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月は人を狂わせる(2)
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「……はい?」
人生で二度目の青天の霹靂は、やはり脳内でうまく処理できなかった。
数秒後、ようやく何を言われたのかを悟って口を押さえる。
「あっ、すいません。いまのはいはイエスのはいではなくて……」
(えっ、どうして先生が私にプロポーズ!? 私、もうすぐ結婚するってちゃんと言ったのに)
心の声がそのまま顔に出ていたのか、冬馬は、
「もちろん、真琴さんがもうじき結婚されるとは存じております。……ですが、どうにも諦めがたい」
、と琥珀色を帯びた瞳を昏く輝かせた。
一目惚れだったのだとぽつりと呟く。
「あなたに初めて会った瞬間、雷に打たれたのかと思いました。こんな恋にはもう二度と落ちないでしょう。お話して人柄にますます惹かれた」
「……」
待ち合わせ場所で思いがけずに愛の告白をされ、一瞬混乱したものの、これまでの人生経験から、店員を気にしつつもなんとか遠回しの断り文句を捻り出した。
「私にはもったいないお話だとは思うんですが、その、先生にはきっともっといい方が……」
冬馬であればもっと若い女も、美しい女も、賢い女もよりどりみどりだろう。なぜ、よりによって学歴も職歴もぱっとしない、凡人にプロポーズするのかが理解できなかった。もっとも、それは薫にも言えることなのだが――
ところが、冬馬は引かない。それどころか、テーブルの上の真琴の手にみずからのそれを重ねた。
「せっ、先生……」
「私は真琴さんがいいと言っている。結婚したいと思った女性はあなただけです」
低く艶のある声に嘘はなく、手を握る力も強い。どちらも本気なのだと思い知らせてくる。
(どうしよう……)
この場できっぱり断るのは躊躇われた。気まずくなりもう二度と会ってくれず、高柳家の事情も聞き出せなくなる可能性があるからだ。
真琴の態度を前向きに捉えたのだろうか。冬馬は唇の端に笑みを浮かべた。
「そうして悩まれているということは、少しは可能性があると言うことでしょうか」
「それは……」
「もし、プロポーズを承諾いただけるのなら、お相手の方への慰謝料は全額負担しますし、真琴さんには一生生活に不自由させません。私の妻にはなってもらいますが、高柳家の嫁として家に尽くせとも言わない。あなたがお嫌なら子どもも望みません。あの屋敷には私一人しかいませんから、今更家名も何もあったものではない。身一つで嫁いでいらしてくだされば結構です」
そういう問題ではなかった。薫との生活で節約には慣れ切っているし、贅沢に興味があるわけでもない。何より、卒業式以降の経緯からして、薫以外の男性との結婚など考えられなかった。
これ以上困らせても仕方がないと思ったのだろうか。冬馬は真琴の手を解放し、「一週間待ちます」と告げた。
「それまでにもう一度答えをください」
その日の夕方、二人でワインとパエリアを取ったあと、真琴は薫に命じられて浴室で体を重ねた。
「んっ……あっ……あっ……」
細腰をぐっと鷲掴みにされ、立ったまま背後から貫かれる。快感に耐えるために背を屈め、目の前の鏡に両手をつくと、薫の動きに合わせて淫らに揺れる乳房が映っていた。口が半開きになったあられもない自分の顔も。
「……っ」
恥ずかしくて瞼を閉じて唇を噛み締める。
髪も、体も、その奥も、何もかもが濡れている。
薫の分身が激しく出入りする音が、浴室の音響効果で耳にまで届き、羞恥心が体の熱を更に高めていった。
蜜口がマグマとなったようにドロドロと熱くぬかるんでいる。そこから背筋にかけて何度も電流にも似た何かが駆け抜け、悲鳴に近い喘ぎ声を上げてしまった。
「か、おる、私、もう、ダメ……。もう、止め……」
「まだ声が出るだろう?」
ぐっと腰を押し付けられ最奥まで征服される。肉の固まりが子壺の入り口に密着し侵入し、容赦なく男の欲望を解き放ったのを感じて体がぶるりと震えた。
「……っ」
喉の奥から吐き出される荒く白い息は、もう浴槽から立ち上る湯気との区別がつかない。その後薫が無言で猛りを引き抜くと、密口から交わりの証がとろりと漏れ、白く柔らかな腿から膝を伝って筋を描いた。
