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七章 帰参

九.家(や)移り〔一〕

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 気だるい暑さが収まってきた九月。
 館も城も整ってきた。
山の麓には武家屋敷や公家や朝廷の使者をもてなす為の千畳敷のある〝天主てんしゅ〟。
豪華絢爛にこだわっているので、もう少し掛かりそうだ。

一方、山頂の館や四階建ての石垣の砦も天主てんしゅと呼ぶようにした。
そして、倍以上の大きさの町と城を〝岐阜〟と定める。
これは、何か良い名を考えている時に政秀寺せいしゅうじの和尚・沢彦宗恩たくげんそうおんに会いに行き、和尚が三つの名を提示。
 岐山きざん 岐陽きよう 岐阜ぎふ
この中から選んだのが岐阜だった。

 由来を聞くと、「周の文王、岐山より起り、天下を定む」という故事から取ったとの事。

明朝のしゅうの時代に、文王が西安近くの山、岐山きざんに都を造り拠点にして、いんを滅ぼした事から、天下を取れる名にと岐を取り入れ、岡という意味のさとを付けた物だ。

山頂の天主は信長と正室と側室、子供や侍女達の住まい。
その周りに家臣達の人質の屋敷。
(戦国時代では、家臣から嫡男を人質として取り裏切らないようにするのが通例だった)

側には長良川が流れ、物資を運ぶのに適している。
井戸は掘っても水が出なかったので、雨水を貯めて使用した。

そんな中で、翔隆はまた普請から連れ戻されて山麓さんろくの天主に居た。
「何故もっとじっとしてられんのだ」
説教をされていると、周りの小姓達がくすくすと笑う。
「…でもお屋形様、私はもう三十…」
「小姓から始めろと言ったであろうが!」
「………」
翔隆は何も言えず、俯いている。
小姓の次に行くには、何か功績を上げるしかないが何もない。
「…では、お市を送ってこい」
「は?」
「近江の浅井と同盟を結ぶ事とした。故にお市をやるのだ。今、尾張からここに来ている」
そう信長が言うと、翔隆は目を見開いて驚く。
「浅井……新九郎様ですか」
「…もしや何か」
「何もありませぬ。ただ話をしただけです。もしや同盟の話が出るかと思いまして…当たりましたね」
翔隆は微笑して言う。
「…どんな男であった」
「肝の座った方です。何でもすぐにやっていくような…お屋形様に似てますね」
笑って言うと、後ろから声がする。
「まあ、それは良かったですね」
振り向くと、帰蝶(三十三歳)と市姫(二十二歳)が立っていた。
暫く振りに見る市姫は、格段に美しく成長していた。
「…お市様、お久し振りでございます」
「ええ…逞しゅうなられましたね、翔隆」
「ーーーありがとう存じまする」
そう言い頭を下げると、市姫は帰蝶と共に翔隆の横に座る。
「輿入れの護衛は翔隆ですか?」
市姫が何処か嬉しげに信長に聞く。
「ああ。幼い折の恋慕にけじめを付けておけ」
そう言われ、市姫はドキッとする。
「兄上さま…お戯れを」
そう言い市姫は袖で口元を隠す。
そんな市姫を見て苦笑し、信長は続けて言う。
「三日後に、輿を出そう。翔隆」
「はっ」
「尾張に戻り、お前の家臣や子を連れて来い。この岐阜にも、屋敷は用意させてある。三日後の輿の護衛、しかと成して参れ」
「え?! あ、はい!」
答えて翔隆は平伏し、すぐに尾張へと向かう。



