呪われた地の聖女〜聖女認定を外され婚約破棄に、呪われた地にて継母と同居、イジメられると思えば溺愛、呪いの魔術師にも、私はここで幸せになります

モスマンの娘

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第3章

草刈り大会当日2

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「皆さん!草刈り王になりたいかぁぁ?」

オオォォォ~!

「塩は欲しいかぁ?」

オオォォォ~!

「では刈って刈ってかりまくれ~」

オオオォォォ~!!!

アンの掛け声で会場は大盛り上がりになる。

「はい、ではマリア様ご挨拶をお願いします。」

ここで渡されても、とマリア婦人は途方にくれそうになる。

「こほん!えぇっとたくさんの方のご参加感謝いたします。

今回の草刈り大会は町の美化に加え、我が娘フランシスのつくった、魔法の砂、聖女の砂の紹介も兼ねています。

参加された方は必ず聖女の砂をお持ち帰りください。

更に成績上位者、優れた技能者にはお仕事をお任せしたいと思います。

皆様頑張って、良い成績を残してくださいませ」

マリア婦人の堂々とした挨拶の後、大会は始まった。


審査委員はセバスチャン、アン、ドレッティ

フランシスとマリア婦人は優れた技能者探しの、スカウトマンだ

先ず目に止まったのがら、背中に赤子を背負った主婦!
背負ったままクワをザックザックと耕していく。

「すごいですはフランシス、腰の入れ方が違いますは」
「そうですはね、これはチェックですねお母様」

次に驚かされたのはスペシャルクワで参加のおじいちゃんと孫のコンビ

腰が曲がって歩くのもゆっくりなおじいちゃんが、短めなクワを持つと、がに股ですごい勢いで耕していく

そして孫はその後ろを影武者のように素早く付いて草を拾う

「すごいわ、おじいちゃんと孫のコンビ!真逆の以外性だわ!
しかもあのがに股フォームでしっかり耕されている。年季が違いますわぁ…
しかもお孫さんもそんなすごいスピードにしっかりと付いて草を取りこぼしなく拾っている」

「そうですねお母様、これはかなり優秀なコンビですが。
おじいちゃんがあの山道を登れるかが課題ですね」


このようにして次々と目ぼしい人物をチェックしていった。
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