「……真琴、顔見せて」
薫は息も絶え絶えの真琴を抱き起こすと、腕の中でその体を反転させ、背と腰に手を回してくずおれそうな体を支えた。愛おしそうに額に、目元に、頬に口付け、最後にわずかに開いて舌が見え隠れする唇を塞ぐ。
「……ん」
力のない舌を搦め捕られ、言葉も吐息も身も心も、すべてを圧倒的に、強引に奪われる官能にまた喘ぐ。裸の体を力を込めて同じ裸体に抱き締められると、薫の熱を持った肌や硬い筋肉を直に感じた。
「好きだ」
繰り返される情熱的な行為を裏打ちする、重い愛情と深い慈しみに満ち溢れた囁きが、途切れ途切れとなって耳をくすぐる。また抱き締められキスをされる。翻弄される。
真琴はぐったりとなって薫に身を任せた。
「真琴、好きだ、好きだ。真琴……」
今夜は星明りがどこにもなく、代わって孤独に輝く月が美しい。
真琴はしばしその姿に見惚れていたが、壁掛け時計の針が〇時を指したのに気付き、カーテンを閉めてベッドの薫の隣に横になった。
枕元のランプのオレンジ色の弱い光を頼りに、目を覚ます気配のない整った寝顔を見つめる。
(眠っていると子どもの頃の面影があるなあ……)
なんとなく頭をよしよしと撫でてしまった。そして、やはり来週冬馬に待たせたことを謝罪し、プロポーズをきっぱり断ろうと決意する。結果、会えなくなっても仕方がないと割り切った。
(……誰にだって心があるんだもの。そんなに私にばっかり都合よくいかないよね)
溜め息を吐きつつ薫の顔を覗き込む。
「ねえ薫、いつかちゃんと話してね? 私はずっと待っているから……」
打ち明けてもらえないのは悲しいし、辛いし、苦しい。信じてもらえないのかと感じるからだ。ずっとともに生きてきたところで、自分はその程度なのかと胸が痛くなる。
だが、だからと言って、人を傷付けていいわけがない。ずっと母親に傷付けられてきたからこそ、それだけはいけないとみずからを戒めていた。
突然、薫が「ん……」と呻いて寝返りを打ち、腕を伸ばして真琴の体を引き寄せた。
「ちょ、ちょっと……」
ぎょっとして身じろぎをしたものの、肩に回された薫の腕はびくともしない。無意識であれ求められているらしかった。
「……」
仕方がないかと瞼を閉じる。
薫の体に温められてリラックスしたからか、間もなく意識が眠りの闇へと落ちて行く。
久々に夢も見ずに眠れた夜になった。
一週間後の冬馬との待ち合わせ場所は、わかりやすいとのことでまたあの喫茶店となった。
またなんらかの用事があったらしく、その日の冬馬もスーツ姿だった。
(先生は自分を高柳のお飾りだって言っていたけど、結構頼りにされていたりするのかな?)
そうでもなければ高柳産業に、頻繁に呼び出されることはないだろう。
そうして落ち合ってのち、真琴が平身低頭で謝罪の言葉を述べると、冬馬はすでに断られるのを予測していたらしく、苦笑して「やはりそうですか」と呟きながらコーヒーを飲んだ。
「どうかこの件については気にしないでください。無理を申し上げたのは私なのですから」
それにしても、真琴の婚約者が羨ましいと呟く。
「真琴さんは婚約者の方を愛していらっしゃるのですね?」
愛とはなんなのかと問われると答え辛いが、これだけは確信を持って断言することができた。
「はい……。愛しています」
どのような形であれ薫を愛しているのだ。
こうして話し合いが終わり、冬馬は支払いは自分がと主張したのだが、さすがにプロポーズを断った男性に金を出させるわけにはいかない。
まず、真琴が冬馬に千円札を押し付けた。
しかし、冬馬も負けず劣らず強引で、真琴が足を運ぶところにまでついてきて、最後まで金を返そうとしてきた。
帰宅のために最寄りのバス停に到着しても、そうしたくだらない争いは続いた。
金の押し付け合いに決着がついたのは、曲がり角を曲がってきた暴走バイクが、タイヤを滑らせたのか、けたたましい音を立てて突っ込んできたからである。
咄嗟の出来事に反応できずに凍り付き、動けない真琴を冬馬の手が引き寄せる。二人は体のバランスを失い、その場に雪崩れ込んで倒れた。
一方、バイクも倒れかけたのだが、すんでのところで体勢を立て直し、折り重なる真琴らを目にしてまずいと感じたのか、やはり耳をつんざく音を立ててその場から立ち去って行った。
「い、いた……」