 尾張に向かいながら、翔隆は混乱していた。
〈全員連れていくのか…? 拓須は来ないだろうな…焔羅の事を、どう伝えたら…〉
考えている内に清洲の屋敷の前だ…。
心臓の音がバクバクと煩い。
嬉しいが緊張する…。
翔隆は大きく深呼吸をしてから玄関に入った。
「只今、戻っ…ーーー」
言い掛けると、凄い勢いで矢苑しおん佐馬亮さまのすけ忠長(十七歳)と明智四郎衛門しろうえもん光征みつまさ(二十二歳)、忌那いみな蒼司そうし(二十六歳)、かのう龍之介たつのすけ(八歳)や錐巴きりは(十二歳)、が競いながら走ってくるのが見えた。
思わずじりっと一歩後退ると、それらを追い越して、睦月(三十七歳)が一足飛びに跳んできて翔隆に抱き着いた。
「翔隆ーーー!!」
ドサーッとそのまま後ろに倒れながら、翔隆は睦月を抱き止めた。
「睦月…」
「四年も掛かるなんて聞いていない! 何故一度も戻って来ない?! そんなに旅が良かったのか!?」
翔隆に抱き着いて泣きながら睦月が叫ぶ。
翔隆は驚きながらも睦月の背を軽く叩く。
「睦月…睦月、落ち着いて」
「落ち着けるか! 一月ひとつきも前に再仕官したくせに!」
「……ごめん」
とにかく睦月をなだめながら、翔隆は苦笑して玄関で勢揃いしている家臣達を見る。
 皆、涙ぐんだり泣いたりしてこちらを見ている。
「…睦月、ほら中に入ろう? …美濃から走ってきたから喉が乾いたよ」
そう言えば起き上がってくれるだろうと思って言うと、睦月は鼻水を啜って涙を拭いながら立ち上がる。
「…水を…いや、焙じ茶があるから……」
言いながら睦月は愛弟子の光征を見る。
光征は頷いて皆を広間へと押しやる。
「ここに居ては翔隆様が入れない。中に入るぞ」
「お前が言うなよ! 今お茶注いできます!」
忠長が言い土間に行く。
翔隆は睦月と共に中に入り、皆と共に広間へと歩く。
広間に座ると一堂が正面に座る。
疾風(二十九歳)、睦月、忌那蒼司、明智 九郎左衛門 光征、矢苑しおん 佐馬亮さまのすけ 忠長、矢月やづき 一成いっせい錐巴きりは樟美くすみ(十歳)、浅葱あさぎ(八歳)…。
皆が揃って一礼した。
「お帰りなさいませ」
声を揃えて言う。
翔隆はじんと胸が熱くなるのを感じて目を潤ませ、茶を飲んで誤魔化す。
「…ん、皆には苦労を掛けた……だが、休んでいられんのだ。すぐに美濃へ行かねば…荷は後で良いので…あれ?」
言い掛けて、箪笥たんす長持ながもちなどが無い事に気付く。
すると疾風が答えた。
「もう荷は美濃へ送ってあります。一昨日、報せが来てすぐに運びました」
「そうか…」
答えて隣りの間を見る。
隣りの広間では女衆と幼い童が居た。
光征の妻の葵(二十二歳)、蒼司の妻の弓香(二十四歳)、見知らぬ女性。
そして忌那蒼司と弓香の長女で双子の姉の桂(五歳)、長男で双子の弟のえんじゅ(五歳)、次女のもみじ(三歳)、生まれたばかりの次男のかなめ(一歳)。
明智光征と葵の長男の桜巳おうみ(五歳)、次男の龍巳たつみ(四歳)、長女のあかね(三歳)、次女のむぐら(二歳)。

椎名しいな 雪孝ゆきたかの忘れ形見の長女の細雪ささゆき(三歳)、次女の孝世たかよ(二歳)。
そして義成と今は亡き鹿奈かなの忘れ形見の時乃宮ときのみや(六歳)…。
〈留守の間に、賑やかになったな…〉
それは微笑ましい。
だが、あの知らない女性は誰だろうかと考える。
どこかで会った事がある気がするのだが…そう考えて、ああと声を上げる。
遠江とおとうみに居たお春さん…!?」
「…お久し振りでございます」
春(二十一歳)は、恥ずかしげに頭を下げる。
「え、何でここに…」
「兄者を頼ってきたそうですよ」
ニヤニヤしながら疾風が言う。
後妻になると思っているのだ。
「頼って…って………」
「そんな事より、引っ越すのはいつですか?」
忠長の言葉に翔隆はハッとして立ち上がる。
「いかん、こんな場合ではないのだ! すぐに出立するぞ! 三日後には市姫様の輿入れの護衛の任があるのだ!」
「ええ?!」
皆は驚いて立ち上がり、バタバタと用意に走る。
「せめて昨日に来て下されば…」
蒼司が言うと、翔隆は苦笑して謝る。
「済まないが、頼むぞ」
そう言うと、皆が返事をして風呂敷を取り出した。
その中で、翔隆は奥の間に向かう。
奥が、義成と拓須と睦月の部屋だからだ。
「拓須、いいかな?」
そう声を掛けてふすまを開けると、ムスッとした表情の拓須が文机ふづくえに向かって座り、本を読んでいた。
翔隆はそのまま側に座る。
…恨み言の一つでも言おうかと思った。
義成を連れてきた事も、嫡男と知っていて教えもしなかった事も。
…いつも平然と敵に回って…。
しかし、いつも戻ってくるのは睦月の為であり…睦月は翔隆じぶんの為にここにいるのだ。
翔隆は苦笑して話し掛ける。
「美濃に行くのだが…睦月も来るようなので、拓須も来るだろう?」
「…ああ」
「荷物などあったら纏めておいてくれ」
そう言うと、拓須はクッと喉を鳴らして笑う。
「…焔羅ほむらの事は、言わんのか」
「…どう言えばいいか分からなくて…」
笑って誤魔化すと拓須がこちらを向いて真顔で言う。
「…言わねば、この先苦しむのはお前だ。ありのままを言えばいい。〝拓須が敵の嫡男を連れてきて、それと知らずに互いに育ったのだ〟と」
「拓須…」
「…焔羅は、おのれが一族であると知らされずに隠されて育てられたのだ。お前のように。…狭霧の、しかも嫡子であると知らされたのは春日山でお前に会う数ヶ月前だ」
「ーーー何故?」
「色々と、な。そう…色々と…ややこしい事情は、いつか自分でればいい」
「ーーー」
そう言うと拓須は背を向けて支度をし始めた。
翔隆は呆然と拓須を見つめる。
色々な事情で、義成は自分が狭霧の嫡子と知らずに育って、そして翔隆と過ごした…。
そんな馬鹿な話…そう思うが、事実自分も嫡子と知らずに育っているし、拓須は嘘を言わない。
それに、初めて気遣うような言葉を言われて、驚いて何も言えなかったのだ。
真っ白な思考のまま、翔隆は喋る。
「え…と、とりあえずありがとう」
「何だその礼は」
「…今、義成…焔羅についての過去を教えてくれたから。うん、美濃に着いたら話すよ」
微笑んでそう言い、翔隆も荷造りをしに行った。
それをちらりと見て、拓須は溜め息を吐く。
〈…あんな事を言うなどと〉
自分が信じられない。
翔隆が焔羅に殺された方がいいのに、何故あんな話をしたのだろうか…。
 …翔隆を憎む一方で、〝愛弟子〟だと認識している自分がいる…。
拓須は己に苦笑して、風呂敷を広げた。

