアムとリナメイシーが掃除をする。
マリアンナとアルベルティーナはアルシャインの手伝いとキャンディ作りだ。
しばらくすると、ロレッソが大量の耐火レンガを持ってきてキッチンの奥にかまどを作り始める。
そして昼近くに、エイデンがアイアンアーチを作って持ってきてくれた。
門に絡んだ蔦を取ってアイアンアーチを地面に刺して更に固定してから、エイデンはランチをしに中に入り、アルシャインは薔薇や蔦をアイアンアーチに掛けていく。
「あれ、今日はアイシャさんじゃないのかい?」
ロレッソが聞くとステーキを焼いているマリアンナが答える。
「アイシャママはちょーさに行くのよ!だから、あるものだけだからね!」
「そっか、じゃあラザニアも貰おうか」
「そうだ、ロレッソさんは値上げしたらもう食べない?」
アルベルティーナが聞くと、ロレッソは首を傾げる。
「どのくらいだい?」
「街よりはきっと安めになるわよ」
マリアンナが言うとエイデンが笑った。
「街と同じでも食うさ!ここの飯は美味いからな!」
「量も多いしな!」
ロレッソが言う。
アルシャインは苦笑しながらカバンを手にする。
「それじゃあ、みんな頼むわね」
「いってらっしゃ~い!」
みんなが答えた。
アルシャインはカシアンと街にお出掛けだ。
これがデートなら良かっただろうにとロレッソ達が思った。
その間にレオリアムが〝値上げします〟と書いた紙をドアに貼った。
朝早くにアルシャインは子供用のレインコートを作った。
マリアンナはお守り匂い袋を作る。
ミュージのミルクはルベルジュノーが搾り、ニワトリの卵はリナメイシーとアルベルティーナが取っていた。
「今日はラザニアを作ってみましょうか!」
そう言ってアルシャインは小麦粉と水を混ぜて、棒で伸ばして四角く切って茹でる。
ミートソースは、ニンジンや玉ねぎ、トマトをひき肉と共に炒めて塩コショウとスープとワイン、ローリエで味を整える。
ホワイトソースはミルクとバターと塩コショウと小麦粉で作る。
ミートソースとホワイトソースは作った事のある物だ。
四角い皿に小麦粉をまぶして、四角く切ったラザーニャを皿に置いてミートソース、ホワイトソース、チーズを乗せて…と数回繰り返してから最後にチーズを掛ける。
四角い皿は6つしかないので、長めの皿で代用した。
とりあえず10人分作って、5個ずつオーブンで焼いた。
皿はどれも耐熱だ。
20分程で取り出して、ディルを細かく切って乗せると、子供達がカウンターに集まっていた。
「美味しそう!」
「ラザニアよ、みんなで食べてみて美味しかったら…」
言いながらアルシャインが味見する。
「んー!これいいわ!出せるわね!ホワイトソースは多めがいいかな?」
「食べたい!」とティナジゼル。
「はいはい、熱いからノアセルジオとルベルジュノーが運んで。…カシアンはまだ部屋?」
アルシャインが残りの5個をオーブンに入れながら聞く。
両隣にアルベルティーナとマリアンナがやってきたので、一緒に深めの長い皿でラザニアを盛り付けていく。
「カシアンなら果樹園に行くって」とクリストフ。
「そう…ドライフルーツでパウンドケーキを作るのもいいわね」
ケーキの型が棚の奥にあったので、朝食後に作ろうと思う。
「おいし~!」とマリアンナ。
「いくらで出すの?」とルベルジュノー。
「そうね…3Gかしら」
「安っ…いい加減、値段を見直さないか?」
カシアンが言う。
「あら、お客さんが減ったら困るじゃないの」
「それにしても安いよ。街外れの店でもパイは10Gするぞ!」
「その分チップは2Gくらい貰うわよ」
「誰でもそうだって…」
カシアンが額に手を当てて言うと、その背をルベルジュノーがポンポンと叩く。
「しょうがないよ、カシアン。アイシャは世間知らずだ」
「なぁにその言い方!世間くらい知ってるわ!」
「じゃあ、アイシャは街でランチ!いい?」
そうルベルジュノーが言う。
「え、無理よ…だってお客さんが…」
「今からパイは作れば大丈夫だし、アンヌとティーナはスープもステーキもパスタも作れる!」
カシアンが言う。
「でも…」
「俺がおごるから。それならいいだろ」
そうカシアンが言い、みんなが頷く。
「美味しいもの食べてきて」とレオリアム。
「あたしとティーナとリーナで作れるわ!」とマリアンナ。
「アイシャママ、楽しんでね!」とアルベルティーナ。
「…他のお店の味を知るいい機会だよ」とノアセルジオ。
「………。分かったわよ…」
アルシャインは渋々答えて、パイ作りに取り掛かった。
幸い、朝食はステーキやソーセージだったのでマリアンナとアルベルティーナが作って出した。
その間にミートパイとアップルパイと、新しくベリーパイも作っておく。
「ベリーパイはいくら?」とレオリアム。
「2Gでいいわ」
アルシャインが答える。
そしてドライフルーツのパウンドケーキも切っておいた。
「これはパウンドケーキで2つで2Gね」
「一つ1Gか」カシアンが言う。
「え、ええそうね」
アルシャインが照れ笑いをしながら言った。
ティナジゼルとクリストフは旅人に聞いて回る。
「値段が上がったら泊まらない?」
ティナジゼルが聞くと旅人が笑って答える。
「いや、また泊まりたいよ」
「街の宿は何G?どんな家具がある?」
レオリアムが聞き込む。
どうやら街の宿代は20~40Gらしい。
家具はここと似た感じだが、歪んではいないと苦笑された。
ここの作りなら10Gでも泊まると言っていた。
「やっぱりベッドとか作り直さないとな」とルベルジュノー。
「どれも歪んでるもんね…」とマリアンナ。
「真っ直ぐきちんと作って、磨いてから置こう!」とノアセルジオ。
「紙ヤスリでトゲを取るといいって家具屋のダンヒルさんが言ってたよ」
そうアルベルティーナが言い、みんなで支度をした。
今日なら曇っているから廃材が出ているだろう。
ノアセルジオとルベルジュノーが廃材置き場を見に行き、クリストフとティナジゼルとレオリアムとリナメイシーが掃除をする。
マリアンナとアルベルティーナはアルシャインの手伝いとキャンディ作りだ。
しばらくすると、ロレッソが大量の耐火レンガを持ってきてキッチンの奥にかまどを作り始める。
そして昼近くに、エイデンがアイアンアーチを作って持ってきてくれた。
門に絡んだ蔦を取ってアイアンアーチを地面に刺して更に固定してから、エイデンはランチをしに中に入り、アルシャインは薔薇や蔦をアイアンアーチに掛けていく。
「あれ、今日はアイシャさんじゃないのかい?」
ロレッソが聞くとステーキを焼いているマリアンナが答える。
「アイシャママはちょーさに行くのよ!だから、あるものだけだからね!」
「そっか、じゃあラザニアも貰おうか」
「そうだ、ロレッソさんは値上げしたらもう食べない?」
アルベルティーナが聞くと、ロレッソは首を傾げる。
「どのくらいだい?」
「街よりはきっと安めになるわよ」
マリアンナが言うとエイデンが笑った。
「街と同じでも食うさ!ここの飯は美味いからな!」
「量も多いしな!」
ロレッソが言う。
アルシャインは苦笑しながらカバンを手にする。
「それじゃあ、みんな頼むわね」
「いってらっしゃ~い!」
みんなが答えた。
アルシャインはカシアンと街にお出掛けだ。
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