41 / 66
本編
王女様の逆襲!…のはずが(5)
しおりを挟む
私はポカンと口を開けた。
だってそんなアボカドバナナ!!
ここはアメコミの世界ではないはずだ。地球と同じく重力が立派にあるので、自力で飛べる生き物は鳥や虫だけのはず。スーパー○ンではあるまいし、どうしてアトス様が空にいるわけ!?
忍者二人も同じ感想だったらしく、真っ青になってぎゃあぎゃあ喚いている。
「お、おい、あれって魔術師だろ。魔術師って飛べるものなのか!?」
「ヴァルトだってさすがに飛ぶのは無理だって言ってたぞ。だから、こんなもん作るしかなかったわけで……」
「って、ヴァルトも無理って……あいつ、バケモンか!?」
一体どうやってとまっしぐらに飛んでくるアトス様を見つめる。すると、その体の下に風が渦巻いているのが見えた。
魔力で発生させた竜巻で体を上昇させ、足元からは強風を発射して前に進んでいるみたいだ。なるほど、ジェット機と似たような理屈か。
うんうん、まあ、できないことはないよね……って、できてたまるか!! 一体どれだけの魔力と技術が必要なの!?
アトス様が追ってくるのにカイが焦る。
「おい、もっと早く飛べないのか!?」
「これ以上は無理だ!!」
ハングライダーとアトス様はそれから三、四時間ほど飛び続けたものの、なかなか距離は縮まらない。その間に見下ろす景色に変化が出て来た。
カレリアはほとんどが平地で、川や湖、緑の多い自然豊かな国だ。ところが、だんだん山が増えてきて、冬でもないのにうっすら雪が積もっている。このハングライダーは魔術がかけられているのか、呼吸もできるし冷えもしないけど、山頂は相当寒いだろう。
まさか、もう国境線を超えて、リンナに入っているのだろうか!?
場所に驚いたこともあったし、いくら爪を引っ掛けていたとは言え、マリカ様に何時間もぶら下がり続けた疲れもあっただろう。更に、マリカ様が大きなくしゃみをしたことで、その足から呆気なく落ちてしまったのだ……!
「ぶぇ、ぶぇ、ぶぇ……ぶぇぇえっくしょい!」
マリカ様、顔に似合わずおっさんみたいなくしゃみ……などと感心した時にはもう遅かった。
「ニャ?」
ポロリと空に放り出されて呆気に取られる。後ろを飛んでいたアトス様も「あ」、と口を開けているのが見えた。そして、次の瞬間、私は悲鳴を上げつつ真っ逆さまに落下した。
「ニャァァァアアアァァァオオオォォォウ!!」
「あ、アイラーッ!!」
落ちる、落ちる、落ちるぅぅぅううう!! そうだ猫かきで泳ぐんだ!! スカイダイビングの要領だ!! 猫だってやればできるはず……って、やっぱりなんの成果も得られませんでしたぁぁぁあああ!!
落ちるスピードが早すぎて、脳内で走馬燈を回すヒマも、辞世の句を詠む余裕もない。
地上があっという間に近づいて、すわ猫のミンチなるかと思ったところで、首筋をひょいと何者かに摘まれた。
まさか、アトス様かと期待して振り返ってぎょっとする。なんと、広げた翼が四メートルはあろうかと言う、鋭い目をした猛禽類だったからだ!
ワシかタカかトンビかはこの際問題ではない。まさか、私が捕まえられた理由って……。
猛禽類は不吉な予感にガクブルする私をくわえ、やがて森の中にある大きな巣に降り立った。
ハイ、正解! ひとし君人形を三個差し上げます……って、やっぱりヒナのエサ枠だったぁぁぁあああ!!
親鳥が大きいからかヒナも中型犬くらいはある。うち一匹の口の中に放り込まれた私は、前足でクチバシを押し広げて抵抗した。
アトス様と結婚式を挙げるまでは死ぬもんかぁぁぁあああ!!
