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第4章
マリア婦人の秘密2
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セバスチャンとアンはマリア婦人と共に部屋に向かった先は、二階の東奥側の部屋
入ってはいけないと言われていた部屋
出てきたマリア婦人の姿にフランシスは言葉を失った。
白銀の鎧に身を包み、手には槍とも斧ともカマとも言えない不器が、ハルバードだ
「お母様素敵です、まるで天使カマエルのようですは。」
フランシスはほぅとマリア婦人を見上げる。
「フランシス、皆を頼みます。セバスチャン行きますよ」
セバスチャンも鎧と大斧をもっている。
「もし私に何かあっても、フランシスあなたなら大丈夫てす。決して東の帝国にだけは頼ってはいけませんよ、それにたぶん大丈夫です。
私はボブじいさんの言葉を信じます」
不安がるフランシスを安心させるように、マリア婦人は笑顔でセバスチャンと二人で湖に向かっていった。
「お母様!あぁ」
フランシスはマリア婦人が心配でその場にヘタリこんでしまった。
「大丈夫ですよ、マリア様大変お強い方です。それにボブじいさんは昔騎士でしたから、見る目は確かですよ。」
アンはそう言ってくれるが、何もできない自分の非力さが憎い
領民たちも散り散りに帰ってしまった。
私では領民を束ねることもできない、どうすれば
「フランシス様、へたり込んでいる時間があるなら何がしなさい!今もマリア様は戦いにむかっているのです。そこで座っていても始まりませんよ」
アンの激が飛ぶ
しかし。フランシスにはいい案が浮かばない
そこへ
「何かあったのてますか?領民の皆さんが騒いでいましたが」
トーマスがドレッティの食事の日を決めようと、訪れたのだ。
「…そうですは!トーマスいいところにきてくださいました。」
入ってはいけないと言われていた部屋
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フランシスはほぅとマリア婦人を見上げる。
「フランシス、皆を頼みます。セバスチャン行きますよ」
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私はボブじいさんの言葉を信じます」
不安がるフランシスを安心させるように、マリア婦人は笑顔でセバスチャンと二人で湖に向かっていった。
「お母様!あぁ」
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そこへ
「何かあったのてますか?領民の皆さんが騒いでいましたが」
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