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君は誰よりも美しい(9)
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幸いにも三十八.五度あった熱は翌日には三十六度台後半にまで下がり、救急車を呼ぶ羽目になるのは避けられた。それでも、月曜日には念のために病院に行くことにし、この週末は外出せず療養ということになった。
修習中の大切な体に移したくはないのもあり、「薫は出掛けてもいいよ」と告げたのだが、薫は首を横に振って週末は真琴のそばにいるときっぱり宣言した。その後、てきぱきと炊事、掃除、洗濯、アイロンがけなどを済ませている。
高校あたりから家事を仕込んだのは自分ではあるのだが、すっかり嫁いらずに育ったなと感心してしまった。
(ううん、私が薫の嫁になるのか。……どうしてこうなったんだろう?)
考えれば考えるほどわけがわからない。
また熱が高くなりそうだったので、一人問答は中止し、ひたすら寝ることに励んだ。
それにしても、汗をかいたのに入浴できないのが気持ち悪い。熱は下がったものの、なぜかまだ目眩がするので、浴室で倒れたら大変だと薫に止められたのだ。
下着を何度か換えたのだが、どうにも落ち着かずにモゾモゾとしていると、それに気付いた薫がベッドの縁に腰掛け、とんでもない提案をしてくれた。
「そんなに気持ち悪いなら体を拭くか?」
「えっ……」
「エアコンをかけて蒸しタオルでやれば寒くもない」
真面目腐った義弟兼婚約者に思わず聞き返す。
「……それって薫がやるの?」
「自分じゃ背中に手が届かないだろう」
子どもか寝たきりの老人でもあるまいし、冗談ではないと思ったのだが、「もしかして、恥ずかしい?」と尋ねられ、「まさか。だって今更……」とうっかり答えてしまった。
もはや薫に見られていない箇所など、体のどこにもなかったからだ。それどころか、ほくろや幼い頃の傷跡の位置、弱いところまで知り尽くされている。下手をしなくとも本人よりも詳しい。
「じゃあ、やった方がいいだろう。清拭はウイルス対策にもいいし、血行もよくなる」
「……」
「真琴は寝たままでいい。パジャマ脱がせるから、ちょっと布団捲るぞ」
「ま、待って、待って、待って! 自分で脱ぐから!」
(そうだった。薫ってこういう性格だったんだった……)
昨夜からの献身的な看病に絆され、昔の薫が戻ってきたような気がしていたのだが、そもそもその姿が擬態だったのであり、本来目的のためには手段を選ばない男だった。検察官よりも政治家やマフィアのボスなどが向いている気がした。
「だけど、具合悪いだろう?」
「もう熱は下がっているし、パジャマ脱ぐくらいなら大丈夫」
いつの間にやら清拭する流れになっているのが恐ろしい。
しかし、ここまで来て拒否することもできず、準備をしてもらう間にのろのろと体を起こす。
(でも、なんだかんだで心配してくれているんだよね……)
清拭をしようと申し出てきたのも、こちらが綺麗好きなのをよく知っており、入浴したがっているのを、何も言わなくとも察してくれたからだ。
やがて、薫が湯気の立つ蒸しタオルを手に現れ、「まず右手から」とパジャマの袖を捲るように促した。
「……脱がなくていいの?」
「ああ。脱いだままだと時間がかかった場合に体が冷えるから、真琴が脱がずに済むところはできるだけそうする」
ベッドの縁に腰掛け、言われるままに剥き出しにした右腕を差し出すと、薫はその場に騎士さながらに跪き、うやうやしく真琴の手を取り清め始めた。
手首から腕の付け根までを蒸しタオルで拭かれると、思った以上の気持ちよさに溜め息が出る。
「気持ちいいだろう? 俺も子どもの頃母さんにやってもらったんだ。よく風邪を引いていたから」
「あ、私も」
あの頃は無邪気に母親の愛情を信じ、甘え、ベッドに伏せった時すらなんの不安もなかった。
続いて左腕を手際よく清められ、いよいよ胸と腹を拭くことになる。さすがにパジャマを脱がなければならなかった。
眼鏡越しの黒い瞳がボタンを外す指先に注がれている。どうにも意識してしまい、動きが遅くなってしまった。
(やっぱりなんだか恥ずかしい……)
顔を伏せつつパジャマの上衣を脱ぎ、キャミソールだけになると心許なさが増す。そこから肌を晒すと羞恥心に頬が熱くなった。思わずまろび出た胸を隠したくなったが、それでは薫がやりにくいだろうと感じて耐えた。