私はヒナの舌をクッションにしてジャンプすると、巣から飛び出し木の上から転がり落ちた。
とにかく逃げて、逃げて、逃げまくる。そうこうするうちに森を抜け、道を見つけて歩いてゆくと、かなり大きな街に辿り着いた。
さすがに人には食べられないだろうと、広場の噴水の前にへたりこむ。
街にはモスグリーンの屋根の、石造りの建物が並んでいた。道にいくつも溝があるのは、雪解け水を流すためだ。これはリンナに特有だと聞いたことがある。やっぱりここはリンナだった。
豊かな街らしくて道行く人々の身なりがいい。広場にある食べ物の屋台も活気があった。チーズの溶ける香りにお腹が鳴る。ずっと何も食べていなかったので、エネルギー切れになったみたいだ。
とはいえ、リンナのお金なんて持っていない。だからと言って、お魚くわえたドラ猫のように、泥棒猫になるのも気が引けた。
そこで、ここは一つ猫族であることを活かそうと、「私、可愛いでしょ?」作戦を決行したのである。食べ物を持った優しそうなお姉さんや、立ち食いをしている子どもに、「ちょうだいちょうだい」を披露するのだ!
後ろ足でひょいと立ち上がり、前足を合わせて上下に振っておねだりすると、ほとんどの人間は私に落ちた。
「やーん、何この子、かっわいい! ソーセージ焼いたの食べる?」
「僕もパン上げる! レバーペースト塗ってあって美味しいよ!」
こうして私はお腹一杯に食べられただけでなはなく、明日、明後日の食糧をも手に入れたのだ!
やっぱり可愛いは正義であり武器だわ。
私が貢がれた食べ物を前にうんうんと頷いていると、背後からお姉さんでも子どもでもない気配がした。
何気なく振り返ってビクリとする。四十代半ばくらいの背の高いおっさんが、満面の笑みで私を見下ろしていたからだ。
肩まで伸ばして後ろで束ねた黒髪には、ところどころに白髪が混じっている。落ち着きのある黒曜石色の瞳の、なかなかのイケオジだった。頬のシワも渋さに磨きをかけている。高価そうなビロードの黒いコートを着ていて、結構な構なお金持ちみたいだ。
近くにしゃがみ込んだおっさんを見て、私は見覚えがある気がして首を傾げた。
身近な誰かに似ていないかしら?
ところが、答えを出す前に、疑問自体が頭から吹っ飛んでしまった。なぜなら、おっさんは目からハートマークを飛ばす勢いで、手と頬を石畳に擦り付け、猫なで声を出したからだ。
イケオジな見た目とシブい雰囲気に、似合わなすぎる言動だった。衝撃で頭が真っ白になってその場にかたまる。
「んもう、可愛い猫ちゃんでちゅね~! マスの燻製丸ごとあげちゃうから、もう一回ちょうだいちょうだいしてくれまちぇんかあ?」
※ちょうだいちょうだいについては、「猫」「ちょうだいちょうだい」で動画を検索してください
だってそんなアボカドバナナ!!
ここはアメコミの世界ではないはずだ。地球と同じく重力が立派にあるので、自力で飛べる生き物は鳥や虫だけのはず。スーパー○ンではあるまいし、どうしてアトス様が空にいるわけ!?
忍者二人も同じ感想だったらしく、真っ青になってぎゃあぎゃあ喚いている。
「お、おい、あれって魔術師だろ。魔術師って飛べるものなのか!?」
「ヴァルトだってさすがに飛ぶのは無理だって言ってたぞ。だから、こんなもん作るしかなかったわけで……」
「って、ヴァルトも無理って……あいつ、バケモンか!?」
一体どうやってとまっしぐらに飛んでくるアトス様を見つめる。すると、その体の下に風が渦巻いているのが見えた。
魔力で発生させた竜巻で体を上昇させ、足元からは強風を発射して前に進んでいるみたいだ。なるほど、ジェット機と似たような理屈か。
うんうん、まあ、できないことはないよね……って、できてたまるか!! 一体どれだけの魔力と技術が必要なの!?
