呪われた地の聖女〜聖女認定を外され婚約破棄に、呪われた地にて継母と同居、イジメられると思えば溺愛、呪いの魔術師にも、私はここで幸せになります

モスマンの娘

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第3章

未知なる湖へ

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「お母様、そろそろ湖に連れていってください」

秋の始めのころフランシスはマリア婦人におねがいした。

1年は馬を乗りこなすのは無理だと思ってたが、二ヶ月ほどでフランシスは乗りこなした。

恐ろしい子(2回目)

今や馬を歩かせるだけでなく、走らせることもできるようになっていた

セバスチャンは厳しい目でマリア婦人を見ている。


「…でも山はやっぱり危険だし…」

マリア婦人はなんとか、断ろうとするが



「駄目ですか?どうしても見たいのです。きっとお母様の役にたてると思うんです」

そんな可愛いことを言われたらマリア婦人は

「わかりました。今日は天気もいいし、お弁当持っていきましょうね」

セバスチャンはガクリと肩を落とした。


アンにお弁当を作ってもらい、3人で馬に乗って湖を目指す。

セバスチャンが先頭に進んでいく。

「よろしいですが、湖には途中までは馬でいけますが途中からは歩きでしかいけません。
途中からは坂道が急過ぎるんです。

なるべく馬を疲れさせないように、ゆっくり行きましょう」



山の中腹あたりになると、急に岩場が多くなり馬では進むのが難しくなる

「ここからは歩きですじゃ」

持ってきた杭を打ち付け馬を手綱を縛り付ける。

短い草がある場所を選び、馬たちは草を食べている。

「私達もお弁当をたべましょうか?」

三人は古いシーツを広げ、お弁当を並べる。 

「あぁ、みどりの中こんな風に食べると、すごくおいしいですは」

ニコニコと嬉しそうにサンドイッチを頬張るフランシスを見ると

マリア婦人の目元はタレ通しだ

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