「パジャマは羽織っていていいから」
そう言われて一瞬ほっとしたが、結局胸は見せたままなのだと気付き、薫から目を逸らしつつ拭かれるしかなかった。
蒸しタオルが首、鎖骨付近から対の膨らみへと移動し、すっかり敏感になった頂に触れる。
「んっ……」
その熱と生地越しの大きな手、節張った長い指に、ついびくりと身を震わせた。感じてしまったからだ。
(やだ、こんなの……恥ずかしい)
体が次第に風邪ではない熱を孕む。
(薫、絶対に気付いてる……)
更に乳房を持ち上げられ、下乳を線を辿るように丁寧に拭かれると、羞恥心は最高潮に達した。
「か、おる、もういいよ……。十分綺麗になったから……」
すでに遠慮ではなく遠回しの拒絶だったのだが、薫は「まだ背中があるだろう」と唇の端に笑みを浮かべた。
「ほら真琴、いい子だからパジャマを脱いで、後ろを向いて」
「……っ」
薫には呪いをかけられたかのごとく逆らえない――パジャマを脱ぎ胸の前で抱き締め、唇を噛み締めながら背を向ける。
それでも、胸とは違い顔を見られないのでまだよかった。目が潤んで頬が紅潮しているなどとは知られたくない。
薫は右の肩甲骨を蒸しタオルでなぞりつつ、「真琴の体、綺麗だな」とぽつりと呟いた。
「ずっと見ていたくなる。どこも滑らかで柔らかそうで」
「そ、そう……?」
真琴としては近い将来胸が垂れないかだの、腰回りが豊かになった気がするだの、とにかく体については不安ばかりなのだが、男性の視点はまた違うものらしかった。
蒸しタオルが背の上で円を描きつつ右に、左に、上に、下にと位置を変える。数分後、「はい、終わり」と告げられ、心からほっとした――のも束の間だった。
背筋に指先が当てられつぅとなぞられる。反射的に「んっ」と喘いでしまった。
恐る恐る薫を振り返る。
「どうしたの……?」
「真琴、こことここにほくろがあるの知ってる?」
初耳だった。
「知らなかった……」
掠れた声に笑い声が混じる。
「オリオン座みたいな形になっている」
「そうなんだ? 自分じゃ見えないから……。オリオン座ってどんな形だったっけ? 忘れちゃった」
「そう? なら、教えてやるよ」
衣擦れの音がしたかと思うと、不意に背の右、肩甲骨の下に熱い唇が押し当てられた。再びびくりと体が震える。
「か、薫……」
「まず、ここだろう」
唇が肌をなぞりオリオン座の形を描く。
「それから、ここ」
「……っ」
最後に背後から胸と腹に手を回されて抱き締められ、首筋に吸い付かれた時にはさすがに「待って」と声を上げた。
「ご、ごめん。今日は……」
すると、薫はあっさりと戒めを解き、「さすがに今日は抱かないから」と苦笑した。
すっかり冷めた蒸しタオルを洗濯機のある脱衣所へ持っていくと、あらためてベッドの縁に座り直し、パジャマを着た真琴の顔を覗き込む。
「他に俺にできることってあるか?」
「えっ……?」
切れ長の目に不安が見え隠れしている。
「真琴は俺に何かしてほしいって頼んだことがほとんどないだろう。だから……」
同期の付き添いで帰宅が遅れた夜以来、薫は時折こうした表情をするようになった。昔、ボールペンを壊したあとに見せた顔と同じだ。
(ううん、違う。きっと私が気付かなかっただけで……)
真琴としては薫が心身ともに元気であればよかった。だが、それだけでは薫が納得しないだろう。
頭を捻った末にようやく一つだけ思い付く。
いつもは同じベッドで眠るのだが、昨日薫は病身の真琴を気遣い、フロアに布団を敷いて寝ていた。
一方、真琴は慣れたはずの薄闇がなぜか怖くて堪らず、丑三つ時近くとなっても目が冴えたままだった。
幽霊を怖がる年でもないのに、我ながら意味不明だった。それでも、怖いものは怖いのだ。だから、恥を偲んで小声でこう頼んだ。
「……じゃあ、今夜は一緒に寝てくれる?」
修習中の大切な体に移したくはないのもあり、「薫は出掛けてもいいよ」と告げたのだが、薫は首を横に振って週末は真琴のそばにいるときっぱり宣言した。その後、てきぱきと炊事、掃除、洗濯、アイロンがけなどを済ませている。
高校あたりから家事を仕込んだのは自分ではあるのだが、すっかり嫁いらずに育ったなと感心してしまった。
(ううん、私が薫の嫁になるのか。……どうしてこうなったんだろう?)