真琴は呻きながら体を起こして愕然とした。自分の下敷きになった冬馬の左手が、折れてあらぬ方向に曲がっていたからだ。
人生で二度目の青天の霹靂は、やはり脳内でうまく処理できなかった。
数秒後、ようやく何を言われたのかを悟って口を押さえる。
「あっ、すいません。いまのはいはイエスのはいではなくて……」
(えっ、どうして先生が私にプロポーズ!? 私、もうすぐ結婚するってちゃんと言ったのに)
心の声がそのまま顔に出ていたのか、冬馬は、
「もちろん、真琴さんがもうじき結婚されるとは存じております。……ですが、どうにも諦めがたい」
、と琥珀色を帯びた瞳を昏く輝かせた。
一目惚れだったのだとぽつりと呟く。
「あなたに初めて会った瞬間、雷に打たれたのかと思いました。こんな恋にはもう二度と落ちないでしょう。お話して人柄にますます惹かれた」
「……」
待ち合わせ場所で思いがけずに愛の告白をされ、一瞬混乱したものの、これまでの人生経験から、店員を気にしつつもなんとか遠回しの断り文句を捻り出した。
「私にはもったいないお話だとは思うんですが、その、先生にはきっともっといい方が……」
冬馬であればもっと若い女も、美しい女も、賢い女もよりどりみどりだろう。なぜ、よりによって学歴も職歴もぱっとしない、凡人にプロポーズするのかが理解できなかった。もっとも、それは薫にも言えることなのだが――
ところが、冬馬は引かない。それどころか、テーブルの上の真琴の手にみずからのそれを重ねた。
「せっ、先生……」
「私は真琴さんがいいと言っている。結婚したいと思った女性はあなただけです」
低く艶のある声に嘘はなく、手を握る力も強い。どちらも本気なのだと思い知らせてくる。
(どうしよう……)
この場できっぱり断るのは躊躇われた。気まずくなりもう二度と会ってくれず、高柳家の事情も聞き出せなくなる可能性があるからだ。
真琴の態度を前向きに捉えたのだろうか。冬馬は唇の端に笑みを浮かべた。
「そうして悩まれているということは、少しは可能性があると言うことでしょうか」
「それは……」
「もし、プロポーズを承諾いただけるのなら、お相手の方への慰謝料は全額負担しますし、真琴さんには一生生活に不自由させません。私の妻にはなってもらいますが、高柳家の嫁として家に尽くせとも言わない。あなたがお嫌なら子どもも望みません。あの屋敷には私一人しかいませんから、今更家名も何もあったものではない。身一つで嫁いでいらしてくだされば結構です」
そういう問題ではなかった。薫との生活で節約には慣れ切っているし、贅沢に興味があるわけでもない。何より、卒業式以降の経緯からして、薫以外の男性との結婚など考えられなかった。
これ以上困らせても仕方がないと思ったのだろうか。冬馬は真琴の手を解放し、「一週間待ちます」と告げた。
「それまでにもう一度答えをください」
その日の夕方、二人でワインとパエリアを取ったあと、真琴は薫に命じられて浴室で体を重ねた。
「んっ……あっ……あっ……」
細腰をぐっと鷲掴みにされ、立ったまま背後から貫かれる。快感に耐えるために背を屈め、目の前の鏡に両手をつくと、薫の動きに合わせて淫らに揺れる乳房が映っていた。口が半開きになったあられもない自分の顔も。
「……っ」
恥ずかしくて瞼を閉じて唇を噛み締める。
髪も、体も、その奥も、何もかもが濡れている。
薫の分身が激しく出入りする音が、浴室の音響効果で耳にまで届き、羞恥心が体の熱を更に高めていった。
蜜口がマグマとなったようにドロドロと熱くぬかるんでいる。そこから背筋にかけて何度も電流にも似た何かが駆け抜け、悲鳴に近い喘ぎ声を上げてしまった。
「か、おる、私、もう、ダメ……。もう、止め……」
「まだ声が出るだろう?」
ぐっと腰を押し付けられ最奥まで征服される。肉の固まりが子壺の入り口に密着し侵入し、容赦なく男の欲望を解き放ったのを感じて体がぶるりと震えた。
「……っ」
喉の奥から吐き出される荒く白い息は、もう浴槽から立ち上る湯気との区別がつかない。その後薫が無言で猛りを引き抜くと、密口から交わりの証がとろりと漏れ、白く柔らかな腿から膝を伝って筋を描いた。
「……真琴、顔見せて」
薫は息も絶え絶えの真琴を抱き起こすと、腕の中でその体を反転させ、背と腰に手を回してくずおれそうな体を支えた。愛おしそうに額に、目元に、頬に口付け、最後にわずかに開いて舌が見え隠れする唇を塞ぐ。
