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君は誰よりも美しい(8)
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一度中座してしまうと先程のような話は続けにくい。冬馬も話題を切り替えたかったのだろう。「ところで」と目を伏せて和菓子を摘んだ。
「真琴さんはなぜこちらにいらしたんですか? 東京在住だと聞いていたのですが」
「それは……」
冬馬は薫が司法修習で金沢に来ていることは知らないらしい。
なんでも、財産分与をして以降は連絡も取り合っていないのだという。高柳家の都合で長らく絶縁状態だったのに、虫がよく付き合いを再開するなど無理だろうと苦笑していた。
真琴はどうしたものかとしばし考慮したのち、
「こちらに婚約者が長期出張で来ていまして、結婚前提の同棲をしているんです」
、と答えた。
うん、嘘ではないと心の中で頷く。
薫が冬馬に司法修習について何も知らせていないのなら、自分も言わない方がいいと判断したのだ。
「では、もう実質的には新婚生活に入っているわけですね」
「そんなものですね」
(やっぱり、これ以上お義母さんと薫について話したくはないんだ。どうして?)
疑惑が深まるもののそれ以上の追求もしにくく、また、午後五時近くになったので、そろそろ寺に戻りましょうということになった。
小道から大通りへ出てタクシーを捕まえようとするのだが、ちょうどサラリーマンの帰宅時間に差し掛かったからか、どれも乗車済みであり空車がなかなか捕まらない。
冬馬一人に任せるのも悪いので、真琴も辺りを見回していると、不意に頭がズキンと傷んで顔を顰めた。
(やだ、また頭痛? それとも風邪かな)
近頃ストレスからなのか時々こうなる。放っておくとますますひどくなるので、いつ何時も持参している頭痛薬を取り出し、同じく常備のミニペットボトルの水で流し込んだ。
タクシーはそれからすぐに捕まった。ところが、今度は道路が混み合いなかなか前に進まない。
「少々時間がかかりそうですね。お急ぎなら申し訳ない」
「あっ、九時までなら大丈夫ですから」
金曜夜の帰宅ラッシュは伊達ではなく、その後十分が経ってもまだ兼六園を抜けない。
(今夜は何にしよう。薫がいないなら、買って済ませようかな)
弁当にするか冷凍食品にするかファーストフードにするか――暇に任せてそのようなことをぼんやり考えていると、不意に強い眠気に襲われ、三十秒ほどうたた寝をしてしまった。
肩ががくりと落ちたのに気付き、慌てて目を擦って体勢を立て直す。
(最近寝不足だもんね。薫、手加減してくれないし……)
体調が優れないのもあるのだろう。
それにしても眠くてたまらない。ついには瞼を開けていられなくなり、冬馬の肩に頭を預けてしまった。
失礼だとおのれを叱り付けるものの、体が言うことを聞いてくれない。
急激に遠くなりゆく意識の中で、誰かが優しく髪を撫でるのを感じる。
「か、おる……? ごめん、今夜は、無理かも……」
「……なるほど、そういうことだったのか」
暗闇に捕らわれる間際に聞こえたその囁きが、誰のものなのかを判断できる気力はもうなかった。
真新しいい草の香りがする。また、手足に何かが食い込んでひどく痛い。
「う……」
意志の力でどうにか瞼を開けると、見知らぬ和室が目に入って驚いた。畳の上に転がされているらしく、髪はセットが崩れて流れ落ちている。胸元ははだけて谷間が見え隠れしていた。薄暗くてそれ以外の室内の様子はわからない。
(ここ、どこ……?)
タクシーに乗っていたはずなのに――何があったのかと体を起こそうとして、後ろ手に縛られているだけではなく、足首もロープでまとめられているのに気付いた。
思わず声を上げようとしたのだが、喉が麻痺してヒュウヒュウと息しか出ない。恐怖に駆られて身じろぎをしたものの、拘束された手足が痛むだけだった。
(どうして? なんで、こんなことに……)
頬から零れ落ちた涙が畳を濡らし、色が変わりかけた頃のことだった。何者かの気配を薄闇に感じ取って震え上がる。
(こ、殺される……?)