考えれば考えるほどわけがわからない。
また熱が高くなりそうだったので、一人問答は中止し、ひたすら寝ることに励んだ。
それにしても、汗をかいたのに入浴できないのが気持ち悪い。熱は下がったものの、なぜかまだ目眩がするので、浴室で倒れたら大変だと薫に止められたのだ。
下着を何度か換えたのだが、どうにも落ち着かずにモゾモゾとしていると、それに気付いた薫がベッドの縁に腰掛け、とんでもない提案をしてくれた。
「そんなに気持ち悪いなら体を拭くか?」
「えっ……」
「エアコンをかけて蒸しタオルでやれば寒くもない」
真面目腐った義弟兼婚約者に思わず聞き返す。
「……それって薫がやるの?」
「自分じゃ背中に手が届かないだろう」
子どもか寝たきりの老人でもあるまいし、冗談ではないと思ったのだが、「もしかして、恥ずかしい?」と尋ねられ、「まさか。だって今更……」とうっかり答えてしまった。
もはや薫に見られていない箇所など、体のどこにもなかったからだ。それどころか、ほくろや幼い頃の傷跡の位置、弱いところまで知り尽くされている。下手をしなくとも本人よりも詳しい。
「じゃあ、やった方がいいだろう。清拭はウイルス対策にもいいし、血行もよくなる」
「……」
「真琴は寝たままでいい。パジャマ脱がせるから、ちょっと布団捲るぞ」
「ま、待って、待って、待って! 自分で脱ぐから!」
(そうだった。薫ってこういう性格だったんだった……)
昨夜からの献身的な看病に絆され、昔の薫が戻ってきたような気がしていたのだが、そもそもその姿が擬態だったのであり、本来目的のためには手段を選ばない男だった。検察官よりも政治家やマフィアのボスなどが向いている気がした。
「だけど、具合悪いだろう?」
「もう熱は下がっているし、パジャマ脱ぐくらいなら大丈夫」
いつの間にやら清拭する流れになっているのが恐ろしい。
しかし、ここまで来て拒否することもできず、準備をしてもらう間にのろのろと体を起こす。
(でも、なんだかんだで心配してくれているんだよね……)
清拭をしようと申し出てきたのも、こちらが綺麗好きなのをよく知っており、入浴したがっているのを、何も言わなくとも察してくれたからだ。
やがて、薫が湯気の立つ蒸しタオルを手に現れ、「まず右手から」とパジャマの袖を捲るように促した。
「……脱がなくていいの?」
「ああ。脱いだままだと時間がかかった場合に体が冷えるから、真琴が脱がずに済むところはできるだけそうする」
ベッドの縁に腰掛け、言われるままに剥き出しにした右腕を差し出すと、薫はその場に騎士さながらに跪き、うやうやしく真琴の手を取り清め始めた。
手首から腕の付け根までを蒸しタオルで拭かれると、思った以上の気持ちよさに溜め息が出る。
「気持ちいいだろう? 俺も子どもの頃母さんにやってもらったんだ。よく風邪を引いていたから」
「あ、私も」
あの頃は無邪気に母親の愛情を信じ、甘え、ベッドに伏せった時すらなんの不安もなかった。
続いて左腕を手際よく清められ、いよいよ胸と腹を拭くことになる。さすがにパジャマを脱がなければならなかった。
眼鏡越しの黒い瞳がボタンを外す指先に注がれている。どうにも意識してしまい、動きが遅くなってしまった。
(やっぱりなんだか恥ずかしい……)
顔を伏せつつパジャマの上衣を脱ぎ、キャミソールだけになると心許なさが増す。そこから肌を晒すと羞恥心に頬が熱くなった。思わずまろび出た胸を隠したくなったが、それでは薫がやりにくいだろうと感じて耐えた。
「パジャマは羽織っていていいから」
そう言われて一瞬ほっとしたが、結局胸は見せたままなのだと気付き、薫から目を逸らしつつ拭かれるしかなかった。
