ポツンと一軒家の主婦は元賢者〜夫を半殺しにしたら、世界の声が、魔法を駆使して快適スローライフを目指します

モスマンの娘

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つよし追放へ

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「おはよー、準備はばっちりしてきたよ!」

しおりは朝イチの新幹線でやってきた。

「朝からありがとう、いろいろとバタついてるよね、ごめんね」

この後、役所に行って手続きと離婚届けをだして、またとんぼ帰りをしてつよしにマンションを見せる予定になった。

「いいよいいよ、それに今頑張ったら、早く二人で新婚生活始めれそうだしね」

小さな声でニヤニヤとしおりは言う

「もぉ、またそんな冗談言って」

つよしの方が行ったり来たりだが、こっちが知ったこっちゃない


「あぁしおりいらっしゃい、わざわざありがとうございます」

調子よくつよしが現れた。

「本当にマンション貸し出すのか?確かかなりいいマンションじゃなかったっけ?」

しおりのマンションには直接行ったことはないが、ひよりから話は聞いている。

「あぁ、うん私には大きすぎるとは思っていたのよ、とりあえず小さいマンションを借りようと思っていたとこだから、気に入ったなら貸し出すは、もちろん特別価格でね」

ニヤリと笑うしおりの顔に

「ちょっと怖いんだけど、安くしてくださいよぉ、お姉様」

三人はそんな話をしながら、役所までのタクシーに乗り込んだ。
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