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第4章
マリア婦人の秘密7
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マリア婦人の一言で領民たちは武器は構えるのをやめる
「今からあなた達を拘束します。よろしいですね?
大人しくしない場合は、生命の保証はいたしません」
マリア婦人は静かに淡々とつげる。
領民たちは持ってきた縄で、5人の黒フードを縛り上げていく。
「これでとりあえずは、一安心ですね、お母様」
嬉しそうに見上げるフランシスを、マリア婦人は力強く抱きしめた。
「ありがとう、フランシス、助けに来てくれたのですね。
フランシスが来てくれなければ、私はどうなってたか!」
突然抱きしめられて、びっくりのフランシスですが
「うぅぅ、お母様、鎧が痛いですぅ」
緊張の糸もとけ、抱きしめられた嬉しさと、領民の前という恥ずかしさから、とりあえずマリア婦人を引き剥がすことにした。
不満そうなマリア婦人だが、
黒フードをみると、何を言ってるのか?という目をしていたので
ギロリと睨み、無駄なことを話したらわかってるわよね?と目線で釘をさしておく。
「さぁ、遊んでないで屋敷にもどりましょう、取調も行わないといけませんからのう」
全てを知っているセバスチャンは、二人の戯れを微笑ましくみながら、マリア婦人の秘密をそっと胸にしまった。
「今からあなた達を拘束します。よろしいですね?
大人しくしない場合は、生命の保証はいたしません」
マリア婦人は静かに淡々とつげる。
領民たちは持ってきた縄で、5人の黒フードを縛り上げていく。
「これでとりあえずは、一安心ですね、お母様」
嬉しそうに見上げるフランシスを、マリア婦人は力強く抱きしめた。
「ありがとう、フランシス、助けに来てくれたのですね。
フランシスが来てくれなければ、私はどうなってたか!」
突然抱きしめられて、びっくりのフランシスですが
「うぅぅ、お母様、鎧が痛いですぅ」
緊張の糸もとけ、抱きしめられた嬉しさと、領民の前という恥ずかしさから、とりあえずマリア婦人を引き剥がすことにした。
不満そうなマリア婦人だが、
黒フードをみると、何を言ってるのか?という目をしていたので
ギロリと睨み、無駄なことを話したらわかってるわよね?と目線で釘をさしておく。
「さぁ、遊んでないで屋敷にもどりましょう、取調も行わないといけませんからのう」
全てを知っているセバスチャンは、二人の戯れを微笑ましくみながら、マリア婦人の秘密をそっと胸にしまった。
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