 全員が風呂敷包みを背にして、赤子や幼子は荷車に乗せて運んだ。
道中、翔隆は家臣達からこれまでの大まかな事の報告を聞く。
 織田や他家の事、一族の事。
翔隆は微笑んでそれらを聞く。

…大人になった、頼り甲斐がある…そんな姿なのだが、睦月には感情を押し殺しているように見えた。
〈…恐らく、義成の事…〉
睦月は少し熱が出てきたので、別の荷車に乗って、それを拓須が引いていた。
〈焔羅の事は誰も知らない〉
いや、恐らく矢月一成は知っている。
しかし義成を〝師〟と崇めていたからこそ言えないのだ。
睦月は罪悪感で俯く。
…義成が狭霧の嫡子である事は拓須から聞いて知っていたのだ。
幼い頃に修行をする義王丸ぎおうまるを見掛けて、拓須から聞いた。

 「あれは狭霧の嫡子だが、今明かすのは良くない。放っておいて問題はない」とーーー。

〈問題があるじゃないか、拓須の嘘付き…〉
翔隆は義成を慕っている…それ故に苦しんでいる。
こんな事なら、幼い頃に言ってしまえば良かった。
…嫡子だと知っていた事すら今まですっかり忘れて過ごしていた自分も悪いのだが…。
睦月がふてくされて横たわっていると、翔隆が横に来る。
「睦月、大丈夫か? 寒いからこれを掛けて」
そう言い、緑の掻巻をきちんと掛けてやる。
この掻巻は、翔隆が昔 褒美として貰った綿で作ってあげた物だ。
睦月がよく緑色を好んで着ていたので、絞り染めの着物で作って贈った品…。
全然使ってくれないから取り出してきたのだ。
「…折角、綺麗に取っておいたのに…」
「折角作ったのに使ってくれなきゃ悲しいだろ? 睦月が私にくれた掻巻だって、ちゃんと使うから」
「…寝場所も無いくせに」
ボソリと睦月が言うので、翔隆が驚いて止まる。
すると置いていかれたので、また歩きながら喋る。
「なんで知って…」
「何も知らないとでも思ったのか? お前の事は光征に探らせて知っている」
「ええ!? いつの間に…私の家臣なのに…」
私の・・愛弟子だ。…気配なども分からなかっただろう?」
そう言い睦月はくすくすと笑う。
確かに気付かなかったので、翔隆は苦虫を噛み潰したような顔をした。
「…あれは…その、色々とあって…」
「何が色々だ。何の事は無い。織田上総介が消えて失くなれば解決する事だ」
「睦月…」
誰か・・に頼んでも、何故かってくれなくてな…」
睦月はちらりと拓須を見て言う。
「やらなくていいから。…それは、皆に教えた?」
「…いや。あるじの寝床が無いなどと知りたくあるまい。威厳もなくなる…光征は口が固いから案ずるな」
「…ありがとう。これ飲んでて」
翔隆は水の入った竹筒を置いて、子供達の様子を見に行った。
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