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第5章
ロミオの決意2
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4人の部下達に真面目な顔でロミオは話し出す
「俺は国を治める器ではなかったんだよ、あのマリア婦人に言われては痛いほどわかった。
第1王子だから、親にいわれたから、周りが求めるから、
そんな理由でいままできっと王候補としてやってきたんだ」
それはもちろん楽な道ではなかったけど、自分で選んだわけではない、周りに流されるまま努力してきたのだ
「そんな俺は周りを見る目がなかったんだ、こんな辺境の地の、マリア婦人ですら東の帝国の変化に気づいていたようだ
なのに俺は、妄信的に東の帝国と協力関係を重視して」
「でもそれは、疫病や災害などで東の帝国の情勢が劇的に悪くなったからで、王子も予想は難しかったかと」
「アルルありがとう、でもマリア婦人の様子は気づいていたよ。何か俺にはわからない確証があったんだろう」
ロミオはふぅ、と深くため息をはく。
「俺は西の帝国の王にはならない、イヤなれないだな。
この地で、あのマリア婦人の洞察力、そして戦闘力を習いながら、仕えたいと思う。
…そして導いてくれた、フランシス様もお守りしたいと思う」
後半の言葉は、かなり小さかったが、皆は王子の決意を感じた。
「わかりましたじゃ、我々一同王子に従うまでです。」
「俺は国を治める器ではなかったんだよ、あのマリア婦人に言われては痛いほどわかった。
第1王子だから、親にいわれたから、周りが求めるから、
そんな理由でいままできっと王候補としてやってきたんだ」
それはもちろん楽な道ではなかったけど、自分で選んだわけではない、周りに流されるまま努力してきたのだ
「そんな俺は周りを見る目がなかったんだ、こんな辺境の地の、マリア婦人ですら東の帝国の変化に気づいていたようだ
なのに俺は、妄信的に東の帝国と協力関係を重視して」
「でもそれは、疫病や災害などで東の帝国の情勢が劇的に悪くなったからで、王子も予想は難しかったかと」
「アルルありがとう、でもマリア婦人の様子は気づいていたよ。何か俺にはわからない確証があったんだろう」
ロミオはふぅ、と深くため息をはく。
「俺は西の帝国の王にはならない、イヤなれないだな。
この地で、あのマリア婦人の洞察力、そして戦闘力を習いながら、仕えたいと思う。
…そして導いてくれた、フランシス様もお守りしたいと思う」
後半の言葉は、かなり小さかったが、皆は王子の決意を感じた。
「わかりましたじゃ、我々一同王子に従うまでです。」
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