それ以外の可能性が考えられない。
(やだ、誰か助けて。薫、助けて薫……薫っ)
ところが、誘拐犯と思しきその人物は、首を締めるのでも刺すのでもなく、煙の漂う香炉を近くに置いただけだった。
甘く気怠い香りが脳髄に徐々に染み込み、真琴の自我を曖昧なものにしていく。どこからか低く艶のある声が聞こえたが、すでに意識を失った耳には届かなかった。
「……ああ、あの日の月子さんを思い出す。真琴さん、あなたはそうしている時が誰よりも美しい」
――頭が痛むだけではなく吐き気がする。
「……さん、真琴さん!」
聞き覚えのある声に目を覚ますと、菊乃が不安そうに顔を覗き込んでいた。
「……? 菊乃さん?」
「ああ、よかった! やっと目を覚ましたわ。大丈夫?」
事態が把握できずに首を傾げつつ起き上がる。どうやら寺の客間に寝かされていたらしかった。着せられている浴衣は嫁のものなのだろう。
「無理せず寝ていてもいいのよ。あなたね、タクシーの中で気絶しちゃったそうよ。何をやってもまったく起きないから、冬馬さんが心配してここに連れてきたの。もうすぐ救急車呼ぶところだったわよ」
「あのう、高柳先生は……」
「仕事があるそうでもう帰られたわ。すぐに連絡しなくちゃね。すごく心配していたわよ」
この事態にはさすがに自己嫌悪に陥った。冬馬の前で眠りこけるなどとんでもない失態だ。
(頭痛薬、一錠にしておけばよかった……)
もともと麻酔も薬剤も効きやすい体質で、副作用で眠気が来るものには気を付けていたのだが。
(すごく怖い夢を見た気がするけど……)
だが、あえて思い出そうとはしなかった。悪夢をわざわざ掘り起こすこともない。
気を取り直して水を注いでいる菊乃を見上げる。
「あのう、すいません。今何時ですか?」
「八時半よ。真琴さん、今日は泊まって行ったら? 顔色すごく悪いわよ」
薫が帰ってくるのでそういうわけにもいかない。
「ありがとうございます。でも、彼が心配するので……」
目眩に倒れそうになりながらも着替えを済ませ、菊乃にタクシーを読んでもらいマンションに戻る。手洗いを終えるとすぐにベッドに横になった。
(風邪、引いたのかな。気持ち悪い……)
次第に体が氷のように冷たくなってきて、自分で自分を抱き締めガタガタと震える。
(このまま死んじゃったらどうしよう……)
そのようなことは有り得ないとわかっているが、一人きりの部屋はがらんとしており、寂しさが一層不安を掻き立てるらしい。
(薫が怒るだろうな。明日、大好物のロールキャベツ作る予定だったし……。でも、おかずのストックはたくさん作っておいたから、私がいなくなっても二、三日は夕飯に困らないはず……)
それからどれだけの時が過ぎたのだろうか。
「……琴、真琴!」
聞き慣れた掠れた声に呼ばれているのに気付き、気持ち悪さに顔を顰めつつ瞼を開けると、血相を変えた薫が額に手を当てていた。動揺しているのかネクタイが解け掛けになっている。こうして何かを忘れた薫を見るのは久々だった。
「あれ? 薫、お帰り……。ごめん。寝ちゃってた?」
直後に、「それどころじゃないだろう!」と一喝される。
「どうして連絡しなかったんだ。いや、無理だよな。そうだよな……」
やはり風邪を引いていたようで、高熱が出ているのだそうだ。
薫曰く、結局二次会に付き合い夜十一時頃に帰宅し、ネクタイを解きつつ真琴を呼んだ。ところが、返事がないどころではなく、ベッドから苦しげな呻き声が聞こえたので、飛んで行くと死んだようにぐったりとしていた。
泡を食ってドラッグストアに駆け込み、風邪薬、冷却シート、スポーツドリンク、インスタントのお粥などを買い込んできたのだそうだ。
「これで三時間内に熱が下がらなければ救急車を呼ぶから」
「そこまでじゃないと思うし……」
薫は「もういいから」と真琴の言葉を遮った。
「明日は一日動くんじゃないぞ。家事は俺がやるから」
「真琴さんはなぜこちらにいらしたんですか? 東京在住だと聞いていたのですが」
「それは……」
冬馬は薫が司法修習で金沢に来ていることは知らないらしい。
なんでも、財産分与をして以降は連絡も取り合っていないのだという。高柳家の都合で長らく絶縁状態だったのに、虫がよく付き合いを再開するなど無理だろうと苦笑していた。
真琴はどうしたものかとしばし考慮したのち、
「こちらに婚約者が長期出張で来ていまして、結婚前提の同棲をしているんです」
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うん、嘘ではないと心の中で頷く。
薫が冬馬に司法修習について何も知らせていないのなら、自分も言わない方がいいと判断したのだ。
「では、もう実質的には新婚生活に入っているわけですね」
「そんなものですね」
(やっぱり、これ以上お義母さんと薫について話したくはないんだ。どうして?)