「……ん」
力のない舌を搦め捕られ、言葉も吐息も身も心も、すべてを圧倒的に、強引に奪われる官能にまた喘ぐ。裸の体を力を込めて同じ裸体に抱き締められると、薫の熱を持った肌や硬い筋肉を直に感じた。
「好きだ」
繰り返される情熱的な行為を裏打ちする、重い愛情と深い慈しみに満ち溢れた囁きが、途切れ途切れとなって耳をくすぐる。また抱き締められキスをされる。翻弄される。
真琴はぐったりとなって薫に身を任せた。
「真琴、好きだ、好きだ。真琴……」
今夜は星明りがどこにもなく、代わって孤独に輝く月が美しい。
真琴はしばしその姿に見惚れていたが、壁掛け時計の針が〇時を指したのに気付き、カーテンを閉めてベッドの薫の隣に横になった。
枕元のランプのオレンジ色の弱い光を頼りに、目を覚ます気配のない整った寝顔を見つめる。
(眠っていると子どもの頃の面影があるなあ……)
なんとなく頭をよしよしと撫でてしまった。そして、やはり来週冬馬に待たせたことを謝罪し、プロポーズをきっぱり断ろうと決意する。結果、会えなくなっても仕方がないと割り切った。
(……誰にだって心があるんだもの。そんなに私にばっかり都合よくいかないよね)
溜め息を吐きつつ薫の顔を覗き込む。
「ねえ薫、いつかちゃんと話してね? 私はずっと待っているから……」
打ち明けてもらえないのは悲しいし、辛いし、苦しい。信じてもらえないのかと感じるからだ。ずっとともに生きてきたところで、自分はその程度なのかと胸が痛くなる。
だが、だからと言って、人を傷付けていいわけがない。ずっと母親に傷付けられてきたからこそ、それだけはいけないとみずからを戒めていた。
突然、薫が「ん……」と呻いて寝返りを打ち、腕を伸ばして真琴の体を引き寄せた。
「ちょ、ちょっと……」
ぎょっとして身じろぎをしたものの、肩に回された薫の腕はびくともしない。無意識であれ求められているらしかった。
「……」
仕方がないかと瞼を閉じる。
薫の体に温められてリラックスしたからか、間もなく意識が眠りの闇へと落ちて行く。
久々に夢も見ずに眠れた夜になった。
一週間後の冬馬との待ち合わせ場所は、わかりやすいとのことでまたあの喫茶店となった。
またなんらかの用事があったらしく、その日の冬馬もスーツ姿だった。
(先生は自分を高柳のお飾りだって言っていたけど、結構頼りにされていたりするのかな?)
そうでもなければ高柳産業に、頻繁に呼び出されることはないだろう。
そうして落ち合ってのち、真琴が平身低頭で謝罪の言葉を述べると、冬馬はすでに断られるのを予測していたらしく、苦笑して「やはりそうですか」と呟きながらコーヒーを飲んだ。
「どうかこの件については気にしないでください。無理を申し上げたのは私なのですから」
それにしても、真琴の婚約者が羨ましいと呟く。
「真琴さんは婚約者の方を愛していらっしゃるのですね?」
愛とはなんなのかと問われると答え辛いが、これだけは確信を持って断言することができた。
「はい……。愛しています」
どのような形であれ薫を愛しているのだ。
こうして話し合いが終わり、冬馬は支払いは自分がと主張したのだが、さすがにプロポーズを断った男性に金を出させるわけにはいかない。
まず、真琴が冬馬に千円札を押し付けた。
しかし、冬馬も負けず劣らず強引で、真琴が足を運ぶところにまでついてきて、最後まで金を返そうとしてきた。
帰宅のために最寄りのバス停に到着しても、そうしたくだらない争いは続いた。
金の押し付け合いに決着がついたのは、曲がり角を曲がってきた暴走バイクが、タイヤを滑らせたのか、けたたましい音を立てて突っ込んできたからである。
咄嗟の出来事に反応できずに凍り付き、動けない真琴を冬馬の手が引き寄せる。二人は体のバランスを失い、その場に雪崩れ込んで倒れた。
一方、バイクも倒れかけたのだが、すんでのところで体勢を立て直し、折り重なる真琴らを目にしてまずいと感じたのか、やはり耳をつんざく音を立ててその場から立ち去って行った。
「い、いた……」
真琴は呻きながら体を起こして愕然とした。自分の下敷きになった冬馬の左手が、折れてあらぬ方向に曲がっていたからだ。
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