アトス様が追ってくるのにカイが焦る。
「おい、もっと早く飛べないのか!?」
「これ以上は無理だ!!」
ハングライダーとアトス様はそれから三、四時間ほど飛び続けたものの、なかなか距離は縮まらない。その間に見下ろす景色に変化が出て来た。
カレリアはほとんどが平地で、川や湖、緑の多い自然豊かな国だ。ところが、だんだん山が増えてきて、冬でもないのにうっすら雪が積もっている。このハングライダーは魔術がかけられているのか、呼吸もできるし冷えもしないけど、山頂は相当寒いだろう。
まさか、もう国境線を超えて、リンナに入っているのだろうか!?
場所に驚いたこともあったし、いくら爪を引っ掛けていたとは言え、マリカ様に何時間もぶら下がり続けた疲れもあっただろう。更に、マリカ様が大きなくしゃみをしたことで、その足から呆気なく落ちてしまったのだ……!
「ぶぇ、ぶぇ、ぶぇ……ぶぇぇえっくしょい!」
マリカ様、顔に似合わずおっさんみたいなくしゃみ……などと感心した時にはもう遅かった。
「ニャ?」
ポロリと空に放り出されて呆気に取られる。後ろを飛んでいたアトス様も「あ」、と口を開けているのが見えた。そして、次の瞬間、私は悲鳴を上げつつ真っ逆さまに落下した。
「ニャァァァアアアァァァオオオォォォウ!!」
「あ、アイラーッ!!」
落ちる、落ちる、落ちるぅぅぅううう!! そうだ猫かきで泳ぐんだ!! スカイダイビングの要領だ!! 猫だってやればできるはず……って、やっぱりなんの成果も得られませんでしたぁぁぁあああ!!
落ちるスピードが早すぎて、脳内で走馬燈を回すヒマも、辞世の句を詠む余裕もない。
地上があっという間に近づいて、すわ猫のミンチなるかと思ったところで、首筋をひょいと何者かに摘まれた。
まさか、アトス様かと期待して振り返ってぎょっとする。なんと、広げた翼が四メートルはあろうかと言う、鋭い目をした猛禽類だったからだ!
ワシかタカかトンビかはこの際問題ではない。まさか、私が捕まえられた理由って……。
猛禽類は不吉な予感にガクブルする私をくわえ、やがて森の中にある大きな巣に降り立った。
ハイ、正解! ひとし君人形を三個差し上げます……って、やっぱりヒナのエサ枠だったぁぁぁあああ!!
親鳥が大きいからかヒナも中型犬くらいはある。うち一匹の口の中に放り込まれた私は、前足でクチバシを押し広げて抵抗した。
アトス様と結婚式を挙げるまでは死ぬもんかぁぁぁあああ!!
私はヒナの舌をクッションにしてジャンプすると、巣から飛び出し木の上から転がり落ちた。
とにかく逃げて、逃げて、逃げまくる。そうこうするうちに森を抜け、道を見つけて歩いてゆくと、かなり大きな街に辿り着いた。
さすがに人には食べられないだろうと、広場の噴水の前にへたりこむ。
街にはモスグリーンの屋根の、石造りの建物が並んでいた。道にいくつも溝があるのは、雪解け水を流すためだ。これはリンナに特有だと聞いたことがある。やっぱりここはリンナだった。
豊かな街らしくて道行く人々の身なりがいい。広場にある食べ物の屋台も活気があった。チーズの溶ける香りにお腹が鳴る。ずっと何も食べていなかったので、エネルギー切れになったみたいだ。
とはいえ、リンナのお金なんて持っていない。だからと言って、お魚くわえたドラ猫のように、泥棒猫になるのも気が引けた。
そこで、ここは一つ猫族であることを活かそうと、「私、可愛いでしょ?」作戦を決行したのである。食べ物を持った優しそうなお姉さんや、立ち食いをしている子どもに、「ちょうだいちょうだい」を披露するのだ!
後ろ足でひょいと立ち上がり、前足を合わせて上下に振っておねだりすると、ほとんどの人間は私に落ちた。
「やーん、何この子、かっわいい! ソーセージ焼いたの食べる?」
「僕もパン上げる! レバーペースト塗ってあって美味しいよ!」
こうして私はお腹一杯に食べられただけでなはなく、明日、明後日の食糧をも手に入れたのだ!
