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11.去勢
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寝室に通されてきたの王様はキラキラと光り透けるような生地に、薄くてスベスベするハーフパンツのようなものを着せられていた。
側室が初めて王様の相手をするときはこの衣装と決まっているらしい。
ダークさんのような細身な方なら、ぎり似合いそうだけど、ヒロシさんみたいなムキムキとかも着たの??っと驚愕してしまうが……
眼の前の元王様は本当によく似合っている。
小さな体に透き通るような白い肌
艷やかな黒髪にキラキラとした衣装が相まって星空のように感じる。
「はぁ……すごく綺麗です。
僕っすごくドキドキします。こんな可愛らしい王様が僕のものになるなんて、夢のようですよ」
「あのね、抱く前に伝えとかないといけないことがあるんだよ
まぁ手間が省けていいかな?っと思ってもらえたら幸いなんだけど…
もしも気持ち悪かったらごめんね」
そういうと元王様は自分のハーフパンツをさっさと脱ぎだした…
ちょっと自分で脱がせたかったんだけどなっと残念に思ってしまったが、それよりも元王様が自らに股を開いていく様から目が離せない
そこには本当に小さな小さなちんちんが付いていた。本当に子供のそれで、でも付け根にあるはずの玉がない…
「産まれてすぐに子供を作れないように去勢されたらしいんだよ
幸いに処置をされた時のことは覚えていないんだけどね
ふふっ笑えるでしょ?誰も抱けもしない僕が、僕の元側室の国を作ったんだよ?」
何かの悪い冗談を言うようにクスクスと笑っているけど、まったく笑えない
なんでそんな酷いことをされてるのに
あなたは……
元王様が小さいのも、弱々しいのも、全部王国が元王様にしたことが原因なのに、元王様はそれをひたすら悪く言われて
元王様の血筋をなによりも重要視するのに、自分達でそれを絶やすようなことをして……
「僕がこんなことをしなくても直系の血筋は僕で終わるはずだったんだよ
でも僕は絶やしたかったんだよ!
僕の手で、僕自らの手でこの血筋をね!!」
元王様はさも楽しそうに話す。
イタズラを成功させた子供のように、そんな様子に僕は複雑な気持ちになるけど……
「王様…あなたはもう僕のものだから、僕の側室だから、もう僕だけのことを考えてよ…」
僕の言葉に、少し驚いた顔をしてちょっと考えた後
すごくいいことを思いついたように
「僕はもう王様じゃないから、アキラって呼んでよ!
ふふっ確か僕の名前なんだ、ずっと本当にずっと呼ばれてこなかったけど
忘れてなくてよかった…」
「わかりました。アキラさん、じゃあ僕からもお願いです。
アキラさんだけは僕をジョンって呼んでください
あなたには、王様って呼ばれたくない。あなたの前ではジョンでいたいから」
抱きしめながら、耳元で囁いてアキラさんの体を押し倒していく。
小さな体は僕の体にすっぽりと包まれて、首筋や頬に触れるだけキスを降らせて
「ジョン君、僕は何人もこうやって側室とベッドを共にしてきたけど
肌を交わせたことが一度もないんだよ…
僕は抱けないし、側室に抱かれる訳にはいかないでしょ?
だから…初めてで…ちょっと怖い……」
そうやって体を強張らせる、アキラさんが可愛らしい
優しく優しく怯えないように太ももを撫でて、首筋や頬にキスを繰り返した。
側室が初めて王様の相手をするときはこの衣装と決まっているらしい。
ダークさんのような細身な方なら、ぎり似合いそうだけど、ヒロシさんみたいなムキムキとかも着たの??っと驚愕してしまうが……
眼の前の元王様は本当によく似合っている。
小さな体に透き通るような白い肌
艷やかな黒髪にキラキラとした衣装が相まって星空のように感じる。
「はぁ……すごく綺麗です。
僕っすごくドキドキします。こんな可愛らしい王様が僕のものになるなんて、夢のようですよ」
「あのね、抱く前に伝えとかないといけないことがあるんだよ
まぁ手間が省けていいかな?っと思ってもらえたら幸いなんだけど…
もしも気持ち悪かったらごめんね」
そういうと元王様は自分のハーフパンツをさっさと脱ぎだした…
ちょっと自分で脱がせたかったんだけどなっと残念に思ってしまったが、それよりも元王様が自らに股を開いていく様から目が離せない
そこには本当に小さな小さなちんちんが付いていた。本当に子供のそれで、でも付け根にあるはずの玉がない…
「産まれてすぐに子供を作れないように去勢されたらしいんだよ
幸いに処置をされた時のことは覚えていないんだけどね
ふふっ笑えるでしょ?誰も抱けもしない僕が、僕の元側室の国を作ったんだよ?」
何かの悪い冗談を言うようにクスクスと笑っているけど、まったく笑えない
なんでそんな酷いことをされてるのに
あなたは……
元王様が小さいのも、弱々しいのも、全部王国が元王様にしたことが原因なのに、元王様はそれをひたすら悪く言われて
元王様の血筋をなによりも重要視するのに、自分達でそれを絶やすようなことをして……
「僕がこんなことをしなくても直系の血筋は僕で終わるはずだったんだよ
でも僕は絶やしたかったんだよ!
僕の手で、僕自らの手でこの血筋をね!!」
元王様はさも楽しそうに話す。
イタズラを成功させた子供のように、そんな様子に僕は複雑な気持ちになるけど……
「王様…あなたはもう僕のものだから、僕の側室だから、もう僕だけのことを考えてよ…」
僕の言葉に、少し驚いた顔をしてちょっと考えた後
すごくいいことを思いついたように
「僕はもう王様じゃないから、アキラって呼んでよ!
ふふっ確か僕の名前なんだ、ずっと本当にずっと呼ばれてこなかったけど
忘れてなくてよかった…」
「わかりました。アキラさん、じゃあ僕からもお願いです。
アキラさんだけは僕をジョンって呼んでください
あなたには、王様って呼ばれたくない。あなたの前ではジョンでいたいから」
抱きしめながら、耳元で囁いてアキラさんの体を押し倒していく。
小さな体は僕の体にすっぽりと包まれて、首筋や頬に触れるだけキスを降らせて
「ジョン君、僕は何人もこうやって側室とベッドを共にしてきたけど
肌を交わせたことが一度もないんだよ…
僕は抱けないし、側室に抱かれる訳にはいかないでしょ?
だから…初めてで…ちょっと怖い……」
そうやって体を強張らせる、アキラさんが可愛らしい
優しく優しく怯えないように太ももを撫でて、首筋や頬にキスを繰り返した。
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