疑惑が深まるもののそれ以上の追求もしにくく、また、午後五時近くになったので、そろそろ寺に戻りましょうということになった。
小道から大通りへ出てタクシーを捕まえようとするのだが、ちょうどサラリーマンの帰宅時間に差し掛かったからか、どれも乗車済みであり空車がなかなか捕まらない。
冬馬一人に任せるのも悪いので、真琴も辺りを見回していると、不意に頭がズキンと傷んで顔を顰めた。
(やだ、また頭痛? それとも風邪かな)
近頃ストレスからなのか時々こうなる。放っておくとますますひどくなるので、いつ何時も持参している頭痛薬を取り出し、同じく常備のミニペットボトルの水で流し込んだ。
タクシーはそれからすぐに捕まった。ところが、今度は道路が混み合いなかなか前に進まない。
「少々時間がかかりそうですね。お急ぎなら申し訳ない」
「あっ、九時までなら大丈夫ですから」
金曜夜の帰宅ラッシュは伊達ではなく、その後十分が経ってもまだ兼六園を抜けない。
(今夜は何にしよう。薫がいないなら、買って済ませようかな)
弁当にするか冷凍食品にするかファーストフードにするか――暇に任せてそのようなことをぼんやり考えていると、不意に強い眠気に襲われ、三十秒ほどうたた寝をしてしまった。
肩ががくりと落ちたのに気付き、慌てて目を擦って体勢を立て直す。
(最近寝不足だもんね。薫、手加減してくれないし……)
体調が優れないのもあるのだろう。
それにしても眠くてたまらない。ついには瞼を開けていられなくなり、冬馬の肩に頭を預けてしまった。
失礼だとおのれを叱り付けるものの、体が言うことを聞いてくれない。
急激に遠くなりゆく意識の中で、誰かが優しく髪を撫でるのを感じる。
「か、おる……? ごめん、今夜は、無理かも……」
「……なるほど、そういうことだったのか」
暗闇に捕らわれる間際に聞こえたその囁きが、誰のものなのかを判断できる気力はもうなかった。
真新しいい草の香りがする。また、手足に何かが食い込んでひどく痛い。
「う……」
意志の力でどうにか瞼を開けると、見知らぬ和室が目に入って驚いた。畳の上に転がされているらしく、髪はセットが崩れて流れ落ちている。胸元ははだけて谷間が見え隠れしていた。薄暗くてそれ以外の室内の様子はわからない。
(ここ、どこ……?)
タクシーに乗っていたはずなのに――何があったのかと体を起こそうとして、後ろ手に縛られているだけではなく、足首もロープでまとめられているのに気付いた。
思わず声を上げようとしたのだが、喉が麻痺してヒュウヒュウと息しか出ない。恐怖に駆られて身じろぎをしたものの、拘束された手足が痛むだけだった。
(どうして? なんで、こんなことに……)
頬から零れ落ちた涙が畳を濡らし、色が変わりかけた頃のことだった。何者かの気配を薄闇に感じ取って震え上がる。
(こ、殺される……?)
それ以外の可能性が考えられない。
(やだ、誰か助けて。薫、助けて薫……薫っ)
ところが、誘拐犯と思しきその人物は、首を締めるのでも刺すのでもなく、煙の漂う香炉を近くに置いただけだった。
甘く気怠い香りが脳髄に徐々に染み込み、真琴の自我を曖昧なものにしていく。どこからか低く艶のある声が聞こえたが、すでに意識を失った耳には届かなかった。
「……ああ、あの日の月子さんを思い出す。真琴さん、あなたはそうしている時が誰よりも美しい」
――頭が痛むだけではなく吐き気がする。
「……さん、真琴さん!」
聞き覚えのある声に目を覚ますと、菊乃が不安そうに顔を覗き込んでいた。
「……? 菊乃さん?」
「ああ、よかった! やっと目を覚ましたわ。大丈夫?」
事態が把握できずに首を傾げつつ起き上がる。どうやら寺の客間に寝かされていたらしかった。着せられている浴衣は嫁のものなのだろう。
「無理せず寝ていてもいいのよ。あなたね、タクシーの中で気絶しちゃったそうよ。何をやってもまったく起きないから、冬馬さんが心配してここに連れてきたの。もうすぐ救急車呼ぶところだったわよ」
「あのう、高柳先生は……」
「仕事があるそうでもう帰られたわ。すぐに連絡しなくちゃね。すごく心配していたわよ」
この事態にはさすがに自己嫌悪に陥った。冬馬の前で眠りこけるなどとんでもない失態だ。
(頭痛薬、一錠にしておけばよかった……)
もともと麻酔も薬剤も効きやすい体質で、副作用で眠気が来るものには気を付けていたのだが。
(すごく怖い夢を見た気がするけど……)
だが、あえて思い出そうとはしなかった。悪夢をわざわざ掘り起こすこともない。
気を取り直して水を注いでいる菊乃を見上げる。
「あのう、すいません。今何時ですか?」
「八時半よ。真琴さん、今日は泊まって行ったら? 顔色すごく悪いわよ」
薫が帰ってくるのでそういうわけにもいかない。
「ありがとうございます。でも、彼が心配するので……」
目眩に倒れそうになりながらも着替えを済ませ、菊乃にタクシーを読んでもらいマンションに戻る。手洗いを終えるとすぐにベッドに横になった。
(風邪、引いたのかな。気持ち悪い……)
次第に体が氷のように冷たくなってきて、自分で自分を抱き締めガタガタと震える。
(このまま死んじゃったらどうしよう……)
そのようなことは有り得ないとわかっているが、一人きりの部屋はがらんとしており、寂しさが一層不安を掻き立てるらしい。
(薫が怒るだろうな。明日、大好物のロールキャベツ作る予定だったし……。でも、おかずのストックはたくさん作っておいたから、私がいなくなっても二、三日は夕飯に困らないはず……)
それからどれだけの時が過ぎたのだろうか。
「……琴、真琴!」
聞き慣れた掠れた声に呼ばれているのに気付き、気持ち悪さに顔を顰めつつ瞼を開けると、血相を変えた薫が額に手を当てていた。動揺しているのかネクタイが解け掛けになっている。こうして何かを忘れた薫を見るのは久々だった。
「あれ? 薫、お帰り……。ごめん。寝ちゃってた?」
直後に、「それどころじゃないだろう!」と一喝される。
「どうして連絡しなかったんだ。いや、無理だよな。そうだよな……」
やはり風邪を引いていたようで、高熱が出ているのだそうだ。
薫曰く、結局二次会に付き合い夜十一時頃に帰宅し、ネクタイを解きつつ真琴を呼んだ。ところが、返事がないどころではなく、ベッドから苦しげな呻き声が聞こえたので、飛んで行くと死んだようにぐったりとしていた。
泡を食ってドラッグストアに駆け込み、風邪薬、冷却シート、スポーツドリンク、インスタントのお粥などを買い込んできたのだそうだ。
「これで三時間内に熱が下がらなければ救急車を呼ぶから」
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