蒸しタオルが首、鎖骨付近から対の膨らみへと移動し、すっかり敏感になった頂に触れる。
「んっ……」
その熱と生地越しの大きな手、節張った長い指に、ついびくりと身を震わせた。感じてしまったからだ。
(やだ、こんなの……恥ずかしい)
体が次第に風邪ではない熱を孕む。
(薫、絶対に気付いてる……)
更に乳房を持ち上げられ、下乳を線を辿るように丁寧に拭かれると、羞恥心は最高潮に達した。
「か、おる、もういいよ……。十分綺麗になったから……」
すでに遠慮ではなく遠回しの拒絶だったのだが、薫は「まだ背中があるだろう」と唇の端に笑みを浮かべた。
「ほら真琴、いい子だからパジャマを脱いで、後ろを向いて」
「……っ」
薫には呪いをかけられたかのごとく逆らえない――パジャマを脱ぎ胸の前で抱き締め、唇を噛み締めながら背を向ける。
それでも、胸とは違い顔を見られないのでまだよかった。目が潤んで頬が紅潮しているなどとは知られたくない。
薫は右の肩甲骨を蒸しタオルでなぞりつつ、「真琴の体、綺麗だな」とぽつりと呟いた。
「ずっと見ていたくなる。どこも滑らかで柔らかそうで」
「そ、そう……?」
真琴としては近い将来胸が垂れないかだの、腰回りが豊かになった気がするだの、とにかく体については不安ばかりなのだが、男性の視点はまた違うものらしかった。
蒸しタオルが背の上で円を描きつつ右に、左に、上に、下にと位置を変える。数分後、「はい、終わり」と告げられ、心からほっとした――のも束の間だった。
背筋に指先が当てられつぅとなぞられる。反射的に「んっ」と喘いでしまった。
恐る恐る薫を振り返る。
「どうしたの……?」
「真琴、こことここにほくろがあるの知ってる?」
初耳だった。
「知らなかった……」
掠れた声に笑い声が混じる。
「オリオン座みたいな形になっている」
「そうなんだ? 自分じゃ見えないから……。オリオン座ってどんな形だったっけ? 忘れちゃった」
「そう? なら、教えてやるよ」
衣擦れの音がしたかと思うと、不意に背の右、肩甲骨の下に熱い唇が押し当てられた。再びびくりと体が震える。
「か、薫……」
「まず、ここだろう」
唇が肌をなぞりオリオン座の形を描く。
「それから、ここ」
「……っ」
最後に背後から胸と腹に手を回されて抱き締められ、首筋に吸い付かれた時にはさすがに「待って」と声を上げた。
「ご、ごめん。今日は……」
すると、薫はあっさりと戒めを解き、「さすがに今日は抱かないから」と苦笑した。
すっかり冷めた蒸しタオルを洗濯機のある脱衣所へ持っていくと、あらためてベッドの縁に座り直し、パジャマを着た真琴の顔を覗き込む。
「他に俺にできることってあるか?」
「えっ……?」
切れ長の目に不安が見え隠れしている。
「真琴は俺に何かしてほしいって頼んだことがほとんどないだろう。だから……」
同期の付き添いで帰宅が遅れた夜以来、薫は時折こうした表情をするようになった。昔、ボールペンを壊したあとに見せた顔と同じだ。
(ううん、違う。きっと私が気付かなかっただけで……)
真琴としては薫が心身ともに元気であればよかった。だが、それだけでは薫が納得しないだろう。
頭を捻った末にようやく一つだけ思い付く。
いつもは同じベッドで眠るのだが、昨日薫は病身の真琴を気遣い、フロアに布団を敷いて寝ていた。
一方、真琴は慣れたはずの薄闇がなぜか怖くて堪らず、丑三つ時近くとなっても目が冴えたままだった。
幽霊を怖がる年でもないのに、我ながら意味不明だった。それでも、怖いものは怖いのだ。だから、恥を偲んで小声でこう頼んだ。
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