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2.それから五年後
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――五年後。実家のクルー家の別荘。
私はスッケスケのドレスを着て、寝椅子にゆったりと横たわっていた。こう言っちゃなんだけど、美人で華奢なのに巨乳と言う無敵ボディなんで、我ながら絵になるわーと思う。そんな私の剥き出しの足に熱い唇が付けられた。
「こうしてあなたに口付ける権利を得るためならば、俺は剣と誇りを命の限り捧げよう」
黒い髪に青い目のこの男は騎士団長のウェインだ。硬派のこの手の男に跪かれるのは気分がいい。続いて別の男に手を取られ手の甲にキスをされた。
「月光の女神。今宵のあなたの一時をこの私めにいただけますか」
金の髪に金の目のこのイケメンは何と王弟のエドワードである。女のように優し気な顔立ちは宮廷人気ナンバーワン。ホストクラブがあればトップを取っていたに違いない。更には後ろから髪を掬い取られ溜息を吐かれる。
「ユージェニー、こんな気持ちは生まれて初めてなんだ。お願いだから僕に一目だけでも君のサファイアの眼差しをちょうだい……!!」
茶の髪に榛の目のこの少年は私の従弟に当たるフレッドだ。最近やっと十六になったが未だに童顔であり十二、三歳にしか見えない。
皆、身分も容姿も年齢もバラバラだがたった一つだけ共通点がある――それは私に夢中であると言うことだった。
私は嫣然とした微笑みを浮かべる。
「ごめんなさいね。私には一人を選べないの。だから」
三人の男たちがごくりと息を呑んだ。私は彼らに向かい優しく手を広げる。
「皆に等しく私の愛を与えるわ」
――さぁ、今宵もレッツ4P!
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「月光の女神。今宵のあなたの一時をこの私めにいただけますか」
金の髪に金の目のこのイケメンは何と王弟のエドワードである。女のように優し気な顔立ちは宮廷人気ナンバーワン。ホストクラブがあればトップを取っていたに違いない。更には後ろから髪を掬い取られ溜息を吐かれる。
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私は嫣然とした微笑みを浮かべる。
「ごめんなさいね。私には一人を選べないの。だから」
三人の男たちがごくりと息を呑んだ。私は彼らに向かい優しく手を広げる。
「皆に等しく私の愛を与えるわ」
――さぁ、今宵もレッツ4P!
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