やっぱり可愛いは正義であり武器だわ。
私が貢がれた食べ物を前にうんうんと頷いていると、背後からお姉さんでも子どもでもない気配がした。
何気なく振り返ってビクリとする。四十代半ばくらいの背の高いおっさんが、満面の笑みで私を見下ろしていたからだ。
肩まで伸ばして後ろで束ねた黒髪には、ところどころに白髪が混じっている。落ち着きのある黒曜石色の瞳の、なかなかのイケオジだった。頬のシワも渋さに磨きをかけている。高価そうなビロードの黒いコートを着ていて、結構な構なお金持ちみたいだ。
近くにしゃがみ込んだおっさんを見て、私は見覚えがある気がして首を傾げた。
身近な誰かに似ていないかしら?
ところが、答えを出す前に、疑問自体が頭から吹っ飛んでしまった。なぜなら、おっさんは目からハートマークを飛ばす勢いで、手と頬を石畳に擦り付け、猫なで声を出したからだ。
イケオジな見た目とシブい雰囲気に、似合わなすぎる言動だった。衝撃で頭が真っ白になってその場にかたまる。
「んもう、可愛い猫ちゃんでちゅね~! マスの燻製丸ごとあげちゃうから、もう一回ちょうだいちょうだいしてくれまちぇんかあ?」
※ちょうだいちょうだいについては、「猫」「ちょうだいちょうだい」で動画を検索してください
1
お気に入りに追加
1,889
あなたにおすすめの小説
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~
月
恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん)
は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。
しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!?
(もしかして、私、転生してる!!?)
そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!!
そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
泡風呂を楽しんでいただけなのに、空中から落ちてきた異世界騎士が「離れられないし目も瞑りたくない」とガン見してきた時の私の対応。
待鳥園子
恋愛
半年に一度仕事を頑張ったご褒美に一人で高級ラグジョアリーホテルの泡風呂を楽しんでたら、いきなり異世界騎士が落ちてきてあれこれ言い訳しつつ泡に隠れた体をジロジロ見てくる話。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
クラスでカースト最上位のお嬢様が突然僕の妹になってお兄様と呼ばれた。
新名天生
恋愛
クラスカースト最下位、存在自体録に認識されていない少年真、彼はクラス最上位、学園のアイドル、薬師丸 泉に恋をする。
身分の差、その恋を胸に秘め高校生活を過ごしていた真。
ある日真は父の再婚話しを聞かされる、物心付く前に母が死んで十年あまり、その間父一人で育てられた真は父の再婚を喜んだ。
そして初めて会う新しく出来る家族、そこに現れたのは……
兄が欲しくて欲しくて堪らなかった超ブラコンの義妹、好きで好きで堪らないクラスメイトが義理の妹になってしまった兄の物語
『妹に突然告白されたんだが妹と付き合ってどうするんだ』等、妹物しか書けない自称妹作家(笑)がまた性懲りも無く新作出しました。
『クラスでカースト最上位のお嬢様が突然僕の妹になってお兄様と呼ばれた』
二人は本当の兄妹に家族になるのか、それとも……
(なろう、カクヨムで連載中)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
転生したらただの女子生徒Aでしたが、何故か攻略対象の王子様から溺愛されています
平山和人
恋愛
平凡なOLの私はある日、事故にあって死んでしまいました。目が覚めるとそこは知らない天井、どうやら私は転生したみたいです。
生前そういう小説を読みまくっていたので、悪役令嬢に転生したと思いましたが、実際はストーリーに関わらないただの女子生徒Aでした。
絶望した私は地味に生きることを決意しましたが、なぜか攻略対象の王子様や悪役令嬢、更にヒロインにまで溺愛される羽目に。
しかも、私が聖女であることも判明し、国を揺るがす一大事に。果たして、私はモブらしく地味に生きていけるのでしょうか!?
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
洞窟ダンジョン体験ツアー案内人役のイケメン冒険者に、ラッキースケベを連発してしまった私が患う恋の病。
待鳥園子
恋愛
人気のダンジョン冒険ツアーに参加してきたけど、案内人のイケメン冒険者にラッキースケベを連発してしまった。けど、もう一度彼に会いたいと冒険者ギルド前で待ち伏せしたら、思いもよらぬことになった話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる