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第3章
ドレッティの初仕事3
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ドレッティはまずフランシスに洋服をお借りした
「恐れながらお願いいたします。どうして私の服装では交渉の席で舐められてしまいます」
フランシスは快く貸してくださった。
マリア婦人は髪を綺麗にまとめ上げてくださった。
この方々の役に立ちたい、ドレッティはやれるだけのことをやろうと心を決める。
「えぇ、エレメント地区の住民で消費する分は、十分すぎる量を確保できる予定です」
「もし余裕があると言うなら、こちらで買取させていただけると嬉しいのですが」
かかった、ドレッティは心の中でガッツポーズをとる
「そうですわね、それはこちらとしてもありがたいですが、でもこちらのお塩は特別なお塩なんですよ。
よろしかったらご覧になられますか?」
「お願いします。ぜひに」
アンか拳ほどの岩塩の塊をもってくる。
「これがお塩ですか?」
キラキラとした奇麗な石、これ自体が宝石と言われてもおかしくない
「本当に綺麗ですよね?こちらがお塩になるんです。ほらこうやって…」
ドレッティは木槌を持つと軽く岩塩を叩くと、小さなく一部がかける
「どうぞ、召し上がってみてください。しょっぱいですが」
トーマスは受け取ると口に含んでみる
「んぅん~」
しっかりと塩の味がする、そこにアンがお水の入ったコップを差し出す。
「ありがとうございます。驚きましたが確かに塩ですな」
「こちらをスープにすると、大変おいしいのですよ、溶けるのがゆっくりなせいか味に深みがでてねぇお野菜も柔らかくて」
ドレッティはトーマスに考える時間を持たせる。
これは特別なお塩なんですから
「恐れながらお願いいたします。どうして私の服装では交渉の席で舐められてしまいます」
フランシスは快く貸してくださった。
マリア婦人は髪を綺麗にまとめ上げてくださった。
この方々の役に立ちたい、ドレッティはやれるだけのことをやろうと心を決める。
「えぇ、エレメント地区の住民で消費する分は、十分すぎる量を確保できる予定です」
「もし余裕があると言うなら、こちらで買取させていただけると嬉しいのですが」
かかった、ドレッティは心の中でガッツポーズをとる
「そうですわね、それはこちらとしてもありがたいですが、でもこちらのお塩は特別なお塩なんですよ。
よろしかったらご覧になられますか?」
「お願いします。ぜひに」
アンか拳ほどの岩塩の塊をもってくる。
「これがお塩ですか?」
キラキラとした奇麗な石、これ自体が宝石と言われてもおかしくない
「本当に綺麗ですよね?こちらがお塩になるんです。ほらこうやって…」
ドレッティは木槌を持つと軽く岩塩を叩くと、小さなく一部がかける
「どうぞ、召し上がってみてください。しょっぱいですが」
トーマスは受け取ると口に含んでみる
「んぅん~」
しっかりと塩の味がする、そこにアンがお水の入ったコップを差し出す。
「ありがとうございます。驚きましたが確かに塩ですな」
「こちらをスープにすると、大変おいしいのですよ、溶けるのがゆっくりなせいか味に深みがでてねぇお野菜も柔らかくて」
ドレッティはトーマスに考える時間を持たせる。
これは特別なお塩なんですから
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