呪われた地の聖女〜聖女認定を外され婚約破棄に、呪われた地にて継母と同居、イジメられると思えば溺愛、呪いの魔術師にも、私はここで幸せになります

モスマンの娘

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第3章

死の湖の正体

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まだまだ暑い季節のため汗が吹き出してくる
セバスチャンに高い段差は手を引かれながら登っていく

「もうすぐですじゃ、頑張ってください」

セバスチャンは年をまったく感じさせない足取りだ。

「フランシス、大丈夫ですか?足は痛くありませんか?水でも飲みますか?」

マリア婦人も涼しい顔で登っていく。

マリア婦人はときどきすごい身体能力を見せる時がある。

フランシスはなんとかついていくのがやっとだった

小一時間登ると、視界が広がり美しい湖が現れた。

水面は鏡のよう空を映し、まるで空に浮かんているような錯覚をさせる。

「…綺麗」

漏れるようなフランシスの言葉に、マリア婦人はほっとする。

「ここは生物がまったくいないから、透明度がすごいの、領民は恐れて近づかないけど、私はこの場所か好きでね…
フランシスが来る前はたまに散歩に来てたのよ」

この場所に散歩?フランシスはびっくりした顔でマリア婦人を見る


「一人で考えごとをしたいときとかは、ここで湖を見るのよ、
あなたが来てから楽しくて、そんなこともなかったけど」

フランシスの肩を抱き寄せ、頭を撫でると、嬉しそうに肩をすくめる

「…可愛い」

こちらもマリア婦人が言葉を漏らす


フランシスが湖の周り探索する。

おもむろに湖の水をすくい口に運んだ。

「フランシス、なんてことを、やめなさい!」

魚すら住まない湖で、動物も飲まないのだ
毒があってもおかしくない

フランシスの行動にマリア婦人とセバスチャンは青くなる

「ゴホッゴホッ」

フランシスが強くムセル
慌てて、マリア婦人が駆け寄り、セバスチャンが水筒を取り、走ってくる
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