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さぁ書類を仕上げよう
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しおりの事務所まで、タクシーと新幹線で5時間かかる。
その間は無駄な雑音を入らないよう、私になるべく集中させる作戦だ。
彼女さんはあまり頭がよさそではないので、大丈夫だろうが
社長仲間はまずいかもしれない、株式は会社の資産だ!なんて主張されたらやばいのだ。
移動中はひたすら手をつなぐ、電話が入れば悲しそうな顔をして手を強く握る
「大丈夫だよ、すぐに終わらせるから」
とつよしに言わせることに成功した。
離婚の話を相談するスキを与えない。
お昼ごはんは新幹線の中で駅弁を食べ
「おいしいね、二日酔いが残ってるから、これくらいが調度いいね」
と二日酔いを強調しておく。
そんなこんなで、なんとかしおりの事務所にたどり着く。
「さてと、サクッと書類を仕上げようかねぇ」
しおりはもう作ってくれていた書類を読み上げ、間違いがないか確認する。
株式と家や山以外に、300万円の慰謝料が入っていた。
これはこれからかかる、名義変更の手続き費や税金などの費用にだそうだ。
「これくらい大丈夫よね?つよし?」
しおりに言われて、つよしは「はい」としか答えれない。
さすがお姉ちゃん、頼りになるぅ、しびれるぅ
「じゃあココとココに実印を押して、これで離婚協議書ができました。これを公正証書にしておくね」
テキパキとしおりは書類を仕上げていく。
「明後日まで離婚届は待ってね、私が明日にでも手続きをしてくるから」
すぐにでも出すつもりだったが、駄目らしい、明後日まで演技は疲れるなぁと思っていると
「つよし、今晩ちょっとひよりを借りていいかな?ほら、いろいろ聞きたいこともあるのよ」
しおりからの願ってもない助け舟が
「つよしとは会社で話せるけど、ひよりとはなかなか直接話せないからさ」
もちろんその提案は了承した。
まさか、しおりがあんなことを言い出すとは思わずに
その間は無駄な雑音を入らないよう、私になるべく集中させる作戦だ。
彼女さんはあまり頭がよさそではないので、大丈夫だろうが
社長仲間はまずいかもしれない、株式は会社の資産だ!なんて主張されたらやばいのだ。
移動中はひたすら手をつなぐ、電話が入れば悲しそうな顔をして手を強く握る
「大丈夫だよ、すぐに終わらせるから」
とつよしに言わせることに成功した。
離婚の話を相談するスキを与えない。
お昼ごはんは新幹線の中で駅弁を食べ
「おいしいね、二日酔いが残ってるから、これくらいが調度いいね」
と二日酔いを強調しておく。
そんなこんなで、なんとかしおりの事務所にたどり着く。
「さてと、サクッと書類を仕上げようかねぇ」
しおりはもう作ってくれていた書類を読み上げ、間違いがないか確認する。
株式と家や山以外に、300万円の慰謝料が入っていた。
これはこれからかかる、名義変更の手続き費や税金などの費用にだそうだ。
「これくらい大丈夫よね?つよし?」
しおりに言われて、つよしは「はい」としか答えれない。
さすがお姉ちゃん、頼りになるぅ、しびれるぅ
「じゃあココとココに実印を押して、これで離婚協議書ができました。これを公正証書にしておくね」
テキパキとしおりは書類を仕上げていく。
「明後日まで離婚届は待ってね、私が明日にでも手続きをしてくるから」
すぐにでも出すつもりだったが、駄目らしい、明後日まで演技は疲れるなぁと思っていると
「つよし、今晩ちょっとひよりを借りていいかな?ほら、いろいろ聞きたいこともあるのよ」
しおりからの願ってもない助け舟が
「つよしとは会社で話せるけど、ひよりとはなかなか直接話せないからさ」
もちろんその提案は了承した。
まさか、しおりがあんなことを言い出すとは思わずに
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